『ワンピース』1099話「平和主義者」感想・考察 裕福な北部含めソルベ王国民の優しさとくまの七武海加盟はエースが蹴った枠説！

 

『ワンピース』1099話〝平和主義者〟の感想・考察です。

 

コニー王太古とボニーに血縁関係無かったんかい！（挨拶）

 

色んな事が明かされるくまの過去編（正確には思い出してるのはボニー）もいよいよ佳境を迎えてるのかな。五老星サターン聖も動き出して自我消失の真相が明かされそうです。

 

一人革命

1099話

 

本当にゴア王国を真似して国としていらない部分を焼却しようとしてるソルベ王国のベコリ王であったが、ブチ切れたくまが王宮を襲って「一人革命」と呼ばれる事件が起きたのでした。

 

そのまま国民たちの人気に押される格好で新国王になりました。

 

どうやってくまが国王になるか謎でしたが、ベコリ王打倒で国民的に人気になって声に応える形で王に即位したのか。

 

ゴア王国とはまるで違う優しい国民だなぁ…って印象です。

 

22年前の南部を斬り捨てる「奴隷政策」も裕福な北部の国民がドラゴン＆イワンコフの介入で撤廃すれば「よかったそんな国イヤだ…」と言ってました。今回も南部焼却も北部の人達がブチ切れて王宮に抗議してました。

 

裕福な北部の国民が猛抗議（1099話）

 

一方のゴア王国の高町はみんな性根から腐り切ってました。

 

ああ…火事の事ならわかってるが…それは皆が黙認すべき事だ。もし「高町」以外の人間にもれたらどうする…（586話）

 

サボは「この町はイカれてる…！」とドン引きしてましたからね。同じ政策しても、燃やされない側の国民が猛抗議するところがまったく違う。

 

先々代国王のブルドッグ…に限らず善政してたことが伺えるソルベ王国の国民性です。

 

ソルベ王国に貴族がいるかは知りませんが、少なくとも先々代国王ブルドッグも王太古コニーも「まっとうな優しい人間」のようです。

いつの間にか能力者になったボニー

1099話

 

いつの間にか「悪魔の実」を食べてたボニー。107巻SBSで「トシトシの実」の年齢自在人間と説明しており、SBS読んでない人の為にも本編でも言わなきゃというのが具現化したわけですね。

 

いやでもさぁ…「悪魔の実」ってめちゃくちゃマズイですからね。

知らず知らずの内に食べちゃった…なんて事あり得るのだろうかと。

 

思い返せばデッケンは「マトマトの実」能力者なので魚人なのに泳げませんでした。これは先祖と一緒でした。普通に考えれば魚人が「悪魔の実」食うなんてデメリットしかありません。「おれもまた呪われている！」と食ったというより受け継いでしまったニュアンスです。

 

 

アラバスタのチャカとペルも先祖が同じ能力者だったと推測できる。

 

親から子へ「悪魔の実」は受け継がれるかも。現時点ではまだ何とも言えない部分も多いですが、ボニーの場合もこのケースがある可能性が微レ存？もちろん母親ジニーは赤ん坊の頃に亡くなってるので他の親族かなぁ？

 

まあ、大食いボニーは普通にまずい果物だな程度で食っちゃっただけかもしれませんが…。

 

 

※追記

個人的に悪魔の実はその能力を欲してる人、または運命的に引かれ合うのかなって思う。

ワンピの世界だと名前から実の能力が連想されるやつが結構いるけど、自分の能力や特性にあった実が運命的に手に入り、食べてしまうんじゃないかと。
ボニーも年を取りたいという願いから運命的なものでトシトシの実を食したと考えると面白いかな。

＞コメントより

実に意思が宿ると言われてるし面白い考察

＞コメントより

 

面白い意見ですね！

意志が宿ると言われてるのは動物系「悪魔の身」ですけど、超人系も当てはまるかもしれませんね。早く年を取りたいボニーにピンズドですし。

元先々代国王ブルドック

1099話

 

元先々代孤高のブルドッグ。既にかなり高齢です。どうやらベコリ王とは血縁関係が無さそうですね（遠い親戚かもしれませんが）。世継ぎがおらず、高齢でベコリに王の地位を譲ったといったところかな。

 

くまが国王になっても、元王なのに上から目線もせずくまを王と立てて、ボニーを王女と呼ぶ。めちゃくちゃ良い爺さんやね。ソルベ王国の人達がベコリの悪政に反発したのも彼の善政が大きいのでしょう。

