『アルスラーン戦記』6巻読了。
表紙はファランギースです。ふつくしい…。
思わず見とれてしまういい女ですな。
それにしても、初期では「女っ気足りねぇな…」と嘆いていたことがウソのようです。アルスラーンの母親・タハミーネぐらいしかいなかったし。飢饉すぎた。今では、ファランギースだけでなくアルフリードも加わって潤うぞー!これでエラムが女の子だったら完璧なラインナップなのに。
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それにしても本当に荒川版『アルスラーン戦記』は面白いです。
ま、「荒川版」とか言っといて、実は私…原作の小説読んだことないんですけどね。 もうこのまま原作版読まずに漫画版だけで楽しむつもりです。
『アルスラーン戦記』6巻も最高でした
緻密な世界観の設定も良いけど、それを抜きに細かい所に気を使わずサクサク読んでも面白いからスゴイ。キャラ同士の掛け合い漫才、緊迫したスリルと、「うおおおお!」とか「マジかよ!」と唸るストーリー展開はどっぷりハマれる。
ちなみに6巻で一番心躍ったのは、ファランギースとアルフリードのやり取りです。
とんでもない美人と可愛い子で、女性キャラが2人になったからこそのキャキャウフフといいますか、女同士の会話といいますか、姉御肌と手に掛る妹の姉妹のようだった。2人のやり取りが最高最高アンド最高でした。
ファランギースとアルフリード
恋ばなを始めました。
ナルサスにラブアタックするのではなく、しばらく見守ってあげなさいとアドバイスするファランギース姉さん。ぐう素晴らしいやり取りである。
そういえなヤンジャン50号で荒川弘先生と藤崎竜先生が対談されてたんですけど、なかなか面白いことを述べておられました。かいつまんでピックアップすると以下のように…。
・平和で文明も発達し、豊かなパルスを描いておくと、後で戦争の悲惨さが伝わるのではないかと思いました。エトワールを最初に出しておきたかったという理由もあります。(1話がオリジナルエピソードの理由を聞かれ)
・原作を壊さず、一貫性を保てる範囲でアレンジしています。
・少年誌なので友情について多めに描いてます。
・(『アルスラーン戦記』でお気に入りのキャラは)ギスカール。
・(ボダンとギスカールのマウントの取り合いが)アンケートが過去最高を記録したんですよ。おっさんしか出てないのに(笑)
興味深いですね。
そもそも原作読んでない自分は1話がオリジナルエピソードだったとは知らんかった。理想的な1話だったと感じたのは荒川先生の凄さか。少年誌なので友情を多めに描くようにしてるんだとか。ファランギースとアルフリードの友情という名のキャキャウフフにも期待していいってことですね。
いやだってさ、これは素敵な友情じゃん!女同士の。
最高すぎる
ファランギースのアドバイスに納得しつつシュンとするアルフリードが普通に可愛いのは勿論ですけど、ファランギースの見せる聖母のような優しそうな表情がまた格別なり。
ファランギースというとクールビューティーで氷のような表情だったじゃん。それが柔らかい表情で慈愛に満ちていたんだから「うっひょー!」とテンション上がりっぱなし。ファランギースがこんな顔を見せるなんてね。女性同士だからこそでしょう。これも友情です。はい。ま、アルスラーンにも優しい笑みを見せてますけどね。
アルフリードは可愛い娘加入キターって嬉しいだけでなくキャラが本当にすこ。
単体で可愛いだけでなく他のキャラも輝かせしまう太陽のような娘だ。ファランギースの慈愛に満ちた表情を引き出すだけでなく、他の面子も色々と面白くさせてくれる。特に、一つ上のステージに立ってた知将ナルサスをネタキャラ化させるってんだから。アルフリード…おそろしい子!
