『葬送のフリーレン』118話:フィアラトール
ふつくしい…。
グラオザームの「楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)」で決して叶わないと諦めた幸せな夢を見せてくれる幻影で、フリーレン様との結婚式を見るヒンメルであったが、衝撃的なのはフリーレン様も同じ夢見てるんだが…。これどう解釈すればいいんだろう。
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誓いのキスを
118話
…。
……。
不思議だな…。
こんなヤバい状況(幻影に囚われピンチ)なのに、感謝している自分がいる。
と思ったのもつかの間。誓いのキスでヒンメルは正気になってます。フリーレン様はキスしようとしてた。フリーレン様はキスしようとしてた。大事な事なので2回言いました。
キスを遮るヒンメルであるが、フリーレン様の投げキスで倒れてしまった男だけに、このキスする寸前で遮るとは恐れ入った。
フリーレン様が幻影を共有してた
精神防御を破られた形跡があったから、きっと私達は協力な精神魔法を扱う何者かと戦闘中だったんだろうね。でも私にはこの世界が現実のものにしか見えていない。(118話)
キスするつもりだったフリーレン様であるが(←重要)、さらにビックリなのはヒンメルの諦めた夢なのにヒンメルとフリーレン様が同じ幻影内にいたことです。
- ヒンメルがフリーレン様と結婚式←分かる
- フリーレン様がヒンメルと結婚式←????
これどう解釈すればいいんだろう。「フリーレン様も実は…」という見方もできるし、グラオザームがヒンメルの夢にフリーレン様を送っただけって見方もできる。読者に解釈を委ねられた。
いやでもさ、前回「決して叶わないと諦めた幸せな夢」「現実と見紛う程の美しい幻影の中で、貴方達は安らかに眠るんです」と言ってた。
つまり、全員に幸せな夢を見せてるはずだよね。
わいの解釈はもちろん「フリーレン様も実は…」です!
尊さの極みか
大丈夫。私には出来なくても、ヒンメルには出来る。現に勇者ヒンメルは、幻影如きに負けなかった。(118話)
えんもー☆
幻影の中にいるのに、リアルに剣を振るってグラオザームと戦うヒンメル。フリーレン様がかけた言葉がグッとくるものがありますね。ヒンメルへの絶対の信頼と理解してる様子が実に尊い。
結婚式場の新郎新婦なのに、やり取りは、まるで何年も何十年も連れ添った、仲睦まじい夫婦みたいでした。「体は動かせる?」「馬鹿にするなよ。」「じゃあもう剣の感触もわかるよね。」「ああ。任せろ。」のくだりは、長く人生を共有し合った者同士でなければ出せない味があります。
1話の葬式時にヒンメルのこと何も知らなかった。なんでもっと知ろうとしなかったのか…と後悔したフリーレン様を知ってるだけに感慨深いものがありますなぁ。
フリーレン様はヒンメルをよく理解してる!
戦いの途中でも既にヒンメルの勝利を確信してるフリーレン様
幼馴染のハイター並にヒンメルなら「そうしました」「不可能なんてない」レベルで信頼してるし、確信してるのよね。
ヒンメルが死んだ時は「まったく知らないし」「たった10年旅しただけだし」って言ってフリーレン様が、死後31年でめちゃくちゃ良く知ってるのエモすぎる。
というかヒンメルは幻影に負けなかったって「私は負けた」って意味よね。キスしそうになってたフリーレン様です!
ヒンメルの背中見つめるフリーレン様
118話
えんもー☆
見てくださいよ。フリーレン様のヒンメルの背中を見つめる嬉しそうな表情よ。この漫画は、何か意味があるように読者に魅せるキャラの表情も魅力の一つです。今回のヒンメルの背中を笑って?見つめるフリーレン様は100点満点中で100000点です!
なぜなら1話でヒンメル死後に思い出すのがヒンメルの背中で、もっと知っとけばよかったって後悔して号泣したフリーレン様があるからこそ昇華する出汁があったから。
1話
号泣しながら後悔して思い出すヒンメルの背中…って最初があるからこそ、死後31年でめちゃくちゃヒンメルのこと知ってて理解できてるフリーレン様が過去にタイムリープしてリアルにヒンメルの頼れる背中を見て口元緩んでるのめちゃくちゃ良いなー!!
