『ゆらぎ荘の幽奈さん』で一番可愛いのは雨野雲雀ちゃんに決まってますよね?最近は新キャラも増えて来て、初登場&転校してきた頃の勢いがななくなってお嘆きのヒバリスト諸君!久々に雲雀ちゃんターンだぜ!
101話 ストップ!!できない雲雀ちゃん!
サブタイのおっさん臭さも良いですね(誉めてます)。元ネタは『ストップ!! ひばりくん!』で雲雀ちゃんの名前をかけたパロディなんでしょうけど、今の少年達が分かるのかと。おっさんココロをくすぐるのう。
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雲雀ちゃんの髪型は忍者の能力的なものだったのか。縞パンを履く理由とか、『ゆらぎ荘の幽奈さん』はこういう細かい演出が光りますね。楽しんでる部分は可愛い女の子&ラッキースケベが9割を占めてるのが本音だけど良いアクセントになってます。
ストップ!!できない雲雀ちゃん!
雲雀ちゃん勝負をかける!
ラブコメ漫画七つの大罪の一つ「告白が通らない」をご存知だろうか。大魔王の闇の衣もよりも強力なバリアで守られており、告白呪文がまったく通じない現象である。ソースはニセコイな!
雲雀ちゃんも48話で果敢にアタックをしたものの、途中でズッコケてコガラシさんの頭にパンツがかかってアソコをダイレクトに当て告白は水泡に帰すのであった。「知らなかったのか?大魔王からは逃げられない!」をも超える「知らなかったのか?主人公に告白は通じない!」である。
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ラブコメ漫画で告白をすることはほぼゲームセットと同義であり(通るにしろフラれるにしろ)、あの手この手で神(作者)は邪魔をして引き伸ばすのです。これを使いすぎると読者からヘイトを集めるので注意が必要だ。ソースはニセコイな!
そんなわけで雲雀ちゃんはこれで2度目の告白決意です。どうせ上手くいかないんだろって思うじゃん?どうせまたズッコケてパンツが頭に引っかかっちゃうんだろって思うじゃん?その通りだった!
完全な48話「雲雀ちゃんの悩み事」の焼き直しでした。
101話 / 48話
コマ割りも展開も酷似しすぎて泣けてきます。前とまったく同じようにズッコケてパンツがコガラシさんの頭にかかって当ててんのよ(アソコを)!デジャブすぎるだろ!一緒じゃん!
違う点があるとすれば、パンツが脱げた雲雀ちゃんの構図がコガラシさんの側からでなく雲雀ちゃん側から描かれてる点でしょうか。ずっこけ雲雀ちゃん花火、前から見るか裏から見るかである。
あー、これ今回もダメだなーって読者が達観してたら、雲雀ちゃんはめげません!あきらめません!なのに再度告白しようとするもやっぱりダメダメ。まるで超常的な何かが起きてるかのようだった。野球ボールとか着信音でなく服が脱げる天才がゆらぎ荘クオリティ。神(作者)の見えない力が働いているそのものだった。
だ・け・ど!
「うおー!来週どうなるんだー!」って引きだー!
雲雀ちゃんの告白は…?
好き。雲雀は…コガラシくんのことが好きなの
言ったー!
幾たびの天災を超えて告ったー!
コガラシさんはどうする?もちろんコガラシさんのことですので、寝るなんて大暴挙はしないでしょう。聞き間違いもない。野球ボールも飛んで来ない。携帯電話も鳴らない。温泉でのぼせ上らない。モミの木も光らない。そんなニセなんちゃら展開はノーサンキューだぜ!
