『かぐや様は告らせたい』第155話:先輩くんと後輩ちゃん①
最近やたらと「○○くんと○○ちゃん」ってタイトルの作品多い気がするんだけど、最初につけたのってマガジンでやってた『ヤンキー君とメガネちゃん』でいいのだろうか?
今回の『かぐや様』のサブタイは「先輩くんと後輩ちゃん①」。「①」と付いてるってことはこれからも白銀とミコちんで継続してやるシリーズなのでしょうかね。
<関連記事>
155話:先輩くんと後輩ちゃん①
白銀御幸は気まずい
気まずい
別に仲が悪いとかそういうのじゃ無いけど
井伊野とは微妙に話題が無い
絶妙な距離感の人!
同じグループの中でもあまり会話しない組み合わせ。3人なら普通に話せるけど2人きりだた会話が無くなる。白銀とミコちんはそういう関係である。『わたモテ』でいえばもこっちとまこっちみたいなものですね。
でも実際にこういう関係ってありますよ。グループだと全然普通に話してるんだけど、2人だけになると会話続かないの。人間関係のあるあるです。
てか、ミコちんって石上以外生徒会メンバーと2人きりになった事あったっけ?大仏さんや小野寺さんとは2人だけで話してるシーンをよく見かけるけど、白銀だけでなくかぐや様や藤原さんと2人だけってあんま記憶にないなぁ…。藤原さんなら普通に話しそうだけど。
分かり味がすごい
いいんだぞ~別にスマホとかいじってくれて~
白銀のモノローグの分かり味がすごい。
今までの白銀のイケメンっぷりや闇の深さとは一味違うリアリティというか等身大っぷり。なんというか、今回の白銀にはシンパシーみたいなものを感じてしまうんですよ。悲しいことに。すっげー分かるわぁと。
学校や会社とかに絶対いるよね!悪い意味で2人だけになって会話続かない人って!良い意味で会話しない人だと話さなくてもスマホいじったり適当にしてても全然気になんないんだけど、悪い意味で会話続かない人だと微妙に重苦しい空気感でめちゃくちゃ居心地悪いですわ。
会話終わっちゃったぁ…
あるあるすぎて泣ける…。
つーかね。
「先輩くんと後輩ちゃん①」なんて銘打ってるけど先輩くん(白銀)視点でしか描かれてないよね。
この漫画、青春群像劇のようにかぐや様と白銀だけでなく、生徒会メンバーだけでなく柏木さんやマキちゃんを主人公にして描かれること多数でしっかり心の声が描かれています。しかし、ミコちんのモノローグは一切無い。
ミコちんの心の声が聞こえない
152話
ミコちん「……」
なにげに最後のページ。藤原書記の初モノローグじゃないですか?
>コメントより
あー、確かにそうかも。
ロクでもない初モノローグやな>コメントより
<関連記事>
そういえば藤原さんもモノローグまったく無かったね。152話の「三学期は絶対痩せなきゃ」が初めてで唯一の心の声かな。なんで藤原さんのモノローグが殆ど無いのかといえば、サブタイトルで「藤原千花は○○」ってなってても、誰かから見た藤原さんだからですね。
コミック157話
例えばコミック157話「藤原千花は超超食べたい」は、終始初登場の田沼尊彦から見た藤原さんだったじゃないですか。藤原さんは珍獣なのでそれがギャグになってるわけですね。
<関連記事>
※追記
書記の初モノローグは校歌回のはず
>コメントより
コミック33話
藤原さんの初モノローグはコミック33話「白銀御幸は歌いたい」ですね。普通にガッツリ「藤原さんから見た白銀」で口パクにビックリしたりとモノローグがわんさかありました。
ほぼモノローグがない藤原さん同様、ミコちんも「井伊野ミコは○○」ってエピソードだろうと誰かから見たミコちんです。それどころか3学期のニューゲームで生徒会メンバーが一同に目標を考える中でミコちんだけ「…」だもん。
「そして、石上優は目を閉じた」風に言えば、「そして、伊井野ミコの心の声は聞こえない」ですよ。子供の頃から両親不在でずっと我慢して心を閉じ込めてしまってる事が要因かもしれません。
コミック68話
「誰も判ってくれない」「どうしてみんな判ってくれないんだろう」ですよ。本当は家に誰もいなくて寂しいし、強くなんかないし、人の居ない所で泣くし…。ミコちんの心の声を聞けるのは大仏ちゃん(石上もか?)だけなのです。
<関連記事>
だから、僕ら読者もミコちんが本当のところ何を思っているのかは分かりません。モノローグがないからこそ最も何考えてるか謎の子なり。ボンヤリと言動で想像するしかない…。
ミコちんは何考えてるか分からない?
