アスカ派です。
どーもね。昨今、世の中の風潮とは相いれられない。
「幼なじみ」ってのは尊くなきゃ。ちょっと前なら幼なじみヒロインってのは約束された勝利の正ヒロインだったじゃないですか。最強種の属性ヒロイン。メインヒロインと書いて「幼なじみ」と読んだものです。
しかし、悲しいかな。
今では「幼なじみ」なんてすっかり負け属性の代名詞です。もう幼なじみヒロインが出る度に「あ…(察し)」って感じです。はい。達観しちゃったよ。メドローアに匹敵する究極呪文「幼き日の結婚の約束」すらマホカンタされちゃいます(ソースはニセコイ)。
世知辛い世の中になったものです。
どうして最近の業界はここまで「幼なじみ」をカマセ犬にするのでしょうか。
「幼なじみ差別を許さない市民の会」代表としてドラクエ風に言いたい!
幼なじみを大事に!
あしゅかぁぁぁぁ!
『りぶねす』の幼なじみ・アスカは天使だな。うん。
既に2巻あたりから千日戦争(ワンサウザントウォーズ)の膠着状態に陥ってるんですけど、ドキドキ赤面が破壊力抜群でした。
熱を出したテツの身体をふきふきして目をウルウルさせながら赤面。
大人っぽい体にドキドキする様は女の顔だった。
やっぱアスカすごいわ。幼なじみのツボを押さえてる。
幼なじみのツボとは、我々の悦ぶツボです!
…いいなこれ…アスカすっげ気持ちいい…。
名幼なじみと言っていいでしょう。
テツと2人だけの時に見せる身内のような気さくさがありながら、男女を意識した気まずさが絶妙な塩梅です。こそばゆくてニヤニヤしちゃうじゃないの。幼なじみの真髄ですな。まあ、5巻のアスカの出番ちょっとだけなんですけどね!
だが案ずることなかれ!
もう一つの最強種「妹」がいる。
幼なじみの出番が少なきゃ妹にペロペロすればいいじゃない!というマリーアントワネット的発想である。『りぶねす』は妹・カスミもなかなかどうしてよ。アスカ程ではないがカスミも可愛さの化身です(個人の意見です)。
かしゅみぃぃぃぃ!
相変わらずのカスミは可愛いな!
熱出して看病してくれたカスミ可愛かった。水着姿のカスミ可愛かった。お兄ちゃんに隠し事して全然誤魔化し切れてなかったカスミ可愛かった。つまりカスミは可愛い。
だがしかーし!
お兄ちゃんは七瀬なんて認めませんからね!
ちょっとちょっとカスミさん…。
なんですか。クラスメイトの七瀬と仲良くなってませんか?
お兄ちゃんは許しませんよ!アスカとカスミで3人仲良く暮らすって約束したじゃんか(※してません)。いやでも、本当にね、カスミはやれねぇな!(真顔)
新たなるヒロインのりちゃん
ところで5巻は大事件勃発です。
究極の妹と至高の幼なじみに二大ヒロインに割って入る刺客が現れたのです。
のりちゅわぁぁぁん!
猪口のり子。カスミのクラスメートである。
5巻はのりちゃんがテツに段々惹かれて、まじで陥落ちる5秒前状態となっております。実はですね、すでに3巻の段階でテツを意味深に見てたり、ひょっとしてこの娘は将来…なんて思ってたりました。それが現実のものとなったのです。
来ましたね!のりちゃんが!
進撃ののりちゃんがヤバイ。ヤバイぐらいチョロい。
元々のりちゃんは出来る子だと思ってました。出来るアホの子だと。
何か羽交い絞めにされて「男の人の力って…」とドキドキモードです。「運命だ!」とか言われてのり子城の恋心開城ですよ!わずか1話。
いや、ちょっと待て、と。
のりちゃんはチョロインとは対極だったじゃん?
のりちゃん
28話でイケメンをふった時に確信したものです。
のりちゃんは簡単に陥落ちないって…。
そこらのチョロインとは一味違う、と。
あぁ…のりちゃんはモブにしてはヒロイン色の覇気があったけどちょっと一筋縄じゃいかないな。のりちゃんは難攻不落の小田原城かと思ったもの。秀吉のようにじっくり時間をかけて攻め落とさなきゃならぬな!と身構えたもん。
ところがどっこい!
のりちゃんは難攻不落と評された小田原城なんかじゃなかった。
小田城だった!
