今週(7号)の『ワンピース』は休載です。
最近のワンピを読み返してて気になった点でも。
まず、腹が減りすぎてビッグマムが痩せてしまい「人間の身体ってこうだっけ?」状態になった時の息子たちの反応が引っ掛かりました。大抵の子供&部下は、ビッグマムが痩せてしまったのに驚愕し、どう見ても初めて目撃する身軽なママだったのですが…。
ペロスペロー「何年ぶりだ、あんな身軽なママ…」
890話「船の上のビッグ・マム」で、長男ペロスペローだけが以前にも痩せてしまったママを見たことがあるような反応でした。この場にいた二番目の年長者(と思われる)、3男ダイフク(48歳)ですら初めて見る反応なのに…。
たまたま、偶然ペロスペローだけが何年か前に見たことがあるだけなのか、次男以降は生まれてない(もしくは物心がつく前)にビッグマムが腹減りすぎて痩せてしまうような事件(食いわずらい)があり、ペロスペローだけ知ってたのか。
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しかもビッグマムの「食いわずらい」は一国を滅ぼすレベルですからね。大事件になるのは間違いなく、極限状態で痩せるまでいけば、以前の損害は相当でしょう。ペロスペローしか知らない方が不自然である。
カタクリ、ダイフク、オーブンの三つ子(次男、三男、四男)が48歳なら、ビッグマムが20歳の時に産んだ子供だよね。ペロスペローは10代で産んだ子供か…。ペロスペローの年齢がまだ判明してないのでちょっと引っ掛かりました。
ステューシー様…
ステューシー
全部ルフィのせいにした!
玉手箱爆破以降どうなったか不明だったステューシーさん。普通にくつろいでティータイムしてました。自分で玉手箱を盗もうとして大爆発が起こったのに、サラッと責任をルフィになすりつけておりました。さすが大人の女!世渡りが上手い(褒めてます)。
撃たれたルフェドさんは、相変わらず生存不明です。
うーむ、これではサンジの作ったケーキで大団円になったとしても遺恨が残るのう。ルフィ本人はカイドウの次に倒す宣言してたので、再戦するならアングルがあっていいのかか…。
それはそうと、尾田っちはステューシー姉さんの年齢をいい加減に教えて欲しいス。もし60代、70代、80代とハイパー美魔女だったら、まじで「羊の家」出身者の可能性もありますしね。
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ステューシーに関係なく、マザーカルメルのガキ売り稼業50年で、どれくらいの子供が世界政府に売られたんだろ。ビッグマムの義理の兄や姉的なポジション、「羊の家」出身者もそのうち出てくるのではないかと思いますし。
ガキ売り稼業50年で2年周期で政府に優秀な子供を売ってたなら25代分の出荷された子供がいるわけです。特にサイファーポールの高年齢者なんてマザーカルメルの手塩にかけられて売られたキャラもいるだろうし…。
・ステューシーの年齢
・政府関係者で「羊の家」出身者
この2点がずーっと気になっております。
ミンク族の「奥の手」と月
スーロン
ミンク族が満月でサイヤ人ばりに真価を発揮すること(スーロン)は分かりました。
戦闘能力を大幅にパワーアップさせます。
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これは確かに強いし、「切り札」としても使える。でも、満月限定じゃ月に1回しかパワーアップできないじゃん!
イヌアラシが次ジャック達が襲ってきても奥の手があるって言ってるけど、スーロンが奥の手なら襲撃が満月の夜じゃなきゃ使えないよね?イヌアラシがあそこまで自信満々なのが不自然に感じる
ですよねー!
イヌアラシは5日間ジャックと戦った末に毒ガス使われて敗れました。しかし、819話では相手が卑怯な手を使ってこようと「次はそうはいかんさ」と豪語してました。
イヌアラシは語る
卑怯な敵が反則敗けになるならいいが…
フフ…だが次はそうはいかんさ!一度目の轍は踏まぬ!
奥の手もあるー次、戦うならミンク族の”真の力”を見せてくれる!!
