『生徒会にも穴はある！』86話：一緒 新キャラの文珠紋は男子なの？女子なの？

『生徒会にも穴はある！』86話：一緒

 

前回、界王拳20倍の勢いで突っ走ったので今回はクールタイムというか骨休みのようなまとも（？）なエピソード。逆に『生穴る』ワールド魅力の一つ人と人の関係が深まったり、掘り下げられててじっく味わえるようになってました。

 

今回は虎丸ちゃんのお勉強会。見た目通り、キャラ通り、頭があまりよろしく無い模様です。中2の教科書見て思わず一つも分からないと焦るのである。

 

ひとっちゃあわからん…！！！

 

土佐弁だー！！

 

祖母が土佐弁喋ってたので高知県出身なのか？親や祖母が高知県出身なのか？と思ったものですが、虎丸ちゃんもテンパると土佐弁が出るのか。萩生家と高知県はどんな関係があるのか。

 

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虎丸ちゃんの手下の岩村と井上

そっそーなんすよ！定期考査が近くて岩村の奴が～！！（86話）

 

『生穴る』はモブキャラが徐々に存在感出したり、小出しで名前が判明して、少しずつ世界観やキャラが広がっていくのもミソ。虎丸ちゃんの手下「岩村」「井上」のどっちがどっちか判明。

 

45話で「岩村」「井上」と苗字だけは判明してましたが、どっちがどっちか分かりませんでした。また単行本40話（マガポケ39話）では岩村は「エミ」とも呼ばれてました。

 

エミよ、ありゃなんだ？（単行本40話、マガポケ39話）

 

オデコ出して髪上に結んでる（ポンパドール？）子は岩村エミ。もう片方が井上（下の名前不明）。2人とも中2でした。こうやってちょっとずつモブキャラが分かってくるのも面白いところ。スルメのような味わいがあります。

新キャラ・文珠紋

高等部1年 図書委員

文珠紋

 

これまた凄い新キャラ登場である。

 

梅くんが生徒会に入る前はよく図書室に足しげく通ってたようで、図書委員の文珠紋とは親しい間柄のようです（とういか紋は惚れてるのか！？）。

 

さあ！問題です！

 

最近の『生穴る』は美少年と思った？嬉しい誤算で美少女でした！ってギャップ萌えをここぞで使ってきます。見た目は美少年にも美少女にも見える文珠紋は生物学上オスなの？メスなの？私気になります！

 

 

男子なのか女子なのかは今のところ分かりません。ただ、最近の『生穴る』の「驚き」を可愛いやスケベに転換する流れを見ると美少女の可能性が微レ存。

 

で、梅くんは「紋（あや）」と呼び捨てにしており、男友達に接する距離感なんですよね。まだ紋の性別不明ながら、仮に美少女だとしたら梅は紋の性別を知らなそう。それで女子って分かったら、はがない楠幸村クラスの「ついてない…だと？」って衝撃あるかも。

 

なんか新ヒロインの予感を感じさせます。知らんけど。

 

この浮気者！そんなに大きい方がいいのか痴れ者め！（86話）

 

寿子会長を呪おうとしたり、シレッとデート誘ったり、お胸の大きさを気にしてるとしか思えない素振り。4コマタイトルでは「男心は複雑」となってるが、果たして…？

 

古都吹寿子、陸奥こまろ、こうき、萩生虎丸…に続く第5の矢かもしれません。男装系（男と思ってた）美少女ってのはそれこそ、うる星の藤波竜之介から需要有る伝統属性です。文珠紋は今後も要チェックや！

 

まあ、男なら男で美味しいキャラなのでヒロインになりえますしね（えー）。

 

虎丸ちゃんが可愛かった

ふへ…

 

はい！可愛い！

 

なんのかんので虎丸ちゃんは可愛いって普遍的な結論に達する。

ここで注目すべき点は、主に3つある。

 

