「女に会って来る」と手紙を残してサンジは一味を離れる事に。
結婚相手はシャーロット・プリン、ビッグマムの娘ではないかと言われています。
仮にサンジが嫁を連れて戻っても、麦わら一味はビッグマム傘下になってしまうので断固拒否である。
それでもサンジは行かなきゃいけなかった。怪銃ヴィトから何かを耳打ちされた途端に態度を豹変ですからね。ブルックは「結婚が逃げられないものだった場合」と言ってましたが、おそらくそうなのでしょう。
サンジの騎士道
そこで考えられるのは「人質」のような者の存在でしょうか。
サンジは「誰も守れない」という台詞が怒りの琴線なのですけど、とりわけ自己犠牲精神は半端じゃないですからね。誰かを守る為に自ら傷つくのも厭わない!それがサンジ!
サンジさんの自己犠牲半端ねぇー!
バラティエでゼフに対する恩義のために無抵抗でボッコボコにされたのに始まり、アーロン編では魚人のクロオビ相手に水中戦(ルフィが溺れており重症のサンジに変わってクロオビ戦とルフィ救出を請け負う)、ドラム島ではルフィとナミをかばって大怪我、空島ではウソップとナミを庇ってエネルの雷食らうし…etc
恐ろしいまでも自己犠牲精神。
ルフィにも「死ぬのは恩返しじゃない」とか「勝手なことするな」とか言われてましたけど、サンジは自己犠牲をまったくやめる気ないね。何か「大切な者」の為にはあっさりと自分を犠牲にしてしまうのである。
「誰かを守る」と「自己犠牲精神」に信念のようなものがある。
何がサンジをそこまでさせているのか。
過去に、ヴィンスモーク家時代に何があったのか。
自己犠牲っすわ
今回の結婚の件も、サンジの自己犠牲精神でしょうね。
自分を切り離すか。
まあ、サンジには既に麦わら一味仲間の法則「4人目」のサブタイトルが68話でついているので、真の意味で仲間になるというイベントではないと思いますけど。
サンジに聞きに行こうと提案するルフィに対して、ゾロは四皇カイドウと対峙するのが時間の問題なので「放っとけ」と突き放します。
そういえば、ウソップが離脱した時も冷たく言い放ってたけど、今度はどーするのでしょうか。サンジを追ってビッグマムなのか、このままカイドウ戦になるのか。
さて、今回のキモは前回に引き続き「ヴィンスモーク家」ってなんやねんである。
ヴィンスモーク家についてはロビンが「どこかで聞いた気がする」と述べておりました。前回はブルックが「ちょっと背筋がゾッとする名前」と。一体何なんだ!ヴィンスモーク家ってのは!
ヴィンスモーク家
謎が謎を呼ぶ「ヴィンスモーク家」。
ヴィンスモーク家についてペコムズが重要な事を述べました。
って、ペコムズ置いてかれたのかよ!『ニセコイ』の小野寺さんもビックリの置き去りである。天津飯風に言うならば、ペコムズは置いてきた!ハッキリ言ってママのお茶会には参加できそうもない!である。
んで、置き去りのペコムズはヴィンスモーク家を語るのであった。
サンジの結婚を決めたのは「ヴィンスモーク家の親父」で「闇の世界では有名な男」だとか。そして!
ヴィンスモーク家とは
「ヴィンスモーク家は…まァ簡単に言やァ」
「人殺しの一族だ!」
えええぇぇぇぇぇ!?
サンジの実家、ヴィンスモーク家は人殺しの一族だとぉぉぉ!
ビックリ仰天である。
この設定だけ聞くと、『ハンターハンター』のキルアとデジャブるんだけど。同じ三男だし。とはいえだ!「人殺しの一族」と言っても暗殺とかではないでしょう。
だって、政府にはCP9(今の面子どーなってんだろ)がいるからね。闇の正義のもと、世界政府から殺しを許可されている暗殺集団ですしおすし。
四皇ビッグマムが姻族関係を結びたくなるのがただの暗殺集団なわけないっしょ。さらに「生け捕りのみ」と手配書を書き換えてるという事は政府と繋がってるか顔が利くんでしょうし。うん。ますますわからなくなった。
現状分かってるだけで以下の通りでしょうか。
■ヴィンスモーク家
・ブルックが知ってる事から少なくとも52年以上の歴史がある
・ロビンも名前をどこかで聞いた気がする(うろ覚え)
・元々は「北の海」にいた
・いまは新世界にいる
・手配書を書き換えられるぐらい政府と繋がっている
・サンジの親父は闇の世界では有名
・人殺しの一族
うーむ。
分からないな。
具体的にどういう一族なのかは見えません。
しっかし、デジャブというかヤツを思い浮かべてしまう。共通点ありすぎだよね。闇のブローカーこと、ドンキホーテ・ドフラミンゴとさ!
過去邂逅(16年前)にコラソンはドンキホーテファミリーを一網打尽にする作戦をセンゴク(当時は海軍大将)と電話していました。ドフラミンゴと裏で繋がっている「大物達」や「あらゆる商売相手」のリストについても話してました。そこで気になるワードが…。
北の海(ノース)の闇
「北の海の闇」とはなんじゃらほい。
結局、コラソンはドフラミンゴに殺されてしまいリストを後日渡せませんでした。いやローに託したんだけど、運悪くヴェルゴさんに渡ってしまいました。
「こんなモンが軍に渡ったらファミリーはもうお終いだ」という情報文章。
そう、まだ「北の海の闇」は暴かれていない!
