亀仙人と鶴仙人
『ドラゴンボール』の亀仙人と鶴仙人。
若い頃はどちらも武泰斗さまの弟子でしたがそれぞれ独立して「亀仙流」と「鶴仙流」を立ち上げて弟子を取って鍛えていました。第22回天下一武道会では本選トーナメント8人中5人が亀鶴の弟子(孫悟空、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子)という快挙を成し遂げていました。
今回は「亀仙流」と「鶴仙流」について。
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「亀仙流」と「鶴仙流」
亀仙人は何も教えない
亀仙人は武道における技術的指導は一切しません。
悟空とクリリンから教えてくれ教えてくれってせがまられても何も教えてあげませんでした。基礎体力の向上のみが亀仙流の教えでもある。
32話
亀仙流武術の基本はお前たち二人がこの7ヶ月毎日やってきた修行に全て含まれておる。自分では気づいておらんようじゃが目も拳も脚も体全て。そして頭の中まで鍛えられておるはずじゃ。拳法というのはただそれらの応用にすぎん。武道に勝つために励むのではない。己に負けぬためじゃ。その為にこれまで習得した基本を生かし、自分で考えて自分で拳法を学べ。
亀仙人の教えは「自分で考えて自分で拳法を学べ」である。
亀仙人の必殺技といえば「かめはめ派」を筆頭に「酔拳」「よいこ眠眠拳」「萬國驚天掌」などかなり多彩でしたが、技自体は弟子に一つも教えることはありませんでした。
亀仙流は悟空もクリリンもヤムチャも様式美のごとく「かめはめ派」を使います。でも、3人とも亀仙人に直接教えられたわけでなく自力で使えるようになっただけですからね。
120話
「かめはめ派」は亀仙人自信が50年かけて編み出した必殺技です。弟子に教えたわけではありませんが、『ドラゴンボール』を代表する必殺技にもなりました。まさに「自分で学べ」ですね。
亀仙人は沢山の必殺技を使えるが技を一つも弟子には教えない。
「自分で考えて自分で学べ」って言葉通り、弟子の自主性を重視する師匠です
。人間として大きく成長することを重視しています。
鶴仙流は超優秀
あれぞ鶴仙流独特の技、舞空術じゃ…
途中からZ戦士のデフォと化した舞空術。
最初は「鶴仙流独特の技」だったのです。
他にも「どどん波」「太陽拳」「排球拳」「四妖拳」など亀仙人以上に豊富な種類の技があります。餃子の超能力が鶴仙流なのか餃子の持って生まれたサイコキネス能力かは不明。
とにかく鶴仙人は「戦い方そのもの」を弟子に教えるスタイルと言えます。天津飯が鶴仙人と袂を分かつ時も「ここまでの達人に仕立て上げた恩を忘れおって」と言われていました。弟子の自主性を重んじる亀仙人と正反対ですね。
ある意味では手取り足取り教えてあげる鶴仙人は武術の師匠としては亀仙人より上なのかもしれません。人間として大きく成長させるスタイルの亀仙流と技をきちんと教える鶴仙流である。
そして、天津飯の中で最大の必殺技は「気功砲」です。
これも鶴仙人に教わったようですが亀仙人は含みのある言い方をしていました。
亀仙人も知ってる「気功砲」
132話
あ…あやつ…気功砲までできるとは…。とんでもない破壊力を秘めた技じゃ…。かめはめ波よりも数段な…。しかし、そのあまりの凄まじさゆえ己のエネルギーの消耗も激しく死ぬことすらあるという…。死なぬにしても間違いなく寿命は縮む…。鶴仙人のやつめ…教えてはならん技を…。
天津飯が気功砲を使えると知って驚愕しながら「ま、まさか…」「よすんだ天津飯死にたいのかっ!!」と述べていました。その上で「鶴仙人のやつめ…教えてはならん技を…」と鶴仙人を責める独り言。
亀仙人は気功砲を知っていました。ただ知ってるだけでなく「教えてはいけない技」であることを言ってます。
この発言は意味深ですよね。例え使い手が死ぬかもしれなくても寿命が縮んでも「教えてはならん技」って亀仙人が言うのは余計なお世話すぎるというものでしょう。気功砲を教えた鶴仙人をDISるってことはそれ相応の理由があるはず。
で思ったのは、「気功砲」は鶴仙人が編み出した鶴仙流の技というわけでなく亀鶴の師匠・武泰斗さまの技なのではないかなということです。
武泰斗はピッコロ大魔王に対抗するために「秘術を生み出した」と語られています。それが魔封波です。もしかしたら気功砲はその一環で武泰斗さまが編み出した技の可能性が微レ存。
武泰斗さまの技説
若い頃の亀仙人と鶴仙人
若い頃の亀仙人と鶴仙人と師匠の武泰斗さまはピッコロ大魔王に挑むもとても太刀打ちできなかったそうです。
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そして武泰斗さまは魔封波を編み出してピッコロ大魔王を封じ込めて死んでしまいました。魔封波も己の寿命を縮める技で気功砲との共通点はある。ピッコロ大魔王をどうにかする為に寿命を削る「気功砲」「魔封波」を編み出し、「魔封波」を亀仙人へ「気功砲」を鶴仙人に教えた説である!
