「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」がリリースされました。プレイしたのでレビュー記事です。というかしばらくずっとこのゲーム中心の生活になるな。ヤベーって!!!
ジャンルとしては音楽ゲームですが、ノベルゲームとしても超一級です。むしろノベルゲームとしても頂点です。というかもう断言します。2020年ナンバーワンのスマホゲームは「プロジェクトセカイ」です(きっぱり)。
この面白さを称える言葉が思いつかないんですよね。私はガチのマジでトップクラスに面白いものは「神ゲー」と述べるんですけど、その一段上をいってるのでワードが無い。神ってるを超えたゲームです!
スマホゲームに限らずわいのゲーム史の中でもトップクラスの面白さです。これはプレイしなきゃ人生損レベルや…。
「プロジェクトセカイ」レビュー
どんなゲーム?
タイトル「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」通り、初音ミクが中心のゲームです。「なんだキャラゲーかよ…」とか見下した一部のそこの君!それはもう実にもったいない思考ですぞ。
例えるならサザンオールスターズをコミックバンドの枠にハメ込んでるようなもの。実はバラード名曲ばっかりの担い手じゃないですか。このゲームもそんな感じです。
なんなら初音ミクを知らなくてもいい。ドラえもんみたいなポジションの女の子って認識OK牧場です。スマホ光って…というのがデフォなので「i・ショジョ」的というのがより正確かもしれんが…。
初音ミクは主人公というより舞台装置で案内役である。
本当の主人公は各シナリオの子たちです。んでもって、中心は音楽ゲームです。
つまりどういうことだってばよ!
「音楽ゲーム」「ノベルゲーム」
最初にプレイして夢中になってた時はなんて面白いんだ!なんてスゴイんだ!といった感想しかなかったけど、冷静に俯瞰して分析すると初代の「アイドルマスター(XBOX及びアーケード)」と「ビートマニア」的なものを踏襲してるという結論に至った。
- 「ビートマニア」的な音楽ゲーム
- 「アイマス」的な雰囲気(というか全盛期美少女ゲーム)
色んなコンテンツありますが、メインは「シナリオ」を読むノベルゲームであります。そのシナリオを読むためには「ライブ(音ゲー)」をこなしていかなくてはいけないって流れ。
ざっくり言えばこんな感じのゲームです。
めちゃハマれる音ゲー
どんな感じかはなんとなく伝わるかな。
例えが「ビートマニア」とか、これまで全然リズムゲームを履修して来なかったの丸分かりですね。だけど、リズムに合わせて落ちてくる(的な)ノーツをタイミング良く押していく感覚のゲームは「ビートマニア」から変わらぬ音楽ゲーの核でしょう(多分)。
「プロジェクトセカイ」も、そんな思わず身体を小刻みにリズムに合わせて揺らしながらプレイする音ゲーです。スマホ&タブレットに特化して、よく出来た完成度高いリズミカルなノーツ押すゲームです。
このノーツ押すゲーム性が恐ろしいのが特徴。難易度高いのはマジでもう人間がクリアできる領域を超えてる(と自分は判断した)ので、音ゲーの腕に自信がある人でもやり甲斐は十分でしょう。
難易度は5段階に分かれてて、自分で選択可能ですので自分の腕前に合わせてプレイしましょう。わいはノーマルで十分「やり甲斐」感じてます。音ゲーム(ライブ)だけで神ゲーなのに、メインシナリオが超良い。
ノーツをタイミング良く「タップ、フリック」できず右上のライフが0になったらクリアならず。1曲終わるまでライフが残ってればクリアとなります。
シナリオがレベル高すぎる
音ゲー(ライブ)部分もめちゃんこ面白いけど、「プロジェクトセカイ」は魅せて読ませてグッとくる立ち絵(アイマスレベルの動きはする)テキストのノベル形式のメインストーリーがあります。
5つ(正確には6)の物語があります。
- ステージのセカイ(MOREMOREJUMP!)
- ストリートのセカイ(VividBADSQUAD)
- ワンダーランドのセカイ(ワンダーランズショウタイム)
- 誰もいないセカイ(25時、ナイトコードで。)
- 教室のセカイ(Leoneed)
- VIRTUALSINGER
このノベル形式のメインストーリーが最高オブ最高なんだ。美少女ゲーム全盛期を通過した者は「この話を書いたライターは誰だ!?」と海原雄山ばりにイキり立ちます。
例えば…。内気でビクビクしてる少女が通り道で聞こえてきた音楽に衝撃受けて歌う物語だったり。作曲家の父親の娘として謎の宿命がある少女が顔も本名も知らないネット上の繋がりの人たちと音楽制作をしていく物語だったり。幼少期から仲良し4人組でバンドしてたのに、今では疎遠になってしまった少女達の時計の針が動いたり…。
どのエピソードも「音楽」を題材にして悩める少女がミクえもんと出会い、「やりたいこと」「夢」に向かって走る濃厚な青春群像劇が紡がれていきます。普通に泣けるぞい。
「教室のセカイ(Leoneed)」は「けいおん」…というか「キラ☆キラ」好きならぶっ刺さると思います。
ステージのセカイ(MOREMOREJUMP!)
