『かぐや様は告らせたい』193話「子安つばめと石上優 前編」
私は、私は今から彼を振る
つばめ先輩の返事は?と引っ張ったら開始1ページ目1コマ目にして試合終了していました。石つば派のみなさんお疲れ様でした。解散解散!ではない!
返事が「YES」「NO」が見せ場になるって読者の大多数が予想したと思いますが、あえてそこを軸にせずに魅せてくるとはビックリですね。諦めたらそこで試合終了ですよ!って安西先生イズムが爆発する。
193話「子安つばめと石上優 前編」
はじめてのモノローグ
今回の刮目ポイントは「つばめ先輩視点」だったことでしょう。これまで、つばめ先輩はあくまでも「石上視点のつばめ先輩」であり、モノローグが一切描かれませんでした。これはミコちんも同様です。
例えば、『かぐや様は告らせたい』のメインである2人。白銀視点とかぐや様視点を交互に描くことで読者から見れば両思いと丸分かりでしたよね。石上関係は逆に、90年代~00年代ラブコメのように「ヒロインの心の中が分からない」ように描かれてきました。
だから、ここまでつばめ先輩の本当の気持ちが想像するしかないので、かぐや様&白銀の「約束された勝利のカップリング」とはひと味違うラブがコメるところを楽しめてたわけです。
その封印を解いた!はじめてのつばめ先輩の心の声がダダ漏れで彼女の視点からの石上って描写になっている。ゆえにより濃厚に「つばめ先輩が見てた石上」を味わえるのです。
明かされるつばめ先輩の気持ち
いま改めてコミックス82話を読み返すと違った味わいになるのもすごい。
(そろーり…)
「君が噂の石上優くんだね?もしかしてラインやってない人?」
当時は誰にでも気さくに話しかけてくれる優しいパイセン以外の何者でもかったのに違う解釈になる仕様である。実際は石上の噂を聞いてたし、他人を拒絶する雰囲気に話しかけづらいどころがビビっていたというのは驚きですわ。
別に石上に対して問いかけたわけでもなく、ただの独り言のようなモノローグなので神の視点を持つ読者が代わりに答えておこう。
安心してください!まったく気づいてません!
というのも、当時の石上は「そして、石上優は目を閉じた」状態でしたからね。小野寺さん以外の顔が見えていませんでした。全員かぼちゃのようなもので、顔をちゃんと見てないってのを表現する描かれ方で顔無しキャラだったから。
だから、つばめ先輩がビビってたとか知るはずがない。このように、つばめ先輩視点の「これまで」は新たな気付きを提示してるので、これまでのエピソードを読み返すとより面白いぞ。
石上優が惚れた過程
つばめ先輩が石上と打ち解けていく過程はそのまま石上が惚れた過程と裏表になってる(と思う)。
初めて君からおはようって言ってくれて、私舞い上がっちゃったの知ってる?
最初は挨拶しても「あっ…ども…」とキョドってたのが、少しずつ慣れていき普通に挨拶するようになり、逆に石上から挨拶してくれるようになったことが物凄く嬉しかったと吐露するのでした。これが10月の衣替え以降。
これはチェス盤をひっくり返すと石上が好きになった巡る季節やねぇ。石上は体育祭でよくしてくれたから惚れたわけでなく「その後」ですからね。
最初につばめ先輩を意識してるのではと触れられたのが95話。そしてマキちゃんの相談には片思いの辛さに共感して同じような悩みがあると。で、かぐや様にバレたら「無理せず普通に優しい人だって気づいたら、なんかその…」と。
体育祭が終わってからミコちんのイヤホンジャック事件までの間につばめ先輩に気づいたら惚れてたということ。その過程が、体育祭後も変わらず気さくに挨拶して話しかけてた事です。決まり手は「おはよ、優くん!」です。
「石つば」派内で意見の相違
かぐや様は武士のように潔く死ぬ事を美学としてるが、大仏さんはみっともなくても惨めでも縋り付くことを是としてる対比は興味深い。
僕ら読者は中学時代の大仏さんの淡い恋心を知ってますからね。良い事してる人を好きになるのは当たり前で、ミコちんが好きなんだって解釈して終わったアオハルがね。
だから、大仏さんは「石上には、自分の好きな人と結ばれて欲しい」とか言っちゃうわけで…。あがかなかったし、縋りつかず終戦しちゃったから。間違いなく自分の上手くいかなかった淡い恋を石上に投影しちゃってるよね。
一度や二度あがく権利はある!大仏さんは、それが出来なかったからこその言葉の重みがあります。テーマが「ちゃんと見てた」なら勝機はまだある?安西先生イズム炸裂か!
