『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』ページの都合で少し割愛となった二琥さんのシーンを考察する

 

突然ですが『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』って略称とか無いのだろうか。

 

ストレートに『帝乃』もシックリくる。今どき風に『みかさん』『みかチョロ』とかでもいいように思う。何て略すのがベストなんでしょうか。

 

※サンデーうぇぶりなら基本無料で読めます。

 

36話「一緒に食べよ？」感想

省略された二琥さんデートイベント

感想を述べる前に大変な事案が発生しました！

 

いまや畑健ニ郎先生の記録を抜きサンデー漫画家バックステージの王者となったひらかわあや先生。現在進行形で記録を更新し続けています。

 

 

そして「Vol.476」の更新では以下のように述べられております。

 

先週までのご褒美遊園地回、いかがでしたでしょうか？
最初は二琥のシーンも もっとたくさんあったのですが、ページの都合で少し割愛となりました(;.;)
帝乃三姉妹～は描きたいことが多すぎて、ページオーバーになる事がよくあります。

遊園地回のおまけとか、また単行本などでも描けたらな～と思います。

（サンデー漫画家バックステージVol.476）

 

＞二琥のシーンももっとたくさんあったのですが、ページの都合で少し割愛となりました

 

なんだと…。

 

まあ確かにね。遊園地デートで二琥さんの出番は一番少なかった。ページ数にすれば4ページちょっとしかなかった。実はこれページの都合で泣く泣くカットされてたそうな。

 

カットされたと聞いたら見たくなっちゃうのが人の心よ（単行本のオマケに期待）。二琥さんが割愛されたシーンはどのようなものか？考えてみたいと思います。

割愛された二琥さんシーンを考える

遊園地デートした帝乃三姉妹のイベントはひとりにつき1アトラクションを優と一緒に「乗る・入る」というものでした。

 

一輝姉はお化け屋敷。三和ちゃんはジェットコースター。そして二琥さんはティーカップを一緒に乗ったわけです。ここまでは既定だろう。

 

ならば二琥さんがカットされたシーンは当然ティーカップ内で起きたと考えるのが妥当でしょう。ではどこがカットされたか？その答えはやっぱあそこしかない。

 

絶対ここにカットされた幻がある（35話）

 

割愛された二琥さんのシーンはここ！

コーヒーカップ乗ってすぐ優ひとりがハンドル回したところです（確信）。

 

というのも二琥さんの作戦は自分の剛力でハンドル回して優を攻めることでした。いわく「あたしの腕力をもってすれば」である。乗った直後も「思いっきり回そーぜ優！」と言ってるし、腕パキパキポーズまで決めてますからね。

 

当初の予定では二琥さん本人がハンドル回す気満々だったのである。それなのに作中描写じゃハンドル回したのは優だけです。何かがあったのではないかと。…謎は全て解けた！

 

ここに割愛された幻のページがシーンがあるのではないか！

カットされたのはきっとこんな流れだ。

 

 

というような事があったんだよ！

これがページの都合で少し割愛された二琥さんのシーン（Q.E.D. 証明終了）。多分。

遊園地を終えて

本日発売の #少年サンデー に、『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』の36話目が載っています！

遊園地から戻ってきて 久々の日常、三女の三和の様子がちょっとおかしい…？

今週から三和編です。
どうぞよろしくお願いします！#帝乃三姉妹は案外チョロい pic.twitter.com/4vKnOae9A4

— ひらかわあや＠帝乃3巻10/18発売 (@color_hrkw) September 20, 2022

 

一輝編、二琥編が終わってからの遊園地デートだったので三和編は無い（おそらく一番チョロくフラグ満了期迎えてる）と見せかけて、ついに三和ちゃんの長編。

 

まあ、テーマはすでに16話で描かれてますけどね。

 

 

一輝姉も二琥さんも16話で描かれた壁に当たって優のおかげで突破した…という実に少年漫画主人公らしい事をしました（ヒロインだよね？）。

 

という事は三和ちゃんの「悩み」「壁」はタイトル挑戦であるはずだが含みがあります。「それとも…」ってなんだろ？そもそも直前に師匠から意味深なこと言われてました。

 

まだ決心がつかないのか？そろそろどちらの道に進むか、ちゃんと決めなさい。（16話）

 

これが「タイトル挑戦」か「それとも」だと思いますが、どういう事だろ。まさか奨励会に入ってプロ棋士目指すとかでしょうか。

 

現実で女性のプロ棋士は歴代ゼロ。女流棋士は別。奨励会「三段リーグ」で2位以内になれば四段に昇段してプロ棋士になれます（26歳まで）。近年でも女流三冠だった西山朋佳氏がついにプロ棋士になれなかったとちょっと話題になりました（三段リーグ3位で本当にあと一歩だった）。

 

ただこのテーマだとサンデーには『龍と苺』がありますからね。三和ちゃんの悩み…気になるところである。

ツインテールの子

すんごい美少女が登場した。

どうでもいいけどこの漫画の脇役って美少女多すぎじゃない？

 

以前の三和ちゃんの対戦相手しかり。一輝姉が縁日でお姫様抱っこした子、一輝姉の同僚の子や先輩（歌劇団卒業して女優）。みんなめちゃくちゃ可愛かった。最高か。

「いってらっしゃい！」「いってきます！」

今回一番良かったのは恒例でもある優の「いってらっしゃい」に対する反応です。

 

一輝＆二琥「いってきます！」（36話）

 

36話目にして、はじめて「いってらっしゃい」に「いってきます！」と返答があったのです。

 

なんだその程度かと思われるかもしれませんが、これまでの「いってらっしゃい」経緯を踏まえれば感無量なのです。

 

はじめての「いってらっしゃい！」は2話。くだらないと言いつつまんざらでも無かった三姉妹。16話では「おー」とおざなりの返事でしたが、三姉妹とも滅茶苦茶嬉しそうでした。27話では手で合図。優は「いってらっしゃい」と送り出すの悪くないとも。

 

優からの「いってらっしゃい」はドラマ！はっきり分かんだよね！

 

2話

 

16話

 

27話

 

なんのかんので三姉妹と優の家族の絆が着実に濃厚に大きくなってる顕著な恒例行事である。「いってらっしゃい」と送り出す優と三姉妹の反応はすこぶる良い。

 

二琥さんなんて空手の大事な試合で「いってらっしゃい」を言われて伝説作っちゃいましたからね。

 

 

初手から「いってらっしゃい」と言われて嬉しかった姉妹が、エピソードを重ねるにつれて段々と素直になっていくのが実に素晴らしい。

 

で、ついに振り返って「いってきます！」ですよ。グッとくるじゃん。

 

ただ、まだ一輝姉と二琥さんの2人だけ。1人足りない！三和ちゃん含んで「いってらっしゃい」「いってきます」こそ完成でしょう。まる。

 

 

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