ナルサス
なんという引っ掻きまわし役。
アルフリードはあれですね。嵐を呼ぶ女ですね。
いや嵐を起こす女だね。ワンピースでは「D」は必ず嵐を生むそうだけど、『アルスラーン戦記』ではアフリードは必ず嵐を生む!今後の活躍にも期待しかない。
しっかし、6巻は一気に動いたというかドンデン返しが明かされましたね。
薄々そうなんじゃないかって思ってたんだけど、いざ出るとね。やはりアルスラーンは…。それでも変わらぬダリューンの忠誠にも胸熱!アルスラーンの出生の秘密が明かされるのが楽しみすぎる。
パルス王家はカイ・ホスロー英雄王の子孫
カイ・ホスローという英雄王がいたそうな。パルスを統治するのはカイ・ホスロー英雄王の子孫でなくてはならないそうです。王家の血筋、アルスラーン(は微妙だが)の先祖ってことか。初代の王様のようです。
ヒルメス(銀仮面)もカイ・ホスローに敬意というか尊敬のようなものを抱いている感じがしますし。んで、第35章「双刀の鷹」では、伝記のように紹介されていました。
カイ・ホスローの伝記
三百年以上も昔、蛇王ザッハークを封印しパルスを統一した偉大なる王カイ・オスロー。外敵もなく国は安定して治まってたそうですが、息子に背かれたそうな。まず兄弟同士が争い弟が兄を殺し、弟はさらに父の王権を狙い父子で戟を交えたんだとか。
これが史実かただの伝記なのか分かりませんけど、ポジションが現在のパルス王家の面々とデジャブる。アルスラーンとヒルメスのようでもあり、アンドラゴラス3世とオスロエス5世のようでもある。実に興味深いカイ・オスロー伝記です。
また、ギーヴが吟遊詩人らしくカイ・オスローの伝承を歌うんだけど、アルスラーンとヒルメスとアンドラゴラス3世の3人のカット(6ページ)を被せながら「地上に国王はただひとり」ってのが意味深すぎる。王は誰だ…。
国王はただひとり!
アルスラーンとヒルメスとアンドラゴラス3世の3人。
この中の誰かひとりだけが、太陽であり国王であるってことかしら。6巻で血筋がくっそ曖昧になってきたけど…。
ま、でも、王の器とか初期から語られてたしね。ナルサスが36章では「たとえ、パルス王家の血を引かぬ者であっても善政を行って民の支持を受ければ立派な国王だ」と断言してたのでアルスラーンがやっぱ国王に一番相応しいんでしょうね。
銀仮面さんはロック
何言ってんだコイツ?
ええ。なに言ってんだろ。
少なくとも、ザンデはナルサスに会ったの数十ページ前と浅瀬の二回だけな上に、一度目は変態仮面さん自ら指揮取ってたじゃないですか。ナルサスに煽られて激昂して光で目くらましされみすみす逃す失態かましたくせに…。
ザンデさん一度目は「でかぶつ」呼ばわりされただけだからね。二度目の浅瀬もナルサスほとんど仕事もしてないし。むしろナルサスにしてやられたてんのアンタやんって思ったり思わなかったり。変態仮面さんお前が言うな案件である。
変態仮面さん何したいのかまったく分からん。
変態仮面さん
こいつには動機とか計画とかそういう類がないのだろうか?
意気揚々と単独で城に侵入したんだけど、超行き当たりばったりなんです。何のために城に忍び込んだのかまったく理解できない。どー見てもノープランで敵の城に侵入した変態仮面さん。
あっさりバフマンに気配を悟られれば「…バフマンだと?」とか上から目線で抜かすし。お前顔見知りのバフマンじゃなかったら、ただ見つかっただけの間抜けな侵入者だぞ…。その後にアルスラーンを発見し(最初は誰か分かってない)殺そうとして失敗。
自分の正体をバラすためでも、バフマンに会うためでも、アルスラーンを殺害するためでもなかった様子なんですが…。めちゃくちゃ行き当たりばったりなんだけど。何度読んでもまったく分からん。コイツ何の目的で城に忍び込んだんや…。
有能の大物そうに見せかけて、すっげぇ無能臭しかしない変態仮面クオリティ。
変態仮面さんまじロックすぎるだろ。あんた何しに来たんや…。そして不敵に笑って王位を自分が継がねばと去っていくのでした。有能か無能かは置いといて大物であるこは間違いない。すっげぇキャラだ…。
まあ、変態仮面さんが城に来たおかげで俄然面白くなったのは紛れもない事実である。今後も変態仮面さんの活躍に注目したいところです。まる。
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コメント
あれは…バフマンを取りに行ったのでしょう?
カーラーンを失い、ザンデは頑張ってるけど若く稚拙で結果が出ない。
そのくせアンドラゴラスの小倅には優秀な配下が…
「ペシャワール城か…」の台詞には
ペシャワール城の守備はバフマンとキシュワードだな。
バフマンは幼い頃、剣術指南を受けたこともあり関係も深い。
ヒルメスと明かせばこちらに付くのではないか?
