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『波よ聞いてくれ』5巻!律子さん(ロティオン)は神ってるのかどうか…!?

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波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンコミックス) 波よ聞いてくれ(5) (アフタヌーンコミックス)

『波よ聞いてくれ』(沙村広明)5巻が発売されたよー。

相変わらず沙村節が効きまくりの会話劇からの大波乱で最高でした。

『無限の住人』の沙村広明の筆が猛る! 主人公の鼓田ミナレはFM局「藻岩山ラジオ」の麻藤の手引きでラジオDJデビューを飾り、紆余曲折ありつつも放送をこなしていた。一方、構成作家の久連木が小説家への転身を表明し、新作の取材旅行計画が持ち上がった。彼に思いを寄せる瑞穂はサポート役を買って出る。これにミナレも同行することになり、一行は目的地の和寒町へ。ところが謎の宗教団体に拉致・監禁されてしまった!

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沙村広明先生は天才である。 引き出しの多さ。何を描いても面白い。いや、何を描いても最高品質の傑作を生み出す。 ...

4巻の感想書いてないことを今更ながら気づいたわ。

それにしても沙村広明先生ってやっぱ天才だな!って崇拝するしかないことを改めて気づかせる描写の数々。圧巻!

沙村広明先生の天才っぷり

うむ。マジのガチで漫画家・沙村広明は際立って天才だなと思ってしまう。

氏よりもスッゲー漫画家はなかなかいないぞと本気で思ってます。

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何が凄いといえば人の嗜好なんて千差万別なのに、そのどこの方面にも(面倒くさい読者に)受けて立ってる漫画を描けること。例えば『無限の住人』の面白いところはどこか…って聞かれたら回答は人はそれぞれでしょう。

「絵が上手い」「戦闘やアクションがすごい」「笑える」「エロい」「グロい」「実は凄まじ物語で何度も読み返すと発見がある」…とか色々。そのすべてに受けて立ってる稀有な漫画家が沙村広明先生である。

今作『波よ聞いてくれ』もどこが面白いかなんて人によってまったく異なるでしょう。僕は面倒くさい読者なので、その方面にも100点満点で答えてくれてて最高だと改めて主張したい。

『波よ聞いてくれ』4巻で判明したこと

9

シセル光明

4巻の感想を書いておらず、重要案件だったのでここで触れておきます。

麻藤さんの大切な人だったシセル光明。28話で、もしも「自分に子供ができたら」とアイヌ語の資料を見ながら「笑わせる(ミナ・レ)」と名付けると述べてました。

その前にどこまで本気なのか知らんが、ミナレさんの名付け親は父であり、やれコンビニのエロ本から取ったとか愛人の名前の頭3文字からとったとか色々とはぐらかしている(ようにう見える)、からの麻藤さんとシセル光明の回想を挟む妙よ。

絶対関係あるだろ!

さらに2つの注目すべきポイントがある。

シセル光明とミナレさん

1つは、3巻で描かれた若いころのシセル光明がお年玉で麻藤さんにプレゼントしたという古いラジオである。これがミナレさんの引っ越しで実家から父親からどうしても送れとやってきた古いラジオとまったく一緒なことでしょう。

10

父親から送られたラジオ / シセル&麻藤の重要アイテム

これ同じラジオだよなぁ…

何十年も前のシセル光明と麻藤さんに関係する思ひ出深そうなラジオ。シセルが麻藤へプレゼント。それと同じもの(に見える)古い型のラジオをミナレさんの父親が持ってて送ってきてる不思議。

さらに、ミナレさんの出産時で母親は「若いころの貴方にそっくり」と述べている。つまり、今の父親の容姿にはまったく似ていないが若い頃の父親には似てるって事でしょう。

シセル光明が子供に付けるとしたら名前を「ミナレ」と言い、若い頃のシセル光明と麻藤さんと思い出っぽいラジオを持つ親父、若い頃の父親にミナレさんは似てる(今は似てない)、そんで写真のシセル光明とミナレさんは「どことなく似てる」そうな。スキルも似てるそうな。遺伝かなー!!!

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ここから断言できるのは、シセル光明とミナレさんの父親は血縁関係もしくは同一人物であるということである。

シセル光明とミナレ父

11

「(麻藤は)戦友」(19話) / 自分を「僕」(28話)

素直に描写されたままのシセル光明と麻藤さんの昔話を読めば、何十年前の若い時代で愛し合って男女の仲だったものの凄惨な事故でシセルは亡くなってしまった。数十年後、シセルの面影があるミナレさんと麻藤さんが出会ってラジオで天下取り…って読めるでしょう。

しかし、本当にそうなのだろうか?

伏線大魔王の沙村マジックでミスリードされて読んでないだろうか?

