『ドラゴンボール』のサイヤ人といえば戦闘民族と言われていました。ベジータもナッパもフリーザ軍ではトップの方の幹部でしょう。ナッパの上はキュイとザーボンとドドリアとギニュー特戦隊ぐらいしかいません。
サイヤ人は生まれながらに強い…はずなのに、フリーザ軍の一般兵と大してかわらない戦闘能力者が1人います。パワーだけならサイバイマンと互角といわれるラディッツである。孫悟空(カカロット)の兄でバーダックの長男である。血筋的な才能はあるはずなのになぁ…。
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目次
DBのラディッツについて
そんなわけで孫悟空の兄ってすごいポジションだったのに、なんだか残念な感じになってしまったラディッツについて。
ラディッツの戦闘能力
せ…せ…戦闘力…1307…!?
よくゲームとかでラディッツの戦闘力1500ってなってますが、絶対にそんなにない。戦闘力1330の魔貫光殺砲でやられちゃったし、怒った悟飯の戦闘力1307にビビりまくって大ダメージ受けたし。
いいとこ、パワーが互角といわれたサイバイマンの戦闘力1200ぐらいでしょう。すぐに量産できるサイバイマンや、フリーザ軍の一般兵程度って…。とてつもなく低い戦闘力である。
サイヤ人の才能は地球人よりもはるかに恵まれてるのに、戦闘力100~300ぐらいの地球人が1年間死ぬ気で修業すれば追いつけてしまうんだもん。
その後のZ戦士は界王様のところで修業したり最長老様に眠ってる力を目覚めさせてもらったりして1万ぐらいまでいくある意味チートですが…。それでも地球で普通に修業して1000overしてたからね。
常に惑星を攻めることが仕事で、大ダメージを受けて回復すれば遥かにパワーアップする性質のサイヤ人しては下の下としか言いようがない。
なぜラディッツはこんなに弱いのか
サイヤ人はどんどんパワーアップできる
サイヤ人は死からたちなおるたびに、戦闘力をどんどん高めることができる…
これはベジータにも孫悟空にも悟飯にも当てはまったことで全てのサイヤ人の特性でしょう。ベジータもナッパもこうやってパワーアップしていったのかな。で、ラディッツの1000ちょいしかない戦闘力を考えると、一度も死にかけたことないのではないだろうかと思ってしまう。
まあ、幼少期の孫悟空も何度か死にかけてラディッツ戦では最大値924だったので一概には言えませんけど…。それにしても戦闘力が低すぎる。
フリーザ様は徒党を組んだサイヤ人を恐れてたと語られているので、並みのサイヤ人でもフリーザ軍の一般兵よりは強かったと思われる。つまり、ラディッツはサイヤ人でも最弱クラスっぽいからね。
サイヤ人はフリーザ様軍として惑星を攻めてそこに住む人を絶滅させて星を求める異星人に売るのがお仕事です。ずーっと戦い続けてきたのです。ラディッツも惑星を攻める仕事をしてたはずなのに、この戦闘力の低さはヤバイですね。
・死の淵から回復すれば大幅にパワーアップできる
・常に惑星攻めて戦場にいた
この戦闘民族として恵まれた環境で戦闘力1300ないラディッツさん。
実はちゃんと仕事してなかった疑惑あるで…。
尻尾を鍛えなかったラディッツ兄さん
シッポつかんだぞ…!
ラディッツ兄さん…(´・ω・`)
ベジータいわく「オレたちがそんな弱点をいつまでも鍛えずにほうっておくと思ったのか?」である。ベジータもナッパもサイヤ人の弱点、シッポを鍛えて克服してました。ここの「オレたち」には当然ラディッツは含まれていません。ラディッツって一体…。
悟空だった幼少期に弱点を克服したのにね。ラディッツは自身の弱点を大人になってもまるで弱点を鍛えていなかったのでした。向上心とか修業といった概念がなかったのかもしれんな…。
惑星攻めて戦場で戦い続けるのがお仕事なのに、へたすれば命取りな弱点シッポを鍛えていないって…。弱点シッポはけっこう常識なので、宇宙規模で有名なサイヤ人なら知られてそうなものですが、そこを鍛えてなかったラディッツはやっぱヤベーよ。
実は惑星攻めの仕事してなかった疑惑すら出てくるレベル。そんな弱点を放っておいたってそういうことでしょうか…?
