いまここが同じ高さだ(屋上)
白銀が頭上のかぐや様を見上げるメタファーはたくさんあった。そして自分から告白する行為は、頭上の彼女が振り返って手を下へ与える行動であるって比喩があった上で、一番高い場所で同じ目線でかぐや様が白銀に振り替える描写は感無量の一言でしょう。
届かない相手と同じ高さにいる。
もうこれだけで一つの奇跡です。
最高のメタファーだ
あくまで白銀目線ですが、かぐや様はずっと上に君臨していた見上げるだけの対象でした。普通なら憧れるだけなのに、普通の人が意地と根性だけで階段を登ってきやがった。
「竹取物語」でいえば、大伴大納言御行なんて有象無象の1人。帝とかぐや姫の間に入れない脇役が死に物狂いでかぐや姫に手を伸ばし、ついに振り向かせたようにも見えましたね。白銀の努力と男っぷりにあっぱれです。
同じ高さで振り向かせた
遠かった…遥か頭上にいた…振り向いて欲しかった…
凡人が地を這いつくばり、それこそ月と地球ぐらいの距離があるかのような描写してた白銀視点からの見上げたかぐや様。頭上の相手をずっと見続け、根性だけで足掻きまくり、誰も登れないはずの階段を駆け上がった白銀のメタファーは凄まじいものがありました。
屋上ってシチュがマーベラスだよ。一番高い場所だよ。そこで、下を見るでもなく手を差し伸べるでもなく、同じ高さの視点でかぐや姫がこっちを振り返ったって描写が男・白銀のやり遂げたことを現わしている。
見上げた女は振り向いてくれない。しからば、同じ高さまで登ろうホトトギス。同じ目線で振り向かせようホトトギス。
届かないはずの月姫と同じ高さにいる!比喩的に一方的に見上げる対象だった天女がこちらを振り向いた!あまりにも綺麗なメタファーである。月を見上げた凡人の集大成そのもの。
かぐや様も同じ
後編 / 中編
今回の「二つの告白(後編)」が白銀のかぐや様へのポエミーな独白ならば、前回の中編はかぐや様から白銀へのポエミーな独白となってる構成。「(あなたは)(お前は)知らない」である。
神の視点を持つ僕ら読者は月を見上げるだけだった白銀でなかったことを知ってます。とっくに対等だったと。同じステージにいたと。同時にかぐや様にとっても同じやね。白銀がかぐや様を見るのが地から月を見てるならば、かぐや様から見た白銀は地から太陽を見てるようなものです。
前回はこっちを振り向かない白銀って感じでかぐや様視点で描かれてました。なんのかんので同じ似た者同士である。
かぐや様と白銀の「対」
俺からお前に一生に一度のお願いだ
ここまでお互いが月と太陽を見上げるような比喩がありましたけど、かぐや様と白銀が「対」になってんだなぁと感動したのは、「一生に一度のお願い」もありますな。
白銀にとっての一生に一度のお願いとは「スタンフォード大を受けろ四宮。俺と一緒にアメリカに来い」というものでした。進路が離れ離れになるかと思いきや、一緒にいる事が願いって頬がニヤニヤ緩む純情っぷり。
かぐや様も一瞬躊躇するもあっさりと了承します。朗報ですね。白銀がアメリカへ留学しても離れ離れにならず、かぐや様も一緒にアメリカへ行く!2人は一緒!これは同時にコミック6巻60話のアンサーでもある。
かぐや様は呼びたくない
わがまま言っちゃ駄目ですか。一生に一度のわがままです。私は会長は会長がいい…
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かぐや様が「一生に一度」のわがままを言ったように、白銀も「一生に一度」のお願いをしました。どちらもお願いされた方はそんな気が無かったのに、一瞬の思考(凄まじい思考)って間を挟んで、お互いが相手の一生の願いを了承してる。
一瞬!だけど!長考!
