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『純水ルミネッセンス』、不器用なのが様式美でただただ尊い…

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純水ルミネッセンス (楽園コミックス)

『純水ルミネッセンス』(かずまこを)読了。

めちゃくちゃ可愛い!めちゃくちゃ純粋!

年の差ガールズラブの最高峰コミックス『純水アドレッセンス完全版』の続編4本と、BL同人誌を軸に芽生えた女の子同士の恋愛を描く異色GL「楽園まで、あと…」を全話収録したガールズラブ作品集。

<試し読みできます>

年の差ガールズラブの最高峰コミックス『純水アドレッセンス完全版』の続編4本と、BL同人誌を軸に芽生え&

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『純水ルミネッセンス』

収録されているのは大きく2つの長編シリーズ。1話3ページの「楽園まで、あと…」シリーズが全19話(本編18話、before)、「純水アドレッセンス」の続編シリーズが全5話となっております。

どちらの長編も頬が自然と緩んでニヤニヤと笑みを浮かべてしまいます。なにより可愛い。可愛いは正義。あー、本当に可愛いな!チクショウ!と何度叫んだことか。可愛さの極みです。

「楽園まで、あと…」シリーズ

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「楽園まで、あと…」はBL同人作家のんちゃんとその恋人(名前不明)のイチャイチャイチャイチャイチャイチャするシュガー200%のカップルを堪能できます。とても甘い。例えるなら上等なスイーツの上からハチミツとチョコレートとクリームをかけたぐらい。最高の甘美なり。

このカップルの何が良いかって、BL風に言えばリバなことでしょう。「受け・攻め」が両立してます。BL談義でそういうネタが描かれてますが、百合でもリバはあるんだなぁと実体験で教えてくれました。

前半部分はのんちゃんに振り回される恋人…という関係だったのに、回を重ねるに連れて気づけばのんちゃんが振り回されている側になってるという。まあ、裏を返せば好き好き大好き故にどっちも振り回して振り回されてしまうので、ラブラブ以外の何者でもありません

読者に見せつけるかのようなバカップルっぷりは、 見ているこっちが恥ずかしくなるほどです。身悶えすること無数なり。

また、のんちゃんが描く元ネタというのが『楽園くん』です。というか基本的に『楽園くん』を筆頭に「楽園 Le Paradis」で連載している作品をネタにしたものが随所に有りますので、楽園読んでる人にはたまらんネタ多数。実際に楽園作家がゲストで寄稿しており、豪華な楽園同人誌の様相を呈してもいます。

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「純水アドレッセンス」続編シリーズ

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「純水アドレッセンス」2話

「純水アドレッセンス」の続編シリーズなり。やっぱ良いね。自分の歴代百合作品の中でも5本の指に入るぐらいお気に入りのシリーズでしたのでその続きが読めるってのはご褒美ですわね。

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「純水アドレッセンス」のどっちにもキュンキュンできてニヤニヤできる「可愛い力(ぢから)」があることですよね。「楽園まで、あと…」シリーズもそうなんですけど、かずまこを先生の描く百合は可愛い。どっちも可愛い。ヒーローとヒロインが2人いる。これがキモ。

お姫様2人の優しい理想郷なんですよね。同時に振り回すアイツ的な役割でもある。「純水アドレッセンス」ではななおも松本のどちらも王子様でありお姫様である。ヒーローでヒロインというリバーシブル仕様なのが心の琴線に触れる。かわいい。

このシリーズの続編でもそこは不変。例えば、「生徒×教師」という立場なので自重しようね…という流れになって、どっちも我慢できなくなってる模様がもうね。どんだけラブラブなんだよと。どんだけイチャコラしたいんだよと。

精神的にはオトナ(っぽく振る舞うが全然出来てない)な松本と、早く大人になえりたいよぉって願ってるななお。不器用なところがえもすぎる続編でした。思わず「まったく…しょうがないなぁ…」と満面の笑顔になります。見ていて飽きないというか、保護欲をそそられるというか、慈愛の精神で見守りたくなる。

例えるならテレビで「はじめてのおつかい」シリーズを見てる気分とでもいいますか。ほっとけない!という気持ちにさせられるのです。読者もこの2人大丈夫かしら…ハラハラしてしまう絶妙で微妙なバランスの関係。そんな2人のラストは娘を婿に送り出す父親の心境になれましたね。

また、原典でこの先に進んでも結婚もできない…と、色々なアレコレでななおの将来を心配したりしていたオトナな松本と早く追いつきたいと思ってたななお。その後が「うおおおおお!」と叫ぶしかないうおおおお!な「Fin」でうおおおお!となりました。

さらにさらに。「Afiter Start」で成長後が描かれます。具体的に言高えばななおが校を卒業してます。世間一般なら大人な女性の範疇でしょう。それでも松本は思うのです「こどもみたいな」と。ななおは思うのです「早く、大人になりたいな」と。

この言葉に「あっ、あっ、あっ…」となるしかない。あぁ…もう一生これは埋まらないんだろうなぁと。仮にななおが大学を卒業して社会人になってもね。言葉の重みのようなものがあります。

10歳の差で大人ぶる(実際は少女の)松本と、追いつきたい(対して精神年齢変わってないように見える)ななおの関係。何十年も連れ添った仲睦まじい老夫婦になろうとも、ちょっとだけ大人ぶりたい松本とちょっとだけ子供みたいなななおの関係は不変なんだなーと思いました(小並)。

一生不器用だわこの2人。それでいい。尊い…。

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