(819話)
この言い方だと、次にジャックが汚い毒ガス兵器使ってこようと負けないんだからね!って読める。で、月1限定の「スーロン」でここまで豪語できるものなのかと。
考えられるのは、「スーロン」以外にも何かある事と、満月は月1限定じゃないってこと。前者だったら今のところ情報が何も無いので何とも言えませんが、後者の満月は月に1回なのかどうかがずーっと気になってる。
衛星が6個あるような
オハラ編の地球儀見ると、ワンピ世界の地球に衛星が6個あるように見えるんですよね。月の満ち欠けのワンカットは、初期から特徴的な描写です。この世界に月はいくつあるのだろう。仮に月が複数あって、満月でが数日に1回ぐらいなら納得もできますが…。
ルフィVSカタクリの信頼関係
三者の「信じられてる」
ルフィはカタクリぶっ倒して帰ってくる、サンジはビッグマムを止める美味ケーキを作ってくる…と仲間から「信じられてる!!」と宣言。対して、妹や部下から「完璧」と確信されてるカタクリ兄さんは、ポジション的には似つつも言葉にできませんでした。
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この時点で、ルフィが背負ってる「信頼」に負けてる感がありましたが、より明確に上手くコメントしてくれた方がいたので思わず「そうそう!」とうなずきました。
信じられてるというキーワードで見ると、麦わらの一味はポジティブな信頼ですね。口に出してあれこれ言いませんけど、それぞれの役割をこなしていく。信じられていると同時に、互いを信じあっている様子が描かれています。
対してカタクリの方は、こんなに敵にてこずる おに―様は見たくない、幻滅しちゃう、と信頼というよりは、完璧を求められている、完璧なおにいちゃんという幻想を抱かれているという印象です。カタクリにとっては信じられているというよりは、完璧なお兄ちゃん像を壊してはいけない使命感のようなものはあるかも知れませんが、その思いを力に変えるというよりは、重荷であったり、ネガティブな方向に働くのではないかと思います。
この対比が面白いですね。
あー!そう!これ!言いたかったのは!
自分の語彙力が説明力が足りない事を完璧に補完していただいた。
新世界に入ってからのルフィの死闘にはテーマがありましたからね。ホーディ戦では「未来を見てるVS過去の囚われてる」、ドフラ戦では「”Dの一族”VS”天竜人”(人VS神)」…と。
で、サンジ奪還編ルフィの(おそらく)最終決戦!カタクリ戦のテーマはズバリ「ガチの信頼VS虚構の信頼」かなと。「完璧なお兄ちゃん像」はどう見ても幻想だし、それは力に変えるより重荷になりそうだし…。
サンジ奪還編の「まっ直ぐな本音VS優しいウソ」の集大成でありつつも、また違った角度があるね。佐藤大輔氏風にこの戦いのキャッチコピーをつけるなら「信頼VS虚構」「まっ直ぐな本音VS虚しいウソ(完璧なお兄ちゃん)」ですよ!
そう考えると、血の繋がりはあっても上辺だけだった繋がり。本音を出せなかった弱さを見せられなかった「ビッグマム海賊団」を象徴するようなラスボスですね。カタクリは!本音を出せない!弱さを見せられない!それを誰も察しない!理解しない!
改めて見直せば、カタクリとルフィ(&サンジ)の立ち位置は信じられてるって似てるようで、まったく違いますね。
ルフィとサンジとは違うわ
弱さを見せることも、本音を吐露することも、それを受け止めてくれる相手がカタクリにゃいないんだなって。「おれは弱い」って叫ぶことも、「本心を言えよ!」って言ってくれる相手もいない。ルフィ風に言えば「だって!それがお前だろ!」と「おれ達がいる!」が無い。
もちろん完璧なカタクリはそんな事、口が裂けて言えないわけですけどね(←上手いこと言っちゃいましたか?)。
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コメント
>ビッグマムが0歳の時に産んだ子供
なにそれ怖い
イヌアラシのほのめかす奥の手はきっと、パワーボールで擬似的な月を作るとか、ブルーツ波発生装置とかですよ。知ってる!
0歳じゃなくて20歳の間違いだよね?
