ゆりちゃん
Airは芸術!
CLANNADは人生!
ゆりちゃんは文学!
喪162のかゆいところ
明治時代に小説なんかに害悪でハマるのはバカだとか主張したのは中村正直か。今では立派な文学だし、ラノベが取り上げられることもある。同じようにゲームも漫画も100年くらいすれば国語の題材になったり、入試問題になったりするかもしれんな。
ああ、見える。見えるよララァ…。
未来で今回の『わたモテ』のゆりちゃんが国語や入試の題材になってる姿が!
ゆりちゃんは文学
お嫁さんのゆりちゃん
「去年まことかは書いてたけど私は書いてない」
「あーでも願い事はあるんだ?」
「誰にだって願望くらいあるでしょ」
「あるんだ。何?金?エロいの?誰かに暴力振るいたいとか?」
「…教えない」
すごく含みがある会話です。
ゆりちゃんは去年は短冊に願い事を書いていません。
だ・け・ど!?
今年はどうなんでしょうね…。
作中でゆりちゃんの願い事は加藤さんに連れられて「大学合格」って書いたシーンのみです。対して、もこっちは雫ちゃんとネモと一緒になった「私とみんなの願いが届くように」「大学合格」「ライトノベル作家になりたい」って合計3つの願い事を書いたわけです。
『わたモテ』のキモはコマ上で描かれた部分だけでないところ。描写無い裏でストーリーが進む、それがメインディッシュ級のご馳走であることです。何が言いたいのかと言えば…名無しの誰かの願いが意味深すぎるんだ。
誰かの願い
誰かの短冊
みんなでずっと仲良く一緒に
ラストで短冊が落ちてもこっちが拾って現生徒会メンバーに渡す。このシーンに願い事をわざわざ書いてるのが意味深だ。だって必要ないからね。ただ何も書かれてない短冊が落ちて、それをもこっちが拾って渡せば済む。
なのに、あえて短冊に願い事が書いてあるんです。
「みんなでずっと仲良く一緒に」って…。
なんて意味深なんでしょうか!
将来、国語の問題で「みんなでずっと仲良く一緒に」って短冊は誰が書いたのか?ってピックアップされてもおかしくないわけです。はい。
誰が書いたのか…?
しかし別に書くことないな…
最初に一読した時は「みんなでずっと仲良く一緒に」の短冊もこっちだと思ったんですよね。だってもこっちの短冊「私とみんなの願いが届くように」なんだもん。普通なら「私と」なんて書かないじゃん。事前に短冊書いてお願いしたからこそかなと。
だから、雫ちゃんと一緒に「私とみんなの願いが届くように」って書いたのかなって。でも、雫ちゃんとのやり取りやモノローグを見てると、ここではじめて今年の短冊書いたようにしか見えませんでした。
これから他にも願い事する示唆だったのかもな。でも「私と」ってはじめての短冊でつけるかといとどうなんじゃろ。だから「みんなでずっと仲良く一緒に」って先にもこっちが書いてたって解釈も有りです。
でも、やっぱ個人的にゆりちゃんっぽいっすなぁ。
ゆりちゃんは願望がある
誰にだって願望くらいあるでしょ
冒頭でもこっちと話してるゆりちゃん。
「願いごと」「願望」はあるけど教えてくれませんでした。
加藤さんに連れられて短冊に願い事書く時に「黒木さんも田村さんもまだ願いごとしてなかったでしょ」と言われて、雫ちゃんと既に書いてたもこっちだけだったのかと。素直に「隠してやるか…」って心境(キョンシー状態で見つかったけど)。
もこっちが加藤さんに「もうお願いごとしてたんだね」って言われてる時の「…」もアレやね。もこっちが先に願い事書いたのを隠せなかったことなのかと。もっと言えば、めちゃくちゃ意味深シーンが雫ちゃんとイチャイチャしてるのを窓から見てる誰かです。
うっちーとスカートの長さが合わんのだなぁ
うっちー / 誰か
もこっちと雫ちゃんがイチャイチャしてる姿を窓越しで見てる誰か。この人はうっちーかなって思ったんだけどスカートの長さが気持ち違うんじゃよ。しかもうっちーは短冊書きながながら見てるし。手をオープンに広げてない。
Yシャツの入れ方もうっちー風でない。うっちーよりもややシャツをスカートに入れるの余らせてるんですよ。この姿はもこっちの正妻的なシャツの余らせ方でもある。コレって確信ないけどゆりちゃんなんじゃねーのって。まあ分かんないけど。
でもさ、ゆりちゃんだったと妄想すれば尊さが増し増しになるよね。
「願い事」「願望くらいある」
…教えない
みんなでずっと仲良く一緒に
ゆりちゃんの願望…。
もこっちには教えてくれませんでした。ラストの「みんなでずっと仲良く一緒に」って名無し誰かの短冊の願いごとはゆりちゃんが書いていたすれば綺麗な「起承転結」で文学的なんだな。
もしも国語で「みんなでずっと仲良く一緒に」って短冊を書いたのは誰か?って問題出たら、「ゆりちゃん」がベターだよね。それが必ずしも正しいかは分らんが、綺麗に一つの物語になるしグッとくるオチにもなってる。素敵じゃない?
