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『アルスラーン戦記』10巻 銀仮面ヒルメスの株価がストップ高を叩き出した件

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アルスラーン戦記(10) (週刊少年マガジンコミックス)

今更『アルスラーン戦記』(原作:田中芳樹、漫画:荒川弘)10巻読了。

早いものでもう10巻です。時が経つのは早いのう。10巻も最高に面白かった。

三か月ぶりに祖国パルスの大地を踏んだ、王太子・アルスラーン。アルスラーンの名による「ルシタニア追討令」、「奴隷制度廃止令」が布告され、ペシャワール城には、多くの兵を率いた諸侯や領主たちが集結した。一方、ザーブル城に籠城するボダン攻略の任を受けた銀仮面ヒルメスもまた覇王となるべく、動き始める。己の信じる王の道を歩む少年に、忍び寄る邪悪な黒い影…。新たな脅威の予兆に、大戦目前のパルス激震!

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『アルスラーン戦記』10巻

長かったシンドゥラ編が終わり、舞台はパルス王国へ。

いよいよ「VSルシタニア」が本格的にスタートするのかな。そこに変態仮面ならぬ銀仮面がどう関わってくるのか楽しみです。

謎の組織(?)

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偽の密書を掴まされたうえにこの有り様…

この組織は何なんだ?

「アルスラーン率いるパルス軍」「ルシタニア軍」「ボダンさんのルシタニア軍」「(銀仮面達)」と大きく分けて3~4つの勢力がうごめいている現在のパルスにおいて、謎の暗躍をしている黒フード勢。

9巻でヴァフリーズからバフマンに充てた密書を、まんまと偽物と知らず盗んでいった黒フード仮面はボス(尊師)に使い捨てにされてしまいました。しかし、気になるのは何で偽物って分かったんだろ?そもそも何て書かれてるか知らんけど。あれだけ用意周到にハメたなら、それっぽい文章で偽造してそうなものだが…。

おそらく内容は、アルスラーン王子の出生に関わるものでしょう。天に召したバフマンとヴァフリーズしか知らないはず。適当にそれっぽいウソを書いときゃ偽の密書かどうかなんて分からないと思うんだけど。

この黒フード仮面(尊師)さんは、アルスラーンの秘密を知ってるのでしょうか。証拠が欲しいってことなのかな。いずれにせよ只者では無い気配がプンプンするぜ!機嫌が良くて部下をグロ化させる時点で只者じゃないッス。

蛇王ザッハーク再臨?

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蛇王ザッハーク様

デマヴァント山で大きな地震があった。わしは今機嫌がよい。蛇王ザッハーク様の再臨が、思ったより早まりそうじゃ。

尊師の意味深発言である。

アルスラーン王子の出生の秘密を嗅ぎまわっていたかと思いきや、かなり気になる台詞。この黒フード仮面軍勢の目的は蛇王ザッハークを再臨させるということかえ。そして、再臨は確実で時期が早まっているという言い回し。

「蛇王ザッハーク」については6巻で。パルス王家の先祖である勇者カイ・ホスローを称える中でちょこっと出てました。

また、銀仮面とナルサスは36話でパルスを統治するのは「カイ・ホスロー英雄王の子孫であるべきだ!」「カイ・ホスロー王の前にパルスを統治していたのは、かの蛇王ザッハークでござる」というやり取りがあります。

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3

三十五章 双刀の鷹

蛇王ザッハークは300年以上も昔は、このパルスを統治していた(その前は聖賢王ジャムシード)。それをカイ・ホスローに封印された。捕らえた死闘の地は「マザンダラーン」。以後、パルスはカイ・ホスローの子孫が王となっている。

35話で語られたナレーションは、ただのおとぎ話のような英雄譚でなく、現実であった出来事ということかな。蛇王ザッハークは300年以上前に封印されて、現在も生きてるっぽいですね。それを尊師は復活させようとしてると。

その昔 聖賢王ジャムシード
300年以上前 蛇王ザッハーク
以降 カイ・ホスローの一族
現在 ルシタニアに乗っ取られそう

なんだかんだで、パルスの地は中国の王朝のようにコロコロ変わってそう。ここ300年はカイ・ホスローの子孫が統治してるようだけど。うむ、変態仮面のカイ・ホスローの子孫こそ王はやっぱ正当性ないな。

下げて下げて上がる変態仮面株

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ヒルメスさん…(´・ω・`)

初期の大物っぷりもすっかり過去のものとなり、最近のヒルメスさんはネタキャラとしか言いようがないぐらい私のハートを掴んできます。小物というか小悪党っぷりが最高すぎるぜ。

アルスラーンに兵が集まってると知らせを受ければ「なぜに奴にばかり将兵が集まるのだ…!!」「正当のこの俺に何が足りぬと言うのだ…!!」とプルプル震えてジェラシーを感じて怒っていました。

何が足りぬって…。サームが報告に「アルスラーン殿下が!?」と口に出せば、「殿下というのは正統な王族に対してのみ与えられる呼称だ!」とイチイチ訂正する、国王にあるまじき器の小ささです。お前…そういうところだぞ!