てか、これ次回は「石上視点で外野に小野寺さんとミコちん」という対比させそうじゃね。かぐや様と白銀のウルトラロマンティックのように「2つの視点の対比」はこの漫画のキモかも。
確かにメタ的にまんま竹取物語から生まれた「鉢を捨てる→恥を捨てる」ですね。ただ、これ無理難題「仏の御石の鉢」でなく「燕の子安貝」ですからね。恥を捨てる役は石上でなくミコちゃんではという気も。
『めぞん一刻』パロディ?
食い下がる石上の一連の流れが『めぞん一刻』の伝説シーンを思い出す。
これ五代がプロポーズしたパロディになってる(ような気がする)。
金持ちのボンボンの分だけ石上のが社会的ステータス上だけど、「泣かせるようなことは絶対しません」からの食い下がりオラオララッシュの五代さんのようだったぞい。
『めぞん一刻』が今なお最高傑作のラブコメと言われる所以は、女神を振り向かせたからでしょう。その過程と振り向かせた結果は伝説である。「高嶺の花」より遥か頭上に君臨する「天の女神」。絶対に振り向いてくれない。絶対に手が届かない。そんな存在です。
そもそも『かぐや様は告らせたい』の本質も女神に手を伸ばすことですからね。『天才たちの恋愛戦術』で赤坂アカ先生は白銀を主人公にしたことを以下のようにコメントしています。
彼の全てを賭け正々堂々と龍に挑む姿が恰好良いと思い、帝でなく御行をメインに据えました。竹取物語では脇役の1人でしかなかった彼が、かぐやを手にできるのか、運命に挑む物語 。
女神に手を伸ばし続けた表主人公の白銀の後輩である裏主人公の石上は届くのか。…という視点で見るとより面白い。
ま、ミコちんが何もしてないのでカップル成立はないと思うけどね。
コメント
押しに弱い人を押し通してる展開は重曹ちゃんで先にやっちゃってるからなぁ
石つば派としては絶望しかない
別漫画は関係ないでしょ
仮に同じ展開だとしてもプロの意地で変化はさせるだろうし
そもそも大友出てないからまだ波乱はあるよ
フラれるかは半々の割合だと思ってるけどな
最後の先輩のメス顔見るに絶望と決め付けるにはまだ早いと思う
山王戦後半開始時点よりはまだ希望がある
いずれミコちゃんはどっかでストーリー上
出すもしかしたらこの後の日かもしれないが
以前つばめ先輩が大友ちゃんに接触したのは結局何だったのだろうか?
中学の時の事件を確認しただけなのか?
そしてこのカベダーーン第二弾のような展開で石上の想いは通じるのであろうか?
中編に続く
だね
うまくいきそうになればベニクジラ状態になるかもしれないし
(誰出てくる?)
卒業式でやらかす宣言しているつばめ先輩そしてかぐやに
石上の誕生日プレゼントは待ってもらっている発言
モニター会議の取り決めのことがプレゼントとはいえるのか?
まだ何かあるとはおもうけど
来週をまて
追伸 細かいけど 体育最後→体育祭後が正しいかと
「おはよ、優くん」の直上のところ
やられましたね、本当に。
「いきなりそれかよー!」からの「その引きかよー!」で。
今週が前編なので来週は後編かー、と思ってたら中編入ってきそうで恐い。
石上を振って 後釜を紹介する展開と思ったけど
そうではなかったようです 待機していたらどうしましょ
その予想はこの後来てもおかしくないと思う。むしろ有り?
来週石上に押されまくってる先輩がどぎまぎしながら「大友ちゃん早く来て~」とか言ってそう
今回のサブタイが子安つばめと石上優だから中編挟まずに前編がつばめ先輩視点で後編石上視点でやったほうが漫画的には美しい
大仏姐さんのあがけアドバイスは今後かぐや様が本家といざこざがある際に生かされそう
単純に振るだけならわざわざ何周も掛ける必要なんて無いので、
これは来週以降に石上が勝利して貝(甲斐)があった展開来ると思います。
逆に振られるなら、原作シーン的にかぐや様が「貝(甲斐)はあった」って慰めるのやりそう
こばちさんはまだ石上のこと好きなのでは???