「北の海の闇」と「ヴィンスモーク家」は繋がりそうである。
ドンキホーテファミリーと関係ある臭いがプンプンするぜ。
そもそも、海軍本部の大将だったセンゴクがわざわざ追いかけていたぐらいだし。16年前の時点で、まだファミリーの規模も小さかったのに闇のブローカーとして相当暗躍してましたからね。「ウチは闇取引が専門な“悪魔の実”も取り扱っている」「南東リヴァースマウンテンへ向け拠点を移しつつ取引を拡大していく」(763話)ですしおすし。
ドフラミンゴは人造悪魔の実スマイルを製造してましたけど、あくまでも「闇のブローカー」ですからね。ブローカーってのは取引で、売り手と買い手の間に立って売買の成立を支援する仲立人です。紹介で利益をあげる業種。その闇バージョンがドフラミンゴ。
ドフラミンゴが陥落して「買い手」は阿鼻叫喚でした。
買い手は阿鼻叫喚
「悪魔の実」や武器を海賊だけでなく、戦争中の王国などにも売りさばいてました。でだ。ドフラミンゴが陥落した事で「売り手」側はどーなってしまったのだろうか。
そこでヴィンスモーク家が怪しさ爆発である。
サンジは「北の海」出身で幼少時代を過ごし「悪魔の実図鑑」も読んでるからね。ヴィンスモーク家こそドフラミンゴを仲介人とした「売り手」側だったんじゃねーの。それならば「人殺しの一族」というのも納得できますな。
ドフラミンゴが「北の海」を拠点にしてた頃は、ヴィンスモーク家も「北の海」にいて。ドフラミンゴが移動するのに合わせて移動し、今「新世界」にいるのかもしれない。サンジがどのタイミングで家出(?)したかは知らんけど。
少なくとも、ドフラミンゴファミリーは16年前まで「北の海」を拠点としており、サンジは11年前に客船で見習いコックしてたので、「北の海」にいたのは11年以上前でしょう。「北の海」にドフラファミリーとヴィンスモーク家がいた辻褄は合う。
武器製造の黒幕
ドフラミンゴが商売してた武器製造の黒幕はいまだに謎ですし。
武器製造の黒幕
ドレスローザにあった武器や兵器は全て革命軍にかっぱらわれました。革命軍がその武器などを調査した結果、特殊な鉱物「酒鉄鉱」が使われてたそうな。産出国が限られているので「武器製造の黒幕」を割り出せるかもとコアラは喜んでいました。
つまり、ドフラミンゴを仲介役としてた「売り手」側の武器製造の黒幕はまだ誰なのか分かっていません。意味深に「武器製造の黒幕」って言うぐらいだしね。
そしてサンジの手配書が「生け捕りのみ」になった時と掲載された写真がタイミングおかしいのである。ちょっと矛盾してるんだよね。
サンジの手配書
写真が魚人島で人魚と戯れていた時のものです。
いつの間に写真撮られたんだよって感じですけど、ちょっとタイミングがおかしいよね。魚人島で写真を撮られたならば、もっと早く「生け捕りのみ」って手配書を出せたじゃんか。なのに何故、このタイミングで「生け捕りのみ」にしたのか。
少なくともヴィンスモーク家はずっと前に気づけたでしょ。
あれ?うちの三男やんって。
それなのに、手配書が「生け捕りのみ」となったのは魚人島、パンクハザード、ドレスローザの後である。新聞や手配書のタイミングとしてはドレスローザ上陸前にサンジの写真を掲載して「生け捕りのみ」と配布できたわけですよ。
ドレスローザ上陸前の新聞
この時、サンジの手配書は更新できたはずなんです。
ヴィンスモーク家は絶対にサンジに気付いただでしょ。
で、魚人島の写真で「生け捕りのみ」って変える事も可能だったわけです。でも、サンジの手配書は変わらずである。何故か。どーでも良かったからさ。この時は!
ヴィンスモーク家、サンジの親父にとって、ドレスローザ上陸前まではサンジが生きていようが死んでいようが海賊やっていようが関係無かった、と。それが急変したのです。何が起こったかといえば、闇のブローカーのドフラミンゴが陥落して海軍に捕まってしまったのである。
これはどう考えてもヴィンスモーク家とドフラミンゴが繋がっていたとしか思えない。そして仲介役を失くしたから、ヴィンスモーク家はビッグマムと繋がりを必要としたという可能性が微粒子レベルで存在する。
故に、このタイミングでサンジを「生け捕りのみ」にしなくてはならかった。写真は魚人島の時ので。ビッグマムにとっても武器製造をしてる家となら繋がる価値はある。
ヴィンスモーク家は、武器製造の黒幕であり、「北の海の闇」であり、だいぶ前からドフラミンゴを仲介役にしいた…。こんなところか。全然違うかもしんないけど。ただ、政府と繋がってるっぽいのが引っかかる。まあドフラミンゴも繋がってたからね。おしまい。
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