へぇー!(パァァァ)
すっげー分かりやすいな!おい!
訂正します。ミコちんはモノローグがなくてもめちゃくちゃ分かりやすい子でした。会話の糸口を探して読書から詩集へ話題が移りものすごい食いつきです。白銀が詩集好きって聞いた満点の笑顔は
そうだった。ミコちんは心の声なんてなくたって分かりやすい子だった。「寂しがりやで、痛い子で、沢山食べて、チョロインで、ムッツリスケベ」というのは聖闘士に同じ技が二度通じないぐらい今やコレは常識でした。
そのまま話題は詩集の話へなるわけです。
白銀から小さい頃は天文学者か詩人になりたかったと聞いて自分で詩を書いてることをカミングアウト。マイポエムを披露するのです。マイポエムって…。
しかも、白銀に聞かせたくて聞かせてウズウズしてる分かりやすさよ。どんだけ聞かせたいのこの子…。おそらく友人の大仏さんも小野寺さんも聞いてくれないんでしょう(知らんけど)。
ミコちんのポエム
星をテーマにした詩
星がきらめくトゥインクトゥインク。流れ星がウィンク。あの星と私はきっと双子。時代を超えて百光年の彼方。誰の願いも叶えない流れ星。心臓の音と一緒に消えてゆく。きらめきと共に消えてゆく。ただ意味もなく流れていく。私と一緒。きっと天の川の願いは墓場。空に浮かべた誰かの祈り。トゥインクトゥインク。今日も少女は流れ星に願う。
…。
ブリーチのコミックに収録されているポエムを遥かに超えている。ミコちんはすごい。すごいとしか感想が出ない。ちなみに調べたら「トゥインク(Twink)」というのはゲイのスラングだそうです。ペニス型のケーキ「トゥインキー」が源流だそうです。
星がきらめるとか流れ星がウィンクとか夢見る少女っぽい冒頭から、誰の願いも叶えずただ消えていくって。それはミコちんと一緒だとか。天の川は墓場ってワード普通に怖いよう…。
要約すると、願いも叶えずただ消える流れ星はミコちんと一緒という詩ですね。えっと。どーすんのこれ?
素敵だな(やっべ全然分かんね)
ですよねー!
「素敵だな」「なんていうか…良いな」って返し最強だな。ただ、そこで一度エサに食いつたら離さないミコちんなので具体的な感想を求めてきます。とりあえず流れ星のくだりを少女の願いとかモノの儚さとっぽい事いえば「おもしろい解釈」と言われてしまいます。
一応セーフで乗り切ったけど、どう解釈すればミコちんの中で正解だったんだろう。ごめん。やっぱこの子何考えてるか分からないや!ヤバイよ…。完全に病んでる。
ミコちん第2の詩
第2のポエム
真っ黒のコウノトリが唄うよ。百年ぶりの祝祭だ。枯れたキャベツの種を蒔こう。真っ黒なコウノトリが空を飛ぶよ。青い煙が上から下へ。緑の煙が街を覆うよ。もう怖い夢は見ない。鐘の音が永遠に続く。真っ黒なコウノトリが唄を唄えば灰色の人間だけがそれを喜んだ。この街にはもう誰もいない。
怖いよぉ~。
やっぱりね、今回の白銀にはシンパシーみたいなものを感じてしまうんですよ。ありがたいことに。すっげー分かるわぁと。だってミコちんのポエム怖いんだもん。何言ってるか全然分からないんだもん。闇が深すぎるんだもん。
誰か早くミコちんを田沼正造のところへ連れて行ってくれ。
絶対こう言われるから。「心の病だね」って。
<関連記事>
生徒会メンバーには少なからず闇があります。かぐや様には父や兄など四宮本邸のアレコレ。白銀には母親が出ていったこと。石上には中学時代のトラウマ。でも、ミコちんの心の闇はレベルが違います。闇が深すぎるんだってばよ!
白銀の勝利なのか?
