『ハンター×ハンター』No.375 説得
こんなに美しい人がいるなんて…!!
前回のウェルゲーさんの無能っぷりを見て、選挙編の三バカ(ルーペさん、テラデインさん、ブシドラさん)を彷彿させ、直ぐに死んじゃいそうだなーって思ってたのに!流石はキャラクターメイキングに定評のある冨樫先生だぜ。
無能キャラからたった1話で愛すべきバカキャラに変えてしまいました。ウェルゲー株が謎の急上昇です。まさかに筋肉ババアのビスケに一目惚れしてしまうとは…。読者の想像を斜め上なのに軽々超えてきやがるぜ。
<関連記事>
冨樫先生は「ジャンプGIGA」で岸本先生と対談した時に、今やってるのは「今回のシリーズはシンプルに、ものすごく人数を増やしたらどうなるんだろうってのを、とにかく極端にやってみた」と述べていました。それでいて良い意味でキャラをしっかり立てるんだから凄い。
No.375「説得」
カミーラ様の守護霊獣
一気にカミーラ様(第2王子)、ツベッパ(第5王子)、タイソン(第6王子)、ルズールト(第7王子)、ハルケンブルグ(第9王子)がキャラに喋らせる推測でなくナレーションで紹介されました。これで彼らの念獣能力は確定といえるでしょう。細かい詳細は不明だけど。ついでにマラヤーム(第13王子)も。
他のほとんどの王子の守護霊獣は他者を操ったりパワーアップさせたりと、王位継承戦を「勝ち抜くこと」に特化しているのに対して、マラヤームの守護霊獣は部屋ごと一方通行で隔離する「生き残ること」に特化してるのは面白いですね。
個人的に注目すべきはカミーラ様です。操作系強制型で「ある条件を満たした者を意のままに操る」そうな。牢獄に監禁状態で脱落っぽかったのに、ベンジャミン私設兵(もしくはベンジャミン本人)を操る事に成功したら、逆転のホームランが打てそうな可能性がある。
カミーラ様はまだ終わってない!
それよりヤバイのはフーちんですよ。
フウゲツに悲しいフラグが…
なぜ…!?何で出来ないの…!?
フウゲツの「どこでもドア」はフウゲツの念能力が開花した、と解釈した方が自然な印象です。主な理由は以下。
・王子の念獣は王子本人に見えない。
・王子の意思通りには念獣は動かせない。
・フウゲツが使役でき、カチョウにも見えている。
・フウゲツの経験(思い出)の影響を受けている。>コメントより
・念獣自体はカチョウにもフウゲツにもまったく見えてない
・扉はワーム型念獣本体ではなく「抜け道」である事を使用者に知らせるもの
・特に使役はできてなく、意図してない時にあらわれている
・守護霊獣は王子の影響を受けるまず思い出にある遊具がワームという名前なので、前にワブルの部屋に居たワーム型念獣だ、と考える方が自然だと思うのですが…
>コメントより
コメントでも議論になり、私もカーちんが願ってフーちんと会えた扉は目覚めた「念能力」なのか「守護霊獣」なのか判断がつきませんでした。このどっちかだと思ったのに!
今回のフーちんは「願ったらカーちんのところへ行く扉が開いた」「これってあたしのチカラ(魔法)?」と喜んだのも束の間、あの扉は二度と現れませんでした。無意識で発動した念能力で二度目は出なかったという可能性もゼロではないけど、もう答えは既に出てるような…。
あのカーちんに会いたいって願って具現化した扉。確かに願いは一度だけ叶ったが…。これはフーちんの念獣でも念能力でも無かったようにしか見えませんわ(あくまでも今回を素直に読めばだが)。
ルズールト
ルズールト(第7王子)の守護霊獣。具現化系、半強制型の操作能力
標的の欲望を具現化し罠を張る。標的が罠にはまる(欲望を満たす)事で発動する。
あっ…(察し)。
フーちんが見事にそのまんま当てはまりますね!ドンピシャそのまんますぎて泣けてくる。なんだこのフラグ…。この描写でこの説明よ。どう見てもルズールトの守護霊獣の罠にはまってしまったようにしか見えんぞい。欲望を具現化してしまったわけですね。はい。
これアレじゃん。
フーちんもう終わってんじゃん!