石こばにワンチャン???
つばめ先輩に振られて石上がフリーになったら参戦あると思う
ミコちゃんの難題ですし、親友との三角関係とか大好物です
最後まで足掻いたうえで振られる石上。
それを見て、石上に対し何もせず身を引いた自身を鑑みるこばち。
改めて石上に行動を起こし、ミコちゃんにライバル宣言。ミコちゃんの難題に昇格、まで妄想した。
あーでもそれはありそうな気がしなくもない
「恋に成らなかった恋」とか達観したような回想してたけど未だに石上大好きそうよね
アイシールド21の雲水を見てるような気持になる(アクション起こさず見てるだけなのが)
何となくかぐや様も今回ので察して、石上がフラれたら今度はこばちゃん推し転向するんかね
石仏派のかぐや様と石ミコの会長でワンチャン再び代理恋愛頭脳戦が開始するのだろうか
つばめ先輩は押しに弱いといってもこれはもう覆る気全くしないし
「先輩後輩の関係」というアンサーは今までの描写がすごくしっくりきちゃってるしねえ…
これでひっくり返ってもなんか軽くないかな
ここまでの流れで、つばめ先輩が大友に声を掛けたことが回収されていないのが気になりますね。
やっぱり、ここに呼んでいるんじゃないかな?
で、石上が振られてもストーカーなんかしない男だと証明しようとしているとか。
既につばめ先輩たちの流した噂は流れているけど、最大の被害者が納得すれば、石上の悪い噂は完全に消えるでしょ。
その上で、君は自分から告ったことがあるか?という占いおじさんの言葉で動く可能性もあるかなと妄想してます。
>こんなんで
それはあんたが石上という男の存在を軽い存在だと見下してるってだけの話
三ヶ月考え抜いたのが先輩の方だとしたら石上はもっと前からそれこそ更に考え抜いてきた
それだけ深く想ってるからこそ”あがき”だしだからこそ目も出てくる
そこらのチャラ男のナンパノリと同列視してるならとんだ思い違いというしかない
こんな石上の押しだからこそ振り向かせられても説得力が出てくるんだよ
場所間違え、失礼
3ヶ月しっかり考えて、その上で答えを出すという話だったからなぁ
先輩がこんなんで靡いて気持ち変えちゃったら正直残念だね
>こんなんで
それはあんたが石上という男の存在を軽い存在だと見下してるってだけの話
三ヶ月考え抜いたのが先輩の方だとしたら石上はもっと前からそれこそ更に考え抜いてきた
それだけ深く想ってるからこそ”あがき”だしだからこそ目も出てくる
そこらのチャラ男のナンパノリと同列視してるならとんだ思い違いというしかない
こんな石上の押しだからこそ振り向かせられても説得力が出てくるんだよ
そもそも3ヶ月考えて答えを出すってのは告白受けるまでの話
その後の石上の頑張りは換算に入れて無かったから気持ちが動いても何ら不自然じゃない
それを残念だと決め付けたいならただ単にミコとくっ付いてほしいという願望でしかない
これで次回普通に振って退場だったら二股かけられた過去のトラウマ云々とか全く無意味な描写じゃないかなぁ
この漫画ってどうなったらゴールなの?
伴に虹の橋を渡ったらゴールだよ
ミコちゃんこの一部始終見ていそうだしなんなら「ちょっと待った!!」とねるとんよろしく乱入までありそう
「優、(渚と翼に)赤ちゃんが出来ちゃった!」
「やべぇ人がやべぇタイミングでやべぇ事口走りながら抱きついてきた」
ギャグマンガならこれもあるかもww
次回のポイントは『ちょっと待って』と先輩が言っていた「石上への誕生日プレゼント」ではないかと思います。
本当に噂の改変だけで終了なのでしょうか?隠れて連絡を取っていた大友ちゃんがどこで絡んでくるかですよ。
ズバリここしかないでしょ!という訳で次回は、
【つばめ先輩が石上を振る予定だったから密かに呼び出してた大友ちゃん乱入】
と予想します。そしてカオスへ・・・。
つばめ先輩のせりふを福原遥で変換していったら可愛い声だからこそ
きつくささってくるんですよねえ
アニメが4期まであればこのエピ入るんだろうけどせつないですなあ
かぐやさまが大仏さんあなたこそあがくべきでは?とおっしゃりそうですが
石つば派だけど最後のモノローグで出た「いい後輩だな」がもう答えかな。
ほんとは石上のことを好きだと思うのならああいうモノローグにはならないだろうし。
つばめ先輩登場時は、顔すら描かれていないモブキャラの一人だったんだよね
しっかし、なぜ大仏とかぐや様があの場に
時間と場所を誰が教えたんだ?
ミコちゃん?は何処に?
つばめ先輩退場そして1年(新2年)による石上争奪戦へと続くのである
まきちゃんもいれておくか
来週そのメンバーが多数登場
別に足掻くのはいいと思うけどパイセンは結論を変えて欲しくないなと思った。流石に軽すぎだしまた他人に流されるんだねって思う
つばめ先輩は今までもそういう描写をされてると思いますが
何度も描写されてる明確な短所だよね
そこが最後まで成長しないって物語としてどうなんだって話
人の考えを柔軟に取り入れてるって事だから明らかな長所
一回こうだと決め付けたら何が何でも考えを変えない頑固さの方こそ短所
恋愛は他人と自分とのやり取りなんだし相手の感情を受けて自分の気持ちが変化する
こういうのは普通によくあるでしょうに
何でか勉強やスポーツの努力面と同一視して途中で気持ちが変化したら
ヒヨった!とか軽すぎ!とか変化した!って叩く輩が沸くけど意味不明
そうやって自分の考えこそ正しいってロックして他者の考えを受け入れない頑固者より
他者の考えも柔軟に取り入れて自分の気持ちを変化指させられる人の方がよほど魅力的
実際つばめ先輩の人格者って設定にも合ってるし批判してるのはズレてると思う
回想、パイセン本人のモノローグとは裏腹に表情は完全に雌の顔なんだよね
これで恋愛感情ないとか嘘だろってレベル
もし仮につばめ先輩が石上のこと「いい後輩としか思えない」=「明確に恋愛対象ではない」と思ってるならあんな照れ顔しないのでは?恋愛対象外に対し「ごめんね」って一回断ったのにさらに「付き合ったら絶対に幸せにします!」とかゴリ押しされても脈なしだったら照れ顔なんてしないで普通は引くと思う
過去のトラウマもあって恋に臆病になって、石上に対しても「これは後輩への親愛だ」と自分に言い聞かせてるんじゃないか
まあそれでも来週振るか受け入れるかはわからないけど
先週の校長が言ってた「この学園で大事な人を見つけたのならその繋がりをどうか手放さずに」の所でつばめ先輩のコマが入ってたし、石つば派としてはつばめ先輩が石上の手を放さないことに期待したい
ぽよみがえぐい……
でもこれって結局石上が自身のことしか考えてないのが嫌だわ。まぁ今回の話はいいとして普通にそのままくっつくなら失望するわ
つばめ先輩、雰囲気でお礼に処女あげちゃおうかなって思って行動しちゃう人だしなぁ
次回予想で言えばイヤリングをプレゼントしてさよならかな
別れ際キス位はするかもしれない
で、それをミコちゃんが見て勘違いの石ミコ戦突入じゃないかな
なんにせよ今回は単行本丸々使って石上が目を開ける迄の物語を描き切ると思う
石上齢16にしてプロポーズの巻ではないですか
逆につばめ先輩は今まで恋愛感情とか正しく感じて付き合っていたか否かという問題があって。
石上が難題をクリアできなかったら彼は裏主人公足りえないのでは…?
つばめ先輩が石上の女になる為の試練なんだろうな
今、まさに石上色に染まっている最中ではなかろうか
つばめ先輩視点での話が挿入されることによって、つばめ先輩がだんだんと石上を好きになっていき、完全に惚れてる過程がよくわかりますよね
石上も呼応するようにつばめ先輩を好きになっていってるので両想いなのは明らか
ただ、つばめ先輩は、人を試す癖があるので、石上がグイグイいく今回のやり方がどう出るか
やはりミコちゃんが曇る展開しか見えてこない
石上はつばめ先輩と関係をすすめるには圧倒的に時間が足りなかった。
逆に言えば時間さえあればまだ先の関係に行けたかもしれない。
そういう意味では、あがけ石上! は最善手まである。