海へ行けば、播磨と一緒にペアを組むどころか全裸すら見てしまった沢近。
夏休み中「脳裏に浮かんでくるのよねアレが…」と、初めての男の人の裸が忘れられません。どんどん沢近の中で播磨が大きくなっていきます。天満のド天然(播磨は美琴が好きだと勘違い)によって、沢近は泥沼にハマっていく。
泥沼にハマる沢近
美琴と喧嘩してしまうのであった。
その後の花火大会の仲直りといい『スクラン』が最も輝いていた時でもある。沢近はね、本当に不器用で沸点が低くヤキモチ焼く娘でしたよ。それがめちゃくちゃ可愛かった。多くの読者が沢近の可愛さに夢中になったものです。
そもそもの原因は天満の勘違いだったんですけど、天満の勘違いは沢近と美琴の修羅場ニヤニヤ展開以上の結果を起こす要因よなってしまうのであった。いままで、天満のオマケ程度の扱いだった妹・八雲の勢力が拡大したのである。
台頭する「おにぎり派」
播磨が本当は好きでヤキモチ焼いたからこそ、不器用に喧嘩しちゃったりした沢近でしたが本人も知らない裏側でとんでもない事が起こっていたのである。後に「おにぎり派」と呼ばれる沢近の「旗派」とぶつかる大勢力が誕生してしまった。
おにぎり派の誕生である
簡単に説明すれば、沢近とフラグを立ててた播磨。だけど、天満は播磨の好きな人を美琴と勘違いして二股してると思い「最低だよ播磨くん」(播磨はバイト中で聞いてた)と呟いて傷心してしまう。そんな心がズタズタの中で播磨におにぎりを差し入れする天満の妹・八雲である。
ここに「旗派」(沢近)と「おにぎり派」(八雲)の二大派閥が出来上がったのである。あくまで播磨は天満一筋なのに…。「沢近&八雲 → 播磨 → 天満 → 烏丸」という一方通行の恋の横滑り&派閥の大戦争が勃発したのだ。
『スクラン』が伝説のラブコメと呼ばれるのは沢近と八雲の名勝負由縁である。
旗派(沢近)VSおにぎり派(八雲)
旗派VSおにぎり派
『スクラン』の天下分け目の関ヶ原と呼ばれる「旗派」と「おにぎり派」の戦い。
ラブコメ史に残る名勝負を繰り広げていました。沢近とニヤニヤ展開をすれば、すかさず八雲ともニヤニヤ展開になっていく。手に汗握る攻防です。
あくまで播磨は天満一筋なのに、意図せずどんどんフラグ立てまくる。気付けば2人とのフラグが満了期になってるってんだから頬は緩みっぱなしですよ。播磨は、沢近と結ばれる!いや八雲だ!と二大派閥を形成するのであった。
まあしかしですね。「おにぎり派」が何と言おうと「旗派」の勝利は間違いなかったんですよ。特に体育祭のフラグ立て&回収は見事なものでした。2巻コミックのカバーに描かれてた播磨のジャージを羽織う沢近のフラグが回収されたのです!
旗派にとって伝説のワンシーンである
ツンデレ娘の教科書・沢近がヤキモチ焼いて怪我を隠してリレーをしてずっこけてクラスの大ピンチ。落ち込む沢近に自らのジャージを羽織らせて見事にリレーで逆転勝利した播磨である。ラブコメの文脈で見れば、リレーで勝った以上に旗派の大勝利なんだよね!
明らかに沢近の乙女導火線が大爆発してましたね。
その後のフォークダンスで沢近が播磨を誘った時には泣きましたとも。ツンデレで素直になれない沢近から「踊るわよ」と。大感動ですよ。『スクラン』(完)である。
この時でコミック6巻。あとは蛇足みたいなものです。
ここで終わらせりゃニヤニヤするだけの漫画だったんだけどなぁ(白目)。
『スクラン』の真骨頂は体育祭以降。フラグを回収して旗派大勝利かと思わせた後の、「おにぎり派」の盛り返しである。おにぎり派を調子に乗せてしまうのだ。
これからが本当の地獄だ…
何が地獄って、伏線回収して見事に沢近のハートにゴールインしたのに、「おにぎり派」が体育祭以降は一気に盛り返してくるのであった。
ラブコメ史に残る沢近と八雲のド修羅場の数々であります。
私は、数々のラブコメを嗜好したと自負していますけど、沢近と八雲以上に手に汗握って、尚且つ胃をキリキリさせた修羅場っぷりはありません。胃がキリキリするのに頬は自然と緩んでしまう。理想的な三角関係ですよ!