コニーとボニーは血縁関係じゃない

1099話

 

血縁関係じゃないのかよ！！

 

コニーという名前から、ジニー、ボニーに連なる…祖母やろ！ジニーに親がいる気配はない。また年齢操作だけでそっくりの姿になるのは血縁関係しかあり得ない。その前提でクローン説を主張したら、まったく他人でした。

 

 

どうやらボニーは能力で年をうまく取ることが出来ず、コニーを参考に老婆になる練習することでソックリになった様子。そんなん海のリハクでも見破れんっちゅーの。

 

という事は「トシトシの実」は単純な年齢操作能力だけでなく、ある程度は寄せて似せて年を取らせる事が可能なのかな。「ディストーションフューチャー（歪んだ未来）」では「何かあった世界」「IFの未来」で年齢操作してたので、その延長みたいなもんか。

 

 

あとくまとジニーのフレンズのギョギョがボニー海賊団の副船長みたいなポジションのやつになってる上に、2年前にボニーが被ってた帽子は色こそ違うけどコニーと同じ形状ですね。

 

くまチーの友達が副船長？で帽子はコニーと色違い（498話）

 

ボニー海賊団はソルベ王国がかなり深く絡んでる予感がしますねぇ。くまはヒーローだったし、ソルベの国民も金持ちの北部含めて善人ばっかです。

くまは見逃されてた？

あいつが帰ってきたら、その全てを返り討ちにする…！だがそうすればおれは犯罪者だ。この国にはいられない…！（1099話）

 

いや、そもそもくまちーはバッカニア族じゃん。

 

サターン聖は「お前には奴隷になる事と死ぬことしか許されていない」って言ってましたから。さらに逃亡奴隷でもあります。ベコリを返り討ちにしなくても世界政府からした犯罪者です。

 

 

なのにソルベ王国の王になれた。

しかも、王が変わった事をサターン聖は報告受けます。

誰に代わったか確認してました。

 

普通に考えれば、この時点でくまちーは世界政府にとっ捕まってもおかしくない状況化です。子供の頃から名前変えてない。これはどういう事だろう。みすみす見逃してたって事でしょうか？バッカニア族の血筋というだけで奴隷にされたのに…。

 

サターン聖はくまちーを見逃してたとしか思えない。何の為に？

暴君くまの真相

わしが知っとるくまの情報は…元ソルベ王国の〝悪い国王〟で…国民に国を追われて「海賊」となり、「革命軍」にも在籍し、その後「海軍」に捕まり…〝終身刑〟。ベガパンクがくまの筋力、潜在能力に惚れこんでいた為に〝身体改造〟と〝クローン開発〟への参加を条件に〝王下七武海〟として海へ戻った男…！！（1064話）

 

世間一般の「暴君くま」像を説明してたジンベエ。その実態はほぼほぼベコリ元王が仕組んだプロパガンダでしたね。あとは世界政府側がほんのり味付けしたってところか。

 

現状、くまが海軍に捕まって終身刑になる素振りはないし、なってもいないのにベガパンクと「クローン開発」は同意してる。「身体改造」がサターン聖との取引でしょうかねぇ。

2年前の麦わらの一味を修行させた場所

1099話

 

ボニーの病気を治す手掛かり求めて世界中を旅した2年間（4～6年前）で、2年前の麦わらの一味を修行させた場所を訪れてました。

 

 

もっとも括目すべき点はバッカニア族にとって最重要人物ルフィ（ニカ）を飛ばしたアマゾン・リリーを訪れた痕跡が無いこと。今後訪れるかもしれませんが…。

 

まあ、ルフィ（ニカ）を特別視してて、麦わらの一味を成長させる為の修行地に飛ばしたり、自我消失前に船を守るプログラムやったりした下調べにもなってる旅ですね。

4年前（ボニー8歳）でベガパンクに会う

1099話

 

ドラゴンのアドバイスでベガパンクに会いに来たくま。不治の病「青玉鱗」はベガパンクが治せるらしい。まだ医療現場にも下して無い技術（新しい幹細胞を作って移植）がある。流石は500年先を行く男である。

 

また、ボニーが（12歳時）でエッグヘッドへ来たことある「子供の頃な…まだ普通の研究所だった（1062話）」のアンサーです。訪れたのはパンクハザード事故で移転した直後の4年前…8歳の時です。

 

12歳のオマセさんが4年前の8歳児を「子供の頃」と言ったわけですね。

 

 

