『VECTORBALL(ベクターボール)』(雷句誠)
『金色のガッシュ!!』『どうぶつの国』の雷句誠先生の新連載『VECTORBALL(ベクターボール)』が週刊少年マガジン(2016年22・23号)ではじまりました。第1話のサブタイ通り「お前、何者?」って内容でしたね。
まだ1話ではどんな内容の話になるか分かりませんけど、かなり期待大です。全体的に雷句節がききまくっていました。特にブス2人と魑魅くんとのやり取りは普通に笑えたぜよ。
すでに傑作になる臭いプンプンです
主人公(?)の米炊が通う学校では、教室の場所が変わる、一日前の記憶があやふやになる、時間が飛ぶ…と摩訶不思議な現象が連続して起きています。さらに「大きな刃物を持った男」に襲われるというシャレにならない事件まで起こったという噂まで。
学校中に重い空気が漂う中で、ある日、同級生の高野くんが居なくなってしまいう事案が発生。米炊は授業中だけど探しに行くことにします。そんば折、自分と同じように探しに行ってる少年を見かけます。
見かける
米炊は自分と同じように何とかしたいと思ってる奴がいると歓喜。
行動を起こせばいい、学校の不思議現象は正体が見えないからみんな必要以上に怯えていると結論付けるのでした。物忘れや教室を間違えるのなんて何が怖いんだ、と。マミさん風に言えば、もう何も怖くない!である。
所詮ね、刃物男に襲われる事件だって証拠がないじゃないですか。
みんなが怖がっている刃物男なんているわけないだろ!
そう思っていた米炊は信じられない光景を目の当たりにするのであった…。
なんじゃこりゃー
学校に化け物がいた。
なんやこいつ…。
恐竜なのんでしょうか。あまりの巨大な化け物にビビリまくる米炊であった。そんな中でボロボロでも立ち向かうさっき見かけた少年。米炊は、他人のために命をかける少年に対して「あんな友達が欲しいなぁ…」と渇望し、化け物と戦う少年の助太刀をします。
んで、協力して化け物を倒すのでした。…というのが1話。
かなり面白かった。雷句節が効いているギャグとテンポも良いし、何よりも実に少年漫画していました。
まだまだ何が何だがまったく分からないながらも、友情と強敵に立ち向かうという王道バトル漫画の醍醐味がギュッギュッと詰まっていました。思わず「うおおおお!」となること多数。
気になるのはタイトルの『VECTORBALL(ベクターボール)』かな。これは冒頭で米炊が拾ったボールなのでしょうか。
これがVECTORBALL(ベクターボール)?
中庭で拾ったという謎のボール。
中央がぼんやり光っているそうですが、かなり重要なアイテムなのは間違いないでしょう。タイトルになってる「VECTORBALL(ベクターボール)」っぽいので今後どのような役割のアイテムなのか活目なり。
しかし、最大の謎は化け物と戦っていた少年でしょう。
米炊はあくまで普通の人間として化け物に立ち向かっていましたが、少年は謎の能力を使ってましたからね。
謎の能力
なんじゃこの能力!?
少年の「痛い…でも僕だけなんだ」「僕しかみんなを助けられない」という台詞から何か大きな使命を背負ってる様子です。学校で起こる不思議現象と直接関係ありそうな感じだし。
表紙を見ると、少年はVECTORBALL(ベクターボール)と思われる球でこの能力を駆使できてるのかな。ならば、米炊も球を拾ったので同じように能力が使えるようになるってことか。今後は2人で協力して事件を解決していく展開でしょうかね。分かんないけど。
まだまだ始まったばかりの序章なんだけど、色々と気になる設定を入れつつ胸を熱くさせてくれる展開でした。今後に期待大です。まる。
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