安心安定でお約束のサンデーサブヒロインを考察する！

【最近の『古見さんは、コミュ症です。』】

 

藤代雪姫乃「万場木留美子がフラれたようね…」

雨坂凛「フフフ…奴はサンデーサブヒロインの中でも最弱…」

滝沢アンナ「告白了承までいってフラれるとは四天王の面汚しよ…」

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【最近の『ポンコツちゃん検証中』】

 

藤代雪姫乃「雨坂凛ちゃんもフラれちゃった…」

滝沢アンナ「唯一の勝機が先に告ることだけなんて所詮は当て馬よ」

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【今週の『天野めぐみはスキだらけ』】

 

滝沢アンナ「『天野めぐみはスキだらけ』って言うけど付け入るスキは微塵も無かったようね（←上手いこと言っちゃいましたか）」

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サンデー当て馬四天王と呼ばれた（自分が勝手に呼んでただけですが）3人が己の仕事をまっとうしてヒロイン生涯の幕を閉じました。お疲れ様でした。

 

残すはアンナが振られるのを待つだけですが安心してください。アンナは当分安泰です。なぜなら、告白するとか振られる以前の問題ですからね。そもそもお話に呼ばれませんから＼(^o^)／

 

※当て馬四天王の活躍がサンデーうぇぶりなら無料で読めます。

 

サンデーサブヒロインを考察する

振られもしないアンナ

『BE BLUES』433話

 

すっかり「あ、そんな子いたね…」な状況下で数年振りに登場したアンナ。スケートを頑張ってるようで高校は名古屋の学校へ進学しておりました。名古屋在住なので今まで出て来なかったんだね。

 

で、数年振りの再登場で応援してるよ！とメッセージを残すのでした。彼女の再登場は、これからサンデーではじまる派遣切りよりも情け容赦無いサブヒロイン切りの兆候だったのでは…とすら思いますね。

 

 

『古見さんは、コミュ症です。』の万場木留美子、『ポンコツちゃん検証中』の雨坂凛、『天野めぐみはスキだらけ』の藤代雪姫乃…と立て続けにサブヒロインが最期を飾ってるけど、アンナは大丈夫だ。お話にも呼ばれないからね。出番が無いからね。振られないぜ！

 

100％役割をまっとうした

 

万場木さんもそうでしたけど、凛ちゃんもゆっきーも己に与えられた役割を100％まっとうしたという印象です。いやもうね。出てきた時から分かってたもん。序盤からいたわけじゃないからね。

 

「当て馬100％」で登場してそのまんま当て馬として仕事していきましたわ。

 

 

むしろ、この「望まれた役割をまっとうした」ことが凄い。

というのも今のラブコメって2パターンに分類されるじゃないですか。

 

 

今の三角関＆ハーレム系のラブコメは誰が勝者か最期まで分かりません。

正ヒロインが分からない

昔から「パッケージヒロイン≠正ヒロイン」というのはあった。

 

古くは『冬物語』『いちご100％』『神のみぞ知るセカイ』など…「え？この子と結ばれちゃうの！？」ってパッケージヒロイン超えである。

 

しかし、あくまでもそれは希少種。大抵は「パッケージヒロイン＝正ヒロイン」です。その風向きが明らかに変わったのは『五等分の花嫁』でしょう（正確には『ニセコイ』がパッケージヒロインと結ばれ炎上したからか）。

 

 

こうして「パッケージヒロイン≠正ヒロイン」という図式が一般化されたわけです。今流行りの『カッコウの許嫁』とかマジで誰と結ばれるか読めないからね（パッケージヒロインか義妹か）。

 

もともと、三角関係やハーレムでは手に汗握るヒロインレースで「サブヒロインにもワンチャンあるか！？」ってのが見どころでラブコメの盛り上がる部分だったけど、最近のラブコメはもう誰が勝つか全然分からない。最後まで予断を許さないわけです。

マルチエンド方式も

もっと言えば、全ヒロインと結ばれるマルチエンド方式も生まれました。

 

 

その一方で、サブヒロインのファンが結ばれないなんて可哀想な世界戦が無い、安心安定の「男女1対1」も主流です。

男女1対1

『からかい上手の高木さん』を筆頭に、ラブコメ世界は男と女の2人だけで完結してる作品。振られるサブヒロインも登場せず永遠のぬるま湯に浸かってられます。

 

『古見さんは、コミュ症です。』『ポンコツちゃん検証中』『天野めぐみはスキだらけ』は間違いなくこの系統だった。男女2人だけのぬるま湯だった。

 

にも拘わらず、途中から第二の矢として、どう見ても勝てる見込みの無い当て馬として投入されたのが万場木さん、凛ちゃん、ゆっきーの3人です。

 

「うおおおお！どっちが勝つんだー！」って読者に思わせること無く、「あ、当て馬さんですか。お疲れ様です」って感じで投入されて無風で天寿をまっとうされました。逆に言えば、古き良き時代のラブコメでもある。ワンチャンあるか？って隙を微塵も見せず、己に課せられた役割を果たした。

 

安心安定に定評のあるサンデーサブヒロインだったといえる。「敗北ヒロインを100％」味わえるように提供されていました。読者が「何でこの子と結ばれないんだよ！」とバーサーカー化しない抜群の絶妙さなのです。

 

そんな安心安定のサンデーサブヒロイン事情でも、例外があります。

それが『メジャー2nd』です。

『メジャー2nd』は正ヒロインが分からない

『MAJOR 2nd』209話

 

『MAJOR 2nd』223話

 

『MAJOR 2nd』223話

 

 

良い意味で分かりやすくサブヒロインにチャンスなんてゼロであることが明白なサンデーラブコメにおいて、『MAJOR 2nd』は例外中の例外と言えるのです。

 

なぜなら、パッケージヒロインの睦子は安心安定とは程遠く、むしろサブヒロインと結ばれる未来もあるのでは…？と読者に本気で思わせるラブのコメりっぷりだから（どっちが良いとか上とかでは無くてね）。

 

 

マジのガチでこれだけの会派が分かれる。結果次第では凶暴戦士化すること間違いなしの強固なファンを獲得してる。誰と結ばれるかまったく読めないラブコメなのである（※野球漫画です）。

 

つまり何が言いたいのかといえば、『メジャー2nd』が来週から帰ってくるぞー！ということです。着替えなどのサービス同様、ラブコメ展開も期待大です。

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