「マジカミ」第一部（12章まで）クリアしました。
久々にゲームで睡眠時間削ってめちゃくちゃ一気に駆け抜けましたわ。
じっくりノロノロやることを信条とする自分のゲームプレイスタイルに反して一気にやるぐらいの面白さだった。「シナリオの引き」が素晴らしく、続きの話を読みたくて読みたくプレイしたわけです。
なんだかんだで約80タイトルやってるので一端のスマホゲーマーに近づいてる（ような気がする）と思うので、総括すればスマホゲームのシナリオなら間違いなくナンバーワンです。これより面白いストーリーラインを僕は知りませんね。
だからこそ「惜しいな…」と。
（※注意！ネタバレ風味です）
【マジカミ】好きにおすすめゲーム
「マジカミ」が落ち着いてきた、他の面白いRPGをプレイしたいという方向けにおすすめゲームアプリを紹介。基本プレイ無料ですので是非遊んでみてください。
名作RPGです。ドット絵で懐かしさを感じつつ最新のゲーム性が刺さりまくり。特にドット絵での画面で所狭しと動きまくるアクションは必見です。ストーリーもレベル高く全てがクオリティ高いです。よくコラボしてるし後発組にも優しい仕様です。
「マジカミ」第一部（12章まで）総括
ソシャゲゆえに描写不足になる
めちゃくちゃ面白いシナリオだからこそ、ストーリーものとして評価するぞい。
「ソシャゲ」という形態であるのが勿体ないなってのが正直な意見。
ソシャゲというのはどうしてもノベルゲームと違って、「シナリオ」「バトル」を交互に挟まなきゃいけない。シナリオだけ大長編のような尺を使うわけにもいかない。だから、ショートショート小説…いやもっと短くまとめて1ステージにしなきゃいけないわけ。
ゆえに、圧倒的に描写不足感が出てしまう。
普通のスマホゲームなら気にもしないんだが、「マジカミ」はそれだけストーリーものとして面白かったからこそ細かいところが気になってしまう。尺があったらまた違ったのではないかと。
短い尺でよくまとまってたとは思うんだが、ソシャゲという構造上、どうしても描写不足で日向くんの強引なドリブルのような突破してしまうシーンがちらほら。ここがもったいないなと。まあ、今の時代にノベルゲー出しても誰もプレイしないでしょうが…。
- めちゃくちゃ面白いシナリオ
- 故にソシャゲ形態なので描写不足がある
ここは期待した景色でない
第一部（12章）までを総括すれば「ソシャゲとしてのシナリオは頂点」というもの。だからこそ、「ソシャゲとしての」って枕詞が取れずに残念でもあり、今後の展開次第なのかなと。
【マジカミ】は間違いなくニトロプラス系の作品があった上でのものである。エンタメ作品とは先人が走った道のりの上をなぞって、より洗礼するものなので、それ事態は別にどうでもいい。オマージュ丸出しだったし…。
プレイ中に何度も「これはまどマギ」「これはスマガ」という感想が脳裏を過ぎったからこそ、「マジカミは新しい景色」が見れるんじゃないかってワクワクしたものです。
そして、新しい景色は見れませんでした。
わいが見たかった景色は次のステージの感動なんじゃよ。
例えるなら「To Heart」の後にプレイした「ONE」の景色ですよ。殆ど同じことそのままやっているようで、先人を超える再構築で次のステージへ連れて行くことを期待してたわけ。【マジカミ】は「KANON」「Air」の後にプレイした「SNOW」の景色でした（←この例え誰が分かんねん）。
元ネタを十分意識させたなら、後発のがスゴイと思わせる感動が欲しかったというのが率直な感想です。あくまで個人の意見ですけど、これは超えてはいない。
酷評のように言ってるけど、スマホゲームのシナリオ回しなら間違いなくトップです。
俺達の戦いはこれからだ！
【スマガ】があって【まどマギ】があったし、それらがあって【マジカミ】がある。ニトロプラス系を未履修なら純度100％で鳥肌が止まらないぐらい楽しめるのは間違いない。
履修済で、元ネタを強烈に意識してる面倒くさいオタクにも今後の展開は期待しかない。
第一部（12章）ラストで謎の少女・カミサマンの正体が明かされます。
この流れも「スマガ」のトゥルーエンドやなって脳裏を過ぎったけど、しかし第二部への期待値を猛烈に高める「引き」にもなってる。
というのも正体を明かしたカミサマンは「この名前が思い出せるくらいには登ってきてよね」と言うわけですが、主人公とびお（オムニス）の反応はといえば…！？これは次の展開がめっちゃ期待大！
我慢できず、早速第二部（13章）に入ってしまいました。率直な感想は「えぇー！そういう風にいっちゃうわけ！？」というものです。まるでジャンプ漫画のようです。「次はどうなんだ」って引きと魅せ方は随一です。
第一部の総評
なんだかんだでピンチの張り詰めた緊迫感、物語や展開のスピード感、キレのいい文章、あとから噛みしめる日常の尊さ、という意味ではトップレベルの出来です。
スマホゲームのノベルじゃ絶対ナンバーワン！
そして、それらを盛り上げるBGMもパーフェクトです。
故に既存作品の「面白要素」を合わせて混ぜた「だけ」という印象が拭えん。実にもったいない。うんこマンが何度もやり直してたどり着いた境地の先へ、ワルプルギスの夜の明けた先へ…もっとスゴイ景色へプレイヤーを連れて行って欲しかったというのが忌憚のない意見。
とはいえ、まだ「俺達の戦いはこれからだ！」なのです。
既に第二部やりはじめてるけど【マジカミ】はやっぱり、次のステージに…新しい景色を見せてくれるんじゃないかって期待値が跳ね上がる出来です。めちゃくちゃシナリオの出来が良い。これライター誰だろう？有名な人なのかな？
多少の強引なドリブルはあったけど、うまくまとめていた。青春ドラマみたいな清々しい決意とか、可愛い女の子たちのキャキャウフフとか、絶妙な「伏線」「回収」とか、血が煮えたぎるほど熱い展開とか、特筆すべき点は満載。
それ故に、ソシャゲなのが「惜しい」と思える描写不足と、新しい景色が見れなかったことの残念感があります。スマホゲームとしては絶対に大傑作です。第二部は「スマホゲームとしては」を付けない出来を期待してる。
ニトロプラス系を履修してなきゃ10000000％大傑作で鳥肌立てて感動するでしょう。
履修済のオタクにも新景色を期待したい。ワルプルギスの夜の先は見れるのだろうか。
第二部期待しかしてません。頼むぜ！僕らを新ステージへ連れて行ってくれ！
