モデたいっ!!(ワンピのロビン風に)
女の子からモテたくて、意味も無く格好付けるというのは誰もが通る道かもしれませんが、『保安官エヴァンスの嘘 ~DEAD OR LOVE~』(栗山ミヅキ)の主人公エルモア・エヴァンスはちょっと格好つける次元が違います。
「恋?愛?興味がないな」
…嘘だ。本当はモテたい。切実に。強き者が掟であった頃、西の荒野のどこかで。
全ての犯罪者が最も恐れる保安官がいた。
彼の名はエルモア・エヴァンス。
超一流、西部最強のガンマンでもある彼は、モテたい。
幼少時から女性にモテたいと強く願い、
「ガンマンはイケてる」という(時折ゲスな)父の教えを学んだ。
だが未だに、恋人いない歴イコール年齢。
女性の前でついカッコつけてしまう彼は、モテないこともないのだが、
絶妙にうまくいかず、今日もモテる為に、祝福なき死闘を繰り広げてゆく。
(試し読みできます)
父親からガンマンはモテるという教えを真に受け、父のモテ哲学を忠実に守り、ワイルドに格好付けまくりです。全ての行動原理は「モテたい」からの一心で!今では全ての犯罪者が怖れるような西部最強のガンマンとなり、多くの人々から尊敬されてますし、実際にモテてる(ように見える)。
しかし、彼は「年齢=彼女いない歴」なのである。
なぜか?…格好つけるからさ!
エヴァンスさんは格好付ける
ラブコメだろうとギャグ漫画であろうと、「すれ違い」「思い違い」「勘違い」でおかしな方向に突き進んでいくことはよくある展開なのですが、エヴァンスが進んでいく道はとにかくヒドイ(褒め言葉)。
父の教えの「モテる哲学」を忠実に実行し、実際にモテてるように見えるんだが、結果的に全てのフラグを自ら叩き割ってしまっているのが、バカバカしくもあり、微笑ましくあり、蔑みつつも、謎の共感を生んでしまうのです。なんつーか、エヴァンスは、ぼくらのヒーローなのです(ソースはサンデー読者の約8割は云々)。
ただ単純明快な「モテたい」と羨望してそれを実行しているだけなのに(本人的に)、行動すればするほど全てが裏返るっていうかなかなかどうしてよ。そんで、結果的に「モテる」とまったく逆に進んでしまうのが笑えるポイントである。
なんつーか、エヴァンスは(結果的に)まったくモテてないのに、強く逞しく、下を向いて堂々と生きています!そんな生き様に勇気すら貰えるから不思議だ。でも、もとを正せば、エヴァンスの捻くれた言動にあるので、自業自得と言われればそれまででもある。
というかさ、1話の娘はオチてたと思うので、はやく再登場させてください!
そうすりゃ面白いことになると思うよ!絶対!
なによりも、これ最高にニヤリングできるラブコメでもあります。
フィービー・オークレイは告らせたい
まあ、向こうにその気があれば別だけど。
この作品が最高のニヤリングを記録するのは、メインヒロイン(?)のオークレイです(きっぱり)。めがっさ可愛いのですわ。頬が緩むわぁ…。オークレイは素直になれ果的に…な展開のお話しは、控えめに言って最高です。
この漫画の面白さの9割はオークレイが担っていると言っても過言ではない!
