2巻の「私ね、一度死んでるの」って引きが気になって気になって夜も6時間くらいしか眠れませんでした。そんな『黄泉のツガイ』3巻も最高だった。
アサを捜す中でジン達と遭遇したユルは彼らの誘いに乗り影森家の屋敷でアサと再会した。正体不明のツガイ達の襲撃を退け、ついにアサとの対話を果たしたユルだったが、アサは一度死んでいるのだと告げられる。彼女はなぜ死に至り、いま生きているのか…。そして「封」と「解」の力の秘密とは…。ユルは驚愕の事実に直面する…!!歩みは深淵のその先へ 前人未到のツガイバトル、第3巻!!
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「封」「解」能力は一度死ぬ必要がある
9話
ユルとアサの「封」「解」能力は一度死んで黄泉の国との境目「黄泉比良坂」に来る必要があるそうな。そして「封」「解」を受け入れると能力GETして生き返れる。アサは一度死んで「解」に出会い右目に「解」を宿したと。
アサの「解」は右目に宿ってる。ということはユルが一度死んで「封」を得ると左目に宿るのでしょうね。詳細不明ながらユルのツガイ左右様は「封」「解」の天敵である事が2巻で語られていました。暴走を止める力があるらしい。
- アサの「解」(右目)…右様が天敵
- ユルの「封」(左目)…左様が天敵(予定)
左右様は「解」(右目)と「封」(左目)に連なってるそのまんま名前なのかな。
ちなみに「封」「解」はアサとユルが死んでても問題無さそうな事が示唆されてました。
男の方は…まぁ死んでもかまわん。女の方は首から上があれば良い(6話)
影森家を襲った黒幕と思われるやつの命令である。ユルはまだ「封」能力を持ってないので死んでいいのは分かるけど、アサは首から上があれば良いってのはもう本人死んでても左目「解」が手に入るということなのでしょうか。
そして、左右様は約400年振りに下界に降りたとか言ってたので、てっきり昔も運命の双子のツガイと思いきやそうでは無かったのも驚き。
左右様は第三者が持つべきだった
本来なら「解」と「封」を制御するために第三者が持つべきツガイ「左右様」。それをよりによって「封」の力を行使する双子の片割れが手に入れてしまった(11話)
左右様は「解」と「封」の運命の双子が契約するツガイでなく第三者が持つのが本来の形らしい。どうもユルが左右様の主なのはよっぽどまずいらしい。
ちなみに、先代の運命の双子(約400年前の東西に割れたというのでおそらく関ヶ原)の片割れは生き返らなかったそうな(黄泉比良坂のドクロ道から落ちたのか?)。
おぬしらを除いて一番新しい東村の双子が約四百年前と言ったろう?その時の双子の片割れは生き返らなかった(10話)
約400年前は運命の双子の片割れ(「解」か「封」)一人だけと、第三者(「今度の主は子供(3話)」という発言から先代の主は大人)と契約した左右様という状態だったと。これが正常な形。
で、左右様とユルを契約させたのはデラさんこと田寺リュウでした。
おまえ左右様を使え(1話)
左右様は鍵みたのを穴にはめて血を垂らすと封印が解けることが描写されてる。
極論を言えば、ツガイ使いの才能があれば誰でも契約可能(だと思う)。なんでデラさんは自分でなくユルに契約させたのか。そもそも鍵を持ってたのもデラさん。
誘導して左右様と契約させたように見えなくもない。村でも限られた者のみ知る隠し通路を通ってるし。もしそうならデラさんに何か意図があるのかと思ったり思わなかったり。
東村は天下を取りたい?
「解」も「封」も無い方がいい。アサとユル君を最後の運命の双子として、それを生み出す東村はそろそろ無くなった方がいい。未だに古い時代の価値観に縛られて天下を取る夢を捨てきれない哀れな村だよ(10話)
映画『ヴィレッジ』や漫画『ランド』みたいな設定の時代錯誤の「東村」の実像がボンヤリ見えてきた。
古い価値観に縛られて「天下を取る夢」を捨てきれてないやつらだそうな。これって裏を返せば天下を取り損ねた…敗北したってことかな。それこそ関ヶ原で。
1話の結界を破られたシーンでも村の構造が城郭っぽくなってました。その昔は山城だった事も語られてます。
本丸と左右様をつなぐ通路だ。昔々、この村が山城だった時にお殿様が作った隠し通路らしい。この村でも知ってるのはごく限られた者のみだ(2話)
昔は山城でお殿様もいたらしい。本丸と左右様を繋ぐ通路は大分昔からあると。それこそ約400年前からあったのでしょう。
左右様は「下界には殿様は何人おるんじゃ」「一千万!?何万石必要だ!?」といった石高は知ってる発言から太閤検地以降の安土桃山~江戸時代の常識であることが伺える。
この辺から察する東村は関ヶ原で敗れた西軍のお殿様だっとのかなと。
- 東村は昔は山城でお殿様がいた
- 天下を取る夢を捨てきれない
- 約400年前の関ヶ原で敗れた?
