『僕らはみんな河合荘』9巻、ラブコメ最高傑作や！（確信）

 

傑作だ…（確信）。

 

『僕らはみんな河合荘』9巻は間違いなくラブコメ史に残る傑作だね。

 

まあ、もう9巻発売から数ヶ月経過してるのですが、これはラブコメ好きを名乗るものとして感想を書き残しておかねばなんという謎の使命感によって今さら書き殴ってる次第です（←本当はゲームやっててコミック積みまくってる）。

 

2017年のラブコメナンバーワンは『僕らはみんな河合荘』に決まりと断言できるぐらいには素晴らしかった（ちなみに去年は『恋愛ラボ』です）。最高すぎた。これは覇権取ったわ。もしラブコメ大賞とかこの可愛さがスゴイとかあれば受賞間違いなし！むしろ俺が勝手に表彰しちゃう。律ちゃん可愛すぎるで賞を！

 

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いやー、これぞラブコメ！これぞ青春！って甘さと眩しさと良さが詰まっておりましたわ。なんたってさ今までの積み重ねの集大成なんだもんね。最高に決まってる。

現代ラブコメの最高到達点！

律ちゃん可愛すぎ

 

個人的にラブコメ作家多しといえど一番恥ずかしい赤面を可愛く描くのは宮原るり先生だと思っているんですよ。世界で一番女の子を恥ずかしがらせることに定評があると（語弊がある）。一撃必殺級の赤面顔が凄まじい破壊力。読者の頬を全力でゆるませてキュンキュンさせてくる。

 

特に近年の律ちゃんは、毎回自身の持つ「可愛い」世界記録を更新する勢いで素晴らしい赤面を叩き出しまくってましたからね。ボルトでもこんなに記録更新できないって！おそろしい可愛さだよ律ちゃんは！

 

何がこんなに可愛いのかとえばやはり絵がめっちゃ可愛く上手く描かれている見た目もさることながら、己の恋心を自覚したからしょう。

モチを焼き過ぎである

ヤキモチ

 

それにしても…。

律ちゃんはよくモチを焼くなぁ（ニヤニヤしながら）。

 

正月だってこんなにモチ焼かないだろうに。前巻から、ヤキモチ焼きってのが律ちゃん最大の魅力ウェポンになっていますな。ヤキモチってのは「何よ！私以外の子にデレデレしちゃって！」って感情から起こる現象ですが、同時にとんでもなく可愛い最高の求愛パフォーマンスでもある。

 

「ヤキモチを制する者が読者のハートを制する」っていうぐらい、ラブコメじゃヤキモチ焼きは武器だからね。律ちゃんは、ちょうどいい具合の嫉妬レベルで微笑ましさすらある。あの律ちゃんが怒るってだけにいかに特別なのか分かります。可愛い。

律ちゃん可愛すぎ問題

律ちゃん可愛すぎる

 

花火大会の律ちゃんの可愛さは凄まじかった。

宇佐がうちわを持つよって意味合いで手を差し出せば、手を握ると勘違いして赤面しながらおそるおそる手を握ろうとする律ちゃんよ。

 

背景にヤキモチ焼いた事を思い出して、あざといぐらいに人の心を鷲掴みにする濃厚な想いの描き方です。ヤバイ。律ちゃん可愛い。

 

随分前から両想いなのは読者に丸分かりでしたけど律ちゃんは天然でしたからね。なかなか自分の恋心に気付きませんでした。それが、前巻でカップルのフリをしてから、宇佐への気持ちに気付いてパニクってメダパニ状態だった流れでコレは最高の威力だった。

 

その後、律ちゃんの勘違いと判明して恥ずかしがってからの展開も素晴らしい。

もうなんか完全にバカップルのそれです。

決戦来たる！

やめよう

 

さてさて。9巻では宇佐がついに律ちゃんに告白しようとします。まあ、「どうせスカすんだろ？」「告白できないんだろ？」って思うじゃん！実際にタイミングや空気で告白できない展開が続きます。

 

あー、これは結局告白できないいつものパターンか。ラブコメの引き延ばしかと。ところがどっこい！ある意味達観しながら読んでたら嬉しい裏切りに合いました。この展開がもう最っっっ高すぎて、誇張抜きで悶絶して床をゴロゴロ転げまわりました。

 

今までの2人の積み重ねがあったからこそであり、前巻から花火大会までの気持ちが通じ合ってる流れでがあったからこそであり、芸術的なラブのコメりっぷりでした。そのツボのつき方といい、ドキドキさせる魅せ方といい、物語の引っぱり方といい、最上級の盛り上げとオチを見せてもらいましたね。

