当サイトはプロモーションを含みます




「AD」

『ヴィンランド・サガ』22巻 グズリーズがヒロインとして成長著しく可愛かった!

ヴィンランド・サガ(22) (アフタヌーンコミックス)

 

『ヴィンランド・サガ』(幸村誠)22巻読了。

めちゃくそ盛り上がって最高の収束を見たぜよ。

 

テレビアニメ化決定! ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれる。強い戦士と戦うことだけを求める凶戦士・ガルムの挑戦を断りきれずトルフィンは「不戦の誓い」を破ることに。これにてヨーム継承戦争ついに決着!

ebookjapan

 

漫画を電子書籍で読むなら【eBookJapan】がおすすめです。無料の会員登録をすればわざわざ定価で買わなくても50%OFFクーポンが獲得できてお得に読めます。

 

  • 最大6回分漫画が半額で買えるクーポンがもらえる
  • 9,000冊の漫画が無料で読める
  • 曜日限定の限定クーポンなどセールが豊富
  • paypayが使えて溜められる

 

eBookJapanで半額で読もう!

 

『ヴィンランド・サガ』22巻

長かった「バルト海戦役」編完結。

初期はヴァイキングの魅力を描いて圧倒的暴力と歴史の1ページにいる感じが最高で、ドレイ編以降はトルフィンが改心しよい子ちゃんになり、人によっては琴線に触れなくなったかもしれません「バルト海戦役」編はめちゃんこ面白かったんじゃないでしょうか。

戦が超最高!

154話

 

やっぱり『ヴィンランド・サガ』の戦描写は最高すぎる。圧倒的迫力で描かれる戦闘シーンの数々は感嘆するのみです。初期から登場してたトルケルやフローキなど馴染みキャラが中心になっているのも思い入れあって熱い。

 

また「バルト海戦役」で色んな因縁や遺恨が解決したのが爽快感満載でした。カタルシスという点では作中で一番あったかもしれません。「トルケル軍&元ヴァグン軍」VS「ヨーム騎士団」、トルフィンVSガルム、父の仇のフローキとの決着、終戦後の締め。

 

何度も「うおおおお!」と拳を握りしめながら叫んでしまいましたね。

なんつーか今までの集大成感がすごい。

戦士の館(ヴァルハラ)

…あれ?

 

南門の戦いでトルケル軍の名も無きモブの死が特に刺さり集大成感が出てました。体に力が無くなり視力を失い、だんだん弱っていって息絶える。その死に至るまでの過程がすこぶるグッときます。

 

自画自賛するぐらいによく戦った。だから戦乙女(ヴェルキリー)が迎えに来てくれて、いよいよ戦士の館(ヴァルハラ)へ行けると思ったのに「…あれ?」と何も起きません。迎えなんてきません。無常に意識がただ消えるのみ。

 

「ヴァルハラなんてウソッぱち…」である。ただ真っ暗になった死体が転がってるだけ。モブ兵士のヴァルハラなんて無かったという一連のモノローグは、トルケル軍…ヴァイキングのアイデンティティを完全に否定してしまった。

 

21話「ヴァルハラ」

 

神々の使者ヴァルキリーたちは常に勇者の魂を求めている。神々の戦士(エインヘリヤル)と呼ぶに相応しい者をな。まさに戦い、まさに死んだ者だけが虹の橋(ビフロスト)をわたり天界のヴァルハラに住むことを許される。

 

これがノルマン戦士の誉れ。初期からトルケル一団がずっと信じてたものです。トルケル軍のモブの死でそれを完膚無きまでに否定したのが寂しくもあり、嬉しくもあり、泣けましたなぁ。

 

前巻でもモブ戦士が処刑される時、ヴァルハラへ行けないことを後悔していませんでした。この世と同じじゃんと。後悔したのは「戦って何かを変えたって経験がひとつもないことだ」と。

 

結局、「いかに戦い、いかに死ぬか」ってヴァイキング思想でない「いかに(真の)戦い、いかに生きるか」って感じのトルフィン思想なのかもな。『ヴィンランド・サガ』のテーマは。実際そういう風に進んでるしトルフィンは体現してる。

