『ワンピース』1084話〝天竜人殺人未遂事件〟感想・考察 リリィ女王の託した手紙

 

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— ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official (@Eiichiro_Staff) May 21, 2023

 

尾田っちがおっぱい星人で鼠蹊部フェチなのは常識ですけど、水着となると爆発力が跳ね上がる。それでいてヤマトは水着でなく安心安定の横乳という。素晴らしい！

 

さて、『ワンピース』1084話〝天竜人殺人未遂事件〟の感想・考察です。

 

天竜人殺人未遂事件

今回のサブタイは「チャルロス聖殺人未遂事件」。ミョスガルド聖が犯人を逃がしたと言われており、てっきりボニーが犯人かと思ったら、犯人はレオとサイでした。で、ミョスガルド聖が彼らを逃がしたと。

 

気になるのはチャルロス聖がミョスガルド聖を殺そうとしてたこと。法もクソもない天竜人同士で殺しあったら有罪（という概念もアレだが）とかあるのだろうか。

ボニーとサボ

1062話で「そうだマリージョアでサボに会ったんだった…。まァいいか今は…」と言ってた詳細が明かされる。共闘したというよりちょっと会った感じですね。

 

その中でも括目したいのは衛兵から姿を隠す時のサボとボニーです。

 

1084話

 

お姫様抱っこだー！！

 

これがラブコメならフラグが立ったと大喜びのところですよ。「サボ×コアラ」が鉄板カップリングの中で「サボ×ボニー」も有りですね。どうでしょうか？（どうでしょうと言われても）

 

 

革命軍が暴れ回ってるのに出張って来ない「神の騎士団」。ドラゴンは兵糧攻めをして苦しめれば出てくると予想してましたが、イム様（もしくは五老星）の命令しか受けないのでしょうか。気になるところ。

幻の部屋

また、衛兵は「幻の部屋」について追及してます。

 

「冗談でも言うなそんな事」という慌てる衛兵の口ぶりから、噂程度ではそこそこ知られてるけど口に出したら同僚で消されてしまった者がいる事が伺えます。

 

パンゲア城内「幻の部屋」って作中で出てるのでしょうか？まだ未登場なのか？前者なら候補はイム様の部屋（花の部屋）と巨大麦わら帽子保管部屋が候補になるが…。

 

908話「花の部屋」

 

906話「巨大麦わら帽子保管室」

 

そういえばイム様って存在自体がトップシークレットだと思うけど、五老星が揃ったと呼びに来てる人何者だろう。神の騎士団か？

 

 

すでに作中で2つも「幻の部屋」と言ってよさそうなのが登場してます。他にもあるのでしょうか。

 

800年前のリリィ女王

だがアラバスタは違う…！！当時の王であったネフェルタリ家の女王リリィは〝最初の20人〟に名を残しつつも…〝天竜人〟にならず、アラバスタに戻った事で今のネフェルタリの名は祖国に残り続けている…（1084話）

 

アラバスタ王国（ネフェルタリ家）だけが20人の創造主の中で天竜人にならなかったことはドフラミンゴが述べておりました。その800年前のアラバスタの王の名が女王リリィなんだとか。

 

シルエットも登場してるので今後、本編で「空白の100年」を明かす過去編をやる時など（あれば）要チェック人物ですね。

 

20の国の20人の王が世界の中心に集い…1つの巨大な組織を作り上げた。それが現在の〝世界政府〟だ…。「創造主」である王達は、それぞれの家族を引き連れ「聖地マリージョア」に住む事にした…。「アラバスタ」ネフェルタリ家だけはそれを拒否し…正確には19の家族だが（722話）

 

創造主はそれぞれ家族を引き連れてマリージョアに移り住んで天竜人になる。アラバスタ王国だけはそれを拒否したので正確には19の家族と虚の玉座に刺される19本の剣。

 

