『夜にとろける』(志摩時緒)3巻読了。
3つのシリーズがついに完結なり!
「楽園」web増刊で発表した3つのシリーズ&同人誌発表作を含めた「一読、床をローリング」なイチャラブ詰め合わせ。
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『夜にとろける』
『夜にとろける』は基本的に3つのシリーズから成っております。短編集とも違う続きものが1冊に3つ続いていました。
1つは『あまあま(AA)』に登場した神崎さんの妹・愛ちゃんを主人公とした「制服の恋人」。男女6人の青春群像劇となっている「こいはやみ」。同人誌からスタートした表題作にもなってる「夜にとろける」。どれも甘々でニヤニヤとなったものです。
3巻ではこの3つのシリーズが完結。
他にも短編2つ収録で極上のスイーツとなってます。
「制服の恋人」
愛ちゃん
愛ちゃんは可愛いなぁ…(しみじみと)。
家庭教師だった先生とイ・ケ・ナ・イ関係…もとい付き合ってる子供っぽさがある愛ちゃんにペロペロしてた「制服の恋人」シリーズ。3巻では彼氏の先生が務めてた塾が潰れ、教え子を投げ出すわけにはいかんと女の子の生徒を家庭教師することに…。
その教え子が愛ちゃんの彼氏に気があるようで、目が離せない駆け引きやキャットファイトを展開してくれます。そりゃ頬も緩むっちゅーの!ヤキモチを爆発させる愛ちゃんが可愛い。両者、一歩も譲らない攻防でしたが堂々とぶつかる愛ちゃん尊い。
怒った愛ちゃんの表情もいいね。
小悪魔さも良かったけど年相応の乙女的な言動は心の琴線に触れてきます。
もうちっとダラダラしつつイチャイチャする2人を見たかったけど、満腹満足で愛ちゃんの可愛さを堪能できました。はい。
「こいはやみ」
最終話
ファーッ!!!
男女6人のそれぞれの恋愛模様を描いた「こいはやみ」シリーズ。『あすなろ白書』を彷彿させるこんがりまくりの人間関係でしたが、11話を読んで「めでたしめでたし」となってたんですよ。ところがどっこい!なんだこの最終話!?
旭(♀)は同じ6人グループの大塚(♀)をずっと好きだったという青春時代から大人になっても…という状態で時が経過して旭の結婚式。そこで大塚と交わしたやり取りはちょっと言葉では言い表せないですね。平坦ラブストーリーでは決して無かった。
これはハッピーエンドなのか?かといってバッドエンドでも決して無い。「胸キュン」と「胸イタ」がいい感じにブレンドされていたと言いますか。甘味だけでなく苦味だけでもない、甘苦さのバランスが絶妙なコクのある味わいとなってた。
個人的に、3つのシリーズの中で一番好きな作品だったのが「こいはやみ」でした。その結末はまた色々とねぇ…。甘いけど苦いラストはちょっぴり大人味のほろにがビタースイートなり。とてもよかったです。
「夜にとろける」
イチャイチャイチャ…
すみません!マジで勘弁して下さい!
なんてジャンピング土下座して謝ってしまいたくなるイチャイチャイチャイチャイチャを描くのが表題作の「夜にとろける」シリーズです。もう言葉もない。ひたすら甘い。例えるなら上等なスイーツにハチミツをブチまけるがごときイチャコラである。
もちろん、志摩時緒先生のキモはラブラブイチャイチャこそ神髄ですよ。されど「夜にとろける」は思わず目も覆いたくなるような有様でした(誉め言葉)。どんだけ砂糖入れてくんだよ!
今までは付き合ってる2人のイチャイチャイベントでしたが3巻では2人の出会いから馴れ初めエピソード。甘さは控え目かと思いきや、最初からすごい甘々っぷりだったんだら恐れ入った。ハートに火のついた若い男女の凄まじさよ。「こ、これが若さか!」とクワトロ大尉もビックリですわ。
とにかく糖分500%だよ!甘すぎるんだろ!過度のシュガー摂取は注意が必要です。頬を緩めてニヤニヤするだけでは済みませんからね。悶絶してイキかけますから。あぶねー!糖度高すぎるんだってばよ!ひたすらイチャイチャする極上の甘さがここにあった。美味なり。
「かたくなノンシュガー」「ぎりぎりマイシスター」
シリーズとなってた3つ以外に2作の短編も収録。
「かたくなノンシュガー」も良い甘さのイチャイチャでしたが、恐ろしい破壊力だったのは「ぎりぎりマイシスター」である。
どういう話かといえば、人気絶頂のアイドルが義理のお姉ちゃんだったという設定だけで大勝利の短編なり。友達にも義姉がアイドルというのは秘密。真にシュガーたっぷりなのは、ただの義理姉弟ではない点です。具体的に言えば「こんなこと誰にも言えやしない」「私達だけの秘密」って関係なのであった。
なんだよこれ(笑顔)。とにかくこの義姉ちゃんはヤバイです。一緒に寝るのが凄まじい。こんなん年頃の男子は寝れるのかよという疑問が…。絶対に寝れないよね!むしろ違うところが起きちゃうよ!
魂からシャウトしたい!
こんな姉が欲しかった!
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