「この世全てのクズ」と言われた一条楽くんですが、彼のお陰でジャンプラブコメ主人公は一つの転換期を迎えることが出来たとも言えます。いまの『ゆらぎ荘の幽奈さん』『ぼくたちは勉強ができない』主人公は誰が好きなのかハッキリしてないんですよね。
これまでのラブコメは「主人公は好きな子が居る」というのが前提でした。
アイズ
『アイズ』の一貴は伊織ちゃんが好きだったし、『いちご100』の真中は東城(のいちごパンツ)に一目惚れしたし、『とらぶる』のリトさんは春菜ちゃんと両想いだったし、『ニセコイ』の楽も小野寺さんが大好きで約束の子だったし(でも今は違うんだよね?)。
基本的にラブコメ主人公は想ってるヒロインがいるのが前提。しかし、一条楽のスーパーゴミクズ最低アタックのせいで途中で強引に好きな子変えるのは悪手で共感が得られない。されど、最初から好きな子いたら1話で誰と結ばれるかバレバレ。
最近のラブコメは男と女の「1対1」が主流となってきてます。これはインパクト重視のジャンプじゃ無理でしょう。そこで登場したのが誰が好きなのか分からない主人公像である。
より正確に言えば少女漫画チックになったと言えます。ヒロイン達のモノローグで回して。つまり、ぼくらは主人公号に搭乗するだけでなく、推しヒロインを応援して楽しみ、尚且つラッキースケベも堪能できるリバーシブル仕様なのがジャンプラブコメ。
そんなわけでハーレム王国を築くもののコガラシさんの真意は読者に分かりません。ナイスガイでラッキースケベ要員であり全員に等しく優しいかんねー。
雲雀ちゃんはどうなるのか?
雲雀ちゃんはどうなる?
はてさて。
コガラシさんはどう返すのか。
「好き」「雲雀は…コガラシくんのことが好きなの」という誤魔化しようのない、直球すぎる告白ですからね。読者の燃え上がる期待はこの告白を受けてコガラシさんはどう返すかってとこが焦点でしょう。
とはいえ雲雀の中では「男の子は告白させると意識しちゃう」と述べてるので、伝えるだけ伝えて返事を貰わないって展開があり得そうかなー。とりあえず一歩進める手段で告白の返事は貰わないと見た。
事実、朧だって成長してます。
朧が成長してるー!
恋の波動に目覚めて問答無用で全裸で抱き着くでなく、事前に確認を取って行動するなどゆらぎ荘ヒロインはちゃんと前に進んで成長が見えますね。雲雀も成長するパターンと見た。セーブ機能が無かったニセコイと違ってね。
まあ流石にアニメ化を控えたこのタイミングで「ヒロインふるい落とし」をやるとは思えませんからね。やったら冨樫先生より鬼すぎる。あくまで雲雀の成長を描く舞台装置でしょう。
雲雀ちゃんに必要なものは「自身」
雲雀ちゃんに足りないもの!
雲雀ちゃんに足りないものは胸ではありません。「自信」です。以前に呑子さんに指摘されたことがありましたね。あれはズバリ確信を得てたんです。その方法が大人っぽいパンツってのがアレだったが。
雲雀ちゃんは自分に自信がない子なんです。いつもふんぞり返ってる態度ですが内心では自信がないことを分かってるモノローグばかりです。今回の告白だって、他の子が本気出したらとかすごく後ろ向きな理由ですからね。
まだ自分に自信が持てて無い状態で告白したので、おそらく真のカミカゼアタックは今じゃない!コガラシさんに恋した事で自分に自信を持つ成長するはず。その時こそ本当の特攻を見せる。それが雲雀ちゃんの顛末でしょう。
まだ慌てるような時間じゃない。この告白でヒロイン切りされる事はないです!儚くも美しく応援する者に感動をもたらす線香花火を見せてくれるから(←ヒバリストを名乗っておきながら雲雀ちゃん勝利を微塵も夢見てない)。
そうは言っても「どうせ幽奈さんエンドなんだろうけど、もしかしたら雲雀ちゃんにも可能性が…?」って思わせてくれる隙は残してくんないとなぁ。
さあ次回どうなるか?見守りたいものです。
ゆらぎ荘の幽奈さん(11) アニメBD同梱版: 週刊少年ジャンプ
ミウラタダヒロ
集英社 (2018-07-04)
コメント
かるらは「ちゃんと告白」はしてないんでしたっけ?