最強の背中がそこにあって笑うフリーレン様…てえてえ…。
「ありがとう」「いいってことさ」
フリーレン「ありがとう。」
ヒンメル「いいってことさ。」
えんもー☆
女神様の石碑でタイムリープするカラクリやロジックは一切説明せずフワッと流した(今後説明されるかもしれんが)、過去へ戻ったフリーレン様の集大成はヒンメルに「ありがとう」と伝えたことに尽きる。
スタートは理解ゼロでも死後31年でヒンメルなら…こうした的に分かるようになったのは、フェルン&シュタルクとの旅を通してだけではない。数々の出会いと別れで人間を知ったからなり。その1つが「ありがとう」って感謝ですよ。
「ありがとう」を真の意味で知るフリーレン様(47話)
一級魔法使い試験でカンネ&ラヴィーネから「ありがとう」と感謝を述べられて、ヒンメルたちと旅したことを思い出すフリーレン様である。
人助けして「ありがとう」と言われるヒンメルにどうして人助けするのか?と尋ねれば、結局のところ自分の為で誰かに覚えて貰いたい…と説明されアンサーを貰ったわけです。
ほんの少しでいいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。(47話)
フリーレン様は過去のヒンメルとの旅と現在の冒険で「ありがとう」と言われる意味をちゃんと理解するの図である。
だからこそ、フリーレン様は「ありがとう」を言うようになるし、タイムリープしても言う。当時のヒンメルは「え?」だったわけですよ。
フリーレン「ありがとう。」
ヒンメル「うん?」
ヒンメル「いいってことさ。」(111話)
「ありがとう」って声に出す意味は、ヒンメル死後30年後に理解したフリーレン様。そんで、タイムリープして、ヒンメル一行のおかげで今があるんだなぁと噛みしめて感謝して「ありがとう」と発するフリーレン様。もちろんヒンメルはよく分かってません。何の感謝か知らんが、一応「いいってことさ」と返してました。
そのやり取りがあってこそ!今回の「ありがとう」「いいってことさ」はむちゃくちゃ尊い次元突破やんけ!何に対しての感謝とその返しもお互い理解してて、ツーカーのよな。長年人生連れ添った仲睦まじい夫婦みたいだもん。
「アレ」「ソレ」「コレ」を分かってるみたないね。そんな夫婦みたいなアレコレが詰まってた。エモすぎるってわけよ。
今後の伏線残したタイムリープですけど、タイムリープしたからこそフリーレン様とヒンメルの絆のようなもの、今のフリーレン様だからこそ理解できるツーカーの関係があって、最高にエモーショナルでした。まる。
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コメント
自分は今回の話はヒンメルの失恋話を書きたかったんだと解釈しましたね
未来フリーレンを見てちょっと夢見てた結婚を木っ端微塵にされて、しかもフリーレンは未来では満足そうで…
ヒンメルはフリーレンの未来の幸せを銅像まで作って心配してましたし、このまま告白して自分が満足するよりフリーレンの未来の幸せを壊さないように祈ったのではないのでしょうか
ヒンメルはそういう奴です(´;ω;`)
フリーレンのヒンメルへの恋愛感情ってのは今までぼかされて描かれてたけど違和感はあっても結婚式を受け入れてキスもしようとする程にはヒンメルへの想いがあったと、ここまで描写されるとこう来るものがありますねえ
そんでもってここまで描写されると色々今までの描写を問いただしたくなってしまう
ギャグ風に流されてたけど何でヒンメルに投げキッス(求愛行動)したの?とか
指輪紛失してフェルンに指輪の花言葉教えられた時の「知らなかった、どうでもいい、ヒンメルも知らなかったと思う」いつもフェルンには優しく話してるのに何かマハト討伐補助依頼された時くらい普段より語気が強かったの何なの?とか、そもそも花言葉本当に知らずにあの指輪選んだの?とか
フランメと一緒に生活してて人間の寿命が短いというのはしっかり理解してたはず、何ならよく通う道具屋の主人(1話)が老けてたのにヒンメル達が老けるのが抜け落ちてたってのは本当に?とか
改めて問い正したくなっちゃうなあ