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週刊少年サンデー2022年29号感想 『BE BLUES!』のミルコ&江藤さんが龍ちゃんへ伝えたアドバイスの凄みが鳥肌

週刊少年サンデー 2022年29号(2022年6月15日発売) [雑誌]

 

週刊少年サンデー29号読了。フリーレンが連載再開です。

 

今週の巻頭コメントは6月19日は「おにぎりの日」でピクニックに2つおにぎりを持っていくとしたら具は何か?って質問。我らが久米田先生の解答は…。

 

いや、もうおにぎりを握る握力がありません…具が出ちゃいます。

 

もうすっかりおじいちゃんキャラです。

週刊少年サンデー29号

シブヤニアファミリー(28話)

 

「1時間目にある時は家から水着」は水着回です。そこから渋谷は谷になってるというネタお転がし方がクスクス笑えました。

 

しかし、個人的にサンデー読者の約8割がロリコン紳士なのですが、「水着回」と煽ってもいっこちゃんたちの年齢はそういう対象には見れませんよね(多分)。

 

かつて『かってに改蔵』であった恋愛のリベロと例えた万乗先生でも12歳以上だったようにサンデー読者もその辺のゾーンではなかろうかと。『よつばと!』のよつばでは小宇宙は燃えないけど、綾瀬恵那はブヒブヒなようにね。

 

せめて4年生以上なら…ってサンデー読者の8割が言ってました(※言ってません)。やっぱ慈愛の目で見ちゃうよね(感想?)。あ、私ですか?私は感謝の正拳突きをしましたね。はい。

葬送のフリーレン(94話)

 

ソリテールちゃんぐらいだと余裕でペロペロできる絶妙なロリ魔族でしょうか。サンデー読者的には…。

 

彼女の行動原理が動機がいまいちピンと来ないフワッとしてる印象ですけど、可愛いから良し!

 

気になったのはフリーレンはエルフで人間とは別枠って思ってたけど、魔族の中ではエルフも人類って括ってることでしょう。人間はエルフ(ドワーフ)は種族として別って認識ですけど、魔族にとっては人間もエルフも(ドワーフも?)まとめて人なんですね。

 

あと、記憶解析中でボンヤリしてるフリーレン様がフェルンにお世話をしてもらうあれこれがとっても可愛かったです。

帝乃三姉妹は案外、チョロい。(24話)

 

いよいよやってきた二琥さん回である。待ちに待ったけど、令和ラブコメ時代で「ライバル男」の存在は正直「お、おう…」感が拭えない。以前の電話で先輩の存在は示唆されてたけどマジで男だったか…。天下取った赤松先生と矢吹先生の有名すぎるコメントを引用しとく。

 

「ラブひな」には主人公に対する「ライバルの男」が一人も出てこないんです。それはマガジンの編集者にもハッキリと宣言しました。わたしは読者にストレスのかかることはやらない。いつまでも三角関係でヌルヌルしていたいんだと。

https://trendnews.yahoo.co.jp/archives/447069/

・ラブコメを描くに当たって守っていらっしゃることがあるそうですね

矢吹「特にお色気シーンとかなんですけど、何ていうのかな、得をするのは主人公だけと決めてるんですよ。主人公の友達とか、周りにいるキャラも一緒にお色気シーンでいい目にあうのは、僕はちょっと違うかなと思っていて」

 

・主人公一人が、その状況を楽しむのがいいということですよね

矢吹「ええ。読者は、主人公なんです。主人公に感情移入して読むので、自分だけが得をしたい、主人公だけに得をしてほしいと思うはずなんです。独占したいと」

 

 

令和のラブコメでライバル男子を出す。ちょっと読者のストレスにならないか心配です。

GOLDEN SPIRAL(9話)

 

『GOLDEN SPIRAL』はめっっっっちゃ面白い!まだまだはじまったばっかりですけど、心の琴線をググっと鷲掴みにしてくる。

 

9話ではリリー隊長と亡くなった奥さんの過去編。ここまで小出しにしてきたエピソードで「強い天使に奥さんがやられた」「リリー隊長の傷の原因」「亡くなった奥さんとのメモリーで家を守ってる」ぐらいは想像できた。

 

そして、想像を上回ることなく読者だって「まあ、○○だろうな」って分かってる前提で泣かせてくる。奇をてらった感動でなく、読者が想定するエピソードでありながら、きちんと描いて泣かせて見せた。

 

ストレート剛速球と分かって想定させた上で、そのストレートで空振り三振のようなもの。最高と断じるに些かの躊躇もないわ!

BE BLUES!(478話)

 

江藤さん is 可愛い!

 

完全無欠の江藤さん回(ついでにマネージャーたち)。応援する縁の下の力持ちって通訳の仕事をしつつ、江藤さんの「そっか…」が印象的。

 

(飛躍って…そっか…そっか…)

「あと1年高校生でやるつもりなの?」

「もう飛べるはずなのに。」

 

ミルコ・コヴァッチが最期に何をダイレクトで伝えたのかは分からに。江藤さんの通訳の直尺でそのまま伝えたかもしれないが、「飛躍」という単語に引っかかってた。「Leap(飛躍)」の解釈は江藤さんにゆだねられたような気もする。いや流石にこれは妄想がすぎる。

 

でも、「凄み」の発火点にはなったと思う。なんか新しい景色が見えた気がしましたね。プロ編やってくれって心から思ったし。このレベルじゃねーだろうって。澤村はライバルではないと。

 

例えるならあだち充先生最高傑作『ラフ』の高3インハイでしょう。中学時代から1度も勝てなかった芹沢裕司なんてライバルでも何でも無かった。

 

本当のライバルは年齢関係なく日本一の仲西弘樹だった。中学時代からまったく勝てなかった芹沢を高3夏でぶっちぎって初勝利を上げたようなものではないかと。

 

「どうやら思い出したらしいな。」

「なにを?」

「自分の相手は芹沢じゃないってことをだよ。(日本記録保持者の俺のライバル的な)」

ラフ10巻7話(チャプター96)

 

中学~高校でワチャワチャやってた全国2位の田口…絶対王者だった芹沢…。そいつらは本当にライバルか…?という一つ上のステージで言った現在進行形の日本記録保持者の仲西。結果は恐ろしい記録であった。

 

学生レベルでやってたものから一皮むけた覚醒であった。そんな鳥肌立ちまくる演出だったのではないでしょうか。澤村?高虎?ノア?そんな競争相手なのか?って遥か高みにいく「真の覚醒」を予感させていた。

 

『ラフ』の仲西のポジションにいるのは立彦でしょうか。リアル久保くんさんよりもJ1で結果出す高校生。ラフの仲西の言葉を借りれば「どうやら思い出したらしいな。」「自分の相手は澤村(遠藤、ノア)じゃないってことをだよ。」ですよ。

 

遥か上の高み。本当に戦うべき相手は立彦だよ。あだち充先生の最高傑作ラフの凄みを見た(ような気がした)。お前はそのレベルじゃねーだろ!って。

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【無料で読める作品】

・ラストカルテ

・白山と三田さん

・葬送のフリーレン

・君は008

・帝乃三姉妹は案外、チョロい。

・BE BLUES!

・最強!都立あおい坂高校野球部

・メジャーセカンド

・メジャー

・名探偵コナン

・湯神くんには友達がいない

・だがしかし

・ゴーストスイーパー美神

・初恋ゾンビ

・H2

・タッチ

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・ハヤテのごとく!

 

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