こう考えると亀仙人が「気功砲」を知っていた事も「教えてはならん技を」と言って鶴仙人をDISったのも一つの線になる気がする。
そして、亀仙人は独自でカリン塔に登ったり「かめはめ波」「萬國驚天掌」などを自力で編み出し、弟子には技そのものは教えず「自力で考え自力で学べ」という自主性を重視する武術の師匠へなる。
鶴仙人は「舞空術」「どどん波」などを編み出し、武泰斗さまから教わった禁呪的な「気功砲」まで弟子に手とり足取り教える師匠になったと。
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コメント
割と普通に面白い説だ
武道が手段である鶴仙流と
武道が目的である亀仙流、って感じですかね
あと、あんな真面目そうな若亀(なんなら筋斗雲に乗れたくらい)にいったい何があったのだろう…という「空白の100年間」にも興味津々です。鳥山先生、そういうの書いてくれるタイプじゃないものなぁ
あくまで想像だけど亀じいさんは根っからあんな感じなんじゃないかな
普段はおちゃらけてるけどシリアスモード時の切り替えはしっかりしてる
カリン様と別れてからスケベになっちゃったんだよな、たぶん。
それまでは悟空みたく女を知らなかったんかな?
鶴も武泰斗様も子供いなそうだし。
毎回思うんだけど誤字多すぎへん?
毎回思うんだけど、君ってヤマカム素人だよね
亀仙人って不死鳥関係で長生きなのかと思ってたけど若い頃が一致している鶴仙人も同じくらい長生きなのかな
あと占いババと両親?も長生きしてそう
なかなか面白い。そしていま振り返ると亀仙流の教えは全てに通ずること。
武道家としてはどうかとおもうけれど、この先長く生きていく力を養える日々だったなと。
みんなが亀ハウスに集まるの好き
亀仙人はスケベだけど人格者だし、求心力が凄い
映画「この世で一番強いやつ」で亀仙人が戦うの好きだったわ
ドラゴンボールのキャラは一長一短あってわかりやすいよな。
強いけど世間知らずな悟空、天才で金持ちだけどドジなブルマ、人格者だけどスケベな亀仙人。
こういう人間臭さが良い。
いい事言ってるわ。弟子達に遥かに戦闘力抜かれた後でも敬われる理由がわかる。
このころのDBは命が重たかったなぁ。
排球拳はどっちなのかが気になる
「死ぬことすらあるという」って
誰かから聞いたのは明白だしな。
鶴と仲が悪くなったのも方向性の違いからかもしれん。
「心技体」のうち亀仙流は体を、鶴仙流は技を重視してる感じですかね。
他の要素は後からついてくるって感じで、それぞれまず何が大事と考えてるかが面白い。
亀仙流は善人が集まってるように見えるけど、牛魔王みたいな悪党を輩出してるから、そこまで心を重視してるとは限らないしね。