コガラシはトロフィーで構造が少女漫画的って言われてるのみたことあるな
少女漫画としたら今の段階でヒロイン切りは無くてヤマカムの言う通り雲雀ちゃんがパワーアップするんだと思う
恋愛的な意味と捉えずにオレも好きだぜ!とか言うに1一条楽
> 元ネタは『ストップ!! ひばりくん!』で雲雀ちゃんの名前をかけたパロディなんでしょうけど、今の少年達が分かるのかと。
ヤマカムさんも直接知っている世代ではなかろう……
ちなみに、私もヤマカムさんに近い世代ですが、アニメの再放送で見ていました
> この世全てのクズ
> スーパーゴミクズ最低アタック
どうやらヤマカムさんの中では、一条楽のクズ度は伊藤誠以上らしい
>一条楽のクズ度は伊藤誠以上らしい
そりゃ、伊藤誠は最終的に制裁食らったのに対して、楽様は何も制裁がないどころか、ふつうに幸せになりやがったからな
ヒント タイトル
雲雀特攻隊長バレンタインに次いで告白も一番手
サブヒロインのポジションでも一番下
まあ本気で告白すると決めたなら多少邪魔が入っても失敗しても何度でもトライして強行するのが普通だよねとは思った
物理的に距離離されて不可能とかでなきゃそうするのが当然と雲雀ちゃんの行動を見て目がさめたよ
そうだよ何故か諦める方がおかしいんだよ
よくやった雲雀ちゃん
正直勝ち目なさそうだけど手遅れになる前に告白したその勇気は認めようじゃないか
呑子先生とくっついてほしい(熱望)
ニセなんちゃらの罪は重い…
ひとつありますよ
ゆめおち
ゆらぎの掲載順位やばくないすか?
せっかくの雲雀についての記事だが、隙あらば捻じ込んでくるニセコイへの熱い思い(恨み)が面白すぎてそれどころじゃなかった
ヤマカムさんに一生ものの深い傷を負わせた一条楽という男の恐ろしさよ
1回目は表向きは政略結婚しようとして「やり方が気に入らない」、
2回目は無理に脱ごうとしたら「お前がそんな思い詰めてると思わなかったから、今返事しよう」で
実質2回フラれてる人もいますね。コガラシさんがちゃんと自分に惚れてると認識してる上で
ラブコメで本命が変わるのは悪くはないっちゃ悪くないんだよ…
ニセコイは説得力が全くなかったのと
楽しみすぎてねれなかったから爆睡仕方ないとかブツブツ言い訳しながらの好きな人喋ってるのに目の前で爆睡したりやら
後先考えないで結婚妨害やら
振るのはともかくフっておきながら結婚式のケーキ頼むわwやら目の前で鍵埋め直すという思い出上書きやら人間として楽が最低になりすぎた
本命を変えるのなら、少なくとも、変えた本命が前の本命よりも魅力的で結ばれるに相応しい人間でないといけない
千棘は、小野寺さんに比べて、どう考えても魅力的に映らなかった
もっとも、楽はクズだったから、同じクズ同士結ばれるに相応しいカップルではあったがw
普通の人間は硬球が頭に直撃したら、死んでもおかしくありません。普通の人だと身の安全を優先して深入りを止めるでしょう。
これは雲雀が忍者だからこそ出来た、力業の成果なのです。
ハーレム系漫画でもある意味「恋愛は告白した方が負けなのである!」だなあ
ヤマカムさんが読んでいる作品かわかりませんが個人的にたかまれタカマルの香椎綾は主人公が最初に好きになる系ヒロインでは一番不遇だったように思います。
実質脇役みたいな出番しかなく、ここで不遇不遇言われてる小野寺さんとかうるかちゃんとか雲雀ちゃんよりもラブコメイベントは全然ないような感じでしたし。
実は作者の近藤るるるは最初から幸地ゆきえをヒロインに推したかったのに、担当編集が反対して代わりのヒロインとして綾を作らせたらしく、しかもゆきえが読者人気出ると見るや早々に掌返ししたからこんなことになってしまったのですが…
自分はゆきえの方が好きだったので展開には納得していたのですが、連載当時てっきり綾がタカマルのメインヒロインなんだと誤解して読んでいた人は結構怒っていた記憶があるので複雑な気分ですね。
小野寺さんもどちらかというと編集者が推してたヒロインっぽいし古味先生は全然乗り気じゃない感じでしたが…