「みんなでずっと仲良く一緒に」って願い。作中で明確に描かれたわけでないが、ゆりちゃんがこっそり書いてそれをもこっちが拾ったならウルトラロマンティックです。この願いが届きますように…。まる。
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コメント
今回はネモが主役かと思いきや、ゆりちゃんの話しかしてねー。
ところで、わたモテ界隈でド嬢が広がっていると聞き読んだらドストライクでした。オタ以外の読書がしたくなります。
レビューお疲れ様です。
私もラストの短冊はゆりちゃんだと思います。
普段はコミュニケーションが苦手なので皆の輪に中々入っては行けませんが、
ネモ、加藤さん、うっちーといった新しい友達ともっと仲良くなれたら・・・という
彼女の切なる願いがこもってるのだと感じましたね。
この短冊回は単行本のオマケで捕捉され答え合わせされるに花京院の魂を賭ける
個人的には本命ゆりちゃんで大穴で吉田さんかなって感じ
それでも17巻じゃないですかー来年ーーーーーーーー
今回ゆりちゃんと共に割とメイン張ってたネモ…w
ゆりちゃんの筆跡鑑定はよ!
ネモ派だけど今回のキョンシーゆりちゃんは正直すげーかわいいと思った
ゆりもこ推しの管理人的にはそういう解釈なんだろうけど、個人的には「誰だか分からない者の願いを」掬いあげて届けたと解釈する方が素敵だと思う
あの後ろ姿はうっちー風でない、てことですけどゆりちゃん風ではもっとないような…
扉絵の後ろ姿見れば分かるように、ゆりちゃんのシャツの出し方は一見してそれと分かるように描かれてるんですよ
後ゆりちゃん贔屓としては、雫ちゃんともこっちのイチャつきを拳握りしめて見てる、てのは「今のゆりちゃん」には相応しくないと思ってます
今回主要キャラの願いが大体描かれてるから最後のは残ったまこっちか、ゆりちゃんのどちらかかと思った
それにしても風香さん最初の強キャラ感はもう跡形もないですね
私も最後にもこっちが拾った短冊はゆりちゃんのだと思う
打ち上げの後のゆりちゃんの想いとも重なるし
国語のテストにでる文学的に考えるなら(笹から)零れ落ちた思い(短冊)をまこっち以外で初めて出来た親友(もこっち)が救う(掬う)といったところでしょうか
もこっちはもう与える側の人間ですね
最後の落ちた短冊はゆりちゃんのでも、他の誰かのでも、読者が自由に解釈するようにしてあると思う
個人的にはあれはゆりちゃんのではなく、ゆりちゃんの願いは後で明かされる今後への伏線という考え
ゆりちゃん好きだけどネモのピンク色の部分の話はやたら好きなヤマダさんなら売れる為には守らなきゃいけない物については別記事で触れるのかと思ったらナッパの記事が更新されてた
ネモナッパ説が出てきちまうよこれじゃあ
ネモはリア充達と付き合っていた時期に処.女は卒業してますよ
もし処.女なら今回の話と合わない
これだけたくさん伏線用意してある以上、最後の短冊はまあゆりちゃんでしょ
でなきゃそれらの演出が無意味になっちゃうし作者の作風考えるとな
この仕掛け、すごいわたモテらしくて良かった