まさか守護霊獣が出ないまま逝くとは思えんが、カーちんに会いたいって欲望を満たしてしまったので、本人の生死がどーなるか知らんが、ルズールトの念獣に操られてしまうフーちんの未来予想図が容易に見えてしまう。ネテロ会長の言葉を借りるなら、「フーちんは…詰んでいたのだ…初めから」である。
フーちん…(´・ω・`)
可愛い子ばっか先に消すなよ冨樫先生…。
もう残るはカーちんに期待するぞ!ペロペロするぞ!頼むぞ!本当に!操られたフーちんに直接ヤられるカーちんとか止めてくれよ…。最悪のバッドエンドは回避してクレメンス。でも冨樫先生は情け容赦無い鬼です(ソースはモモゼちゃん)。
※追記、コメントで以下の指摘を頂きました。
No.362でナスビ王の語った念獣の本能(ルール)の2「霊獣の憑いた人間を直接攻撃しない」に抵触するので、ルズールスの念獣はカチョウフウゲツに罠は仕掛けられないと思うのですが。
念獣が他の王子に攻撃できないのでフーチンに攻撃できないのでは?
カーチンフーチンがお互い会いたい時に出現するとか(ジョイント)、ないかな?
あー、そう言われてみるとそんなルールありましたね。直接攻撃の判定が分からんけど、あまりにドンピシャすぎたので疑ったけど、違うかもねん。
圧倒的な「格」のベンジャミンたち
ベンジャミン王子の強者感
それにしても、ベンジャミン(第1王子)は登場するたびに「大物感」が上がっていきますね。最初にピックアップされた時は上半身裸にして「今すぐ殺す!」「全員殺す!」とイキりまくってただの脳筋野郎だと思ったのに。
そうれがどうだい?大物感漂いすぎ!
冷静に俯瞰して状況を観察してボス格の印象です。本人と私設兵を見るとガチのマジで継承戦レースの大本命と思ってしまう。ベンジャミンを落ち着かせて圧倒的大物にさせたのは私設兵隊長・バルサミルコの役割も大きい。
ベンジャミンが生まれた時から知っている「じいや」的な者だと思う。次期王としての期待の高さから、相当肩入れしている発言もあるし、前回の継承戦も体験してるんじゃないか?それなら念能力の調査・攻略に特化した私設兵が揃ってる理由も説明できる
>コメントより
うむ。バルサミルコは興味深いキャラですね。374話で「上位5人の私設兵は幼少から王子の為に身を捧げる訓練を受けており、指揮も忠誠心も高い」って説明されたけど、じゃあ王子より年上の私設兵はなんなんだよって思いましたし。
特に、ベンジャミン私設兵は全員がけっこうな使い手の念能力者であり、忠誠心も異次元ですしおすし。実際、脳筋でイキりまくって今すぐぶっこおすと思ってたベンジャミンを落ち着かせて冷静にさせてる。また、「王子」「ベンジャミン様」でなく「ベンジャミン殿」と呼ぶ。
前回、ナスビの代の継承戦に参加していたかは分からないけど、カキンを大国にする意思があり(363話)、そのためにはベンジャミン殿を王にするのが最善って感じだし。かなりの重要キャラっぽいですねバルサミルコは…。
一番大物のタイソン
タイソンさんの守護霊獣
放出系で拡散・徴集型の能力
タイソン教典を受け取った者に目玉ジャクシが憑く。目玉ジャクシは宿主からオーラを徴集し替わりに幸福を与える。幸福の度合いはタイソン教典の熟練度によって変化する。ただし、教典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が与えられる。
…これが一体何の役に立つのだろか?
