魂からシャウトしたい!
こんな妹が欲しかった、と。
『りぶねす』という妹を愛でる漫画がある。
ただただ妹の可愛さを堪能するのみです。「究極の妹」の謳い文句に偽りなし。大体さこの業界的に妹が可愛くないわけないんだけどね。可愛くなきゃそれはもう詐欺だよ!例によって1話をレッツ試し読みだ。
<まずは試し読み>
・『りぶねす』(マガメガ)
妹の笑顔さえあれば何もいらない! そう豪語するテツの通う花鳥高校に、最愛の妹・カスミがご入学!! 新生活には男子生徒からの告白や、部活の勧誘など危険(?)がいっぱい!! 妹LOVEのお兄ちゃん、気が気じゃありません‥‥!!
妹漫画なり
妹のカスミの可愛さに尽きるだろう。
実の妹に萌えない全国の兄貴に告ぐ「それは兄貴の怠慢であると」…そんな出だしで、いかに妹というものが可愛いのかと教えてくれる。
そも、古来より「妹萌え」には2種類ある。義妹派と実妹派です。
血の繋がりである。はっきり言おう!血の繋がっていない妹など妹ではない(断言)。妹分?義理の妹?おととい来なさい!真の実妹の可愛さは『りぶねす』に有り!
カスミ
合格!合格です!
カスミはもう見た通りの「可愛い妹」という理想を具現化させたらこうなりましたというものである。可愛いは正義だ。つまりカスミは存在そのものが正義なのだ。天使の笑顔とワガママバディーにハートをガッチリ掴まれます。地上に舞い降りたポンコツ天使!
カスミは最初にビジュアルで可愛いと思うんですけど、話が転がっていくにしたがって「可愛さ」がどんどん浸透していくね。バスクリンのように身体の隅々まで浸透していく。一回つかるとなかなか抜け出せない心地良さ。それがカスミの魅力。そりゃ主人公も重度のシスコンになるってもの。
ぐうの音も出ない可愛さ
アホと間抜けと痛い子といったマイナス要素を併せ持つけど全てが「可愛い」に変換される。その言動がじわじわくる。
カスミ兵器というに相応しい破壊兵器で謎の中毒性がある。気付けば脳の中枢がやられている。カスミのきゃきゃうふふを愛でるのみ。子猫のじゃれ合いを見守るような心境に達するね。
カスミを愛でるのみ
ふと気づくとカスミの可愛さにズルズルと引きづり込まれている。カスミワールドにいるわけですよ。カスミに対する愛着もどんどん広がっていくわけです。あざとさを兼ね備えつつゆるふわ系の妹可愛い漫画である。何も考えずに、脳みそ使わず、頭を空っぽにしてボケーと読むのに最適。
いやーカスミは可愛いですね。
外見的にも性格的にも状況的にも「可愛い」ポテンシャルを余すことなく発揮しています。ただただカスミの可愛さに身も心も委ねれば良いのです。考えるな感じろ!次から次に出てくるカスミのあざと可愛いを堪能するのみ。
え?それだとストーリーを楽しめないって?大丈夫!ストーリーなんてあって無いようなものだから。読み終わった後に「カスミの胸が凄かった」とか「カスミの食いしん坊が可愛い」とか「カスミの下着が良かった」とか思っとけばいいんですよ。頭空っぽのほうが夢詰め込める!
『りぶねす』とは実妹カスミを愛でるのみ!
…そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
2巻からガラリと変化。
幼なじみアスカの反撃だぞ☆
カスミも可愛いけどアスカもいいな。「妹」と「幼なじみ」というのはこの業界では二強ですからね。そんなアスカの可愛さをじっくり堪能してたら、『りぶねす』はただの妹可愛い漫画でなかった。あれ?これって結構ヘビーなんじゃないの~。ライトな妹萌え漫画だと思ってたらとんでもない!
過去
普通に胸に刺さるんですけど。
過去の思い出でが襲い掛かってくる。そのタイミングが唐突で絶妙で反則だよ!なんだよこれ…。主人公とアスカの幼なじみとしての過去がライトな萌え漫画と侮っていた読者にドカンと一撃食らわせくれる。ヘビー級の重みです。それも不意打ちで。
ただの妹を愛でる萌え漫画だと侮っていた読者をもっと深いところへつれていかれる。例えるならハンターハンターのハンター試験ですよ。ドキドキ2択クイズ!幼なじみ(好きな人)と実妹(好きな人)しか選べません!どちらを選びますか?って感じ。
『りぶねす』には3つの「好き」がある。1つは家族として。2つは性的な意味で。3つ目は…?前者の2つは直球ど真ん中だから安心してペロペロできる。しかし3つ目はなぁ…。純粋だけど切ないけど愛しいけど重い(主人公にとって)。なんだこの幼なじみ。好きなんだけど好きになってはいけない。生殺しかよ!
しかし、アスカとの過去エピソードを盛り込んだおかげで、家族とは何か、妹好きとは何か、…というテーマをコメディの中でシリアスにギリギリ落とし込み、突きつけられる。妹ラヴを貫くと愛の在処が見える…かもしれない。
幼なじみか実妹か
ふーむ。甘い甘い萌え漫画かという考えが甘かった。
起伏がほぼ無いアスカの胸みたいな平坦ストーリーではなかったね。
カスミの胸ぐらいの山場があったわけだ。
しかし、1巻ではカスミのポンコツ天使っぷりを愛でていたところに、ガツンと幼馴染ここに有りと印象付けた2巻はなかなかどうして。
2巻を読むとアスカ株がストップ高を叩き出すな。
アスカ
はい可愛い。
「しょうがないヤツ」きました。頂きましたよ。
かの『パルフェ』における里伽子の「もう、しょうがないなぁ、仁は」と同じ。
多くのプレイヤーを悶絶させ撃沈させた名言…いや至言である。『ドラえもん』の「しょうがないなのび太くんは」にも通じるね。「しょうがない」と何でも許してしまう究極の甘やかし。これを放てるのは家族以外では絆と信頼関係がある者のみでしょう。
気付けばアスカ派に転んでいた。
ビジュアル的にはカスミのほうが可愛いし好きだけどさ。お嫁さんにしたいの好きじゃないかな。ラブコメのヒロインとしては…ねぇ?
自然とアスカを応援していることに気付く。
カスミのあざと可愛さは夢と希望が一杯で眼福なんだけど、言動がもうネタキャラですから。面白いんだけどさ。女の子としては…ねぇ?
ふむ。とりあえず保留だけど、いつかきっと来るよね。
どっちかを選ばなきゃいけない時が。
現状は家族愛を優先してるけど、アスカにもワンチャンあるで。
そうなるとどうなるの…?究極の妹か至高の幼なじみか。今後も期待大!
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