 

『ニセコイ』で例えるとこんな感じです。

ニセコイで例えると…

 

【小野寺さん】

「…一条君こそ、どうして来てくれたの…？」

 

【楽】

（ドキッ！！）

「…オ…オレ…は…」

「オレは…小野寺の事が…ずっと好きだったんだ」

 

【小野寺さん】

「え！？」

「嬉しい…。私もずっと一条君の事が好きだったの！」

 

【楽】

「小野寺！」

 

【小野寺さん】

「一条君！」

 

パアァァァァァァ

 

【楽】

「な…なんだ！？」

 

【小野寺さん】

「始まったみたいだね、イルミネーション」

 

 

パアァァァァ…

 

【小野寺さん】

「…キレー…」

 

【楽】

「…ああ…。まるで俺達のことを祝福してくれてるみたいだ…」

 

【小野寺さん】

「一条君！」（抱きしめる）

 

【楽】

「小野寺！」（抱きしめる）

 

 

 

 

ニセコイで例えるとこんな盛り上がりと締めがあった感じです（おじいちゃん、もうニセコイで例えるのいい加減にして下さい）。盛り上げるだけ盛り上げてきっちりと結末を用意しているって、なんて素晴らしいんだ。そんな夢いっぱいのメルヘンチックなハッピーエンドでしたね（終わってません）。

 

ラブコメ萌えによるニヤリング＆ローリングで身悶え３回転半を記録しちゃうよ。いや3回転半なんてレベルじゃない。もの凄い勢いで転げ回ったね。バッファローマンのハリケーンミキサー食らったってこんなに回転しないんじゃって勢いで転げまわりました。

世界記録の可愛さ

ぶわっ

 

律ちゃん可愛すぎて悶死する！

 

ラブコメとして一つのピークを達してからの律ちゃんの可愛さは半端じゃない。なんつー赤面を叩き出すんだ！なんつー桃色時空なんだ！なんつー反応するんだ！9巻のラブのコメっぷりは北斗神拳も裸足で逃げ出すぐらい秘孔をついてきます。

 

あまりの凄まじさに読んでて悶え悦んでこのまま昇天して死ぬんじゃないかとすら思ったもん。まじで。9巻の律ちゃんからは「読者を絶対に悶絶させて悦ばせて萌えさせて殺す」という作者の殺意すら感じるほどの破壊力でした。そしてこれで死んでも我が生涯に一片の悔い無しと言い切れるぐらいの幸福度があった。

 

今までも可愛かったけど、ここで世界新記録の「可愛さ」を出すべき時に見事に出してきおったわ。9巻だけで何回自己ベスト（＝世界記録）の可愛さを塗りかえるんだよ！もはや神の領域に入ってる。

 

9巻8話の律ちゃんは全てが可愛い。恥ずかしがってるのも半泣きなのもデフォルトなのも全コマの律ちゃんが神がかったレベルで可愛かった。しかし！しかしである！とびきりの「可愛さ」は1つでしょう。これこそ「ひとつなぎの大赤面（ラブ＆ピース）」である。

ひとつなぎの大赤面（ラブ＆ピース）

ひとつなぎの大赤面

 

 

 

 

悶絶。

 

 

この律ちゃんこそ最後の島にある秘宝「ひとつなぎの大赤面」である。なぜかといえば正面向いて目線合わせて恥ずかしがって大赤面＆半泣きだからです。

 

というのも、ヒロインを恥ずかしがらせる事に定評のある宮原るり先生の描く「決め赤面」って俯いていたり斜め向いたりと、まともに正面向いて目線合わせれない仕草こそツボだったからねん。恥ずかしがってることを可愛く見せる至高の一品でもある。

 

個人的に宮原赤面のキモはナナメ45度だなって思ってましたし。

特に律ちゃんは笑顔で正面向いても、ラブがコメって恥ずかしがって炸裂する赤面は顔を逸らす傾向が強かった（恋愛ラボのリコもだが）。

 

それなのに！恥ずかしくて目に涙を溜めて大赤面で、本当は顔を背けたいのに、あえて目を合わせて正面向いての「決め赤面」ですよ。決める場面で決め赤面で決め向きとは恐れ入った。素直に悶絶です。まあ、読者である自分があまりの神々しさに目を背けてしまったのですがね。うわ！眩しい！可愛すぎて直視できない。

 

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