『ゆらぎ荘の幽奈さん』133話 里帰り中の狭霧さん
ふつくしい…。
いつも思うのですが『ゆらぎ荘』のカラー扉絵は素晴らしいですね。カラーが持つ魔力を存分に活かしています。本気で読者を悩殺しに来ていますよ。破壊力が抜群だ。ブヒブヒ。
現在、作中では夏休み真っ最中です。しかもお盆。
ヒロイン達もお盆で帰省中。狭霧さんも雲雀ちゃんも誅魔の里へ帰っております。つまり、ゆらぎ荘におらず深刻な「雲雀飢饉」になっていたわけです。ようやく、コガラシさんがバイト先で誅魔の里へやってきました。つまり雲雀登場である。
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133話「里帰り中の狭霧さん」
130話で里帰りして以来ですので約1ヵ月ぶりの雲雀ちゃん。
そもそも思い返せば、彼女が登場したのが去年の夏休みでしたからね。あれから作中で丁度1年経過したってわけですよ。「祝!雲雀ちゃんと出会って1周年」という記念すべきメモリアルデーにもあたる。
出会って転校してきて、胸を大きくしようとしたり、股間をコガラシさんの顔にダイブされたり、膠着状態のラブコメ戦線を動かしたり、股間を顔にダイブさせたり、告白しようろして股間を顔にダイブ、バレンタインをあげたり、股間をダイブングしてフラれ成長したり、顔に股間を…って、雲雀ちゃんの思い出はアソコをコガラシさんの顔面に直撃ばっかだな!
約1ヵ月ぶりの雲雀
雲雀ちゃん
開始早々でもう股間をコガラシさんの顔面へダイブさせていました。まだ始まって1ページ目なのに。この早さは記録的と言っていいでしょう。まったく油断も隙もない。開始早々、ずっこけて顔面ダイブをぶち込んでくるなんてね。
てか、隙あらば雲雀ちゃんは、ずっこけて股間をコガラシさんの顔へ当てます。ちゃんと数えたわけじゃないけど、おそらく作中で最もアソコをコガラシさんの顔へ付けたヒロインではないでしょうか。「股間当ての雲雀ちゃん」の異名は伊達じゃないぜ!
脅かそうと思って木の上に隠れてたら足をすべらせたら仕方ないね。うん。雲雀ちゃんは高いところへ登れば大宇宙の法則のように転んで股間がコガラシさんの顔へ導かれてしまうんだから。って、別に高いところでなくてもようずっこけて導いちゃうけどね。
「どんな経緯を辿ろうとも必ずコガラシさんの顔へ股間が行く」のが雲雀ちゃん!
やっぱり雲雀ちゃん可愛い
雲雀ちゃん可愛い
なんのかんのでやっぱ雲雀は可愛い。
今回はサブタイ「里帰り中の狭霧さん」通り、メインは狭霧中心のエピソードなんだけど、久々登場も相まって全30コマの雲雀分を存分に堪能できました。雲雀ちゃんは出るだけで、その可愛らしさが五臓六腑に染みわたるからね。
「雲雀ちゃんの可愛さで風邪が治りました」とか「雲雀ちゃんが股間ダイブして骨折が完治しました」といった効果が報告されるほどです。まあウソですけど、それぐらい雲雀の可愛さは「癒し効果」があって人を元気にさせるのです。最近登場少ないよ!
また、作中では描かれてませんがコガラシさんの回転作業を手伝ったり、「この夏のコガラシくん篭絡作戦」を着々と実行中の様子です。
雲雀ちゃん良い子すぎる
雲雀ちゃん良い子すぎ
冒頭以外はあまり活躍しなかった雲雀ちゃんでしたけど、改めて好きになりましたね。だってですよ!砂霧が様子が変だとずっと気にしてて、コガラシさんや友人に相談したりさ。狭霧が戦闘能力の低さに落ち込んでると思ってヨイショしまくったり。
なんて良い子なんでしょうか!さらりと「流石は雲雀のライバルだよ」と自分を持ち上げることも忘れません。つまり、雲雀ちゃんは可愛い。
まあ、そんなこんなでヒバリストとして大満足なんで「よかった!よかった!」となるところなんですが、どうしても一言述べたい。主張というか杞憂なんですが…。狭霧の婚約者って何だよ!
