『キン肉マン』特別読切:さよなら、キン肉マン!! 祝40周年!最高のロビンマスクエピソードなのに…!?

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『キン肉マン』特別読切:さよなら、キン肉マン!!

週刊少年ジャンプ(29号)に『キン肉マン』40周年を記念して特別読切が掲載されています。今回のエピソードも最高オフ最高でした。最近のWEBで連載してる本編の熱量といい、いまだに全盛期を更新し続けているゆでたまご先生である。

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さよなら、キン肉マン!!

週刊少年ジャンプ掲載も9年振り。確か2008年は週刊少年ジャンプ40周年を記念しての読切でした。今度は『キン肉マン』が40周年か。おめでとうございます。

キン肉マンVSロビンマスク

ロビン

今回の読切は「キン肉マンVSロビンマスク」です。11年前の読切は正義超人とスパーして最後に「キン肉マンVSテリーマン」の熱い友情の話でグッときたものですが、ロビンマスクとの友情も熱すぎた。

キン肉マンがキン肉星の大王になるため、超人レスラーを引退することになる。10人の超人がテンカウントゴングを鳴らす中でロビンマスクが「こんなセレモニーなど認められるか」と強引にキン肉マンと戦いだすのであった。

ロビンマスクというと、テリーマンと並ぶキン肉マンの相棒というか親友ポジションじゃないですか。試合数も多い。テリーマンが王位争奪編であまり活躍できなかったのに比べると、終盤の最後まで活躍し続けました。キン肉マンを抜けば一番活躍したといっても過言でない。

ロビンマスクの因縁のマスク

そ…その仮面の傷…昔の…?

前回の王者として第20回超人オリンピックで1回戦にカナディアマンを準決勝でテリーマン(ケガしてた)を倒し決勝戦でキン肉マンと戦ったのがロビンマスクなり。96万超人強度。そういえば、ジャンプで人気爆発させるにはトーナメント、強さを数値化させたのって『キン肉マン』が走りだよなー。

まだ第20回超人オリンピックまではギャグ漫画要素あったし、試合も長く描かれなかった中で、ロビンマスクとの決勝戦ははじめて長い尺で本格的にバトルした死闘でしょう。

今回の読切でロビンマスクが装着してるマスクは、20回オリンピック決勝で2発目の超人ロケットをよけられ、ずっこけてリングポストに激突してしまった傷です。まさに因縁のロビンマスクの傷跡といえるでしょう。

因縁のキズである

なお、この傷は5ページ後に直ってたり。タワーブリッジをかけるまでは綺麗なマスクだったのにその後は傷が復活してたり。まあ、どうでもいいっすね。その後も額の因縁の傷は「七人の悪魔超人」編まで描かれます。

ロビンマスクはキン肉マンとガチンコでシングルマッチを2回戦った唯一の超人でもあります。基本、1度倒したら2度目はないものじゃないですか。それを覆したのがロビンマスククオリティよ。

タワーブリッジ

くらえータワーブリッジ!

かつてのあの日は完全なる私の油断で決められなかったが、今度はそうはいかん――っ!

「かつてのあの日」っていつだってばよ?

ロビンマスクはキン肉マンと2度闘ってるからね。第20回超人オリンピック決勝戦はタワーブリッジを決めるも「ボキッ」って音で倒したと勘違いしたら、腰骨が鳴りやすかっただけで技を解いた後に負けてしまいました。

これを指して「私の油断」と言うなら分かる。その通りだろう。

でも、2度目の「グランドキャニオン」での戦いはというと…?

へへへ…タワーブリッジやぶれたり!

あーっと、キン肉マン、体を半回転させてロビンのタワーブリッジをふせぎました―っ!!

あの…普通に油断関係なく破られてるんですが…。

まあ、ロビンのすごいところは何気に技を改良してるところでもあえいます(逆タワーブリッジを得て)。普通のタワーブリッジを仕掛けるのもツノで相手をぶっ刺して固定させてるんだよね。これは必殺すぎて敗れんわな。

で、グランドキャニオンでキン肉マンを庇って奈落の底へ落ちた後にMr.バラクーダとしてウォーズマンの師匠となって立ちはだかり完全なヒールキャラになる。悪堕ちしたかと思えば「7人の悪魔超人編」で昔の紳士キャラに帰り咲いたりとベビーフェイスとヒールをいったりきたり。そもそも、飛行機突撃食らって戦えない身体になったはずでは?