他の王子の念獣は他者を操ったり、薬品を作ったり、罠にハメたり、部下の力を増大させたり、部屋ごと隔離したり…と、王位継承戦を勝ち抜く(生き残る)能力に特化してるのに。タイソンさんの守護霊獣は、ポエム全開(盗作)の教典を読めば読むほど、オーラを取られて幸運になるそうです。
まじで元気玉じゃん。ただし打てないけど。説明されてないだけで、オーラを徴集すれば守護霊獣が何かできる可能性もあるが、今回の説明だけじゃ王位継承戦に何の役に立つか分からん。自分の私設兵を幸福にできるのは役に立つっちゃ立つのか?(ガチで疑問)
とはいえ「ただし、教典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が与えられる」は気になる。素直に読めば、これ幸福にした部下に罰が与えられるだけで王位継承戦のメリットゼロすぎるが、むしろ「厳しい罰」を食らうことこそ王位継承戦に役立つのかもしれんし。分からんけど。本人も守護霊獣も電波すぎて何とも言えんス。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 35 (ジャンプコミックスDIGITAL)
売り上げランキング: 22
コメント
ベンジャミンと対比させられているハルケンブルクの能力も主人公っぽくて王の器だと思いました
ハルケンブルクの霊獣の能力発動の鍵が団結であるように、意思統一も一つのトリガー足りえるのではないか
あのどこでもドア(仮)が出現した時、カーちんもフーちんもアルバムを広げて泣きながらお互いのことを想っていた
つまり双子の思いが一つになれば発動する系なんじゃねーのかな>ワーム
二度目が失敗したのは今ちょうどカーちんはセンリツと話している最中ってことで
もしそうなら極端に使い勝手が悪そうだが、念能力としては「制約が強い」とも言えるな
それで相互協力型でもあるなら、相当に強力な能力になってそうだ
しかしもしワームが花鳥風月の相互協力型だったら、クラゲ念獣が余る、という問題はあるな
相互協力(二人で一つ)ではなく、フウゲツの念獣の能力の制約として「相手も自分の事を考えている事が必要」という制約がある、というのならしっくり来るんだが
クラゲとワームでジョイント型なんじゃないのかな?
クラゲが何なのかがわからんと、さすがに弱い説だろう
小中学生くらいの女の子の記憶にあるものが元になってるんだろうしな
海水浴か、それともアクアリウムか
あるいは洞窟とクラゲっぽいものが出てくる「マトリクス・リローデッド」みたいな映画を見たのか
互いに互いの写真見てたから、それがトリガーな気もする。単純にお互いがお互いのことを考えた時にだけ発動かもしれないけど・・・
どちらか一方の念獣の能力だった場合は、フウゲツはミスリードでカチョウの能力だと思う。あの遊具はカチョウにとっても思い入れの強い物なはずなので
ハルケンブルグの能力、格好いいよね
こんな念能力もあるんだね
凄くハルケンブルグに似合ってる
こうやってみると、本当に念って奥が深い
メルエムとか強すぎてヤバいとか思ってたけど、やりようによってはなんとかなる
メレオロン仲間にしたら最強じゃね?
単体で強いのも格好いいけど、仲間と意思を一つにする事で強いのも格好いい
惜しむらくは、これがハルケンブルグ自身の能力じゃなくて、守護霊獣の能力という事でしょうね
だって、念使えない奴らには自覚する事ができない能力なんだから
この能力、自覚できたら超強いのに
ハンター協会の奴らは、この強大なオーラ感じなかったのかな
ベンジャミンは気付いたのに
ハルケンブルグの私設兵は念を自覚してるぞ
クラピカが教えてただろう
自分達の強大なオーラ自覚できてない
ベンジャミンの私兵がそう言ってる
しかも、クラピカが教えたって言ってもまだ初歩中の初歩だし
念がどれだけの潜在力を秘めてるかとかはまったく分かってない
ベンジャミン私設兵は同じ意志の下で行動する事と能力が上がる様子について「能力を自覚できてない」と言ってるだけだな
しかもその能力も、地の文じゃない所は確定事項ではなくあくまで私設兵の推察だから正しいとは限らん
念が制約の強さによって能力が強力になる事と、その危険性も含めてクラピカが相当詳細に説明しているぞ
あの内容を全部知っていて「念の自覚がない」などとはとても言えんな
お前ももう一度読んでくるといい
念獣が他の王子に攻撃できないのでフーチンに攻撃できないのでは?
