マガジン新連載『真夜中ハートチューン』（マヨチュー）が超期待大な件！

 

＞『川柳少女』の五十嵐正邦、帰還！

＞今度の恋は、「声」から始まる！

 

『川柳少女』『まったく最近の探偵ときたら』の五十嵐正邦先生の新連載が今週のマガジン（2023年42号）でスタートしました。その名も『真夜中ハートチューン』（マヨチュー）です。

 

これは超期待大のラブコメがはじまったぞー！！

 

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運命の子を探すラブコメ

唯一の楽しみは「アポロ」と名乗る少女のラジオ配信

 

『真夜中ハートチューン』は運命の子は誰だ？系ラブコメです。古くは『ラブひな』から『ニセコイ』『五等分の花嫁』など、幼い頃のメモリーの娘はこの中にいる！です。

 

主人公は山吹有栖（アリス）高校2年生。今年度から女子校と男子校が併合することで共学になった学園が舞台です。で、アリスが探すディステニーの女の子は中学時代に聞いてたラジオ配信の「アポロ」と名乗る子。

 

顔も知らないけど「声」だけはぼんやり覚えてる。そしてネット（アプリ）のやり取りで同じ年で同県であることを知り、彼女の行動範囲と高校は「海が見える女子校」を手掛かりに、併合の噂も知って同じ学校へ辿り着いたのである。どう見てもストーカーです。本当にありがとうございました。

 

で、ついに聞こえた「アポロ」の声は放送部から…。

 

全員、似てるっちゃ似てる…！！！！

 

4人いた。

 

学校放送からアポロの声が聞こえたので放送室に乗り込んだら、っぽい声の持ち主が4人もいたでござるの巻き。気が早いけど、これアニメ化したら声優どうすんじゃろ？

 

 

1話ラストでは名乗れないけど、アポロのモノローグがあって、この4人の中にアポロがいるのは間違い無いです。

全員「アポロ」の可能性残す

アポロ候補が4人いる

 

 

アポロとのやり取りで「声の仕事」をしたいと聞いており、中学時代は声優かアナウンサーか歌手かVtuberになりたいと聞いてたアリス。

 

アポロっぽい声の持ち主4人は全員がその夢を持ってる。

しかも、4人の中にアポロがいることは明確に描かれています。

 

私がアポロだってことは今は言えない。ごめんね。でも、キミと過ごした一年間は本当に楽しかった。深夜一人ベッドの上、キミの声だけが救いだった。

 

アポロはこの中にいる！じっちゃんの名にかけて！

 

1話終盤ではアポロが4人の中にいつことが確定となる彼女のモノローグが描かれます。上手いなぁ…と思うと同時に、アポロは恋愛感情ありでアリス（恋愛感情は無い）とのすれ違いが今後のラブコメ浪漫譚を面白くさせそう。

4人の品揃え

それではヒロイン4人の品ぞろえを見ていきましょう。

井ノ花六花

 

えー、1話の段階で金田一少年ばりの名推理しちゃいます。アポロはこの子です！井ノ花六花です！ま絶対とは言えませんが、訓練された推理漫画読者とラブコメ読者ならピンとくる。

 

まずアポロの視点で描かれた過去描写。髪の毛の色で、もう日芽川寧々か井ノ花六花に絞られちゃうよね（他の2人が今髪を染めてるか中学時代染めてたかもしれませんが…）。

 

そして存在感！井ノ花六花の1話はパッケージヒロインのそれです。『いちご100％』で例えれば東城綾と同じ。どう見てもこの子が運命のいちごパンツの持ち主って読者に丸分かりです。

 

髪の毛だけでなく彼女が犯人…じゃなくて運命の人と推測できる根拠は枚挙にいとまがない。

 

アリスが過去の思い出からの「愛してる」をやってのけた主演女優っぷり描写。

トイレに行きたいと言ったのアリスのクラス内2-Cの出来事（覗いて様子を伺ってた？）。

 

何よりも、放送部に受け入れる理由を「彼の声、彼の私好きだし」が理由。他のメンバーが金持ちとかの理由に比べて「声」が好きという客観的におかしい（アリスは裏方サポート役を提案してるのに「声」が好きだから入部OKって）。

 

うん。彼の声、私好きだし

 

・機材買ってくれる←分かる

・金持ち←分かる

・男手がいる←分かる

・声が好き←？？？？

 

アリスを入部させるさせないの意見で金持ちのボンボンで力仕事できる男子なのでOKは理解できるけど、「声が好き」だからOKってなに？含みを持たせた「私に会いにきてくれたんだよね。なんて」ってジョークからのガチ返しの反応。

 

1話の段階で五十嵐先生は明確にこの子だよって示してる（ような気がする）。

 

さらに「アポロはいるか？」の反応ですよ。

 

