『ハンター×ハンター』No.399◆退去の感想・考察。
ノブナガとヒンリギがなんか良いコンビになってますね。幼少期はそれおほど絡みも無かったウボォーと良いコンビになり死には号泣してたので、こうやってなんか仲良くなっていったのかと思ったり尾も分かったり。
もぬけの殻だったアジト
洗濯機も回りっ放しでついさっきまで人がいた「エイ=イ組」のアジト。
ノッブとヒンリギはそれぞれ推理を立てる。
ノブナガの立てた推理はさっきまでクモの仲間(フェイタンとフィンクス)と罠の検証で使ったやつらは「エイ=イ組」の仲間ではないかというもの?
まあ、「エイ=イ組」はモレナと23人の能力者(2人死亡)でテロまがいの事やりまくってるので他に仲間がいるとは思えませんし、罠に嵌めてた奴らの反応はどう見ても素なので仲間の線は無さそう。
ヒンリギは「罠にかかった奴は拘束して後回し(処理)」「隣人が飛んできたら即退避」ではないかと推測してます。こちらの方が合ってそう。でも少なくとも2人を罠で飛ばす間に時差は少しはあったので「即退避」も微妙。
394話でオラルジとヨコタニは扉の見張り(今から来るのは兵隊やヤクザだろう)を命じられてたので彼らが見張ってたのかな。
尊重し合う2人
というかノッブとヒンリギの何気ないやり取りがすこぶる良いよね。
ノブナガ「…成程。もしかして宥めてくれてんのか?」
ヒンリギ「いや考えたトコで答えは出ねーって話だ」
ノブナガ「安心しろ冷静だよ」
ヒンリギ「心配してないよ」
ちなみにほんの数分前…。
398話
さっきまでの意見が違ったノブナガとフィンクスが「うるせー」「バカ」と小学生の喧嘩のようなやり取りして一色触発寸前になってたのとえらい違いです。
意見が対立しても揉めることなくノッブもヒンリギ説に納得しつつお互いを尊重してる感じが出てる。前回冒頭のセルフオマージュなのかってぐらい対比してる(ように見える)。
- ノブナガとフィンクスが意見対立…小学生の喧嘩になる
- ノブナガとヒンリギが意見対立…大人の対応する
「エイ=イ組」の会議室
399話
「エイ=イ組」の会議室には扉付近に罠がある様子。部屋から出る時は発動しないと思われるので隣人(遺体かもしれんが)はこれ使ってワープさせたのかな。
ちなみに会議室にいる面子は以下の9人かな。
モンブラン=トト(具現化系)死体処理・飼料製造業 | |
オラルジ(強化系)廃棄物処理業者 | |
ペリゴル(放出系)私立探偵助手 | |
スフレ(変化形)ハッカー | |
トレベルム(放出系)運び屋兼殺し屋 | |
ボコンテ(放出系)夜逃げ・運び屋 | |
ジェラートプロゲーマー | |
シフォン=トト(具現化系)縫製・装飾加工業 | |
ヨコタニ(具現化系)悪専弁護士 |
ソファーに座ってるのはシルエット的にボコンテと思われる(罠ワープ能力は近くにいないと発動しないそうですし)。
「エイ=イ組」の今後の計画
会議してる内容は「あらかじめ統一感出す」「バラバラで流れで出来る一体感」「一部二部制」「演者」「セトリ」というワードから…こいつらライブする会議してる事が伺える。
「エイ=イ組」はこんな世界滅んじゃえ!みんな死んじゃえ!が目的ですので、船の客に向けてライブするのでしょうか(デス的な意味で)。またライブ出来る会場といえば、383話で各王子やセンリツが演奏した晩餐会の場所でしょうかね。
やはりこいつら上層部に行く気満々やな。「シャ=ア組」の上層部へ行けるルートを確保しようとしたルイーニーさんは死んじゃったけど。
とりあえず「エイ=イ一家」の今後のプランはこんな感じかな。
- 「シャ=ア組」の上層部行きルート確保
- 上層部にある晩餐会やった会場乗っ取る?