2人がお互いに相手から「一生のお願い」に答える形、その気はなかったのに受け入れるまでの一瞬の考える時間が完全に一致!デジャブです。
連続して生徒会長になるなかった白銀とアメリカ留学する気なんてなかったかぐや様。「一生に一度のお願い」をされたら答えてあげるしかないわな。
今回はすべて白銀視点で描かれてたので、かぐや様が何を思ってるかは不明なのがミソよね。四宮家におけるかぐや様は色んな意味で特殊っぽいし。父が許すはずもないって述べるのに、オーケーって返事は絶対に白銀と同じだよね。
一生に一度根性見せる時が来てしたまった
多分、かぐや様も「一生に一度根性見せる時」が来たのだろう。白銀が男を見せて何の得もないのに生徒会長に立候補したように、かぐや様も…!?何よりも、回りくどいけど、2人の願いの根底はずっと一緒にいたい!です。まったく不器用な奴らだぜ。
白銀の手札終了!
!?
―だが待てよ。あの時、俺は四宮との時間を密度で埋めようと告白を急いでいたという事はだ。四宮もスタンフォードに来るなら無理に告白を急ぐ必要も無いのでは!?
は?(威圧)
白銀の真なる願いはずっとずっとかぐや様と一緒に居たいってこと。で、アメリカ留学も一緒に行ってくれると言われてもう告白する必要ないんじゃないか…って日和ります。まあ、自分から好きだと伝えることは対等でいられなくなるってルールなので分かるけどさ。
分かるが、ここからまさかにキャンセル技「いてつく波動」をするのかよ!そんなの早坂さんが言ってた引き延ばしに入ったラブコメそのものじゃんか!まさか…と思いきや、ここでかぐや様が女を見せるのでした。
(続くぞい)
コメント
まさかのページ分割っっっ!
流石です
こんなに熱い神回なのに1つ前に乗ってたゴールデンカムイの再会の放尿が酷すぎて頭に入ってこなかった・・
掲載順もっと離しておいてくれよw
本当に好きなマンガは0時になったらヤンジャンアプリで課金して読む!
これ常識!
ヤマカムさんの更新が楽しみで仕方なかったww
というか次回かぐや様病院送りになってそうw(ドキドキしすぎて)
今週読んだ感想が、
ひゃあああああああああ
しか出てきませんでした
すげー尊い回だったけど「一緒に来てくれ」
の返事する直前の意味深な表情が気になる…
何はともあれ次回以降の関係性がどうなっていくのか早く見たい
言葉に出せば対等になれない
だから形にして伝える
白銀会長ホントにホントにかっこいい
かぐや様もホントにホントにかわいい
たまらんでしたね
ウルトラロマンティックウウウウウウウウウ!!!
筆走ってますねw
最高すぎました。いつも想像を超えてくるこの漫画はなんなんだ!!うおおお!!
読者の上がりすぎたハードルを更に更に超えてくる神ラブコメ……冗談抜きに今までで最高に好きな作品かも。。
そして安心と安定のゴールデンカムイであった…!
告白して付き合うのかとおもったら、ちゅーするとは、、予想を超えました!
ゴールデンカムイもかぐや様も凄まじい盛り上がりで今週はいったい何だったんだ
ヤマカムさんのこのテンションを見に来た!(とても満足です)
次回は二人して素に戻りのたうち回ると予想。
なんだろう…ヤンジャン読んだときは泣かなかったのに、
ヤマカムさんのレビュー読んでたら自然と涙が…熱いレビューやで!!
本当に、文句なしのウルトラロマンティック回だった!!
そんでホイットニーの歌、サビから再生ありがとう!w
かぐや様の物語で会長が一番好きなので、
きちんと彼を理解した上での特集…
ヤマカムさん、ありがとうございました
読みながらグッと来ちゃたよ
これスゲーわ
最高だわ
お互いに 二人とも
試合に負けて勝負に勝った
この言葉をラブコメで使うとは思わなかった。
この後はな、結婚して、野球チーム作れるくらい子供生んで、幸せな家庭築いて、子供たちを送り出した後に二人で幸せな老後を過ごさなかったら
許さねーぞコノヤロー!
と心底思ったキャラは初めてです。
そして物語は四宮家との全面戦争に突入する…!