んで、バッカニア族と知ったベガパンクはくまを素材にクローン兵を作る取引をボニーの治療代無料の条件で持ち掛け、くまちーも全然OKで交渉成立。むしろ、自分のクローン兵が弱き市民を救うなんて最高やん！ってノリである。

 

「パシフィスタ（平和主義者）」と名付けられた所以である！

 

そんな平和的な取引に不穏な空気が…。

科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖です。

科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖

クローン兵とは…「兵器」！「兵器」とは人を何人殺せるかがその価値、チャンスを活かせん男だなベガパンク。私に考えがある…！！（1099話）

 

海軍科学班第8研究所（後のエッグヘッド）を盗聴してたサターン聖。科学防衛武神はもっと有効活用できるやろ！という考えのようです。

 

そもそも、こいつはバッカニア族って血筋だけで世界政府にとって犯罪者のくまちーを6年前時点で見逃してる節があるので、「チャンス」という言葉は含みが増し増しです。

 

バッカニア族の血筋は世界政府にとっちゃ奴隷か死ぬ運命だが有効活用すべきって思ってるのかもしれんな。くまが自我を無くしたのは頂上戦争の数日前だが、自らをサイボーグ化はもっと前から徐々に進められてました。

 

 

サイボーグ化を受け入れた時点で「≒」自我消失だったのかもしれんな。少なくとも、自分には頂上戦争直前で自分には時間が無いことをレイリーに伝えており、自我消す最後の手術前で己の自我のタイムリミットは察してたと思われる。

 

何より「クローン量産」は全然OKな取引で、己をサイボーグ化させる取引はまったく無い。ベガパンクもくまをサイボーグ化させるつもり無い。これは、やっぱサターン聖が絡むんでしょうかねぇ。

 

サターン聖？「私は命令したのだベガパンク。自我を残す事は絶対に許さん」

ベガパンク「しかし、それではくまは！！」（1094話）

 

くまの過去を知ったボニーはベガパンク絶許から、世界政府…サターン聖こそ諸悪となってました。断片的に描かれる過去から察するに、ベガパンクも反対してた自我消失を手動したのはどう見てもサターン聖です。

 

いわく「自我を残す事は絶対に許さん」です。バッカニア族のくまが見逃され、政府公認の七武海になった経緯はサターン聖の高度な政治取引なのだろう（と思われる）。

くまが七武海になるの4年前か？

コニーとボニーが「トシトシの実」年齢操作でそっくりなのは日向くんばりの強引なドリブル感はある（当初の構想では妻ジニーで実祖母コニーだったのでは？）が、大きいマクロの視点で見ると流石尾田っちって構想だ。

 

 

この事象が全て一本の線になる（ような気がする）。

 

（2年前時点で）2年前か…お前が母親の名を名乗り…「スペード海賊団」の船長として卓越した力と速度でこの海を駆け上がっていった時…我々はようやく気付いたのだ…ロジャーの血が絶えていなかった事に！（551話）

グランドラインに威勢のいいガキがいやがる。グララララ…。七武海への勧誘をケッたって？コイツら何年目だ？若ェのが…そんなに急いでどうする（552話）

 

エースはルフィの3歳年上なので、ゴア王国貴族のサボから聞いた17歳でいっちょ前ロジックで、17歳で海へ旅立ちました。5年前にエースは旅立つ。

 

で、エースは17歳時（5年前）に足場を固めてたった1年で凄い海賊の仲間入りした18歳時（4年前）で恐ろしいほどの快進撃を成し遂げたのである。

 

 

名を上げまくって「D」が目立つようになる。なにより括目ポイントは七武海に勧誘されたこと。それを蹴ったことです。

 

4年前に七武海の一人が陥落したのか世界政府にとって裏切り行為で剥奪されたかは定かでないが、七武海のひとり欠員が出来たのです。それが4年前。くまちーがベガパンクと取引したのも4年前です。

 

バーソロミュー・くまが「七武海」になったの絶対、エースが蹴った枠の4年前やんけ！

 

スペード海賊団といして名を上げて七武海に勧誘されたエースの枠にくまがサターン聖との高度な政治的取引で加わったわけよ。自我消す要因でもあるでしょう。

 

具体的にサターン聖がどのくらい関わるか分からんが、くまが七武海になる取引はここで実行されるはず。サターン聖はくまがソルベの王になった時点で、バッカニア族という生まれながら（血筋）で大罪人なの分かってて泳がしてる節がある。で、くまの自我消す張本人でもある。

 

 

という断片的なアレコレが浮き彫りになる。

細かいところ…具体的なアレコレが待たれます。