- 何かライブをやる予定
トレベルムの能力「Damage(スウィートホーム)」
トレベルムの能力は「Damage(スウィートホーム)」は右手でダメージを食らったら左手で触ってるものに移せる。ただし左手で触ってないと自分で食らう。
ノッブの言葉通り「見た目のイメージと違って随分献身的な能力」である。
掘り下げられるか知らんが、この手の能力を発現させるならおそらく大事な人が目の前で死んだ過去がトラウマとして残ってるというのが定番かな。
399話
それを裏付けるように、トレベルムは左手で何も触ってないのにヨコタニを庇ってダメージを自分で負うのであった。
ヒンリギにやられそうになったバドイユをあっさり見捨てたクオロール&デヴェラレスを見て分かるように「エイ=イ組」はかけがえのない仲間意識など無い。
それなのにヨコタニを庇ったトレベルムは仲間なり家族なり恋人なりが目の前で亡くなり「俺が変わってやれば…」のマインドがあると思う。
ヨコタニはハンゾウと同郷(JAPPON)
・(刀投げを)まさか武士の魂を投げてくるとは思わず
・我が故郷の侍は元来戦闘において飛び道具の使用を良しとしない精神が根底にありまして
ヨコタニって名前が明らかに日本人っぽい上に、彼の故郷には侍が現存しているらしい。これってハンゾウと同じ日本のような国(JAPPON)出身ということだよね。
11話
リアル日本とよく似た形の「JAPPON」という国がハンター世界には存在します。342話の世界地図でも確認できる。ハンタ世界では東でなく西にある国のようです。
ヨコタニの侍が今でも普通にいるような言い回しといい、忍びのハンゾウといい、文明的には戦国時代~江戸時代の日本ようなものなのでしょうかね。まあ、念能力概念がある世界なので武士や忍びがいて近代化しててもおかしくないが…。
ヨコタニは「JAPPON」出身でカキン帝国で弁護士してるのは人生にドラマがありそうだね。
刀無しでも構えるノブナガ
399話
発信機をアジトに残して3101号室に戻ったヒンリギ。その前に戻ってたノッブは刀がヨコタニの能力で没収されてるのに抜打ちできる戦闘態勢を取っていました。
いつものクセで刀が無いのに無意識で抜ける体勢になったのか、実はノッブは刀が無くても普通に戦える念能力者(刀はあざむく擬態)なのか…。
というのも395話でトイレの扉斬った時、どう見積もっても刀が届かない位置で(普通の様式トイレ個室よりだいぶ前で)、さも目の前に壁があるかのように貫通させて斬ってました。
395話
もしかして円と居合の複合技含め、リアルの刀でしか攻撃できないように見せかけて、本当は刀がなくてこ攻撃できてしかもちょい遠距離ってのが長年謎だったノッブの念能力の可能性が微粒子レベルで存在する。
コメント
ナイフ投げられれば怒るし、痛いとか危ないとかの感覚はあるのに、仲間が死ぬとか敵の死体の解剖とかにはぜんぜん感情が動いてないのがアンバランスなんだよな、エイ=イのメンバー。
モレナから能力をもらう前から「殺し合い」をやったようなので、宗教や思想的なものなのかな?
ノブナガが「オレらみてーじゃねーか」と言ったせいで、エイ=イが演劇集団に見えてるんだが、
あれは誰かに見せるための演劇というより、ゲームのプレイヤーの感覚だろう
衣装を着てやるTRPGというか、現実世界でやるMMORPGというか、そういうのだ
死ぬとログアウト、敵の死体はアイテムとか素材だな
「セトリ」が音楽ライブの用語なんだが、エイ=イは音楽っぽさは無いな
楽器練習もしてないし、楽譜を見てる者もいない
あのセトリはTRPGの「セッション」の意味なんだろうか
音楽ライブって、別にバンド生演奏限定じゃないでしょ。
例えばアイドルがライブするときに楽器を演奏することもなければ楽譜を見る必要もないけど、それでも「セトリ」という用語は当たり前のように使われてる。
アドリブの話してるっぽいのがなぁ
歌でアドリブやるとなるともうアイドルじゃなく、ジャズシンガーとかだろう
歌手の線は薄そうだと思う
オーラで刃を作るのは能力なのかな?
ゴンがジャジャン拳のチーでやってたから、変化系の基本技みたいな気がするんだけどどうなんだろう
必殺技は別にあったりしないかな?
ノブナガ・ハザマという名前は桶狭間のイメージなんだろうけど
織田信長の合戦では長篠の戦いで鉄砲を使った印象が強い
必殺技があるとしたら鉄砲でズドンだと思う
(コメ欄まとめの書き込み場所を間違えたんですが、コメントは一度書き込みされると消せないのでURLを書いておきます)
399話は考察できそうなのがエイ=イのライブ活動くらいだったのに、400話は急に謎が増えて温度差で風邪ひきそう。
霊魂とか邪霊とか、いままで出てきてたっけ?