老練な配下が欲しい…ここは一つ…
的な考えがあり、実際会ったときの手を差し伸べた結果があるのでしょうね。
一言目がバフマンだと?なのはこんなところに野生のバフマンが!って驚きではなく、見張りに見つかって殺そうかとおと思ったら、会いに来たバフマンだった?のバフマンだと?だし、上から目線なのは銀仮面にとっては剣術の師など、偉大なる王子に剣術を教える栄光に預かった者、程度の下の存在でしかないからで、ヴァフリーズに対するアルスラーンの態度と好対照な訳ですよ。
あれは…バフマンを取りに行ったのでしょう?
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そのくせアンドラゴラスの小倅には優秀な配下が…
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ペシャワール城の守備はバフマンとキシュワードだな。
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ヒルメスと明かせばこちらに付くのではないか?
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的な考えがあり、実際会ったときの手を差し伸べた結果があるのでしょうね。
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あれは…バフマンを取りに行ったのでしょう?
カーラーンを失い、ザンデは頑張ってるけど若く稚拙で結果が出ない。
そのくせアンドラゴラスの小倅には優秀な配下が…
「ペシャワール城か…」の台詞には
ペシャワール城の守備はバフマンとキシュワードだな。
バフマンは幼い頃、剣術指南を受けたこともあり関係も深い。
ヒルメスと明かせばこちらに付くのではないか?
老練な配下が欲しい…ここは一つ…
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一言目がバフマンだと?なのはこんなところに野生のバフマンが!って驚きではなく、見張りに見つかって殺そうかとおと思ったら、会いに来たバフマンだった?のバフマンだと?だし、上から目線なのは銀仮面にとっては剣術の師など、偉大なる王子に剣術を教える栄光に預かった者、程度の下の存在でしかないからで、ヴァフリーズに対するアルスラーンの態度と好対照な訳ですよ。
あれは…バフマンを取りに行ったのでしょう?
カーラーンを失い、ザンデは頑張ってるけど若く稚拙で結果が出ない。
そのくせアンドラゴラスの小倅には優秀な配下が…
「ペシャワール城か…」の台詞には
ペシャワール城の守備はバフマンとキシュワードだな。
バフマンは幼い頃、剣術指南を受けたこともあり関係も深い。
ヒルメスと明かせばこちらに付くのではないか?
老練な配下が欲しい…ここは一つ…
的な考えがあり、実際会ったときの手を差し伸べた結果があるのでしょうね。
一言目がバフマンだと?なのはこんなところに野生のバフマンが!って驚きではなく、見張りに見つかって殺そうかとおと思ったら、会いに来たバフマンだった?のバフマンだと?だし、上から目線なのは銀仮面にとっては剣術の師など、偉大なる王子に剣術を教える栄光に預かった者、程度の下の存在でしかないからで、ヴァフリーズに対するアルスラーンの態度と好対照な訳ですよ。
あなたの読み込みは正しいんだけれど、荒川さんがここまで描かないのはしょうがない
もともと原作が、たった文庫7巻分で「最低最悪状態からアルスラーンが大逆転する話」である上、敵対勢力が5つも6つも出てきて結構絡み合ってたりします
それを文庫小説で何度も何度も読み返してる連中ならわかることなんですが
読み捨て消費時代の少年漫画でそれらの情報を全部描ききっても誰もついてこないので
変態仮面サイドはわかりやすく「大物だがカマセ」でいいんじゃないかと思いますね
なお変態仮面さんは実際はとても優秀ですが、アルスラーンサイドのほうがもっと優秀なんですよねw
(アルスラーンサイドは一回も負けが許されないので優秀にならざるをえないし)
さらに原作者お得意の「プライドが高くて自滅」にまんまとハマッってる感じです
彼は変態仮面とプライドを捨てたあとからが本番ですが、漫画はそこまで行かないでしょうね
あ、多重送信すいません…
アニメしか見てなかったんだけど、原作(と言っていいのか)の最新刊はまだこんなとこだったのか。追い抜いたとは聞いてたけど大分先行してたんだなぁ
(もし続くのなら)荒川先生には第二部以降は完全オリジナルでお願いしたいです。
幼稚な1話をふくめ、改悪ばかりの漫画版が楽しめている方は、一生原作には手を出さないほうがいいでしょうねw
おそらく理解できないでしょうからw
でたでためんどくせーのが
原作ファンが全員荒川版を否定してると思うなよ?
匿名 より:
↑すさまじい悪臭を感じる。原作ファンもオマエと同じ扱いにだけはされたくなかろう。
確かにヒルメスに有能感ないなあ…
他の王様はアルスラーン以外も、原作で見る限りなんらかの王らしさを兼ね備えているんだけど、ヒルメスから感じたことないなあ。
ギスカールとかラジェンドラとか好きです。