諸君、私は「恋愛ラボ」という4コマが大好きである。
名門、藤崎女子中学校の生徒会という名の隠れ蓑に恋愛を研究する「恋愛ラボ」を立ち上げ、藤女の生徒会メンバーを中心に恋のレッスンや日常の4コマ。
女の子がきゃきゃうふふするのが大好きな私にはヒットします。そして、恋愛研究と併せてリコが通う塾の話があるのですが、これが私のホームランボール。
ホームランボール
だって自然と頬が緩んでニヤニヤするんだもん!
「恋愛ラボ」の塾回は、リコとナギがマキとヤンがラブコメしちゃってもう俺の心の小宇宙が燃えあがるってもの。ラブがコメった時のリコはもはやマイルドな君です。
諸君、私は「みそララ」という4コマが大好きである。
OLだった美苑の勤める会社が倒産し、小さなデザイン会社のライターに転職。
新米ライター美苑の仕事や成長を描いた4コマ。女子社員どうしできゃきゃうふふするのと、社会人ならではネタが僕の心の琴線に触れます。そして、同僚の梶浦との微妙な関係(ラヴ的な意味で)が僕の心の琴線を鷲掴みにします。
心の琴線を鷲掴みにする
ほのかに漂うラヴ臭!
ダサいパンツを見られてしまい微妙な雰囲気になったり、大人力で上手く仲直りして「…ずるい」とか、自然と頬が緩んでニヤニヤしてしまうというもの。
仕事の話も好きですけど、美苑と梶浦の2人から立っているように見えるフラグとラヴ臭が最高すぎるってもの。
「恋愛ラボ」も「みそララ」も面白すぎる。
あぁ、そうか。私は宮原るり先生の4コマ漫画が大好きなんだ。
そして思うです。宮原るり先生のストーリー漫画も読んでみたいと。
それが叶うんですよ奥さん!
少年画報社 (2011-05-30)
アワーズ連載の「僕らはみんな河合荘」1巻が発売されました。
裏表紙の説明は以下の通り。
親の転勤により、念願の一人暮らしをする事になった高校生・宇佐。しかも下宿先の「河合荘」には、憧れの先輩も住んでうて!?…なんて展開なのに、どこかした"残念"な住人たちに邪魔されてちっともトキメけない。一つ屋根の下ラブ!
※「マンガDX+」なら無料で読めます。
主人公の宇佐は親の転勤によって一人暮らしをする事になるわけですが、下宿先の河合荘が変人の巣窟であった、と。
宇佐は、変態だけど基本無害でむしろ害を与えられたいタイプでヘタレでM、チキンカツ好きなチキンカスな城崎ことシロがルームメイトで一緒に住めるかと出て行こうとしますが、図書室で一目惚れした学校の先輩が河合荘の住人で留まる事になります。
出て行こうとするけど思いとどまる
変人の住人と一緒に住めるか「俺は穏やかな暮らしがしたいんだ」と出て行こうとしたら、一目惚れした河合律が住人で出て行くのを辞めるでござるの巻き。
デジャブ…そう完全に「めぞん一刻」をなぞっているのです。
五代は一刻館の奇人変人な住民に馴染めずに出て行こうとしましたが、新しく一刻館の管理人に就任した響子さんに一目惚れして出て行くのを辞めるでござるの巻きでした。
古びたアパートというか下宿先、住人である主人公と管理人(正式な家主は母だけど)、奇人変人の住人達…。宮原るり先生は現代版の「めぞん一刻」を描く気だ!そしてこれが、「めぞん一刻」同様にすげぇ面白いし、名作になる匂いがプンプンするってもの。
この手の複数人で同居物って、キモはそこに住んでみたいと思うことなんですよ。
一刻館によろしく、ひなた壮にしても鳴滝荘にしてもテラスハウス陽にしても私はここに住みたいと思ったものです。
河合荘の住人達の毎日の面白可笑しく生活する姿を見て、心からここに住んで生活したいと思いました。だって本当に楽しそうなんだもん。
すげぇ楽しそう
毒舌な住子さんも、変態のシロも、無愛想な律も、ズボラな酔っ払い麻弓も、小悪魔の彩花も…なんのかんので宇佐もきっちりと河合荘に染まってしまって毎日を楽しそうに生活しているのです。
特にお気に入りの住人は錦野麻弓。