修羅場!修羅場!修羅場!
播磨のジャージを修繕する沢近(恋と同じく手先も不器用)→八雲は播磨先輩の修繕を善意から直す「(沢近が縫ったのに)縫い方が粗かったので…」→沢近「ハーン!」→さあ盛り上がってまいりました!
なんで天満の妹と播磨が知り合いなのか。
ちなみに、八雲と播磨は漫画を描く&意見言うという立場で秘密の間柄。なので沢近にも言えません。沸点低いことに定評ある沢近はまたまたヤキモチメーターが振り切れてしまいます。今までのような、見知らぬお姉さんとか美琴とは違います。なんたって八雲も播磨が気になるとうか好きなんだもん。
見当外れ的なヤキモチではない。
ガチの戦いが開始されるのであった。
沢近がフラグ立てまくった上でギャリック砲クラスのフラグ回収を放てば、八雲は4倍かめはめ派クラスのいつの間にか付き合っていたを放ってくるってんだから。「うっおっおお!(おにぎり派に)お、押され…うわあああ―っ!」である。
なぜか付き合ってることになってしまった…
くっそおおおお~っ!!
な、なんでだ。なんで「おにぎり派」のほうが「旗派」を上回る…。
ちっくしょうめめぇぇ~っ!
沢近はフラグがビンビンなんだぞ!沢近は全ツンデレ娘でいちばん可愛いんだぞーっ!!
そこから沢近も盛り返せば、八雲もさらに盛り返す…(以下ループ)。
「旗派」VS「おにぎり派」の大戦争である。ラブコメ史上でこれほど胃を痛めて頬を緩めた死闘は他に記憶にないね。語り継がれる勝負を繰り広げていくのです。名勝負数え唄とは沢近と八雲のためにあった言葉かもしれない。
なんという息をもつかせぬ攻防戦だったか。
お互いが持てる魅力を存分に発揮して「播磨の嫁」の座を勝ち取りにきてたんです(播磨は意図せず)。読者的に、これほどの名勝負はめったにお目にかかれませんでした。
まあ、『スクラン』自体が大迷走し出すんだけど、「旗派」と「おにぎり派」の熱いバトルはガチだった。沢近と八雲は文化祭で一応の休戦をします。しかし数ヶ月後に、天満も巻き込んで再び燃え上がってしまうのであった。
(まだ続くぞい)
コメント
圧倒的おにぎり派なんだけど2人とも幸せになって欲しいから最後までどっちかが進展したり辛い思いする度にうおおおって悶えながら読んでしまう…
旗派とおにぎり派…懐かしすぎる…
お嬢のキャラ設定はあの頃流行りのピークだったなぁ。今思うと。
完璧なタイミング
読んでる記事の中で久々の複数ページ・・・・・語りますなぁ~。
自分はどっちとくっついても良いよ派だった。
某ラブコメと違って何だかんだで全巻買ったし。
面白かった!この記事面白かったぞーーー!
自分は天満派だったから諦め気味で旗VSおにぎりを見守ってました
懐かしいなぁ…
今回の話で沢近の不安は解消されて播磨と「それなりに幸せな」時間を積み重ねて卒業式の未来へ繋がる
もう勝負は決まってますよ
懐かしかった。中盤まではほんと好きなマンガだったなあ
播磨はかっこよかったなあ、本当に良い主人公だったと思う
自分もどっちかっていうとおにぎりだったけど当時の読者も巻き込んだ修羅場は本当にすごかった
あんなに面白かったのに、本当にスクールでランブルしだた以降くらいからがねえ本当に・・・
決着なんて誰も望んでいないように思えるが旗だろ普通に考えて
旗派でした
八雲はかわいかったけど、くっ付いてほしいとは思えなかった
八雲が播磨以外の男性と一緒になれるとは思えなかったのもあっておにぎり派、そして沢近怒涛の攻めからのお子様ランチ派鞍替えでした。
当時は専用スレとか絵板併設の分校かなんかで派閥争いしてた思い出が…懐かしい。
スクラン懐かしいなあ、基本旗派だったけどおにぎりもおいしく食べてたわ、あと鉛筆も何気に応援してた
サバゲー編までは本当に播磨と沢近と八雲の一挙手一投足が楽しみでたまらんかった
月一の週マガの♭もいい味出してたし
それにしてもZはパラレルだったのか、てっきり播磨と沢近がくっついたもんだと思ってたわ
めっちゃ懐かしい
中盤まではホント好きだったわ
いや終盤の展開もあれはあれで好きだけどね
5ページ目のそれなりに幸せ~ってセリフは播磨とお嬢の現状を表していて
それを聞いた美琴の優しい表情が、また良い味出してるんだよな
こういう描き方は本当に上手いと思う
スクランか、何もかも皆懐かしい……
仁丹がマガジンに新連載で帰ってくる前ふり
だったら嬉しいなぁ
気づかなかった…
サバゲ、バスケ、修学旅行なんてなかった…
自分の青春時代はスクランと共にあった。
どっちも可愛くて幸せになってほしかったけど僅差でおにぎり派だったわ、でも沢近エンドには納得してる
終盤の天満渡米からの急ぎ足さえなければ名作だった。
今回の話某ニセコイみたいに単行本サイズで書籍化してほしかったわ
マガジンだと場所とる
電子書籍あるやろ
まず、旗とかおにぎりは2chでのみ使われた用語であると説明すべきではないでしょうか?
久々の読切や特集を読んで、懐かしさと同時に悔しさがこみ上げてきました。
サバゲ編まではラブコメ史上に残る傑作だったのに……
せめて、沢近×播磨×八雲の三角関係さえ明確に決着をつけていれば、最低限の納得はできたのですが。
自分としては、風呂敷を広げることは得意でも、畳むことができない漫画家に翻弄された苦い記憶がくすぶっています。
その後の作者の小林氏は鳴かず飛ばずの状況が続いていますが、煮え湯を飲まされた身としては「ざあまみろ」という気分です。
夏のあらし!は一応成功してる部類なのに「ざまあみろって」・・・・(呆れ)
夏のあらしって、スクランの後に連載が始まったっけ?
少なくともスクランより先じゃないで
少なくともスクラン完結後ではない。ほぼ同時期に2作同時に連載して両方ともアニメ化するほど人気を得たのは驚異的だが、その後は成功しているとは言えまい。
どーしても失敗してるって言いたいわけやね
小林尽に親でも殺された人かな?(ハナホジー)
夏のあらしって言うほど売れてないしというか部数全然出てない。
アニメも円盤売れてないし完全なオタの勘違い。
どっちもアニメが2期やってる時点で大成功の部類やぞ
ざまあみろとか勘違いとかそう思いたいんだろうけど無理やで
分割2クールで円盤も配信も爆死
1期やってる最中で売り上げの見込めない状態で2クール目をしたのを知らんのか?
2024でもまともに売れてないかな言われてしょうがないわ
中だるみしてから読まなくなって、今ふとラストが気になって読み終わってきたが
結局決着つけれなかった上にパラレルとか…
かなりかっがりしたわ
ほんと初期の勢いだけであとは惰性だったわ
今週号のスクラン袋とじ読み切り読みました
やっぱり卒業式の未来図通り播磨と沢近が結ばれる模様
スクランの旗おに大戦争と、いちごの東西大抗争にはほんとどっぷりハマったなぁ
って、まだやってたんだ(驚
ざまあみろって…ちょっと狂気を感じるわ…精神やっちゃってる人なんだろうな…
内容整理すれば今でも通用すると思うし、色んなジャンルのリバイバルブームで復活するかもね