わずか2コマ前の小物っぷり。こいつ本当に大好き。以前ナルサスに指摘されたアルスラーンのほうが器量は上を行ってるをまざまざと見せつけてくれます。自分で器の小ささに気づいてないのも尚光るぜ。

そんなわけで最近は笑わせようとしてるのかってぐらいネタキャタ一直線でした。株価を下げて下げて大暴落させてた銀仮面ですが10巻のキモはまさかのストップ高を叩き出すことかな。

サームとザンデの前で仮面を取る

5

ヒルメスさん…(`・ω・´)

ヒルメス△□×(さんかっけー死角無し)!

49話では、クバードに「なぜ顔を隠しておいでなのですか?」「よき国王(シャーオ)たる資格は顔ではござるまいに」と嫌味ったらしく仮面を付けたままにな事に苦言を述べてました。それを思い出し仮面を外してみせる。

くぅー!痺れるね。

サームとザンデへに対する「よき国王」とか「信頼」という意味合いで仮面を取ってみせた流れは素直にカッコいいと思いました。たった3ページで器の小ささを見せてたかと思えば、そっからストップ高を叩き出す勢いで株価大上昇。なんて男なんだ!

その後の一皮向けた戦闘シーンは敵ながら燃えるものがありました。この辺の「素顔を出す=信頼の現れ」は、続く62話「亡国の王女」でも見られる。というかヒルメスとイリーナ内親王と置換してるのかな。

イリーナ内親王

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顔ぐらい見せろ

自分が守ってもらおうってのに、この期に及んでも顔を見せようとしない姫さんに、指一本でも動かす気になれると思うか?

アルフリードの兄・メルレインが登場し、ひょんなことからクバードとマルヤムのお姫様を守ることに。そこでお姫様に叩きつける言葉の数々はそっくりそのままリボンをつけて銀仮面にも当てはまりますね。

他人に奉仕してもらうのが当然だと思ってるとか。

顔を出さないイリーナを銀仮面みたいだとはクバードも感じ取っていました。

で、素顔を出すことによって信頼を得るのは確かに効果が抜群のようだ。ヒルメス陣営も、でくの坊だったザンデが影響されて、自分も変わらなくてはと決心してましたし。メルレインは惚れたし。

ヒルメスとイリーナの顔隠しからの顔出しで信頼GETだぜはなかなかどうして。良かった。「王族ともなれば下賤の者にうかうか顔は見せられるというわけか…」というのもあって、顔出すことの意味合いも大きかったね。

脳筋・クバード

8

技とは…?

個人的に10巻はヒルメス同様にクバード株も上がったかな。

そもそも9巻で銀仮面と拝謁した時にふんぞり返ってたくせに、自分とほとんど同じ事をメルレインがイリーナに対してやれば、「めんどくさい男だ」ってお前が言うな!と誰もが突っ込みたくなるところでしょう。

酔っぱらってて加減がわからんから、寝不足で加減がわからんって。ブロリーもビックリの手加減って何だ?である。「手加減」とはなにか…そんな哲学を投げかけたね。

そして極めつけが「惜しいな。勇気にが伴わなかったか」ですよ。あの…どう見ても力でぶった斬ってるようにしか見えないのですが…。「技に力が伴わなかったか」ならその通りだけど、剣受け止めてるところから力押しである。「技」とはなにか…そんな哲学も投げかけたね。こいつ良いキャラや。

そんなこんなで10巻も面白かったです。まる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    クバートさんのアレはカッコつけてるだけで要は
    「こんな大剣受け流せずマトモに受け止めちゃうとか下手なの氏ぬの?というか頃すけど」
    って意味でしょ

  2. 匿名 より:

    クパートさんの言葉は「勇気」を気持ち、「技」を技量に読み換える事は出来ないでしょうか?また「体」は身体能力に。
    いくら気持ちがこもっていようとそれを実行するためには実行するだけの技量と身体能力が必要になるわけですし。

  3. 匿名 より:

    漫画の方は1部で完結決定らしいから、2部のグダグダを心配しなくて良いのも○ですね。
    ヒルメスを本当、どういうキャラにしたかったんだろうなぁ……。