カーチンフーチンがお互い会いたい時に出現するとか(ジョイント)、ないかな?
最初に能力説明が出た人たちは先に死ぬ予感
No.362でナスビ王の語った念獣の本能(ルール)の2「霊獣の憑いた人間を直接攻撃しない」に抵触するので、ルズールスの念獣はカチョウフウゲツに罠は仕掛けられないと思うのですが。
もしフウゲツが魔法だと思っている通り道がルズールスの罠ならそれは王子への直接攻撃にならないのかな?
そうだとしたら壺中卵の儀のルールに反するからルズールスの罠説は微妙だと思う
ていうか直接攻撃の定義ってなんだろう?
とりあえずカチョウとフウゲツに生き残ってほしい…クラピカがんばれ
タイソンの念獣の能力が「人飼いの獣 パプ」にそっくりなのが気になりますね
「厳しい罰」がどういうものかわかりませんが、もし教典を読むだけでうっかりするとオーラを吸い尽くされて死の危険まであるのだったら、あのイケメン護衛たちはかなりのリスクを背負わされてる気が……
マイク→タイソン、という関連で、教典が歌をモチーフにしてるんだと予想してるんだが
KANの「愛は勝つ」、西野カナ「会いたくて 会いたくて」と来て、そこで愛を裏切った時は誰の歌になるんだろうな?
山崎ハコ「呪い」か、あるいは中島みゆき「うらみ・ます」あたりなのか。
セイコ→松田聖子ですしね
それを言うと、カチョウフウゲツの元はピンクレディーだな。
能力名は歌から取って「S.O.S」かもしれん。
二人一組で快活と清楚のペアは
ピンクレディー→ダーティペア→魔女っ子チックル→初代プリキュア
と続く伝統の組み合わせだからなぁ
似てない双子なら魔女っ子チックルで、もしジョイントタイプの念能力だったらダーティペア寄りだな
また、カチョウのわがままな態度が演出だとしたら、ロシアのアイドルユニット「t.A.T.u.」のMステドタキャン事件もモチーフに入ってるのかもわからんな
君たちのガチで読み込んで設定を覚えてるの好きだぜ!
追記しました!
ここのコメントはレベル高すぎる
ツベッパの念獣はカエル型で薬品が作れる……
これ、「ガマの油」ですよね?
傷薬なんだっけか、ガマの油って
「共存型」という説明が気になったんだが
誰かオーラを提供してくれる人に取り憑くのかな?
で、その人が病気や怪我の場合、必要とする薬品が作られる、とか
「カエルと薬」なら、コルゲンコーワのケロヨンでしょう! 薬局の店前にあったヤツ!
