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『ハイスコアガール』堂々の完結 最高のハッピーエンドはここにある!

61話

 

大野さんに勝って告白するつもりだったハルオは敗北して落ち込み、さらに小学生時代でお別れした日上げた指輪を受け取ったことで全てが「もう終わっちまったんだ」と諦めてしまうのでした。切なすぎるぞ。

 

いつも励ましてくれた心の中に居たガイルの言葉も届かず、消えてしまう演出も悲しさを増幅させる。ハルオはゲームをやらなくなってるし。ゲームをして愛した者にだけ見える妖精のような存在だったのかにゃ…?

すごい盛り上げ方

全10巻の『ハイスコアガール』は中盤中だるみしたってのが正直な意見です。それを補って有り余るぐらい最終巻は素晴らしかった。10巻だけでもテンションが上がって下がって目まぐるしく変化してジェットコースターのように感情が起伏しました。

 

60話の絶望感ったら無かった。

「上げて落とす」のも見事ならば、さらにまた「下がって上げる」展開もまた見事なり。上げて落として、また上がる!展開がVラインの軌跡を描いてますわ。つまり『ハイスコアガール』はヴィクトリー。傑作だった。ラブコメは終わり良ければ全て良し!

日高さんが最高の仕事をした

61話

 

日高さん…(´;ω;`)

 

客観的に見れば日高さん大勝利ルート間違い無しではあった。大野さんは引き下がろうとしてたし、指輪を渡したのは迎えに来いって意味を肝心のハルオは気づてなかった。このまま黙ってればやったね!日高さん大勝利!だったのに…。

 

なのに大野さんと死闘を繰り広げたからこそ、日高さんは大野さんの恋心を雄弁に語って説明してくれます。指輪の意味まで教えてくれた。恋する少女として死闘を繰り広げたからこそ大野さんの気持ちが分かるというか。

 

大野さんは喋らないからこそ、何を考えてるか誰も分からない。それこそ、家族である真姉さんにも、両想いのハルオにも分からなかった。なのに、ライバルだった日高さんだけが理解できたっていうのがまたグッとくる。

 

まあ、ハルオは大野さん一筋(気づいたの最近だけど)だったので、日高さんが報われる可能性はほほぼゼロだったけどね。

日高さんの顔

この表情すっげーいいな

 

日高さん…(´;ω;`)

 

『ハイスコアガール』は表情がええよね。特に喋らない大野はすべてを「表情で魅せて」きたわけですが、日高さんが最期に見せた顔はいつかの大野さんのようであった

 

いつかといえば先月の対戦。大野さんがザンギエフでスクリューをスカして試合には負けた時です。そこで日高さんは「あの時のあの人(大野)の表情」を見て、自分は引き下がるしかないと感じてしまったそうですからね。

 

あの人表情(58話)

 

あの時の大野さんの表情と瓜二つの日高さんの表情。この戦いは本当に紙一重だったんだなぁと。ハルオに大野さんの気持ちと想いを代弁して発破かけて背中を押して見送った日高さんの顔は、あの引き下がるしかないって感じた大野さんの表情みたいだ…。

 

もしも、このハルオを見送った日高さんの表情を大野さんが見たなら「引き下がるしかないじゃん」は大野さんの言葉だったかもしれんな。なんたって、ハルオは大野さん一筋でも、日高さんが敗北を認めたのはハルオが振り向いてくれなかったからじゃないかんね。大野さんの恋する想いだから。

 

立場が逆だったなら…先のこの表情を大野さんに見せてたら…と思う悲しく切なくも大往生した討ち死にっぷりでした。日高さんの完敗に乾杯だ!

奇跡って起こるからラブコメなんですよ

あきらめるな…!!

 

最終話は1巻ラストである9話を焼き直しています。ブラッシュアップしてディティールや細かいところまで焦点を当てて大感動のエピソードとなっています。

 

5年前の小学生時代もアメリカへ旅立つ大野さんを追いかけて空港へ走ったハルオ。「行け!」「走れ」と背中を押してくれたゲームキャラたち。今回は物理的に間に合わない中で、ゲームキャラが奇跡を起こします。

 

信号を青にしたり車を止めたり…飛行機すら引き戻してしまったゲームキャラ達。リアリティ?そんなん知るか!奇跡って起こるからラブコメっていうんですよ!あり得ないことが連続する大野さんの旅立ちに間に合うハルオ。その疾走感に大感動なり。

 

9話をほぼそのままって展開なのに…見たことある話なのに…最高すぎるよ。あの時は何で追いかけたのか分からなかったけど、5年経って高校生になったハルオなら理解できる。愛だったんだよ!それはあの時のガイルさんの問いかけ、大阪大会でのアンサー、起こる奇跡。泣けます。

 

ハリウッド映画も真っ青のクライマックスへの演出でした。

空港で再開した2人に素直に感動です。素感だな。ここでもまたハルオと大野さん…というか小学生時代のお別れの1巻ラストと対比させてるけど違ってる演出が光る。

1巻ラストとの対比が光る

小学生編 / 高校編

 

まず9話だと一貫して大野さんが右側に配置されてたのに対して最終回ではハルオが右側と逆になってるのがええよね。よく言われるけど日本の漫画は右から左に読むので、動く方が右側に配置されることが多い。

 

んで、小学生時代は空港へやってきたハルオに対して一方的に大野さんが駆け寄って抱きつきへ行ったわけじゃないですか。それに比べると、最終回では大野さんだけでなくハルオも全速力で大野さんに駆け寄って大野さんに抱き着きに動いてますから。

 

このように、最終回は9話と読み比べるからこそで感動もひとしおです。

 

小学生編 / 高校生編

 

小学生編 / 高校生編

 

大感動である。

 

右と左で1巻ラストと同じなのにまるで違う味わいがあった。最初に泣いたのが大野さんだったのにハルオも泣いてしまった小学生時代と同じく、今度は空港で泣くのは自分の番と号泣して涙を我慢したのに結局泣いてしまった大野さんも同じようで違うテイスト。

 

ハルオの指輪のくだりも同じようで全然違いますからね。「もらってくれるか?」は同じでも、その前段階が別。プロポーズじゃねーか!その「のたうちまわるくらい大好き」は読んでるこっちががのたうちまわるレベルです。

 

1巻ラストと共通してる展開でも味付けがまったく違います。「俺たちの戦いはこれからだ」ENDなのに、めがっさ感動しましたわ。まさかラブコメ読んで涙をボロボロ流しながら号泣することになろうとはねぇ…。

感動した…!