トルフィンVSガルム

156話

 

ガルムとの戦いで武器を捨てたトルフィン。頭に血が上り突っ込んできたガラムの両手を抑えながらの「なるほどな…」は熱い。熱すぎるだろ。

 

これは以前にヴァイキングやってた頃、トルフィンがアシェラッド相手にしてやられたそのまんまの戦法でした。腕を掴んだ後の頭突きといい、やられたことをそのまま使うトルフィンに胸が熱くなったんだ。

 

46話

 

今のトルフィンは『るろうに剣心』の緋村剣心のごとく、かつて人を殺しまくったことを後悔して「不殺」の誓いを立ててるのでガルムのような戦闘狂相手にそれが守れるかって思いましたが、ここでアシェラッドと同じ戦法で切り抜けるのはビックリでしたね。

 

なんだかんだで見方によればアシェラッドはトルフィンに対して「不殺」だったし10年以上も稽古付けた戦闘の師匠のようなものですからね。本人は認めないかもしれんが師匠と弟子だよ。かなり燃える展開で「不殺」を通したガルムとの決着。父の「本当の戦士には剣など要らぬ」を具現化させ。

 

また、ガルムの過去が挟むことで、ちょっと幼少期のトルフィンを思い出してしまった。戦争ごっこをするも手加減を忘れて相手を骨折させ、年上相手までケガさせるようになったじゃん。あれに近い過去だもん。

 

7話

 

ガルムはただのバーサーカーみたいな戦闘狂って物語上であんま意味ないキャラかとなって印象だったけど、実は昔のトルフィン的な役割があるのかもしれんな。今のトルフィンにとっての過去のトルフィン。

 

トルフィンが父のトールズ、師匠(?)のアシュラッドに導かれたようにガルムを導くのかなと思ったり思わなかったり。「上級者」を説いても分かって貰えなかったやり取りは、「傷つけてよい者などどこにもいない」を説いても理解不能だったかつてのトルフィンのようでした。

最終戦争(ラグナロク)

158話

 

『ヴィンランド・サガ』にとって、「夜明け」の描写は「終わり」って意味の比喩がずっと使われていました。もちろんそれは同時に「始まり」でもありますが…。「バルト海戦役」編も戦争の終結は夜明けと共に…。

 

さっきまで殺し合いしてた2人。トルケル軍の生き残りとヨーム騎士団の生き残りが仲良く朝飯を食いながら「勝ち負けとかどうでもよくなっちまう」「なんで戦ってんのか理由を思い出そうとしてる」とか言いながら夜明けを並んで見てるわけです。

 

それはローマ人をサクソン人が滅ぼしたように。そのサクソンを今度はノルド人が滅ぼそうとしてる。アシェラッドが例えた時の趨勢。かつてのローマ帝国の栄光が遠い過去になったように、ノルドのヴァイキングの栄光もやはりここ終点なのだろう。

 

最終戦争(ラグナロク)である。

それは「最後の審判」。

 

なんでもキリスト教徒どもの言うことにゃ…あと20年もしたら「最後の審判」とやらが下るそうじゃねェか。その日、人間すべて神に殺され今の世は完全に滅ぶんだそうだ。

 

20話「ラグナロク」

 

ラグナロクはここに具現化されたのかもしれんな。

モチのロンで、次に滅ぶはノルドのヴァイキングである。

 

見ろトルフィン。

こっけいじゃねェか。

たそがれの時代の夜明けだ。

 

たそがれ時代の夜明けです

 

「バルト海戦役」の終戦の夜明け。

かつて最終戦争(ラグナロク)を語ったのと同じように、こっけいに儚く太陽が昇っていくシーンに終末を見たね。これで終わったんだ。ノルドの戦士ヴァイキンギの時代が…。

 

思い返せんば初期の初期からヴァイキングを表テーマで描いてきた『ヴィンランド・サガ』である。もしかしたら読者の大半がヴァイキングに魅了されたといっていいでしょう。そのヴァイキングの終焉が22巻のキモです。終わるのだ。集大成だ。ヴァイキングのラグナロクだ。