梅と偶然会って驚きつつも嬉しそうなリアクションが可愛いこと。素直な良い子なのが可愛いこと。前も「虎丸さん」と呼ばれたものの、褒められた事の比重が大きすぎて「虎丸さん」呼びに「ふへ…」となるのが可愛いことだ。さらに言えば、さり気なく（でも緊張しながら）はじめて「梅」と本人に下の名前呼び捨てすることが可愛い。ようするに虎丸ちゃんは可愛い。

 

前回の打ち上げ花火のようなド派手でダイナミックなエピソードに比べると、今回は線香花火のような静かにじっくり味わうような話でした。噛めば噛むほど味わいがある。

 

それは虎丸ちゃんが可愛い事だけでなく、何か闇がありそうなことでもありますよ。

虎丸ちゃんはトラウマ有る？

ギク

 

 

！？

 

どうでもいいことながら今回「！？」が多用されてたのは、90年代・ゼロ年代からの古参マガジン読者の心の琴線に触れてきますね。あの頃は『金田一』か『GTO』の影響でかなりの頻度で「！？」が頻発してました。

 

んで、虎丸ちゃんが昼休みに勉強してる岩村＆井上とのやり取りは違和感ありますね。「ギク」って…。とうのも後輩ズが勉強してのは「あー…中間考査か」と分かってるので、勉強してないって意味での「ギク」ではない。

 

んまあ、実際1学年下の数学も分かってなかったんですが、「ギク」ってなったのは含みがある。勉強してないって意味で無く、岩村エミの「てっきり怒られるかと」って台詞に反応してると思われる。

 

んで、めっちゃ図書室で勉強するわけですよ。「藤成の虎（自称）」が必死で勉強する。中2の数学分からずマジで焦る。赤点取るから…ってレベルでない反応なんですよね。

 

そんでもって、一瞬！だけど閃光のように！虎丸ちゃんの闇部分が垣間見える（ような気がする）。

 

ご…ごめんなさ…

 

梅に中2の復習してるところ見られたくないのに見られちゃって、あくまで虎丸ちゃんの妄想の範囲で中2の内容やってるバカな子…の後よ。

 

「なんでここのに居るんだい？」（←想像の範疇でも梅の口調じゃない）

「ご…ごめんなさ…」（←闇がありそう）

 

なんぞこれ！？

 

76話のキャラ紹介で虎丸ちゃんの家族構成は「兄がいる。もちろん両親も」と書かれてました。でも、描かれるのはテーブルの椅子2つしかない祖母と2人暮らしなのか？って含みを持たせてた。

 

そんでもって、祖母は土佐弁で虎丸ちゃんまでテンパると土佐弁モノローグですよ。家族関係で何かあるのではないかと思ったり思わなかったり。こまろちゃんに親いないと知って「親…か…コイツ」と意味深だったり。

 

たんカスみたいに家庭に何かありそうなバックボーン有り有りの虎丸ちゃんなんですよ。勉強できないことで何かあるのか？家族で何かあるのか？「なんでここの居るんだい？」「ご…ごめんなさ…」は想像・妄想でなく過去のリアル出来事っぽい？

 

前回の打ち上げ花火の後は、静かなながら線香花火みたいにじっくり味わうに最適な裏で何かが走ってる奥深いエピソードなんだわ。梅に改めて惚れたのはモチのロンで、「一緒」というのはめちゃくちゃ虎丸ちゃんのバックボーンで重要よね（多分）。

 

一緒——

一緒だったー！！

 

梅から言われてもいない妄想ながら「なんでここに居るんだい？」を想像して、ヤンキーなのにトラウマ全開で「ご…ごめんなさ…」と謝りそうにあってから、一緒だったと超嬉しそうで改めて恋する乙女卍解しら虎丸ちゃんなのでした。

 

 

あー、これはバックボーンが走ってますね。何かがあるね。そういう裏読み・深読みできるような深みが詰まってるのです。まあ、全然見当外れで、そんなダークな部分ないかもしれんけど。じっくり読むのも乙やで。まとめると虎丸ちゃんは可愛い！まる。

 

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