メガネっ娘ナイスバディーでありながら男運がまったくなく酒飲んで自由に生きるお姉さんキャラ。
麻弓
男運なくて二股や三股や四股かけられるというダメ男にばかり捕まったしまう麻弓。
特に男がいないでフリーダムな時の腹と上下揃わない下着の組み合わせなどズボラさは逸品。
また、唯一のパンツ見せキャラでもあります。
宇佐にパンツをスルーされて切れ、見てても殴ると理不尽極まりなさ。
また、下ネタを炸裂させる最低キャラなのですが、男からチョロすぎる所も何かグッドです。まさに絵に描いたような「だめんず・うぉ~か~」に登場しそうな女。曰く「私はそんなやっすい女じゃない」。
でも、ガサツな姉さんタイプが時折見せる乙女な表情は胸が熱くなるってものですよ。
元彼(三股)からメールを貰ったらときめいちゃったり、あっさり食いついたり。
どう見ても安い女です。本当にありがとうございました。
私はそんなやすい女じゃない
あかんこの人
この人ホントあかん
僕の心の声が河合荘の住人と完全にシンクロしました。
麻弓は8話では完全に主役だし良いキャラしてるよ。
で、毎日のドタバタコメディを見てて、河合荘の住人の人間観察がすげぇ面白い。
「僕らはみんな河合荘」は人間を描いてるって印象。
そもそも宇佐以外は全員が普通の人付き合いが全然ダメな人達。奇人変人ばかりなのですけど、麻弓の安い女に見られたくないによろしく、どこか等身大というか人間臭さというかリアルを描いています。
特にメインヒロインの律。
普段はクールビューティーな読書少女でいつも一人でいます。
まさに漫画的なキャラで時折見せる笑顔にニヤニヤしていたら、ドキっとさせられる台詞が飛び出しちゃうってもの。
律
「…私、そんなさみしそうに見えるのかな。話合わないのお互い分かってるのに合わせたり、かけてこないのにケー番交換したり、そーゆーのより一人のがいいのに。キライじゃないけど、早く話終わらないかなとか思ってたし、なのに一人は嫌じゃないのに『一人だ』って思われるのは嫌で…」
律っちゃんの気持ち分かります。分かりますよー。
僕だって現実世界ではクソオタである事隠して生活して会社じゃ、スポーツとか政治の話でお茶濁すっていうね。オタクは嫌いじゃないのに「オタク」って思われるのは嫌みたいな。
奇人変人揃いの河合荘の住人達は漫画的にデフォルトされている中で、「安い女と思われたくない」「一人と思われるのは嫌」とか、妙な生々しさというか人間臭さが描かれて、はっとさせられるんです。
普通の人付き合いが難点という住人達を、笑わせたりシリアスに描く。
「僕らはみんな河合荘」は人間を描くんです。これが凄く共感したりドキッとする。
人間関係に難があるけど、それでも真っ直ぐ楽しく生活してるのがマーベラスってもの。
で、肝心のラブがコメる展開は不足してると言わざるを得ません。
コメディは100点ですが、フラグが立つ気配はあまりないです。
でも「めぞん一刻」だって、ラブコメ展開に突入したには後半からで前半はコメディ重視でした。「僕らはみんな河合荘」もラブコメ的には今はタメの時じゃないかな、と。
しかし律は可愛い。
めがっさ可愛い。
普段は無表情なのにたまに笑ったり赤面した時の破壊力はただ事ではありません。
照れたり笑ったり
たまに不意打ちのように笑ったり、お礼言われて照れ照れになったり…。
あとホラー映画に怯える姿とか全部可愛い。宮原るり先生の描く女の子は俺のストライクゾーンすぎるぜ。
だから、宇佐の気持ち分かる。惚れるのも仕方ない。
シャボン水が口に入れば舌を出して「苦…」とか、もじもじして「もう一回」とか、どうなんですか!
「(シャボン水が)苦…」(ペロ)
そりゃ点火(イグニッション)するっちゅーの!
※「マンガDX+」なら無料で読めます。
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