それが、どう見ても酷似してたとしてもだ!サンデー本誌でどんどん人気を博して、ヤンジャン読んでる人からしたらドン引き案件だっとしてもだ。ぼく自身、売れるためならここまでやるかサンデーよ…と思ったし。
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作中におけるポジション的に賞金稼ぎで、保安官エヴァンスとはライバル関係、それでいて両者まんざらでもない、どう見ても両思いなのである。お互いが素直になれず、異次元の「意地」を張り合っており、向こうから告白してくれば…的な関係です。
まあ、ぶっちゃけると、ヤンジャンでやっている『かぐや様は告らせたい』のテイストに近いかな。萌えるものは萌えるのだ。可愛いものは可愛いのだ。ニヤニヤしてしまうものはニヤニヤしてしまうのだ。ペロペロしてしまうものはペロペロしてしまうのだ。
相手から告ればまんざらでもないいけど、自分からは決して告らん…って、謎のプライド。傍目から見りゃ、お前ら付き合えよ!お前らは一体何と戦ってんだよ!と思わなくもないが、両者が意識しつつ、それでも譲れない一線がある関係は、とても良いのだ。
いやぁ~、意地を張ってるしまう子って本当にいいものですねぇ(水野晴郎ばりにしみじみと)。
オークレイはマジで可愛い
めがっさ可愛いな!
お互いに素直になれずアレコレやってしまう、エヴァンス&オークレイは最高である!と言いたい。ニヤリングしてしまう!と言いたい。それでも!可愛いは正義なのです!
むしろ、この漫画はオークレイ回でないと少し残念な気持ちになってしまうレベルで、オークレイの存在価値は大きいのです。しかも、ひとつひとつのシチュエーションの破壊力も目のこえたラブコメ好きから頬を全力で緩ませてしまう威力。可愛さは抜群だ。
また、素直になれず、お前ら一体何と戦ってんだ状態なものの、結果的にオークレイの高感度が上がってしまうこともしばしば。ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するてものです。はい。
くっそ可愛い…
はい!可愛い!
『かぐや様』とは材料も下地も調理方法も酷似してる。しかし!しかしである!味付けはちょっと違うんですよ!その辺は読み比べて頂きたいものです。オークレイは可愛いんです!ペロペロなんです!
2巻も最高だったよ!
オークレイさんマジ天使!
2巻の収録エピソードは、オークレイさん関係盛りだくさん!
オークレイの誕生日会が行われ、そこに関してのエピソードがニヤリングの観点で見てもくっそ良かった。この子は最低だけど、でも最高のヒロインでした。
最低だけど最高のヒロイン!それがオークレイ!「最低」と断じるに些かの躊躇もないが、「最高」と断じるにも些かの躊躇もない!当ブログはオークレイさんの恋の行末を見守っています(結論)。
まじでオークレイは良いヒロインですから!
オークレイの結末を見届けたものです。まる。もちろん、くっ付いたら試合終了なんで、最後までくっ付くことはないと思いますけど、そこまで楽しみたいものです。
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・湯神くんには友達がいない
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コメント
ここまでかぐや様のパクリじゃーと連呼されると
かぐや様の方を読んでない自分としてはそっちも面白いんやろかと興味が
かぐや様のが好きだな
「かぐや様」というワードの方が印象に残る記事(?)ですね。
それはそれとしてかぐや様ではできない西部劇のバックグラウンドを活用し、切り口も違うところがあるのでこの作品も十分楽しんでます。
現代劇なら叩かれたでしょうけど。
読んでると言うほどかぐや様と被らない気はするのだが
最近のかぐや様自体方向性が初期とは変わってきてるからだろうか
読んでて微妙に違うと思うのは
こっちは観察者がいないんだよね
モブやゲストにはいるけど少なくともメインキャラにはいない
だから二人の掘り下げって部分ではかぐや様よりも突っ込んでるとこがあってそこが好き
勿論どっちも好きな上での感想です。
まあコナンは勝ったわけですしおすし
かぐや様と全然似てねえよ
いちゃもんレベルにドン引きですわ
この漫画の真の主人公は、的確な突っ込みを入れるナレーションだ。その点で、似ているのは同じサンデーの「境界のRINNE」の方だと思う。
ナレーションを消して読んでみると主人公が普通にかっこいいオッサンに見える不思議
かぐや様と似てるという意見がネットだったりtwitterだったりに散見されるのは事実だが
パクリとか二番煎じはちょっと言い過ぎかな
両方読んでるが似てるとは思わない。
もちろん両方面白いし好きだ。
ここまでパクリとか二番煎じとか言われるのは、両作品のファンの自分にとって心外だ。