この後「ピンクのウサギ」が出たらその路線だな
黄色の「やたら丈夫な桶」が出るかもわからんが
万が一本当にそっち路線だった時のため「オレンジの象」も書いとけ
細かい事なんだが、コルゲンコーワのカエルは「ケロちゃん」だな
「ケロヨン」は1960年代に人気だったTV番組のカエルの着ぐるみキャラで、よく混同される
念獣は見えないけどチョウライの硬貨のように
能力による効果(具現化)は見えるってことなのかな
本体は視認できないけど念獣から出たものは見えるんじゃない。フウゲツはワーム念獣でそこから出た扉は視認できたがしっくりくる
カーちんフーちんが同時に願った時のみ発動でしょう、
タイソンの念獣はモモゼみたいにガス欠しない半永久稼働で罰次第では最強かも
タイソンの能力はリスキーダイスみたいな使い方できるかもしれないけど、正直マンガにおいてラッキーなんてどうにでもなるからなぁ
タイソンの罰は、護衛についてるハンターのどちらかが人柱として公開されそう。。
タイソンの念獣がある程度オーラ徴収したら何かが起きる…気がしないでもない
マラヤームの部屋、他の王妃所属の護衛はどうなってるんだろう?と思ったんだが、そういえば1012号の護衛は全員拘束されて取り調べ中だったっけか
1012と1013を手分けして見張ってた第一王妃と第二王妃の兵のどちらかは残ってるんだろうが、異変にはまだ気づいてないという事か
ハンターは疑いがかからなくてよかったとは言え、ハンゾーが能力を明かすと最も怪しい容疑者になってしまう状況だな
いや、警護兵六名全員が提訴されている、ってあるな
……あれ?第一王子私設兵の一人(ビクト)も拘束されてるのか
ベンジャミン陣営は地味に戦力削がれてるな
とりあえず敵は居ない訳で、あの隔離された部屋から出さえしなければ安全なんだな
わかりにくいんだが、いま1013号室には、ハンター協会から雇われたハンター10名、従事者6名、兵隊長ウェルゲー、の17名が居る
念を実用レベルで使える能力者の数が第一、第二王子の次に多いので、守りに徹するならかなり固い陣営だな
ただ、週末には晩餐会があるので、どこかで念獣が一旦能力解除する必要は出てくる訳だが、言葉が通じてるんだかよくわからない念獣なので、能力を使う使わないのコントロールがそんなに意図的にできるものなんだろうか、という疑問はあるな
ハンターと従事者の人数はモモゼのとこを合わせたのか移動したのか判断できなくない?
もともとの1013号のメンバーに、ウェルゲーとバリゲンが数に入ってないのが判断基準だな
重複していたらそう書かれているので、重複してないという事だ
あとは状況証拠なんだが、公式サイトからのハンター募集は王子ごとの違いがないように決められていたので、募集した王子ごとにハンターが5名ずつ居る、という事だろう
ウェルゲーが1014号に電話をかけてきた際、情報と引き換えに「モモゼ王子を警護していた協会員をそちらに出向させてもいい」と言ったのも裏付けになるな
既に殺人事件が起きてる状況で、さすがに部下が五名しか居なかったら出向とか言い出さないだろう
数に余裕があるって事だな
ちょっと訂正。
協会から雇われたハンターの数は、王子によって2〜5人でバラバラなので、状況証拠にはならなかったな
ハンターを募集したからといって応募があったとは限らない、あるいはタイソンみたく容姿が好みに合わないと採用しない、という事なのか
欲望を具現化して操れないってオチじゃないの?
ベンジャミンから見て、1014号の暗殺者が最初に殺すべき敵の一つになっている、というのがちょっと意外だった。放置しておけば勝手に他陣営を削ってくれるのに、それより自分の陣営に及ぼす脅威が大きい、と見ているのか。
つまり暗殺者の所属は、第一王子私設兵でもウンマの兵でもない、というのがベンジャミンにはわかっている訳だな。
最初に殺された1014号の護衛のうち、暗殺者の念獣に血を吸われていない者がどこの所属だったのか、がわかれば見当はつく訳で、読者が知らない事だが登場人物には予測が付いているのかもしれない。
クラピカに聞かれて「味方ではない」と答えた王妃所属兵の二人は、今から考えるとやたらと察しが良かったな
念を知っていたかはわからないが、念獣の生まれ方や能力について、あの場でかなり予想を進めていたので、王家と念獣の関係をある程度は知っていたと思われる
(王の後ろにはいつも念獣が居るので、知り合いに念能力者が居れば「何かヘンなものが居る」ことくらいは伝わるだろう)
情報を他に較べて多く持っている第一、第二王妃所属兵だ、とは思うんだが、さすがに確定できるような事は書かれてないな
守護霊獣が王子を攻撃できないとなると、カミーラの霊獣はベンジャミンは操れないという事になるんだろうな
でも私設兵は操れるからワンチャンあるね
扉ってカチョウの能力だと思う
モモゼちゃんに操られてたサイールドの耳から出てきたクモってルズールト(第7王子)のやつだったのか?