狭霧の婚約者だと!?
ボクァ宵ノ坂酌人。狭霧の婚約者や!
は?(威圧)
狭霧が元気無かった理由は婚約者の存在でした。誅魔忍のボス格「雨野家」は強い婿を取るのが使命のようで、コガラシさんを篭絡させるのもそれが目的でした。御三家の「宵ノ坂家」なら政略結婚としても分かるんだが、分かるんだが無理無理のカタツムリですよ。
もちろんコガラシさんに対して素直になれてない狭霧がヒロインとして覚醒するエピソード…、つまり本格的にデレる為の布石でしょう。しかし!しかしである!「狭霧を取らないでくれー!」と何度も叫んでしまう。「ぐぎぎぎぎぎぎ!」となる。
ここでラブコメのライバル男を振り返りましょう。
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ラブコメにおけるライバル男
ラブコメのライバル男
その昔は主人公よりもスペックが高いイケメンがライバル男として君臨していました。こんな凄い男に勝てたという達成感があったのでしょうが、今ではほぼ全滅してます。80年代、90年代、ぎりで00年代の前半まではよく見かけた主人公よりもスペック上のライバル男ども。
恋愛劇場を盛り上げる効果も抜群で、こんな良い男に勝利したというドラマを生む効果もありました。同時にものすげーストレスを生むのも事実。止めてくれー!って叫ぶ。いわゆる『ラブひな』後と前でしょうか。
・読者の分身である恭介にとっての「ライバルの男」が出てくると、すごいストレスだったんです!やめてくれ、鮎川やひかるちゃんに手を出さないでくれと!
・それもあって、「ラブひな」には主人公に対する「ライバルの男」が一人も出てこないんです。それはマガジンの編集者にもハッキリと宣言しました。わたしは読者にストレスのかかることはやらない。
・それで結局「ライバルの男」という存在は、オタク業界では「ラブひな」以降はほぼ絶滅したんです。
以前に、赤松健先生とまつもと泉先生が対談したやり取りなり。まったくの同意ですね。昔のラブコメはモチのロンで、色褪せない名作ですけど主人公よりもスペック上のイケメンライバル男は物語の途中でめがっさストレスになったのも事実。
ジャンプラブコメに限定しても『To LOVEる』だって『ニセコイ』だって、ライバルの男というのは不在でした。いらないんですよ。ひたすら主人公がラッキースケベに合ってモテモテになる。美味しい目に合うだけの何が悪いのかと。中身無かろうと、これ至高なり。
ラブコメとは、サバンナにおける動物達の水飲み場のようなものです。 渇いた僕らのハートにに甘水を分け与えてくれる栄養源であります。苦水とかノーサンキューだぜ。
ぐぎぎぎぎぎぎぎ!
こ…ここ…婚約者ァ!?
