『よつばと』13巻を読了。ちょー最高ー!!
帯のキャッチコピー「そして今日も、日々は続く」が胸にストンと落ちる。
夏も終わりすっかり秋になってもよつばの日々は続いていく。
相変わらずよつばとの天真爛漫な言動は楽しい。楽しい子供を体現している。よつばの何気ない行動は子供時代を思い出す。ノスタルジックな気分になる。
あー!やったやった!
上着でスッポリ膝から足を包む。
子供の頃これやりましたよ!他にも炭酸を「からいやつだ」としゅわーってしたり、背中が痒くなって親にかいて貰いに行ったり。すっげぇ懐かしい気持ちになる。よう言われるよつばはリアルというか等身大の子供って感覚が13巻にしてはじめて理解できた気がしました。
やっぱ最高に面白いな『よつばと!』
84話「よつばとすなば」も個人的にヒット!
よつばって同世代の友達いないのかと勝手に思ってましたが、公園に友達いたのはビックリです。まあ子供っていつの間にか知らない子と仲良くなってるイメージあるしね。大人の知らないところで。全編通してよつばの無邪気さを堪能しました。はい。
で、13巻のメインはばーちゃんが来たことなんですけど、そこでとーちゃんの下の名前がはじめて判明するわけです。
とーちゃんの名前
「葉介」という名前らしい。小岩井葉介かー。
そうするとよつばも漢字だと小岩井四葉になるんだろうか。
僕にとって小岩井親子はファンタジーだったんだけど、ばーちゃんの登場でなんか一気に現実的になってしまった。
ばーちゃんの「ふたりとも元気にやっとるんか」「ならええ」が刺さりまくる。今まで考えなかったし、考える必要もなかったと思ってた「よつばは何者なのか?」が頭に浮かぶ。
よつばの出生と引っ越してきた理由が個人的にずーっと謎だったんですよね。
よつばは拾われてきたらしい
「こいつ、ひろわれっ子なんで、かーちゃんいないんだ」(6話)というジャンボの台詞(ジャンボの親父も事情を知ってる様子)、「俺が外国でひろってしまって、なんだかわからないうちに育てる事になった」(7話)などと語られている。
よつばと初対面の人がよつばを外人と認識するシーンがいくつかあります。情報少ないんで分からんが、よつばは海外でとーちゃんに拾われてきたのだろうか。
まあ、よつばの生まれ故郷やとーちゃんとの血のつながりや本当の親(?)は作中で明かされるか知らんけど。
そもそも小岩井親子はなぜ引っ越してきたのだろうか?
よつばは引っ越してきた
「よつばもあっちのとおいばーちゃんちからきた。そのまえはもっととおいひこうきでいくとこからきた」(28話)
小岩井親子はいま住んでいる家に引っ越してくる前は、ばーちゃん家に住んでいたようだ。作中でも以前に住んでいた場所はばーちゃん家と何度か話題になっている。「ばーちゃんちは(クーラー)なかったもんな」(3話)、「よつばちゃんここに来る前はおばーちゃんちにいてね。その前は島にいたって言ってたよ」(14話)…等。
なんで引っ越してきたんでしょうか。
とーちゃんの仕事の都合なのだろうかと思ったけど、翻訳家の仕事をずっと家に引きこもってやってるからね。
唯一仕事で外出したのは53話「よつばとるすばん」だけかな(打ち合わせか?)。数ヶ月に1度出かけるだけで在宅ワークの翻訳。それなら実家でも出来たと思うのですが。わざわざ引っ越す必要あったのか。
気になったのはジャンボとやんだの存在である。
ジャンボはこの町でフラワージャンボを親子でやってるのでずっと住んでる様子。よつばと星を見に行った時のジャンボととーちゃんの「なんとか自然公園って知らん?子供の時遠足に行った」というやり取りから察するにジャンボととーちゃんは幼馴染のようだ。
んで、やんだはばーちゃんに会えば「なんややんだか」「あれ?おばちゃん」と昔ながらの顔馴染みなんですよね。
よつばとはこの町で始めて会ったのに(30話)。ついでにばーちゃんの家を聞けば「へーじゃ今度遊びに行くよ」と行った事ないようだ。ふむ。なのにばーちゃんと顔馴染み。
これらを総合すると、とーちゃんは子供頃この町に家族で住んでたのではないか、と。で、今のばーちゃん家に一家で引っ越し、その後よつばを拾って(?)自分の幼少時代に住んでた町に帰ってきた可能性が微粒子レベルで存在する。自分の過ごした町で子供を育てると考えると。胸熱!
それはそうと13巻のキモは風香のビニール袋とネコを間違えたところ…ではなく、ばーちゃん迎えに行った駅で出会った名も知らぬ女子高生が可愛かった事です。
すごく可愛い
めったくそ可愛いな!
てか、どー見てもあずまんが大王の制服なんだけど。同じ世界なのだろうか、ただのファンサービスなのか。しかし可愛い。モブで終わるのもったいない。みうらの母レベルの個人的大ヒットです。まる。
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