まだ全部クリアしてないのですけど、「ステージのセカイ(MOREMOREJUMP!)」は超最高だった。「アイマス」とか「AKB49」のいわゆるアイドルものの名作と言われる作品に勝るとも劣らない素晴らしいアイドル道があった。
主人公(格)のみのりは幼少期に同じ年のアイドル・桐谷遥の言葉で人生観を変えられ、自分もアイドルになると頑張るもオーディション全戦全敗の女子高生。そんな彼女の通う学校は芸能人が多く、アイドル引退した桐谷遥本人にバラエティでよく見るアイドルや悩めるアイドルの先輩もいて…ドラマが描かれていきます。
「アイドルとは何か?」そんな哲学チックなテーマをはらみつつ、4人の少女の「アイドル道」は控えめに言って最高でしたね。人はこれをアオハルと呼ぶ。
立ち絵のノベル形式は初代アイマスと同じように二次元3Dで動きますので「読む」だけでなく「見る」楽しさもある。
基本的なゲームの流れ
基本的なゲームの進め方は「それぞれのシナリオに登場するキャラ」を入れてレベル上げるです。
「ステージのセカイ(MOREMOREJUMP!)」「ストリートのセカイ(VividBADSQUAD)」「ワンダーランドのセカイ(ワンダーランズショウタイム)」「誰もいないセカイ(25時、ナイトコードで。)」「教室のセカイ(Leoneed)」の登場キャラをライブで出すとユニットランキングが上がっていきます。
ユニットランキングが上がると、ストーリーの続きが公開されていきます。
- ストーリーを読み進める
- 続きを読むならユニットランキングを上げる
- それぞれの「セカイ」キャラをライブで出すとユニットも上昇
「おすすめ編成」で各ストーリー中心を選べば、進めたいシナリオのユニットレベル上げるキャラを自動編成してくれるぞい。
「プロジェクトセカイ」まとめ
そんなこんなで自分の中ではこれまでプレイしたゲームの中でもトップに入るかなぁ。もちろん、RPG好きとかMMO好きとか放置ゲー好きとか「自分が本当に楽しめるジャンル」はあるでしょう。
「プロジェクトセカイ」は音ゲーやノベルゲーにジャンル分けされるはず。しかし、そんなん超越した普遍的な「ちょーおもしれー!」のゲームです(断言)。ちょっとマジでプレイしてみなされという結論です。
かなり雑語りになるが、このゲームを出してる「SEGA」は昔はソフトメーカーでなくハードメーカーの時代がある。王道ハード「ファミコン→スーファミ→プレステ→プレステ2」に果敢に挑み、ついにメインハードになれなかった。
それがサターンとドリキャスです。どちらも、もっと評価されるべきハードですが、特にドリキャスは夢のまま終わった印象が半端ない。しかし!しかしである!この「プロジェクトセカイ」こそ本当にドリームなキャストなんだと思ったり思わなかったり。
ドリームキャストを直訳すれば「夢の配役」でしょうか。ボカロのオールスターであり、「プロジェクトセカイ」のキャラのヒューマンドラマっぷりはアニメ化すると確信させるぐらいの出来です。これ絶対アニメ化するクオリティだから。
こっちもドリームな配役的なキャストと数年後なるだろう(きっぱり)。
あぁ…見える。見えるよララァ…。アイマスやラブライブ級のコンテンツになって、夢のキャストがこのゲームで実現した第一歩だと後に語られる未来が僕にも見えるよ…。
夢のような配役があるんです。FFシリーズを引っ張れず泡沫に消えたドリームキャスト。湯川専務が夢にみたソフトのオールスター。「プロジェクトセカイ」こそ、ソフトで実現する(はずの)夢の配役ではないかと。ドリームキャストはこのゲームで結実してる!まる。
あまりにも最高すぎると褒め称える言葉が出ないんだなぁ。ヤバイゲームだった!プレイしないのは人生の損失レベルです。超絶おすすめ!