かぐや様、第1話では「身も心も故郷すら捧げるというなら~」とか独白してたくせに、まさか自分が実家を捨てる羽目になるとはなあ・・・
うわ…ずいぶんチープな展開ですね
僕結構な読み手なんでもう先の展開読めちゃうんですよね
あからさまな泣き展開だと白けちゃうっていうか
ほらきた泣き展開 チープだなぁ だめだめここで泣いてください感が丸見え
丸見え…丸見えだったのに…ぐやぢい…
かぐや様とゴールデンカムイは神回でしたわ。
かぐや様の熟考シーンの不穏な表情の原因はやっぱり家の問題、父親との確執のことなんでしょうね。
前に脳内アホかぐやが言っていた父親に無策で逆らうわけじゃない。って言う台詞が今後の展開のキーになっていく気がします。
でもきっと会長とかぐや様ならお家事情も越えて最高のハッピーエンドに辿り着いてくれるでしょう。
何はともわれ白銀会長かぐや様本当におめでとう!
原作はキスで、アニメはEDで(EDの作画が元京アニの人だと知って驚くと同時に納得) …
かぐや様ウィークと言っていい週でした!!
来週、この空気を全く読まないラブ探偵が何かやってくれると信じてるw
一筋縄ではいかないのがかぐや様クオリティ!
エグザクトマン(それな)
ラブ探偵ことアホ探偵がこの漫画の伝統である
「シリアス回の直後に余韻をぶち壊すギャグ回」を担当してくれる
って俺信じてる
いい最終回だった…
こっからどうやって続けるんやろ、楽しみや
ttps://www.youtube.com/watch?v=H9nPf7w7pDI&feature=youtu.be&t=192
動画のリンク、これにするとちょうどエンダアアアアアアアアアアアアアのとこから再生されるかと
何度もごめんなさい、最後に「&t=192」って追加するだけでいいみたいです
余計なことをしてしまいすいません、元のコメントを削除していただけるとありがたいです
文句なしの神回だったんだけど、ちょっと気になる部分があったなぁ……
いや、俺も重箱の隅をつつくような真似は野暮だからしたくはないんだが……
会長、石上がつばめ先輩の事好きって文化祭中に知った筈では?
それなのに、石上対策でつばめ先輩の劇を遅い時間にしてって部分おかしくない?
いつの場面だよ、これ
好きな(ライク)先輩の劇を見に行くのは普通だと思うの
人見知りなくせして、意外と真面目で気配りさんの彼は、付き合いのある人の出し物関係すべて網羅していると思う
そうだけど、それじゃ確実とは言えないと思ったんだよね、俺は
だから、ちょっと違和感というか、気になったというか……
まあ、重ねて言うけど俺もこんな神回に野暮なツッコミはどうかなとは思った
この部分に、ちょっと『ん?』となったけど、面白かったのは間違いない
体育祭で仲良くなったのを見てるから、知り合いとして見に行くだろうと考えたんじゃない?
それが告白するぐらい好きだってことを知らなかっただけで
それに一世一代の大告白をするにあたって念には念を入れて計画するのは何の違和感もないかと
漫画の続きがこんなに待ち遠しいなんていつ以来だろう。
一週間長かった…
「神回だったと同時に集大成」に凄く同意です。
これまでの積み重ねがあったからこそ
白銀は一緒にアメリカに来いとまで言えたしかぐや様はキスまでもっていけた。
そして読者も二人を祝福してやまないのです。
でも自分は白銀が文化祭私物化してた事は全然気づきませんでしたけどね!
ミコちゃんと石上派遣も策の内とは…
なんて汚い…あなたとかぐや副会長、本当にお似合いですよ!とミコちゃんなら言いかねない。
いつもはある、かぐや視点のモノローグがないのは思い切った演出ですよね。
おかげでかぐや様の心理動向が気になるったら。
色々推測はしてみるのですが、いつか本編で正解を教えてほしいところです。
1ページ目の最後、2年半ではなく1年半ではないかと…
ウルトラロマンティック!!!
コミック収録では、最終ページの編集の煽りがなくなってしまうのがもったいないような、それが余韻になるのが楽しみなような……!
前が見えねェ
マンガ読んで鳥肌が立つ経験を久しぶりにした。リアルタイムで読めてよかったわ。
I Will Always Love You は失恋の別れ歌なので実は縁起が悪いw
かぐやと白銀の間にはやっぱり四条帝が入ってくるんでしょうねぇ、これからがすごい楽しみです!