コブラ王の話はドフラが言ってたことのおさらいですが、どうもそれだけでは済まない。リリィ女王は天竜人になるのを拒んで国に戻ったわけではないそうです。

リリィ女王は帰国してない

ないのだリリィ女王の名が…！！彼女はアラバスタ王国に帰ってきてはいない。リリィ女王の弟がその後のアラバスタを治めている。彼女について何か知れないか…？（1084話）

 

コブラ王が五老星と面会して聞きたかったのは800年前の君主であるリリィ女王の行方。「空白の100年」後の昔の文献をかき集めて読んだ歴史ではリリィ王女が帰国してない事実が浮き彫りになったのである。

 

天竜人になる事を拒否してアラバスタに戻ってネフェルタリ家が継続したのでなく、弟がアラバスタを治めたんだそうな。これはビックリですね。

 

800年前のリリィ王女に何が起きたんだってばよ！五老星はすっとぼけてる（ように見える）。逆にイム様は思うところがあるようでコブラの前に姿を現してる。

リリィ女王のかゆいところ

裏切者

908話

 

コブラの問いにどう考えてもすっとぼけてる五老星は908話の通り。

 

てか、今読み返すと「〝最初の20人〟の血族」って言い方も含みあるよね。「子孫」でなく「血族」というのはリリィ女王の弟が治めたと知ってるのではないかと思ったり思わなかったり。

 

・言わば裏切り者だ…

・何かに気づいたか…？話が抉れぬ事を祈ろう

 

引っかかるのは「裏切り者」「何かに気づいたか？」という会話。天竜人にならなかった事が裏切りなのだろうか。そして何かに気づかれてはいけない事を示唆してる。

 

五老星は確実に事情を知ってると見ていい。

 

手紙を残した

では〝D〟とは？実は…800年前の彼女の短い〝手紙〟が代々王家に受け継がれているのだが…（1084話）

 

どうやら800年前にリリィ女王は弟に手紙を送っていたようです。まあ、何かを伝えてなきゃおかしいもんね。

 

そもそも滅びを悟った「ある巨大な王国」が後世に伝えたのが「歴史の本文（ポーネグリフ）」です（クローバー博士いわく）。滅ぼした「20の連合王国」の1つであるアラバスタにポーネグリフが運び込まれてるのが矛盾ですよね。

 

・砕けぬ石に歴史を刻んで世界中にバラまいた。ただ紙や本に書き残しても、そのメッセージは根絶やしにされると考えたからではないか？

・おそらく後に「世界政府」と名乗る連合国の前に敗北を悟った彼らは、その思想を未来へ託そうと全ての真実を石に刻んだのじゃ。それこそが現代に残るポーネグリフ（395話）

 

 

シャンドラなんて何書かれてるか知らんまま、ポーネグリフを代々守り続けて都市（国）が滅ぼされました。

 

「ある巨大な王国」と敵対し滅ぼした側の「20の連合王国」のアラバスタにポーネグリフがあり、それを代々守り続けており、しかも書かれてる内容を受け継いでる。

 

なぜ嘘をついた？その石にはこの国の歴史など刻まれていない…！お前達の欲しがる〝兵器〟の全てが記してあったハズだ…！…そのありかも…（218話）

 

ネフェルタリ家の王族は代々ポーネグリフを守るだけでなく、書かれてる内容も受け継いでいる。古代兵器プルトンの全てを知ってる。在処も（ワノ国って滑稽に見えるが）。

 

 

コブラ含めて歴代のネフェルタリ家の君主は古代文字なんて読めるわけない。それでも内容を詳細に代々受け継いでるならば、リリィ女王が弟にポーネグリフと一緒に手紙を託したのでしょう。

 

ポーネグリフと書かれてる内容を託された弟はきちんと子孫に代々伝えている。800年後にも。短い手紙では何のために守るかの真意までは伝えてなかったのでしょう。

 

 