なんて祝福っぷり

 

うおおおおおおおおおお!!!!

 

指輪を受け取った大野さんの演出が素晴らしすぎる。マジで胸と瞳に熱いものがこみ上げてくる。見開き5連発で、全てがラブコメ史に残る描写でした。その中でスト2END的なゲームキャラの祝福がもう最高。

 

9話と読み比べると指輪を「もらってくれるか?」が超バージョンアップされてます。同じ貰ってくれるでも意味合いが全然別。ただ受け取った小学生時代の大野さんに対して、高校版は完全無欠のプロポーズでしたしおすし。

 

ただ手で受け取ったのでなく、嚙みしめるように指輪を貰った大野さん。1巻ラストとほとんど同じなのに、大野さんの細かい反応のおかげで数倍に感動する。ガイルさんが述べるようの、まだハルオは1つのステージを超えただけ。

 

しかし、これからは1Pじゃありません。大野さんとの2Pです。大野さんと一緒の協力プレイすれば何にも負けない!というのは作中で示されてます。最初の小学生編「ファイナルファイト」はただの邪魔してただけだったのに、「ニンジャコンバット」(SNKぇ)「西遊降魔録」「ダイナマイト刑事」では息ピッタリの無敵だったかんね。

 

お前とやると不思議とステージをクリアしてって

息ピッタリ

 

2人だと全てを突破する!

 

ハルオと大野さんの人生という名のゲームはまだまだ続く。ステージを一つクリアしたにすぎない。まだまだこれからが本番。しかし、ハルオと大野さんが組めば?最強で誰にも何物にも負けない。それは既に描かれてる。

 

突き詰めれば『ハイスコアガール』とはハルオと大野さんが、協力プレイすれば最強になるまでの物語だったと総括できる。ファイナルファイトの頃はまるで噛み合わず邪魔してるぐらいだったのに、今の2人の協力プレイは最強なり。だから、まだ人生って戦いは続くんだけど、ハルオ&大野さんなら余裕で突破するんだなぁって簡単に分かる。

 

完全無欠の2人が協力すれば簡単にゲームをクリアできる。これからのステージがあろうともハッピーエンドは確実です。大団円だよ!まる。

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    いろいろあってちょっとグダったかと思ったけど最終回が最高すぎた
    ゲームのキャラが喜んでる場面で号泣

  2. 匿名 より:

    最近だと珍しいぐらい直球のラストでしたね よかった

  3. 匿名 より:

    日高さんはラブコメの歴史に残るサブヒロインになった

  4. 匿名 より:

    見送り行くから行かないかでうじうじして、最後は超常現象で解決って、かなり残念だった

    • 匿名 より:

      でも、普通に機体トラブルのため空港に引き返しましたが理由だったら漫画的に面白くないって言うんだろ?漫画なんだから超常現象ネタじゃなくて漫画的演出だと受け取る方が、精神的にも良いと思うけどね。
      想いに気付いて頑張ったら空港に間に合いましたじゃ、それこそ1巻の焼き直しでしかないからな。

  5. 匿名 より:

    最後のこの後を読みたいと
    思わせるような余韻が最高でした

    アニメ2期も楽しみではあるけど
    そのグダった部分が半分なんですよね・・・

  6. 匿名 より:

    単行本に1ページでいいからその後の二人の姿を描いて欲しかったなあ、と。

  7. 匿名 より:

    最終巻良かったすね…
    上の人も言ってますけど、その後も読みたいと思わせるのが
    すげぇなぁと思います。

    そしてレビューですら泣けました。
    ヤマカムさんお疲れ様でしたw

  8. 匿名 より:

    結構間が空いてから最終巻読んでるから前のお話の繋がりを忘れていたのもあって、こういうサイトが前後の伏線や対比を分かりやすく載っけてもらって本当にありがたい

  9. 匿名 より:

    「昌」て・・・

  10. 匿名 より:

    この作品、ヒロインサブヒロインが可愛すぎて、主人公もまっすぐですごく好感が持てた

  11. 匿名 より:

    次回作は『ハイスコアガール~元大野さん~』ですね

  12. 匿名 より:

    大野VSハルオ、アニメでどう表現するんだろうなぁ
    ザンギの両手で掴まれる描写はCGで大丈夫かな
    あと二日で始まるのか・・・

  13. 匿名 より:

    2年ほど前、羽田→NY最終便の飛行機で出張に行った時、機体トラブルで15分遅れるアナウンス→45分→2時間→翌日朝の成田出発に変更で空港で夜明かししたことがあった。また、離陸した飛行機がトラブルで戻った事や別の空港に降りたこともこの10年で国内で3回経験ある。海外だと結構多くて離陸直前に減速→乗り換えの経験は10回近くある。これは年間100回近く飛行機に乗る自分の場合ですが、実際あり得ないことではないです。

  14. 匿名 より:

    この人めちゃくそ文章が下手で読んでて萎える

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