幼少期からベジータと組まされてた
生き残ったサイヤ人
のこったサイヤ人はおまえを含めてたったの4人しかいないのだ!このオレと、もうひとりはよその星を攻めていて助かった。そして、あとひとりはお前のように星に送り込まれていたのが幸いした…
生き残った4人のサイヤ人の内訳。
これについてはアニメ版とはまた違い、原作者である鳥山明先生の『銀河パトロール ジャコ』でその一端が描かれていました。
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ラディッツは幼少期からベジータ王子と組んでいたのでした。
ベジータ王子とコンビ組んでいた少年時代ラディッツ
【ラディッツ】
「帰らなくていいのか?王子のキミが」
【ベジータ】
「放っておけ」
「聞こえなかったフリすりゃいいさ」
「このオレと、もうひとりはよその星を攻めていて助かった」とはベジータのことだったのでした。「もう戦闘員だよ。ベジータ王子と組んで」とは母ネギの台詞です。つまり、ラディッツが述べた生き残ったサイヤ人は以下の内訳になる。
・ラディッツとベジータはよその星攻めてて助かった
・ナッパはカカロットと同じように星に送り込まれていたのが幸い
ベジータが惑星ベジータへサイヤ人帰還命令をガン無視したことでラディッツ兄さんの命が助かったのである。
てかナッパはカカロット同様に他所の星に送り込まれてから生き延びたって…。もしかしてベジータやラディッツよりも遥かに年下なのだろうか?全サイヤ人帰還命令に従えない状況で、カカロットと同じ「攻めてた」でなく「送り込まれてた」ですから。
よその星へ送り込むことを「飛ばし子」と呼ぶのが『ジャコ』で判明し、カカロットと同じならナッパさんあんな老け顔でハゲなのにカカロットと同年代説である。幼少期に「飛ばし子」として星に送り込まれていたナッパさん何歳だったんや…。
アニメ版じゃ一番年上になってたが、実はベジータとラディッツよりひとまわり年下だった可能性が微粒子レベルで存在する。老けてるけど若かったのかもな。
どう考えてもおかしいラディッツの言葉
なに言ってんだコイツ…?
ついこの前、非常に高値で売れそうないい星が見つかってな!そこを攻めたいのだが3人ではちょっと苦戦しそうなんだ…。そこで思い出したのがカカロットのことだ。お前はまだ戦闘力は完全ではないが3人に加わってくれれば何とかなる…
なに言ってんだコイツ…?
3人で攻めると苦戦しそうなのでカカロット(孫悟空)が仲間に加わればって迷言である。
冷静に考えてベジータの戦闘力はキュイと互角の18000。ナッパも戦闘力8000の悟空にやられてたけど致命傷を受けずそれなりに闘えてたことから5000~7000ぐらいでしょう。ラディッツは戦闘力1300程度にぶっ殺されるのです。
パワーが互角と言われたサイバイマンを一瞬で粉々にしたベジータの力を考えても、ラディッツの3人で攻めるには苦戦うんぬんは明らかにおかしい。ラディッツ兄さんぶっちゃけ役立たずだろと。
どう考えても3人で攻めるには苦戦するはおかしいんですよ。ベジータとナッパだけで十分だろと。ラディッツいてもいなくても変わらんだろうと。事実、ベジータからは「なさけないヤツだ」「あんな役に立たんやつはもういらん」、ナッパからは「弱虫ラディッツ」と言われてました…(´・ω・`)。すごい低評価です。
ラディッツ兄さんは役立たずで弱虫だったのである。
なにが3人で攻めるには苦戦しそうだっつーの。
実際はベジータとナッパのパシリだったんじゃねーのと。パシリ立場が我慢の限界で自分より雑魚の弟を仲間に加えようとしてたんじゃねーのと。ラディッツ兄さんの境遇的にもう耐えられずに弟・カカロットを迎えに来たのかもな。
・フリーザ軍の一般兵程度の戦闘力のサイヤ人
・少年時代からベジータと組まされてた
・修業も死の淵も経験してない(?)
・弱点のシッポを鍛えることもしなかった
・ひとまわり年下のナッパに抜かれた
生き残ったサイヤ人の価値…プライスレス!
惑星攻めるお仕事でも役立たずだったわけですね。
カカロット生きてるの知ってるのラディッツだけ
このことはラディッツには伝えておくよ
カカロットが地球へ「飛ばし子」として送られたのはラディッツしか知らなかったはずです。ベジータもナッパも知らない事実。なにが3人で攻めるには苦戦しそうなので「そこで思い出したのがカカロットのことだ」つーの!
少年時代からコンビを組んでたベジータに「役立たず」と言われ、おそらくひとまわり年下だったナッパから「弱虫」扱いされてたことから、生き残ったサイヤ人としてメンタル限界になり、自分より弱そうな弟を迎えに来たが正確なところでしょうか…。
せっかく見つけた生き残りのサイヤ人なのに、実の弟なのに、従ってくれなかったカカロットに絶望してしまったラディッツ兄さんを思うと胸が熱くなるな…。
たったひとり弱点も鍛えず、ちゃんと仕事もせず、少年時代からコンビ組んでたベジータから「役立たず」とDISられ、(おそらく)後輩のナッパから「弱虫」と言われてたラディッツ兄さん…。ダメ兄っぷりが半端じゃない。
我が一族の恥だ!死んでしまえ!