『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のプレイレビュー記事です。控え目に言って、超神ゲーです。なにこれ。めちゃくちゃ面白いんだけど。
前提として『キャプテン翼』好きにしか刺さらない漫画・アニメ原作のゲームであるが、ゲームとして神ってる。その理由は単純明快でこれテクモ版『キャプテン翼』を今の技術で作ったからだ。
『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』レビュー
OPで全俺が泣いた
初代アニメを意識した演出と「燃えてヒーロー」に胸が熱くなる…。
ちょっとあれ見な!エースが通るんです。蝶々サンバなんです。いつか決めるぜ稲妻シュートは原作に使い手が誰もいなかったり。
OPから分かる通りもう『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』はおっさんの心の金銭を鷲掴みにするゲームです。
テクモ版『キャプテン翼』じゃん!
まずは早苗ちゃんのチュートリアル。もうチュートリアルの段階で「懐かしい…」と感慨深くなっちゃいます。なぜならこのシステム知ってるから。テクモ版『キャプテン翼』そのまんまなのです。
フィールドでゴチャゴチャして、自チームがボール持って敵チームの誰かとぶつかったらマッチアップ画面になります。逆もまたしかり。
・シュート
・パス
・ワンツー
・ドリブル
・必殺技
・ブロック
・パスカット
・タックル
・必殺技
なにこの懐かしすぎるコマンド画面。まんまテクモ版『キャプテン翼』じゃないですか。キャラゲーはクソゲーばっかと言われた(戦犯バ○ダイ)中で、ゲーム史に燦々と輝く名作なのがテクモ版『キャプテン翼』なのです。
テクモ版を踏襲したシステム
表記こそスタミナですけどテクモ版のガッツとまったく一緒。必殺シュートに要求されるスタミナが数百でスタミナ5~600ぐらいしかないってのが心の琴線に触れてきます。
必殺シュートを撃てばスタミナ枯渇するので、いかに必殺持ちにスタミナを回復させるために有象無象の雑魚で時間稼ぎするかとか「あー!これこれ」って感じがたまりません。
システムや攻略もテクモ版とほぼ同じで楽しめるのが『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』なのです。
- ドリブル突破で無双しまくる
- バテた必殺シュート持ちを回復させる時間稼ぎ
- ボールが通過したら飛び跳ねて奪うチャンス有り
- マッチアップで会話するシチュ
- ワンプレーワンプレーの実況
- 片割れ遠くても瞬間移動してツインシュート
- ○○くんふっ飛ばされたー!!
異次元サッカーを忠実に再現してたテクモ版と同じ異次元変態サッカーが楽しめます(褒め言葉)。
スマホゲーム的な要素
より凝ってる
基本的にフィールド上でゴチャゴチャしながらぶつかったらマッチアップで選択する…ってテクモ版と同じである一方でよりディティールに凝ってるのがこのゲーム。
テクモ版は数字が全てですたが、属性の相性やコマンドの有利不利があります。よりマッチアップの選択で戦術的になっている。
チームが自由
弊チーム
テクモ版を踏襲しつつ今の技術で作られているのでグラフィックや演出などは大いにパワーアップしてます。加えて有象無象の雑魚どもにも名前と顔とアバターが用意されています。
敵の7番とかそういう適当なキャラもいない。南葛フォーマットで完成してることもない(モブ、石崎、来生、伊沢、滝の色違い)。各個がオリキャラとなっています。時代の進化すげー!
そして、スマホゲームなのでガチャでGETしたキャラを組み込むようになってる。自分だけのオリジナルチームとなるわけで、テクモ版のシステムでオリジナルチームを実質南葛としてプレイできます。
中西とかカルツとか小田とかサンターナとかビクトリーノが南葛として試合出れます。
南葛ユニを着る強キャラ
南葛ユニフィームを身に纏い東一中(早田誠のチーム)を蹂躙するビクトリーノくんの図である。
このようにタイトル通り「たたかえドリームチーム」が楽しめます。サンターナだってカルツだって小田和正だって南葛として全国制覇を目指せる。
テクモ版の「1」だと翼くんだけだったワンマンチーム(石崎や修哲軍団はちょっとだけ能力高め)。ゆえにいかに翼くんにボールを集めるかが勝負の分かれ目でしたけど、ガチャでGETしたキャラ組み込めるので自由度の高いチームで楽しめる。
テクモ版のシステムを踏襲して見事にスマホゲームに落とし込んでる。
キャラは素材食わせて成長
キャラクターの強化はオーソドックスなRPGのように素材を食わせてレベルアップさせたり、必殺技を強くしたり、限界突破させたりできます。
キャラのレア度は「N」~「UR」まであって幅広い。同じキャラでもレア度が違うことが多い。例えばNキャラの日向小次郎もUR日向小次郎もいる。
試合には同キャラはレア度が違っても同一人物扱いで出場させることができません。ちなみに、私はSSRの翼くんがダブってる(別個体)のでグラフィックも違うのに片方しか出せない…ぐぬぬ…。
原作再現プラスアルファなストーリー
シナリオは原作を忠実に再現しつつ肉付けもある。ワールドユース編で出た葵新伍の中原中との試合もフォローされていたりと『キャプテン翼』ファンならニヤリとできるストーリーとなっています。
もちろん軸は原作通り。県大会決勝の大友中のすごさアピールもある。
毎日、南葛中に偵察を送っており、偵察してばっかじゃ悪いんで大友中の実力を見せてやる!と、大友中カルテットの守備力と新田頼りの隼シュートって手の内を全部見せてしまった間抜けそのものなイベントも健在です。
原作51話
いつも南葛の練習を見せてもらってるのでたまには大友中の実力も見せあげる…って、お前ら全ての手の内をさらけ出しとるやんか!そのままこれが敗因となるから草生える。
マジのガチで唯一、南葛中を倒せたのは浦辺たち大友中ですからね。自慢の守備力と新田にパスするパターンをなんでイキって翼に全部見せてしまったんだろう。結局対策されて負けたようなものです。手の内見せなきゃ絶対勝てたのにアホとしか言いようがない。
このへんもバッチリ組み込まれており、大友中のイキって調子こいて必勝パターンを翼くんにお見せするのであった。試合まで秘密にしときゃ勝てただろうに…。
やばいぐらいに面白い
原作通りのシナリオ回し。それでいてファンにはたまらない肉付けの展開や試合などメインのストーリーを進めるだけでも評価がうなぎ登りのおm沿いロサです。
アニメ調のグラフィックがより試合中もイベントも原作を絶妙に再現してくれるからたまりません。これはシステムもグラフィックも音楽もゲーム性もめがっさ面白いと言い切れる。
メイシシナリオの他にも色んなコンテンツのボリュームと面白さも素晴らしい。なんだ只の神ゲーじゃないか…。
『キャプテン翼』ファンなら文句なしの神ゲーです。
『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』レビューまとめ
そんなこんなで『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』レビューでした。個人的な評価は超神ゲーです。
伝説の名作テクモ版『キャプテン翼』のシステムを踏襲して今の技術で作られた純度100%の『キャプテン翼』好きにはたまらないゲームとなっています。忠実に再現される原作のストーリーや演出。自由度の高いチーム編成。それをテクモ版で遊べる。最高かよ!