本日の勝敗、白銀の勝利
かぐや様へ綴ったラブレターという名のポエムを「食べかけのガムの詩」と解釈したミコちん。恥ずかしがりながら読む白銀。そのシーンを見てしまった石上。絵面がヤバイです。
3学期「NEW GAME」は一味違う。2学期は後から入って来たミコちんが生徒会室で繰り広げられるネタにドン引きして去っていくのが様式美でしたけど、配置がミコちんと石上で逆になっています。
てか、ミコちんって学年1位だよね。ファンブックでも国語「A」になってるし。こんなおもしろ解釈してるのにどうやって点数取ってんだろ。
改めて浮き彫りになったミコちんの闇属性でした。ミコちんの痛さだけが際立つギャグ回。一歩間違えればドン引きの内容なんですけど、うまくライトにギャグに落とし込んでおり吹き出しちゃうね。へたしたら本当に笑えないネタでもあるからね。それで痛いながら可愛かった。
ミコちんの闇は「痛面白い」と「痛可愛い」のセットやで!まる。
コメント
マジレスすると国語の試験っていうのは
問題文に書いてある答えを見つける問題であって
解釈力なんて必要ない
ザコとかぐや様の二人きりは選挙前くらいかな?
真っ黒なコウノトリ怖すぎw
なんの暗喩なんだよ
中◯しされても出来ない柏木神
枯れたキャベツと併せて子作りを目的としない性行為と捉えることができる
つまりはあれは久しぶりにオ〇ニーしたらとてもよかったって詩だな
石上がミコちんをdisって雰囲気悪くしそう
ミコちゃんに愛を朗読してるのを見て石上が誤解したり好きな人いるのにモヤっとする展開は…まあ白銀信頼してるし無いだろうなぁ
でもわざわざオチででたなら何か面白いことには繋がりそうだけど
次回はこの続きから入ってもいいのよ
石上はつばめ先輩の言葉を理解できなかったけど
ミコちゃんの詩は理解できたりして。
>ちなみに調べたら「トゥインク(Twink)」というのはゲイのスラングだそうです。ペニス型のケーキ「トゥインキー」が源流だそうです。
いや、ウィンクと韻を踏むためにトゥインクルのleを省略してるだけでしょ。
きらきらひかるおそらのほしよ
まばたきしてはみんなをみてる
書記の初モノローグは校歌回のはず
勝手な解釈ですが、1番目のポエムは非常に空虚で孤独を感じる自分と何も願い事を叶えられない流れ星を自分と重ねたもの。
2番目のポエムは真っ黒なコウノトリ=幸せを運ぶコウノトリの逆、枯れたキャベツの種=インスタントラーメン、もう怖い夢は見ないとあり、青い煙、緑の煙はおそらく夢の話。
総合して妄想すると、一人寂しく自身の誕生日を祝ってカップ麺食べて寝た、夢で見た世界は誰もいない世界だったとか?
とにかく暗いよ!
お、お手伝いさんがいるからカップ麺なんてものは
10巻の柏木さん相談回では、割と一般常識人側だったのに、恋は盲目で深層心理を暴き出すんだな
ミコちゃん、生徒会室に入って来ての第一声が、石上はまだ来ていないのかと確認の問い。
台詞の吹き出しの位置がすごく紛らわしいが、そこは会長が聞いてミコちゃんが答えてるんだと思うぞ
このところミコちゃんと一緒にいる石上の所在をまず聞いて、しばらく二人きりと判明して会長が気まずくなる流れ
口調からするとそうだよね
会長が聞いてミコちゃんが答えてる
でも、吹き出しと二人の位置をもう少しなんとかできなかったのかとw
一応吹き出しの形が会長は角ばっててミコのは丸いという違いが…まあ場所おかしいけど
トゥインク トゥインク やウィンク、詩の内容からWinkの「トゥインクル トゥインクル」が連想されました。
Winkは双子ではないですが、女性デュオでそれっぽい雰囲気だと思えばその後の詩の「双子」にもつながりますし
どう答えたら相手が喜ぶかって、すごく難しいですよね。ミコちゃんはどこに地雷が埋まってるかわからないタイプなんで余計怖い。
ミコちんは感想が真っ先に食べ物なんだなぁ
今回披露したポエムも闇と見せかけて単なる食べ物ポエムかもしれんな
以外と単行本おまけで解説が入ったり
でもこの作者だから後々の伏線がこんな怖い詩にも隠されてるのかも
ミコちゃん、黙っていれば、可愛い美人なのにねぇ
会長がポツリと
「伊井野って可愛いよな」
と口が滑ると面白いかも
単行本でここの詩を読み返して思ったこと
「天の川は願いの墓場」って…マリオRPGかよ!