陥落のりちゃん
あっさり開城した。
何度も…同じ相手に…。
いや違う!のりちゃんがチョロインってわけじゃない。
テツが上杉謙信だったのだ。カスミの為に天然でのりちゃんの乙女秘孔のツボを北斗神拳のごとく押しまくったのである。そりゃ、いかにのりちゃんといえどもフラグが満了気を迎えますって!
そんなわけで、テツによって陥落したのりちゃん。
正直、すごく可愛かった。いや、のりちゃんの「はじめて」を着々と奪う手際には舌を巻きますって。初めての男の人との携帯番号交換にはじまり、初めての男の裸を見る、初めての抱きしめられ…。のり子城は陥落するっちゅーの!
のりちゃんが妄想した二人でロマンチックに星を見るメルヘンを具現化させてしまったテツが凄いんです。のりちゃんがチョロインなんじゃない。毘沙門天の生まれ変わりとはテツのことだったのだ。
フラグ満了期である
のりちゃんは天使か!
100点満点中で100000点ぐらいの可愛さです。
誠実でロマンチストに星を見に行ったら?(28話)
そりゃもうヤバかったでしょ。のりちゃん談ですよ。
あー、これは惚れちゃいますわ。
アベノミクスの第三の矢は成果がイマイチと言われていますが、『りぶねす』の第三の矢は正射必中です!俺の心の琴線にストライクだよ!可愛すぎるんですよのりちゃんは!
というのもアスカもカスミも最初からフラグ満了期と言えたからね。
「出会う→ドキッ→好き」のラブコメにおける起承転結がのりちゃんにはある。
やべぇ…のりちゃんの一挙一動は天使としか言いようがない。
そっか。天使とはのりちゃんのことだったのだ。読んでて紙面から天使が舞い降りたかと思ったらのりちゃんだった。
しかし!しかしである!
正直、いまさらのりちゃんが最前線に来たところで、アスカに勝てるだろうか?という疑問がある。ただのヤムチャなんじゃ。ここらでお遊びはいいかげんにしろってとこを見せてやりたい→チュドーン!(前座で天に召す)なんじゃ…。
いや大丈夫!
だってマジ天使なのりちゃんだよ?
きっと対アスカ戦用のヤキモチ焼かせ要員ぐらいにはなるよ!
すでにその兆候はある。
ヤキモチ
まだのりちゃんとのフラグが立ってもいない時に、ただ会話の中で「のりちゃんが~」というワードが何度も出てきて、アスカの嫉妬心がメラメラです。ヤキモチとは主にメインヒロインのみ許される究極奥義です。
林間学校でフラグ満了期を迎えたのりちゃんである。
覚醒したのりちゃんとアスカが巡り合ってしまうのは宿命だろう。
仮にテツとのりちゃんのやり取りがアスカの沸点(たぶんアスカは低い)を超えるとうなことがあれば?ヤバイ。でも…へへへ。こんなヤバイ時だってのに、オラなんだかワクワクしてきたぞ!
ラブコメ界にはこんな格言がある。「ヤキモチを制するものが読者の心を制する」というバスケのリバウンドぐらい勝負を決める重大要素。もう、アスカの嫉妬心に点火するのは確定だろう。
恋する乙女に覚醒したのりちゃんが可愛い。
それを見てヤキモチ焼くアスカが可愛い。
俺たちは頬を緩めてニヤニヤできる。
まさにウィンウィンウィンの関係の完成である。
第一の矢、ポンコツ可愛い妹・カスミ!第二の矢、安心の幼なじみ・アスカ(今後ヤキモチ的に期待大)!そして、ついに放たれた第三の矢である。のりちゃんがテツに惚れる事で喚起するニヤニヤ戦略。これを、りぶねすミクスという。
のりちゃん超可愛いかった。
修羅場るのか。ラブがコメるのか。ならばこちらもラブコメ黒帯としてお手並み拝見だ。しかとこの目で確かめさせてもらうぞ!
まいりました!(電光石火の白旗)
テツがお腹が空いてるだろうと、わざわざ夜食を届けるのりちゃんの天使っぷり。のりちゃん株が赤丸急上昇ですよ。本当コイツ何も分かってねーわ!
うむ。今度の展開次第ではアスカ派からのりちゃん派に乗り換えるのもやぶさかではない(←散々幼なじみ幼なじみ言っといて可愛ければ何でもいい)。今後は手に汗握る攻防にも期待したいところです。のりちゃんが目覚めて俄然期待値跳ね上がったぜ!
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