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『銀魂』ガチのマジで最終回である!僕らを取り残すこと無く永久に万事屋は不滅です!

『銀魂』最終回詐欺ver.2

 

かつてこれほど「終わる終わる」詐欺をした漫画があっただろうか。ジャンプ本誌で最終回をアナウンスするもゴリラの話をやって終わらず、ジャンプGIGAで完結するはずがドラゴンボールのパロディにはじまり結局終わらず。

 

ついにアプリ配信になりましたが、本当に本当に完結しました

「銀魂公式アプリ」は最初のボーナスだけでアプリ版もGIGA版も読めますので是非。

 

※マンガMeeなら『銀魂』が無料で読めます。

 

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『銀魂』最終回

ラストは松陽と虚をどう処理するかってところが注目でしたけど、最高に盛り上がってなおかつ笑わせてきっちり泣かせる終盤だったと思います。

 

驚いたのは子供から復活したのは松陽であり、虚は高杉のほうに居たってことでしょう。そうか、虚は高杉に宿っていたのか。その紆余曲折にビックリ仰天と同時に、最後決戦は永遠のライバル「VS高杉(肉体)」の熱量もヤバかったね。

最後の銀時VS高杉(虚)

 

高杉の肉体に入ってた虚との押し問答と、ここぞで高杉の幻(?)が出張ってくるのがぐうの音も出ないぐらい燃えましたね。高杉を救いたかったんだろう護りたかったのだろうって「友を斬れるか」の問いに自分の護りたかったものは「魂」であると回答した銀さんかっけー!

 

侍の「魂」ってのは1話から使われてた比喩だからね。

新八の父が亡くなる寸前に言った「例え剣を捨てる時が来ても魂に収めた真っすぐな剣だけはなくすな」の具現化でもある。

 

銀さんの「魂」

 

ここで高杉を斬り伏せれば「空っぽの虚」になるだけと言われても、「俺の護りたかったもんは魂にある」は素直に感動でしょう。高杉を護りたかったんだろうの禅問答の果てに、高杉は「魂」にあると。死なんと。

 

『銀魂』とは銀さんの侍魂…矜持って意味だったのかもしれんな。高杉肉体死すとも、生き続ける。魂は永久の不滅です。

 

そっから、朧…肉体の高杉を斬り殺すまでの丁々発止。

高杉にトドメを刺すまでの過程がすこぶる泣けました。

 

無情に、それでいながら過去を思い出しながら切なく。残酷に、それでいながら高杉が微笑んで見せて優しく…斬り殺したのです。高杉死んでも魂死なず!って押し問答の果てに友を斬り殺した銀時と死にゆく高杉は荘厳なシーンすぎる。まるでフランダースの犬のラストシーンみたいだ。感動した。

 

虚を斬り伏せたのが高杉の刀っても良いよね。ここまで銀時の刀は「未来」で、高杉の刀は「過去」って比喩が散々使われてただけにね。虚は過去って比喩の刀で斬り伏せたのである。

高杉が最期に見た右目

上手いなぁ…と唸ったのは高杉の死に様でしょう。

すでに1回死んで蘇った男のラストはあまりにも綺麗でしたわ。

 

潰れた左目が最期に見たもの

 

…銀時。俺の、この…潰れた左目はあの日、最後に見た光景を焼き付けたまんま…閉じられちまった。俺ァ…てめェのシケたツラ。うんざりするほど…この左目で眺めて生きてきたんだ。右目が…閉じる時まで、ふぬけたツラ…見せてんじゃねぇよ。

 

ここまで高杉の左目が最期に焼き付けたシーンは銀さんが松陽の首はねて泣いてる表情だったというのは散々語られてきたことでもある。泣き顔に関しては573話で「雨」と比喩して、雨は嫌いだってポエム炸裂させてましたから。

 

今にも泣き出しそうな雨が見えたどうやら俺はそこから振ってきたらしい。おぼろげな記憶をさぐる。俺は仄暗い空がこらえきれなくなってこぼした最初の雨か。それとも散々泣き散らしてふみとどまろうとこぼした最後の雨か。どちらでもある気がするし、どちらでもない気がする。一つだけ確かに言えるのは

 

もう雨はごめんだ

 

高杉は人の涙を「雨」と例えるポエマーである。

潰れる寸前の左目で最後に見たのは銀さんの泣き顔。生き返った後に、最初に見たのはまた子の泣き顔だったんですよね。

 

雨(涙)嫌いなんすわ

 

左目が潰れる前に最後に見たのが銀さんの涙。

復活した時に最初に右目が見たものはまた子の涙。

 

ポエマー高杉は涙を「雨」と比喩して、雨は嫌いだとか言ってたわけです。だから、703話「右目」はすこぶる泣けます。読者が雨です。死にゆく高杉の残された右目は…、最期に閉じられる寸前に見た銀さんの表情は…晴れ(笑顔)だったからなぁ…。

 

高杉の右目も閉じる

 

死にゆく高杉の残された右目。

左目が潰れる前に見た景色は銀さんの泣き顔で、復活した時に右目が開かれた時はまた子の泣き顔。そして、絶命するところで、残っていた右目が最期に見たのは、大っ嫌いで憎たらしいライバルで幼なじみの、宿命の追いかけた男の笑顔を右の瞳に植えつけて死を迎えたのだった。

 

人の涙を雨と例えた、それが苦手だった高杉の最期の目に映ったもの。銀さんの皮肉の利いた笑顔で残った右目が閉じたのである。息絶える直前に苦手な雨でなく晴れをみた高須の瞳であった。友の真意をくみ取った銀さんの強がり笑顔。グッときます。合唱!

 

(続けるんですよ)

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コメント

  1. 匿名 より:

    俺は好きだけど銀魂打ち切られちゃったなーって本気で勘違いしてたら普通にジャンプに載っててびっくりしてから10年以上ずいぶん経ったなー(笑)

    いやほんとお空知先生お疲れ様でした

  2. 匿名 より:

    不定期で良いから読切方式で見たいな
    長期連載でマンネリした所はあったけど、上手に完結させたなと思います。
    単行本の質問コーナが一番好きでした小並感

  3. 匿名 より:

    連載当初はそれほど期待されてなかったんだよな。確か最初に巻頭カラーもらった時は、煽り文が「ジャンプが賭けに出た!」だったのを覚えている。

    ダラダラせずにスッキリ終わらせて欲しかったもんだが、しっかり終わらせる力量が作者にも編集にも無かったんだと思っている。

    • 匿名 より:

      真選組というか土方と沖田が出るまでは打ち切り真っしぐらコースだった。
      後半は松陽を出しちゃったのがきれいに終われなくなった原因かなぁ。

    • 匿名 より:

      しっかり終わった作品に対し何を言っているのか

  4. 匿名 より:

    終わる終わる詐欺とか最終章すげえ長かったりで正直ダレたんだけど
    でも終わってしまうとめっちゃ寂しくて仕方ない

  5. 匿名 より:

    後半はシリアスが長すぎて…。

    作者は本当はシリアスやりたかったんだろうけど、銀魂に期待してるのはギャグなんだよねぇやっぱ。

    ところで実写版「銀魂3」は今年はやらないのかな?
    それとも冬向きの話だから冬公開とか?

  6. 匿名 より:

    終わる終わる詐欺にうんざりした作品だけど最終回自体は素晴らしかったと思う
    自分が漫画家になった理由を捨てずにきちんと持ち続けた最後には感動した

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