 

ここがラグナロクや

 

無情に、それでいながら優しく。

単純に、それでいながら克明に。

ノルドの戦士たちの「お終い」を描くのでした。

 

ヨーム戦士団だけでなく、ほぼ全てのノルド戦士の終末ってテーマでこの戦争を描いてと思う。意味あったのか、ヴァルハラなんて無い。シグやんもまたヴァイキング思想でなく本当に自分がやりたいことを見つける…見つけられるエピソードだったと思う。もうノルドの思想は終わりだ。

いざ行け!アメリカ大陸へ

だからオレ達はヴィンランドへ行くんだろ?

 

父トールズの教え「お前に敵などいない」「傷つけてよい者などどこにもいない」を実行するためにヴィンランドを目指す冒険譚。平和な国を作るために。

 

『ヴィンランド・サガ』は、コロンブスがアメリカ大陸を発見する約500年前にあったノース人によるアメリカ大陸の植民地化(wiki)をもとに大いに脚色した歴史大河漫画である。

 

レイフ、実弟(作中では故人)、義弟トルフィン(すなわちグズリーズと結婚するわけだが)によるコロンブス前史のヴィンランド(アメリカ大陸)にたどり着くアレコレ。定説ではトルフィンがアメリカ大陸で平和な国を築くことは無いそうだが、そこをどう描くかってのもミソですからね。

 

ヴァイキングを終焉させた(ように見れる)わけで、これからヴィンランドへ至るための軍資金稼ぎのためギリシアを目指す。冒険浪漫として純粋に楽しみすぎる。

メスの顔するグズリーズ

160話

 

はい!可愛い!

 

いやぁ…正直、グズリーズが登場した頃は「これが正ヒロイン?」「トルフィンの未来の嫁?」って印象でしたからね。あまり私の心の琴線に触れる可愛さはなかった。

 

それがどうだい。「バルト海戦役」編を通して、グズリーズがヒロインとして覚醒してるじゃないか。どんどん可愛くなっていきました。ペロペロしまくったね。なるほど、これは未来の嫁だと納得の一品でしたね。はい。

 

そんなわけで、グズリーズがとにかく可愛くニヤニヤできました。ヴィンランド(アメリカ大陸)目指す冒険譚だけでなく、これからはラブコメとしても大いに期待できそうです。まる。

 

おすすめ電子書籍サイト
ebookJapan

・新規で登録すれば6回まで50%OFFクーポン
・定期的にオリジナルのセール開催
・約9,000冊の漫画が無料で読める
・paypayが使えて溜められる

DMM電子書籍

・新規で登録すれば全作品7日間50%ポイントバック
・250,000冊以上の取り揃え!
・ムフフな成年タイトルに強い
・最大100%OFFのオリジナルセールが豊富

お勧め漫画モーアフタイブ
スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサーリンク
スポンサードリンク
ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    幸村先生は鮭とウコチャヌプコロしたいそうです。
    https://mantan-web.jp/article/20190705dog00m200030000c.html

  2. 匿名 より:

    タイトルが24巻になってます。それにしてもシグやん頑張れ

  3. 匿名 より:

    グズリーズがヒロインなのか判断つかんが、幸村作品はヒロインが魅力を発揮するまで焦らすよね

  4. 匿名 より:

    サガは一族の物語だから
    もう一回くらい世代交代ないだろうか

  5. 匿名 より:

    正ヒロインはシグやんなんだが?

  6. 匿名 より:

    >>頭に血が上り突っ込んできたガラムの両手を抑えながらの「なるほどな…」は熱い。

    両手で押さえたら、蹴りを入れてきたのでそれを蹴りで受けてからの頭突きも全てアシェラッドがやったそのままをやってるから面白かった

    ふぅ、グズリーズ可愛いなぁ

    明日は、23巻の発売日だ!

    一応トルフィンは、第四代団長になってるので正式な肩書ができたね!

スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました