『ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム』のプレイレビュー記事です。
システム自体はよくあるオーソドックスなリアルタイム箱庭戦略ストラテジーゲームとなってます。
だ・け・ど!国や領土でない。兵士でもない。それどころか人間でもない。なんとアリです。強化する国(基地)はアリの巣です。アリによる生存を掛けたストラテジーゲームなのです。
『ザ・アンツ』プレイレビュー
オーソドックなストラテジーゲームではある…
ゲームシステムは【ライキン】のように自領(アリスの巣)を発展させる箱庭と戦力を上げて戦闘するストラテジーゲームとなっております。
しかし、『ザ・アンツ』は一線を画す。
なぜならアリだから!
アリの巣が箱庭だー!!
思わず「ほう、こういうのもあるのか…」と唸ってしまった。システム自体は王道の箱庭ストラテジーで特段真新しいものは無い。でもアリのグラフィックとアリの巣開発ってシュールさが妙にクセになる。
アリの巣を発展させる
『ザ・アンツ』のミソはアリの巣を発展させることです。
絵面だけでなんか楽しくなるね。
女王アリ(実質の主城)を中心にどんどん穴を掘って巣を広げていき、施設を建てたりグレードアップさせたり戦力を増やしていきます。
進め方が分かりやすい
箱庭ストラテジーって自由度が高すぎて何をやればよいか分からなくなるって事あるじゃないですか。その点『ザ・アンツ』は左下に表示されているミッションに沿っていけば間違えることなく進めていけるようになってる。
ざっくりしたやることは以下の通りです。
- アリの巣を広げていく
- アリの巣を発展させていく
- 施設建設&アップグレード
- 戦力を増強させていく
ま、お馴染みのコンテンツですね。オーソドックスなストラテジーゲームの面白部分はしっかりあるのでこの手のゲーム好きなら間違いなくそれなりに楽しめます。初心者も安心の実践しながらの都度レクチャーなので大丈夫。
序盤はアリの巣発展も数秒で建ったりレベル上がっていくのでかなり忙しくプレイすることになります。その作業が楽しい。
自由度が高い箱庭育成
箱庭ゲームとして見るとかなり自由度高いです。アリの巣を広げていき、自国領領土(巣)を増やしていくのがまずは大前提である。でこの巣を広げる工程が自由度が高い。
最初は女王アリの部屋のみからスタートして、チュートリアルの実践形式で言われるがままに広げる工程を済ませば、好きなように穴掘っていけます。
箱庭ストラテジーの町発展は最も面白いキモでもある。そこをあくまで開放するだけで施設の場所が決まってるのとは違い、自由度の高い町発展(アリの巣だけど)が可能となってる。箱庭ゲームとしてかなり優秀。
地上は広いな大きいな
巣の外は見渡す限りの広大な大地がある。
これが外のフィールドとなってる。
巣内部の箱庭発展でなく外の世界には昆虫がわんさかいた他プレイヤーの巣もある。もとろん戦うこともできます。資源回収などもできるのでガンガン回収したいところだし、昆虫ハントもしていきたい。
大地は昆虫倒して資源回収して…って流れです。
まあ、ストラテジーゲームでお馴染みなんですけどね。この辺のコンテンツもアリと巣ってフォーマットで新感覚で楽しめます。
リアルすぎる虫は人を選ぶかも?
自由度高く、面白要素はほぼ網羅してるので間違いなくゲーム面のみでいえば面白い。それでも人を絶対に選ぶ。なぜなら虫がリアルすぎるから。
ゲームをプレイするスタイルによるんですが、昔ながらのオタクって感情移入して主人公をプレイするじゃないですか。どんなジャンルにしろ。それが美少女でも余裕で感情乗っけられる。擬人キャラでもキモカワでもね。
そんな猛者の自分でもリアルすぎる虫は感情の乗っけどころがない。いや俯瞰視点でゲームを楽しめばいいんですけど(A列車とかの町発展は別に何の感情も乗せない)、俯瞰してこれは感情を乗せなくても気分が乗ってこないとこもある。
マジのガチで精巧な虫だから。
絵面がなかなかのインパクト満載。
なんてリアルさなだぇ…。
例えばダンゴムシ。これは安定した食料(肉)を供給できる必須の施設である。他のストラテジーや経営SLGにおける農場のようなものです。めちゃくちゃリアリティあるダンゴムシなわけで。かなりのインパクトを受けますな。
ま、慣れの問題ではあるけど、リアルな虫は人を絶対に選ぶ。某なめこゲームのようにキモカワとかで擬人化されたものでなく、ガチのマジでリアルな虫のグラフィック。
これが長所でもあり短所でもある。新感覚でプレイできる反面、「きんもー☆」となるプレイヤーは多いかもしれません。
『ザ・アンツ』プレイレビューまとめ
そんなこんなで『ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム』プレイレビューでした。ゲームシステムはストッラテジーの面白いところは網羅されてるので間違いなく楽しめます。
人でなく昆虫(アリの巣)なので、この手のゲームをやり慣れてる人でも新感覚で楽しめるでしょう。それが長所であり短所で、リアルな虫たちのグラフィックは人を選ぶ。虫苦手なら厳しい。気にならないなら、よくあるシステムでも新鮮です。