・悪堕ちしたのにシレっと紳士にカムバック

・二度とリングに立てない身体のはずが普通に闘ってる

ロビンマスクの2大謎である。

今回の読切でも別にこの辺の説明は特にありません。

いつか明かされるのでしょうか…。

3度目(4度目)の戦いの意味

3度タイマン張ったロビン

キン肉ドライバーに続いてキン肉バスター…

どちらも一度は食らってみたかった…

キン肉マンとロビンマスクの戦い。最初は第20回超人オリンピック決勝。2度目はグランドキャニオンの死闘。どちらも名試合ですが、その後のキン肉マンはもっともっとインフレましたからね。

「キン肉ドライバー」「キン肉バスター」をロビンは食らったことがない。11年前の読切で正義超人スパーでは、ロビンは一方的に技をかけただけでした。今回は2大必殺技「キン肉ドライバー」「キン肉バスター」をあえて食らったと思われるロビンに胸が熱くなったな。

突き詰めれば『キン肉マン』はプロレスの良さを伝える作品だからね。観客があってこそであり、魅せる試合であってこそ。

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「格闘技」「プロレス」最大の違いはなにかっていえば、観客を喜ばせて魅せる試合をすることです。『キン肉マン』でも秒殺試合はあるけど、その試合は観客が誰もいない。これは徹底されてる。

もしもお客さんがいれば、秒殺試合なんて許されない魅せる熱い試合が繰り広げられるわけです。かのバキでも追及されてますが「格闘技」と「プロレス」の線引きでもある。

プロレスラーは技を逃げちゃいけない!!!

ブック無視したセメント試合になろうとプロレスの美学です。相手の技を食らった上で勝たなきゃいけない。秒殺が許される格闘技とは一線を画す。少なくとも観客の前では…。

そういった矜持が超人プロレスの『キン肉マン』にも通じてる。だから、ジェロニモなんて雑魚でも「見せ場」はあるし必殺技を食らわせられる。プロレスの美学を今に伝えてるのが『キン肉マン』なんです。

それを踏まえて、あえて「キン肉ドライバー」「キン肉バスター」を受けたロビンマスクにアッパレやってください。胸が熱くなるぜ。もちろん、『キン肉マン』の試合はガチです。

泥仕合になって殴り合う

「フン!」「おりゃ!」

お互いが必殺技を出し合った末の泥仕合。

単純な殴り合い。これこそ「キン肉マンVSロビンマスク」のキモでもある。

ここまでちゃんとお互いに魅せ合った大技を出したわけじゃないですか。そして最後は完全な泥仕合で単純な殴り合い。プロレスとしてはご法度かもしれないが、キン肉マンとロビンマスクの2人にしか許されない戦い方でもある。

まるで「PRIDE」の高山善廣VSドン・フライみたいな熱がある。

単純…だけど、高度に純粋に…拳だけで殴り合うのです。プロレスの試合で途中攻防でなくこラストの最高潮の盛り上げとしてはあり得ないかもしれない。それでも、キン肉スグルとロビンの2人だけに許される攻防なんです。

グランドキャニオンにて

それは2度目のガチンコ対決。グランドキャニオンの死闘の続きだからです。2人とも大技出した後に普通に殴り合ってました。

近年、ハデな技を競い合う試合が多くなった。しかし、ベアナックル(素手)で殴り合うことこそ、戦いの基本であることを観客は気づいたんじゃないかな…

キン肉マンとロビンマスクの単純な殴り合い。

グランドキャニオン戦では途中で飛行機墜落があって有耶無耶になってしまいました。2人のただの殴り合いの結末を僕たちはまだ知らない

だからこそ、今回のエピソードで大技も必殺もなく単純明快に殴って殴り返す攻防に涙が流れるのだ。2人の殴り合い…プライスレス。2人にしかないバトルがある。

最高の「友情」

ありがとう!