代々ポーネグリフを守った王家と書かれてることを継承したのはリリィ王女の手紙。託された弟は忠実に実行して800年紡いだ。

 

ポーネグリフを紡ぐと語られぬ歴史（空白の100年）を紡ぐ事ができる！？「ならばなぜ我々は―」である。リリィ王女の弟は託されたポーネグリフと書かれた内容を代々ネフェルタリ家で受け継いできた。理由も真意も不明のまま…800年も！

 

コブラが「D」について聞いたのは手紙で触れられてのか、描かれてないだけでロビンとのやり取りで何か聞いたのか。ただ800年分の想いを背負ってコブラは五老星（世界政府）に問いにきた。

 

あわよくば知りたい…その昔

ネフェルタリ家の王は、世界に何をしたのか…！！

 

「20の連合王国」だったのに滅ぼす「ある巨大な王国」側に最期に裏切ったのは推測できます。「ある巨大な王国」が後世に残したポーネグリフを自国へ運び、短い手紙で書かれてる内容も伝えて代々受け継ぐように託した。

 

空白の100年を知れると聞いて「ならばなぜ我々は―」の答えを問いたい！んま、ガチか不明ながら殺される（消される）のは確定した未来ですが…。

 

イム様はリリィ女王に思うところ有り

1084話

 

「リリィ…」と呟きながら姿を現して虚の玉座に座ったイム様である。どう見てもリリィ女王を知ってるだろこれ。つまり、少なくともイム様は800年生きるのはほぼ間違いないでしょう。

 

今のところ作中で800年も生きられる方法は「オペオペの実」の不老手術ぐらいしか出てませんが、他にも方法あるのか寿命が桁違いの地球人でないのか…何とも言えません。

 

イム様は800年以上生きる…「空白の100年」の当事者！

 

五老星もそうなのかは現状不明です。800年前のアラバスタ君主を「リリィ…」と呼び捨てにしてるところを見ると、同じ20の連合王国の王族か、連合国に味方してたボスかなんかなのか。まだまだ詳細は不明。

 

ただ、ここで思い出すのは「花の部屋」で「D」と「しらほし姫」の写真を切り刻んでいた時ですよ。めちゃくちゃ意味深になってくるな。

 

908話

 

イム様は「モンキー・D・ルフィ」と「マーシャル・D・ティーチ」と「D」の名が付くものの写真を切り刻んでいた。同時にしらほし姫も同罪とばかりに切り刻む。

 

「ある巨大な王国VS20の連合王国」で「D」はほぼ確実に「ある巨大な王国」に汲みしてる側だったのでルフィとティーチが大っ嫌いなのは分かる。「D」は死ね思想。同じようにしらほし姫も嫌いな事が伺える。

 

これは800年前の人魚姫がポセイドンでジョイボーイと仲良し…、少なくとも魚人島を本物の太陽の下へと約束してる間柄なのが関係してる。

 

 

イム様は「ジョイボーイ」も「D」も「ポセイドン」も大っ嫌いなのだろう。絶対「ある巨大な王国」側やもん。800年生きる当事者なら生まれ変わりのようなこいつら殺す！絶対殺す！となるのも自然の摂理。

 

で、含みを増すのはアラバスタ女王のビビの写真。やつらが800年前の敵対者の生まれ変わりみたいなものとしたら、ビビはリリィ王女に似てるのか雰囲気あるのか生まれ変わりみたいなものなか。そういう意味合いになってくる。

 

リリィ女王が最後に「20の連合王国」裏切って「ある巨大な王国」に付いたのは確定的である。じゃあイム様にとって写真切り刻む対象じゃん！と思うけど、ビビの写真だけ切り刻んでない。そして弟の子孫・コブラの前に姿を現して「リリィ…」と。

 

イム様とリリィ女王はどんな関係だったのか？私気になります！憎い！絶対殺す！みたいな対象一覧に含まれつつ、写真を切り刻まない何かがある（ような気がする）。