「誰？」って…。

 

普通にこの中にアポロいる？って聞かれて意味不明すぎる。確かに「この中で」とは言ってるが「誰？」って…。客観的に、霧乃イコのように明治のチョコを想像するか月面着陸かポルノグラフティの歌を真っ先に思いつくよね。

 

他の3人に比べて気になる反応です。

 

そもそもクラスで自己紹介して直ぐにトイレ行きたくなったのにトイレ行きたかったの把握してることも、「愛してる」と女子生徒に言わせて聞きたいのも把握してるのは、パッケージヒロインである上に運命の「アポロ」なのはかなり可能性高いです。

 

で、令和ラブコメの面白いところは「アポロ＝井ノ花六花」だったと仮定しても、彼女が勝者とはならないことです。

 

古典とも言える『いちご100％』では運命のいちごパンツの持ち主は東城と読者に丸分かりで西野に敗れ去った。『ニセコイ』は幼少期に結婚の約束してた小野寺さんがパッケージヒロインの千棘に敗れ去った。『五等分の花嫁』はパッケージヒロインの五月が運命の子の四葉に敗れ去った。

 

現代ラブコメは「運命の子≠パッケージヒロイン≠正妻」では無いのがヒロインレースを面白くさせてくれるところ。

 

十中八九、井ノ花六花はアポロでしょう。しかし、「だから何？」というのが現代のヒロインレースで読者が「あーでもない」「こーでもない」と正妻を議論できる土壌がある。

雨月しのぶ

 

(ﾟ∀ﾟ)o彡゜おっぱい!おっぱい!

 

雨月しのぶはふんわりおっとり系の性格でありおっぱいが大きいです！おっぱいが大きいです！（大事なことなので2回言いました）。

 

よくふんわりおっとり系で『うる星』のおユキさんや『らんま1/2』のかすみさん、初代『ときメモ』の古式ゆかり、『ラブひな』の乙姫むつみ…の系譜を継ぐものです。

 

この手のヒロインは昔からあったけど最近は見かけない。古き良き伝統の味わいを感じられる。「あらあらまあまあ」と言いそうなヒロインです。ヒロインレースに本格参戦しない系だが、令和の今にリングに上がれば…？期待値が跳ね上がる！

日芽川寧々

 

はい！優勝です！！

 

断言しよう。日芽川寧々は真っ先に惚れるキャラであると。いまのところ主人公アリスを最も嫌ってる。放送部に入れるの断固反対の立場を示してます。あ、この子は一番先に惚れるわ…（断言）。俺は詳しいんだ！

 

アリスを最も毛嫌いしてるツインテール娘。歴代のラブコメが示してる。絶対断言できる。最初に陥落ちるのはお前だ！あと数話で惚れてしまうのは、訓練されたラブコメ読者なら確信できるでしょう。

 

そして、最初に恋する乙女卍解したヒロインは人気を得るもの歴史が証明してる。ｍ、おのすごく人気キャラになって、最後に正妻の座をGETする大本命で運命の子の対抗馬です。彼女は人気でるぞ…。

霧乃イコ

 

霧乃イコは一人称が「僕」っ娘で、同じ年なのに幼い…ロリっ娘といったところ（とはいえお胸はなかなかの発育を見せてる）。

 

この手のキャラは絶対に需要があるので、人気は得られるでしょう。アポロ中1時の髪の毛の色が違ってること、アポロの一人称は「私」なのにイコは「僕」なこと（モノローグと言葉を別けてるかもしれんし「私の夢は」とここぞで一人称「私」使用）、そも女子校が統合されたのに「男子と喋ったの久しぶり」と含みを持たせてる。

 

運命の「アポロ」という観点でみると本命の井ノ花六花に最も対抗できるソースを1話で示してる。アリスが突入して声を発した後からなぜかフードを被った（隠れてるつもりの行動説）。もしかしてアポロは霧乃イコって推論が成立させる説得力がある。

正ヒロインは誰だ…？

 

「アポロ」の可能性が一番高いのは井ノ花六花。対抗は霧乃イコ（12歳時の髪の毛トーンを鑑みると微妙ながら）。しかし、現代ラブコメはパッケージヒロインであろうと、幼少期のメモリーがあろうと、「そんなん関係ねぇ！」がデフォである。

 

アポロが誰か…？という感じでえ本命っぽく描かれるパッケージヒロインの井ノ花六花であろうと、正ヒロインになるかどうかは分からないのが令和ラブコメの最先端です。運命の子でもパッケージヒロインでも普通に敗者になる今のラブコメ模様は…最も面白い！

 

ヒロイン4人。平等にパッケージヒロインとか過去の運命なんて「だからなに？」が進化した令和ラブコメなのです。正妻の座は空位です（きっぱり）！

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