サイールドさん利用されすぎ
王子が生まれてから私設兵を用意してたら泥縄だな?
ゾルディック家の執事みたいにそれ用の教育施設があるんじゃないのか。
最後のページでベレレインテが念の講習会に行ったとき、「ドア閉めてないのは不用心すぎるだろー!」と思いました。まるで第13王子の部屋で起こっている異常を、他王子に知らせているかのような…。
ハンター側の人間なのか、他王子の隠者なのか。ものすごく勘ぐってしまいました。
ドアは内側から閉められるぞ
完全に出ないと、現実の扉は閉められないと思うのですが
自分ちのドアでやってみろよ
ベレレインテが自分でドアを開けて(つまりそのまま扉を戻せば充分閉められる状態で)まだ体全部が外に出ていなかった、というのが本編で語られてたな。
もっと体のデカいビスケが、自分の体の一部を室内に残したまま扉の取っ手に手をかけて閉じるのは簡単だろう。
現実の扉って何の事かと思ったんだが、あの部屋の扉が現実と念空間で別々になってるって解釈なのか?
それは無いと思うなぁ。
ちょっと複雑だが、あの部屋は扉だけが中と外で「共用」になってる事が重要で、「見た目だけでは中の人も隔離されている事にまったく気が付かない」という作りに一役買ってる。
これは隔離空間内に居る人にストレス(念を知らない者は異常に気づくとパニックになるかもしれない)を与えないための気遣いなのかもしれないが、マラヤームにとっての脅威がなくなれば、誰にも気づかせずに元に戻れる作りになっている訳だな。
(計算したのかたまたまなのかまでは不明なものの)1013号室に出入りする必要のある人間がほとんど居ない状況になってから、あの隔離状態が起きた。
護衛はウェルゲーとハンター達だけだし、1013室内で寝泊まりから食事までぜんぶまかなえる状況で、他王妃の兵の交代もない。
つまり敵側の護衛が居ない、籠城に適した状況が生まれていた訳だ。
部屋から出て戻ろうとする人間が誰も居なければ、気づく者が居ないまま次の晩餐会まで過ぎていたのだろう。
ただ、晩餐会(つまりマラヤームが一度部屋から出て戻る)の後は、あの空間を一旦解除して、条件が整うのを待ってまた隔離する必要がある。
けっこう面倒な条件だろうし、その隙を狙われそうだな、と思う。
あと、ベレレインテさんはたぶん戻れないから、そのまま1014号の護衛&念指導アシスタントに就任するんだろうな。
二人ともアルバム見て泣いてたこと考えたら協力型だと思いますがまだわからないなあ
タイソンは幸運じゃなく幸福だろ? つまり自分を信じ従う相手には多幸感を与え、裏切り者には強烈な罰を与えるってことで、ちょっとでも経典を読んじゃった相手を強制的に自分を頂点とした信仰という薬漬けにする極めて凶悪な能力だと思うが。
攻撃じゃないから反撃系の能力が発動しない可能性があり、なんとなく暇だから程度の理由で経典を目にしてしまえば幸福感を感じる=「あれ? 意外と読める?」という勘違いを引き起こさせて自主的にのめり込むように仕込める。本人の希望通り、継承戦に役立つかは別として世界最大の新興宗教の教祖になれる能力だよ。
今現在で明かされている王子の念獣は、どれも支配者としては有能な能力ですよね。範囲の差や対象、性能の差こそあれど。
私設兵ではない協会員のチャラ男くんがその幸福感にハマるかどうか、が有用度の目安だな
忠誠心や評価ではなく「熟読度」なので、ヒマがない人は操れない
逆に、ライバル側の研究者が攻略しようと教典を熟読してしまうとハマってしまう可能性がある
タイソンの念獣は、タイソン本人が経典を手渡す必要が無いのなら凶悪ですね。
信者が経典を配り始めると爆発的に拡散する。下層に流通し始めたら大変な事になりそうです。
タイトル見るだけでもう読む気がしないのはイズナビの渋い顔を見てわかるとおりなので、広く拡散するかは非常に疑問だな
一部でカルト宗教化する、くらいじゃないか?
