はい!優勝!!
サンデーうぇぶりで『愛してるゲームを終わらせたい』(堂本裕貴)という新連載がスタートしました。
これはヤバイですね。読んでて自然と頬が緩んでニヤニヤするのは当然として、何度か死にかけました。悶死ってやつですよ。それぐらい「かわいい・こそばゆい・きゅん」が詰まっててメガトン級の破壊力を出してました。
1話で分かる。これは天下を取れるラブコメや。ラブコメ好きは要チェックやで!
※サンデーうぇぶりなら基本無料で読めます。
『愛してるゲームを終わらせたい』
意識したら負けというゲーム
口上はこんな感じ。
小6のある日。それは突如始まった。通称愛してるゲーム。交互に「愛してる」と言い合って照れた方が負けというゲーム。あれから4年後…。俺たちは幼い頃に始めた愛してるゲームを、高校生になった今も続けてる。
幼なじみの娘と「愛してるゲーム」を始めたが、当時はまったく異性として意識してなかったので「はぁ?何それ」状態。そのまま「愛してるゲーム」を継続して4年。高校生になった今は実はめちゃくちゃ意識してるという。
しかも、愛してると言って照れたら負けってルールが厳密な「愛してるゲーム」で決着がつかないので、今ではバーリトゥード(何でも有り)で戦ってるというね。何しても照れさせたら勝ち、照れたら負け(勝敗は自己申告です)。
何と戦っているんだろう?
そして、2人の幼なじみは自分からは負けを認めない、あくまでも相手が敗北を認める…絶対に負けられない(わけでもない)戦いを繰り広げているのである。
勝敗は自己申告!!つまり永遠のドローが成立する。
無限の引き分け
どう見ても照れてる反応をしても「照れてない!(自己申告)」でドローとなるのがミソ。そりゃ本当の意味で照れたかどうかは本人にしか分かりませんからね。
つまりこの勝負は自分で負けを認めなきゃ永遠に引き分けに持ち込める。FF4のエクスデスも裸足で逃げ出す全てを無に帰すのである。Fateのセイバー(アルトリア)のように遅れをとることはない(自己申告)のである。
冷静に見ると、こいつらは一体何と戦ってんだ?という気もしなくもないんですが、自分からは認められないこじらせた幼なじみです。
実際はとっくに負けてる(×2)
1話で括目すべきポイントは両者のモノローグに尽きる。
男の浅葱優希也の視点からも、女の桜みくの視点からも、相手のことが実はとっくに好きだったというモノローグがある。きゅんきゅん度を跳ねあげてる。
優希也のほうは中2でちんちくりんだった幼なじみの成長っぷりを目の当たりにして「女」を感じた思春期特有の意識がある。みくちゃんの方は詳細はまだ隠されてるけど、もっと前(誰かの葬儀?)に陥落ちたことが語られてる。
つまり、両想いなのである。ただただ自分の片恋と思ってる。この「愛してるゲーム(バーリトゥード)」で勝ったら告ろうと…。
お前らは一体何と戦ってんだ?
はたから見るとこの一言に尽きる。
ただ、本当は両想いで「愛してるゲーム(バーリトゥード)」で絶対勝たなきゃ!(矜持)というのが絶妙に絶頂に絶品に絶大に絶対に絶叫するような破壊力を生み出すのである。
悶絶。
圧倒的なニヤリングである。きゅんである。悶絶である。ただただ可愛い2人のこそばゆいやり取りはなんなんだと!見ているこっちが恥ずかしくなるわ!勝負はどこにいったのさ!最高か!
ラブコメという疲れた現代人のオアシスともいえる悶絶的な可愛さを随所で魅せてくる(誤字じゃない)。読んでるだけで超ドキドキする。これが思春期の…アオハルの…ドキドキ感である。
100点満点中で10000000点を叩き出す最高のラブがコメるやり取り!
令和最前線のラブコメ
ラブコメで大事な3元素をご存じか?
それは「可愛いこと」「可愛いこと」「可愛いこと」である(きっぱり)。
『愛してるゲームを終わらせたい』の凄いのは堂本裕貴先生が感性で作ったというよりも、おそらく血のにじむような研究によって完成させたことでもある。
「可愛い」と感じるのは感性の問題ですけど、まず見た目のインパクトよね。目で見て可愛いと視覚すること。堂本先生はマガジンで描いてた頃からめちゃくちゃ可愛い女の子に定評があったので絵は最高峰。それでいて、ハートで感じる「可愛い」も完璧なんだ。
例えば「愛してるゲーム(バーリトゥード)」勝負は相手に告らせるって初期の『かぐや様は告らせたい』を彷彿させる。小悪魔のようにからかう思春期男子のハートを撃ち抜くイタズラは『からかい上手の高木さん』。優希也の中学から高校デビューは『政宗くんのリベンジ』。天下を取った少年漫画ラブコメ『ニセコイ』の「前・後」を決定づけたのは女の子のモノローグ。
これら全てがギュギュっと濃縮されてる。ラブコメとは…漫画とは…いやエンタメとは…先人の滑った後により確かな道を残すことである。
そして昭和から平成…そして令和に脈々と続く「すごく良いシーン」っぽいところの切り取りよ。アニメで言えば新開誠作品のように満開の桜のシーンを意味深にぶち込む!みたいな。サンデー的に言えばあだち充の背景コマ風というか。
そんなアレコレ…いわゆる売れ線を研究し・狙い・咀嚼し・昇華させた究極の料理。尚且つ取っ散らかる事なく己の最高峰の一品として提供してる至高の料理。
令和という時代で最先端の最高峰のラブコメがはじまったな!マジで。「可愛い(視覚的な意味で)」「可愛い(ハートに刺さる意味で)」「可愛い(構造的に完璧)」ですよ。先人を踏襲して、とことんブラッシュアップして、己のオリジナル料理として提供してくれてる。
これは天下を取れるラブコメだ!取らなきゃいけない!1話の完成度で天下を取るんじゃないかったぐらいラブコメ旨味をギュギュっと濃縮してました。2022年最も注目すべきラブコメじゃないでしょうか。令和最前線や!まる。
サンデーうぇぶりで無料で読める
ちなみにサンデー公式アプリ「サンデーうぇぶり」なら『葬送のフリーレン』が基本無料で読めます。1日1話チケット、広告動画視聴で30ポイントGETできます。
【基本無料で読める作品】
・帝乃三姉妹は案外、チョロい。
・FIRE RABBIT!!
・天使とアクト!!
・國崎出雲の事情
・メジャーセカンド
・メジャー
・BUYUDEN
・健太やります
・名探偵コナン
・湯神くんには友達がいない
・だがしかし
・ゴーストスイーパー美神
・初恋ゾンビ
・H2
・タッチ
・神のみぞ知るセカイ
・ハヤテのごとく!
たくさんの新旧サンデー名作が読むことができます。
無料ですので通学や通勤のお供に是非アプリを入れてみてください。
コメント
なんとなくラストゲームを思い出した
まあこっちは最初っから両思いだけど