事実、シセル光明と麻藤さんの回想は男女の仲っぽく見せているが具体的に何も語られていない。それ以前にシセル光明の性別が女性と明言されてない

むむむ!?シセル光明と麻藤さんは重要な関係であることは間違いないでしょう。しかし、実際に描かれてるのは、あくまで「戦友」という例えですよ。さらにシセル光明は自分を「僕」と言ってる。男だったのでは…?

シセル光明が麻藤さんの昔の女だと思った?

残念!実は単純な男同士の友情でした!

…なんて可能性も微粒子レベルで存在しますよ!

そもそも凄惨な事故で「死んだ」なんてどこにも描かれてませんからね。事故で芸能活動が出来なくなったのでは…。そして普通に結婚してミナレさんが生まれたんでは…。数十年後に「戦友」だった麻藤さんと娘が出会う…。でぃすてにー!

「シセル光明=ミナレさんの父親」のようにしか見えんぞい!

ミナレさんの父親は登場頻度こそ少ない。

が、どう見ても!やべー芸人魂あるぜ。

作中で出れば確実に的確に(読者を)笑わせてくれるからね(ミナレさん切れるからね)。それこそが笑われる的な恥しかないギャグ。「誰かを笑いモノにするんじゃなくて自分が恥をかいて起こる笑いが一番尊い」とはシセル光明の目指した笑いである。

あんた面白すぎだよ!恥かきすぎだろ!と何度も思ったものですよ。

果たしてミナレさんの親父の正体は…?

このように読み返せば読み返す程に、物語に「何かあるな」的な描写が凄まじい味わい。そこを流してても問題無く、描かれる日常の会話劇やストーリーをそのまま堪能しても楽しめる仕様。福利厚生ばっちり完備!沙村広明先生の異次元な天才っぷり半端ないって!

5巻の感想

12

変な宗教団体に監禁されて

5巻では本筋(と思われる)ミナレさんとシセル光明に関する事は無い。それでもめちゃくそ面白かった!ド田舎へ取材しに行けば、アレな宗教団体と関わることになってしまいます。

深読み裏読み抜きに、単純に純粋にストーリーが面白い!『波よ聞いてくれ』はラジオ放送する中の日常話で読ませてましたが、ここに来て(良い意味で)トンデモ展開の連続で「この先どーなっちゃうんだろ?」って続きへのワクワク感でぐいぐい引っ張ってくれます。

やっぱ『波よ聞いてくれ』は面白いよ。

壮大な展開になりつつギャグもバッチリ。筆談で宗教団体のアレコレ語ってるのに、盗聴されてるからと(盗撮もされてたが)筆談で真面目なやり取り、会話ではくっそどーでもいい話をしつつ笑わせる!

筆談で緊迫した足り取り、誤魔化すための会話でめがっさ面白い小ネタ劇場。半端ないって!ギャグと壮大な物語のバランスに見惚れる。

壮大な物語でギャグです

14

上21話 / 下37話

監禁された、電波でテロしようとしてるヤベー宗教団体の記憶喪失の美女ロティオン。彼女はどう見ても、ミナレさんが前に住んでたアパートの住人の思い出、沖さんがやりそこねた律子さんでした。

この辺については5巻で真相が語れてますので「イコール」の関係で間違いないでしょう。ガスの影響で彼女は記憶喪失となって(全裸)、蔵王で合宿中だった「波の知慧派」に拾われたそうな。

壮大な伏線と回収のギャグ!

笑わすためのギャグにすら事前の仕込みを入れてて、沙村先生は改めてすごいなーって思いました。

壮大なるギャグの伏線

15

ハニートラップ

この「波の知慧派」は5巻でハニートラップに定評があると描かれます。

ここから次の6巻に収録される内容のネタバレ風味になってしまう恐れも無きにしもあらずですので潔癖主義者は注意してください。

オーケー?

「波の知慧派」はハニートラップしまくるだけでなく、入信するためには、ある儀式が必要不可欠なのである。具体的に言えば「セッ…」ですよ。「波の知慧派」は一発やらなければ入れないわけです。

そんで、沖さんは恋人の律子さん(ロティオン)と一発やる寸前にガスで有耶無耶になってしまったわけで、実際にはやってませんよね。

で、「セッ…」の儀式が必要不可欠な「波の知慧派」に律子さん(=ロティオン)が居るという事はだな…。つまりそういうことか!?

16

愛・おぼえてますか?

どさくさに紛れてついて来てる沖さんの今後の行く末がとても心配です。いやまあ、ロティオンは特別枠っぽいから儀式してないかもしんないしぃ…。他の入信者と同じ儀礼を行ってったら沖さんがスーパーサイヤ人化しそうな不安と期待があります。はい。

まとめると『波よ聞いてくれ』は真面目なストーリーとしても、ギャグ漫画としても、すごく壮大で緻密だなぁ…と改めて感じた次第です。まる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    無理もなにも(蔵王の山中で)合宿中だった波の知慧派のひとたちに助けられたっていってねーか?

  2. 匿名 より:

    沖さんは色々な沙村マンガに出演してるからきっと大丈夫。