もしもタイソンが歌手としての才能があるとか、教典ではなくマンガを描く才能でもあればまた別だったんだが
簡単に拡散するだろ。創○学会だってあれだけ信者いるんだぞ?
「一回読んで気に入らなかったら二度と勧誘しないから」と言われたら、それで解放されるならと思えば読むだろ? 読まないで適当なこと言ったらその後もずっと粘着されるんだから。
で、読んじゃったらもれなく信者化。そいつが友人知人にしつこい勧誘を……で簡単に無限ループ。タイソンは権力者なんだから「本を読むだけ」という命令を拒否するのはあれだけ適当なことを言って誤魔化せる才能があればこそで、普通は難しいし。
お前が信者だろ
「◯◯だってあれだけ信者いるんだぞ」と言い方は、始めたばかりの人数の少ない団体を引き合いに出して、たいていはそれ以上になるだろう、という時の言い方だな。
そこで日本最大の宗教団体を引き合いに出してどうするんだよ。
一行目から論旨が破綻している上、その後はぜんぶお前のコミュ障体験じゃねぇか。
宗教の勧誘くらい断れるようになれ。それが普通だぞ。
月曜になったので、今週のNo.376に出た情報で、先週の答え合わせをしとこう。
◆マジックワームは本人の念能力やジョイントタイプである可能性はゼロではないものの、フウゲツの念獣の能力らしき描かれ方になっている。
また、1日1回だけ使用可能、という条件がわかった。
フウゲツ本人が詳しい性質の調査を始めたため、いずれ本人から解説がなされると思われる。
◆チョウライのコインは具現化系で能力は多岐にわたるという「地の文」があるが、具体的な効果が不明。
現時点で能力の効果は確認できていない。
またコインは自国の通貨ではなく、他に該当例もない独自のデザインだった。
能力の発動条件に「所有者」という文言が書かれている。
◆ツェリードニヒの念獣は、観察する人間に傷を付ける事がその人間に対して何かの条件になっている、という漠然とした予想が書かれている。
またツェリードニヒ本人の念の習得は非常に早く、あと11日で「絶」まで覚えられる、という予想をテータがしている。
ツェリードニヒの念の系統は特質系で、水見式で変化した水が「臭い」。
◆マラヤームの居る1013室にベレレインテは戻れていない。現時点で戻る方法もないようだ。
また確認はできていないが、1013号室のドアを開けた場合、室内からは廊下にいる人間の姿は見え、声も聞こえるのではないか、という実験がベレレインテとビルによって行われている最中である。
◆第1.2.5.6.7.8.9.14王子の念獣については特に新たにわかった事はない。
あ、カチョウ(第10王子)の念獣も特に何も情報がなかったですね。
カチョウとセンリツの協力体制ができつつあるのは希望が持てるとして、なんでカチョウが「若者でモールス信号を知っている者」を想定した装備を持っているのか、というのが謎です。
護衛はブサイクな容姿で選んでるのではなく、「闇のソナタ」被害者を集めている、という説に信憑性が出てきた感はあります。
モスキート音出すヤツはカチョウがフウゲツと遊んでたオモチャなんじゃね?