あと気になるのは昔ながらの価値観なのに現在の東村にはお殿様がいない点。いや実はいるかもしれんが、少なくとも本丸はお殿様がいるような城には見えない。
影森家のユダは?
12話
影森家にツガイ使いたち(アルバイト)を招いたユダがいる。暴徒たちは0時に連絡が来た事。そして存在しない西門があって侵入したそうな。0時はジンがアサや影森当主に連絡した時間。
また黒幕は確実に影森家内にいるはず。
「小僧が影森の屋敷に入った」
「ジンの奴うまい事やったな」
「東の村では四百年ぶりの夜と昼を別つ双子だ」
「四百年ぶり!四百年ぶり!四百年ぶり!」
「その双子がこの下界でそろった」
「顎使いの小娘は足のケガで思うように動けん」
「ジンもだよ」
「当主も留守だ」
「またとないチャンス!」(6話)
ユルが屋敷に入ったこと。カブちゃんとジンが負傷してること。ジンは怪我したばっかです。これを見て確認してる。これは影森屋敷内にいなきゃ分からんでしょう(千里眼のツガイ能力も否定できんが)。
あとバイトに襲わせたのでなく黒幕のようなポジションのやつらは会話から察するに少なくとも3人いるっぽい。一人はオツムが弱そう。
あからさまに怪しいのは次男の影森アスマ。ただ『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』で鍛えた犯人センサーだとこういうどう見ても犯人っぽい奴は違う可能性が高い。ユルたちを出迎えたのだって蛾のツガイ?でアサのスマホ見てただけかなぁと。まあ何とも言え無いけど。
個人的にコイツがユダやん?ってのは2人いる(合ってるかは知らん)。まず犯人に見せてギャグ描写だった長男の影森ヒカル。
・この屋敷内に西門は存在しないぞ
・無いです。影森屋敷の敷地内に西門なんて存在しません。西側は全て白壁です(12話)
ありもしない西門があったらしい。襲ってきた奴らはそこから出入りしたと。…謎は全て解けた!こんな摩訶不思議なこと出来るのなんて影森ヒカルしかいないやん。
僕のツガイ「黒白」よろしくね
一夜のほんのわずかな間に存在しない「西門」を作って消した。それが出来るのは壊れた屋敷を一瞬にしてホワイトして上から自由に上書きするツガイ能力者の影森ヒカルではないかと。多分。
あと怪しさ全開なのは影森家に仕えてるアキオです。
8話
アキオはジンから「結界の外に控えてろ」「誰もいれるな」と命じられてたのに結界内にいた。迷彩柄のジャケットのヒゲ男(昭島)を有無を言わさず撲殺した。
もちろん屋敷内の騒ぎを聞いて結界内に入った可能性もあるけど、存在しない西門がこいつらの出入り口だとしたら昭島も西門で帰ろうとしたはず。そこにドンピシャにいるかなぁ?結界内部から。
黒幕と繋がってた昭島を初手でぶち殺して足が付かないようにした可能性が微レ存。
あと「四百年ぶり!四百年ぶり!四百年ぶり!」「女の方は?女の方は?女の方は?」って頭悪そうな口調のやつは影森兄弟にも仕えてるやつにも見当たらないのでまだ登場してない?
というわけで存在しない「西門」を踏まえて読み返すと、影森ヒカルとアキオがめちゃくちゃ怪しくなってくる。全然違うかもしれんが…。
アサが可愛かった
ぎゅっ
はい!可愛い!
さすがは令和ナンバーワンの妹と評されるだけある。3巻でもお兄ちゃん大好きな名妹っぷりをいかんなく発揮しており自然と頬を緩めてニコニコしておりました。
なにが凄いって伏線の回収っぷりですよ。というのもアサは影森家で再会してから何度も何度も何度も「ぎゅっ」ってしていい?って尋ねてましたからね。
6話
なにかあるたびに「ぎゅってしていい?」と尋ねて全部断られてました。そしたら有無を言わさず後ろから「ぎゅっ」ですよ。完璧なフィニッシュホールドで全国のお兄ちゃんも大満足だったでしょう。そして妹のアサとユルに確信させたのも見事。
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