赤松健先生の言葉を借りるなら「やめてくれ!狭霧に手を出さないでくれ!」である。これから狭霧がヒロインとして覚醒するのは明らかでしょうし、自分の気持ちに素直になる狭霧は最高に可愛いのでしょう。
しかし!このハードルはキツイぜ。なんだよこのイケメン男。ディルムッド…じゃなくて玄̪士郎のような最初からギャグ要因以外の何者でもない三枚目ヤローまらまだしも、こんな強者キャラでイケメンはキツイって。消えろ!ぶっ飛ばされんうちにな!ですよ。
ハーレムラブコメ業界には「織田がつき羽柴がこねし天下餅座りしままに食うは徳川」ならぬ、「留美子がつきあだちがこねし天下餅座りしままに食うは赤松」という言葉があります。今適当に自分で作っただけだけですが…。
恋敵を設定するのは古き良きラブコメでは古典的な話の進め方ではありますが、一つ気になる点は『ゆらぎ荘』を支持している読者層が、この手の展開を求めているかどうかでしょう。
「壁を超える」は少年漫画じゃ王道展開です。しかし、現代ラブコメに強キャラのライバル男は諸刃の剣にもなり得るかなと。伝説の湯源郷「ひなた荘」の再来と言われる「ゆらぎ荘」は、『ラブひな』をテン年代にブラッシュアップした作品だけに気になる。マツケンも草葉の陰で泣いてるぞ。
狭霧は可愛い
雲雀ちゃん派の自分ですが、狭霧も好きです。
なんだよ婚約者って!コガラシさーん!早くぶっ飛ばしてストレスを取り除いてくれー!雲雀は正妻だが、狭霧だって誰にも渡さん!(きっぱり)
コメント
今週号読んでヤマカムさんがまたニセコイの発作を起こすのかと思った
コガラシさんはスペックが完璧超人だからライバル男は当て馬にしかならないんじゃないかなあ
ニセコイ結婚式のあれみたいに「俺は彼女の事は好きじゃないが、彼女が他の男に取られるのは気に食わないからぶち壊す」という展開はやめてほしいですね。。。
朧が警告してたんだし、男がゆらぎ荘に取り入るためだけの婚約で、それがバレて破綻とかかなぁ
で、コガラシに振られた後も一途に想って独り身のままその生涯を終えろとかひどい話ですよ
近いうちに呑子先生の出番がありそうなのでよかったです(呑子先生ファン)
これマツケンを引き合いに出してレビューするかなと思ったらマツケンだった
編集には言っておいたけどアニメ班には言ってなかったか通らなかったラブひなのコンセプト。色んな意味で重要ポイント作品だったんだなあとしみじみ
赤松氏はラブひなのアニメ化で、男を出すことを許可しているらしい。
https://trendnews.yahoo.co.jp/archives/447069/
その後、アニメにした時に、脚本家の方が、ライバルの男を出したいと言い出したんですけど、やっぱり有効活用できず後味も悪かった。
それこそタッチみたいに勝利の約束されたメインヒロインでやるならまだありだと思うが
ハーレムラブコメのサブヒロインでやるもんじゃねえなと思う
婚約者から奪い取ってそのまま即ゴール迎えられるような作品じゃないとな
なるほど、九州編ですか。
コガラシさんには覚悟の扉を開いて欲しくない・・・
「今もこれからもずっとお前は大切な友達だ。だから狭霧。正妻は雲雀だけどお前を渡したくないからオレにお前を助けさせちゃくれねぇか。」
まぁベタにいくなら男側に裏切られて救出だろうな
ならなんでネギま!ではガンガン男出したし。
仮に結婚式ぶっ壊すぞ展開になったとしても納得の理由があればいいんだが。
まぁそれを言ったらコガラシさん自身カルラと強制的に結婚させられてヒロインたちが助けに向かったのだから2度目になるし……あれ、コガラシさんはヒロインだった?
寝取られ好きは薄い本が捗る
コガラシさんのスペックが高すぎてなあ
新キャラの宵ノ坂?も玄士郎様みたいに何だかんだで良いキャラになる予感
ザクロさんといい白叡さんといい、最近はヒロインだけでなく男性陣も魅力的だからなぁ
UQのメインヒロインが仮にエヴァだとするなら最強のライバルキャラとしてネギが立ちはだかって来ることになりそう
面堂とか三鷹さんとか風祭さんみたいな、神谷明ボイスのライバルキャラは、
みんな魅力的なキャラだったものだが・・・。
三鷹や新田は好きだしそれを含めてめぞんやタッチは好きなんだけど
それは横に置いといてコガラシさんこいつはよぶっ飛ばしてってのはわかる
多分出たばっかりで完全に憎まれ役部分しか見えてないからだろうけど・・・