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「楽園 Le Paradis」第31号感想 青春果汁100%の甘酸っぱい味だった件!

楽園 Le Paradis 第31号

 

「楽園 Le Paradis」第31号読了。

青春ラブコメ度合いが半端ないって!ちょっと前は大人な恋愛って印象だったんですけ(当社比)、最近はトキメキ果汁100%で甘酸っぱくなっております。

 

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「楽園Le Paradis」31号感想

スタジオパルプ(久米田康治)

Act14

 

久米田先生の十八番身内イジリだー!正確には元身内でしょうか。地丹の苗字を取った改蔵担当だった坪内崇氏も今や週刊スピリッツの編集長です。「週刊スパッツレス」って架空雑誌のはずが「週刊スピ●ッツ」になってるのはきっと気のせいでしょう。

 

って、漫画業界ネタじゃないですか。そういうネタは『かくしごと』でやるのかと思いきや『スタジオパルプ』でもやるのか。これでは改蔵キャラによる『かくしごと2』ですよ!

 

今でも数本…いや数十本のゾンビ連載についてあーだこーだとネタにしつつキレイにオチてました。いろいろ引き伸ばしが蔓延する中で「スピ●ッツはちゃんと終わらせてる方だと思うよ」って羽美ちゃんの意見よ。

 

『14歳の恋』(水谷フーカ)

第44話

 

「これは、14歳がしてもいいことなんですか」

 

和樹が転校することになって物語が最終局面に向かっている『14歳の恋』。14歳でできる「ありったけ」をする!和樹本人は家出する覚悟で臨んだデート。色々と切なさ全開でありつつニヤリングイベントてんこ盛りでした。

 

そして、「こういうこともできる」と押し倒す格好になるわけですが、その展開が半端ない破壊力でした。「あ゛ー!!!」と叫んだね。青春という名の炭酸が甘酸っぱくはじける!14歳の大人っぽい中学生である。ちゃん調べてからにしよ?

 

ラストで彼方と和樹が「は~っ」って同時に言ってるんですが、まるで意味合いが違うのが色々とアレ

 

『メジロバナの咲く』(中村明日美子)

第5話

 

「楽園」って三白眼ヒロイン多すぎねーか(個人の意見です)。現連載のお気に入りは『制服date』の彼女さんと『イマジナリー』の真衣香が不動のツートップだったんですけど、そこへ割って入ってきたのが『メジロバナの咲く』のリズです。

 

もとから中村明日美子先生の描く三白眼キャラって男女問わず謎の色気があったんだよね。キットその目で睨まれたい!見下されたい!その目を見開かせたいって小宇宙(コスモ)があったわけです。そういう意味でリズは良い仕事してます。

 

今回の話を読んで、確定ではないがリズとステフは血の繋がった姉妹だと想像できる。「…あなたがうらやましい」とか涙流してるのは血が繋がってるから結ばれないって解釈でいいのだろうか。女の子同士って所はモーマンタイなのが素晴らしいと思います(小並感)。

 

『ぱらのま』(kashmir)

Line.15

 

行き当たりばったりな旅が最高に刺さるのが『ぱらのま』。今回は得はぶっ刺さりまくって共感度が半端じゃありません。貰った株主優待券で電車タダで乗れるので…ってことで強行でプリ旅をするんですが、千葉なんですよね。

 

細かいろころまで分かり味が半端ない。東西線の通勤地獄をしのんでましたが、当事者にとっては刺さって「あぁ…(´;ω;`)」って何とも言えない気持ちになるんじゃないでしょうか。東西線とか形成線とか…うっ、頭が…。

 

旅漫画で馴染みのないレポは素直に楽しめるが、生活圏内のアレコレは言葉で言い現せない感情が湧くな(褒めてます)。本編では勝田台で降りて駅内を堪能してました。こういう駅での発見やシーンも味わい深いっす。

 

特に共感を生むのは駅の誰もない少し薄暗い場所。

「落ち着くなー」ってわかるんだわ。

温泉に入って「あーっ」となるぐらいの感動味。

 

『微熱空間』(蒼樹うめ)

18話

 

はい!可愛い!

 

両親の再婚で一つ屋根の下で暮らす亜麻音(姉)とナオくん(弟)の破壊力は留まることを知りません。

 

今回はナオの友人(お邪魔虫)を含んで3人で夏祭りに行くわけですが、隙きあらばイチャイチャする2人に当てられ(気づいて)、お邪魔虫くんも本当にお邪魔だと空気読んで去っていきました。

 

家の中では姉弟しなきゃいけないって抑圧があるからでしょうか。外に出れば目も覆いたくなるような有様でした(賛辞)。気持ちのタガが外れて、完全にリミットブレイク状態です。本当にありがとうございます。

 

花火が見えない位置なのに「ここでいい…」「私、ここがいい」って義弟に抱きしめられる格好の定位置がいいってのはゴロゴロ転げ回ってしまうレベル。見せつけるかのようなバカップルっぷりは、見ているこっちが恥ずかしくなるほどです。

 

花火を見るこよりもキレイな思い出になったんだろう。花火は見えないけど美しい花が咲いていたのだろう。ラストに打ち上げられてる花火描写よりも、顔が描かれてない亜麻音姉ちゃんの方が大きく美しい打ち上げ花火が上がっていたのは間違いない。

 

私、ここがいい

 

うめてんてーは本当に漫画を描くのがうめーな。

 

あえてね。

亜麻音姉ちゃんがどんな表情してるか描かない。

 

そこで綺麗な花火がドーンと打ち上げられる亜麻音姉ちゃんの心情風景がそのまま打ち上がったかのように見せる演出と、この花火より絶対キレイな花火という名の赤面打ち上げてるだろって演出の妙よ。

 

家へ戻れば姉弟をしなきゃいけな関係ですしおすし。

そりゃ「Whiteberry」も歌うっちゅーの!空に消えてった打ち上げ花火!一瞬!だけど閃光のように!そんな打ち上げ花火に似た亜麻音ちゃんの心境が合うのう。100点満点中で10000000点の尊さです!

 

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