最後上手いこと言ってるのに、もぬけ!(まぬけとかけている)
SBSの過去のマムは痩せていましたから、痩せた姿が本来の姿なのでしょう。
四皇になり自らが争うことがなくなりブクブクと太ったのですかねぇ
ベジータみたいに月作れるって落ちだったりして
カタクリの妹の人数からしてカタクリの姉にあたるのはコンポート一人だけ。
ペロスは49歳か50歳で決まりなんだぜ
血で繋がりを求めたマムと、心で繋がりを求めた麦わらの対比ですよね。
ヴィンスモークも前者に入るでしょうか。これはコンセプトの戦いですわ。
あまり詳しくないですが、月が一個しかなくても、満月が月一回でない可能性もあるのでは?
こうこがくしゃのところにある月のひとつ、みずたまもようのつきはよんこうがはこんでいるみずたまのたまごににてるなぁとおもいつつスレよんでたらもうひとつにてるのがあった。じつはつきじゃなくフランベのおしりがまわっている説
今一番心配なのはジンベエの左腕は無事なのか?という点ですね
マムに吹っ飛ばされた後からジンベエの左腕を一切描写してないのは気になります
舵を取るシーンでさえ右手しか描写が無かったですし
一味レベルに合わせるために弱体化させた可能性が無きにしもあらず・・・
他を強化してジンベエレベルに合わせるならまだしも、ジンベエ自体を弱体化は
盛り下がるだけで誰も得しないと思うので何とか左腕は無事であってほしいです
ジンベエの左腕は切断されれてはいないけど、筋を切られて思うように力が入らなくなってしまったかもしれませんね。
いつも楽しく読ませて頂いております。
血の繋がりと信頼関係がテーマ、確かにそうですね〜(^^)!
考えてみれば、
●血の繋がりはあるけれど、見かけ上の信頼関係が強いビッグマム海賊団
●血の繋がりはあるけれど、信頼関係もクソもあったものじゃないヴィンスモーク家
●血の繋がりもあるし、本当の信頼関係が築かれているミンク族
●血の繋がりはないけれど、本当の信頼関係が築かれているルフィ達
による闘いといったところでしょうか!
もちろん、サンジは一族を見捨てなかったところからも、このヴィンスモーク家のカテゴリーからは外れますが(^^)
ですが、やはり見かけ上の信頼関係すらないヴィンスモーク家は最初にやられてしまいました…
当然ですね、、、張り合えるものがないのですから(泣)
残るは
虚偽の信頼関係VS本当の信頼関係
…ですね!
また、
元を辿れば自分を守るために闘っているビッグマム戦闘員に対し、
何かを守るために闘っているルフィ達の方が、戦闘に対する覚悟が違う筈…
しかし、実力としては圧倒的に戦力の勝るビッグマム海賊団。
ここを切り抜けるにはやはり、、
「信頼」と「覚悟」で勝ることが重要になってくるのではないでしょうか(∩´∀`∩)!
今後が楽しみです!
ステューシーは何故今頃、玉手箱とルフィの関係があるとニワトリ伯爵に語ったのでしょ?
私には、WCⅠからビッグマム海賊団を全て、麦わら一味追討に向かわせようとしてるようにも見えました。
もしかして彼女には、彼らが島に居られては困ることがあったりするのか?
ゾウから一ヶ月も経ったとは思えないしなー
満月の周期が現実より短いか、月が複数あるか、でしょうな
ワノ国は常に夜で、且つ満月が出ているとか。
例えば、ワノ国の城が描かれているシーンは霧掛かって薄暗い。これは夜霧が掛かっているのかと。
また、『不夜島』エニエスロビーがGL前半の終点付近であり、ワノ国はGL後半の終点付近。位置的にほぼ地球(?)の真逆と考えるなら、こちらは対の『常夜島』として描かれる可能性も。
「次 戦うなら」カイドウの根城、ワノ国でしょうし、思慮深いイヌアラシ公爵ならば一か八かのスーロンを「一度目の轍は踏まぬ」とも「奥の手」とも言わないでしょう。