やっぱり『キン肉マン』は友情パワーなんだよなぁ(しみじみと)。

イケメンなんていない(いやいなくはないが)。女子受けするものはほぼない。同時期の80年代にシノギを削った看板『キャプテン翼』『聖闘士星矢』に比べれば、女性人気はほとんどなかった。でも、一番男同士の「友情」ってものを伝えてくれるんです。

少年の心を(少年の心を持つおっさんも)燃え上がらせる熱さがここにある。この熱量こそがが人を何度も少年を熱く燃えさせる。少年のハート持つおっさんを少年に戻してくれる。

近年のジャンプでも、ここまであざとさ抜きに、女性読者を気にせず、単純な男と男の友情を描く作品は少ないでしょう。カッコよさのすべてがある。熱すぎるぞい。これぞ、ザ・少年漫画!最高すぎる!

ロビンマスク…

もう死んでっから

何よりビビったのはここでロビンマスクをピックアップしたことであろう。かつて『キン肉マン』を読んでたおっさんも、新規で『キン肉マン』を読んだ勢も「ロビンマスクかっけー!」と思ったことだろう。

で、今のシリーズを読んだら…正義超人で真っ先に死んでるんですよ?

なんでメインでロビンマスクだけ死んでんねん!一番最初に天に召してるねん!ジェロニモすら敗けても生きてるのに…。読切読んで、ロビンファンになった人も、かつてのファンも絶望するっちゅーの!

ロビンマスクはこの世にいないのだ…。

こんな残酷な話はないよ。なにが「さよなら、キン肉マン!!」だっちゅーの!これじゃ「さよなら、ロビンマスク!!」じゃないか。悲しいと思いました。まる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    キン肉マンは年老いた作家たちの理想の今を生き抜いていますね。
    雑誌と作家のなぁなぁな関係性で、引き伸ばしを続けるあの頃の作家が多い中、かつての設定を今風に昇華させて、かつ絵も現代においても違和感がないように進化している。

    原作と作画の二人がいる、そして素晴らしい編集がいるという、最高の漫画チームが出来たからこそ生まれた奇跡のモデルケースだと思います。

  2. 匿名 より:

    いや、、、ロビンマスクは今のシリーズにメイン級で絡んでくると思いますよ…

  3. 匿名 より:

    この読切見た後だといくつかの連載が見劣りしちゃって吃驚した
    キン肉マンって本当に面白い漫画だよな

  4. 匿名 より:

    ”グランドキャニオンにて”の画の構図が迫力あり過ぎてヤバい
    流石にこの辺のセンスは全盛期より衰えているようには思う

  5. 匿名 より:

    最後はそう ロビン早よ復活させろよと
    ネタバレにならない範囲で、最新号であの人が指名した超人

    お前かよ!!!!

    予想のはるか右斜め上行きましたから
    本命、対抗にロビン、あの人やあの人かも

    なんて思っていたのに、お前かよ!

    てね

    • キムコウ より:

      私も思いました。

      お前かよ!

      意味深なあのコマも釣りでお前かよ!

      でも、期待してます。
      「お前」に!!

  6. 匿名 より:

    今週号 ワンピースが休載だったのをすっかり忘れていた。

  7. 匿名 より:

    ゴールドマンによって生き返りが否定されてしまった今、
    神かサタンの介入でもないと復活の術がなさそう

  8. 匿名 より:

    二度とリングに立てない身体はバッファローマンの超人パワーによって、生き返って事で治ったと俺は信じている。

  9. 匿名 より:

    ロビンも熱かったが、ハラボテ委員長にも泣かされた・・・
    本当に正義超人の友情は完璧やなって。

  10. 匿名 より:

    確か鳥取の砂漠に眠ってるんだっけ

    まあソルジャーのパートナーは旧ソルジャーチームから選ばれると思ってた…けどさ

  11. 匿名 より:

    引退届を届ける番外戦術でキン肉マンを脱落させようとするダークロビンマスクとして闇堕ち復活する可能性

  12. 匿名 より:

    ゆで先生のすごいところは想像力や発想力が他の漫画家とは比較にならないこと、リアリティや整合性よりも面白さをなによりも最優先していること。

  13. 匿名 より:

    サタン編序盤でサタンが放った光が鳥取に向かって落ちてるシーンがあるのでロビン復活は濃厚だと思いますよ。

  14. 匿名 より:

    一応、今やってるキン肉マンはちゃんと2世へと繋がるらしいからロビンマスクはきっと復活するはず。
    あと死んだ悪魔超人の面子も復活するはず。明らかに死んでたっぽいはずの阿修羅マンが新章で普通に生きてて笑ったくらいだしw

  15. 匿名 より:

    「一度は喰らってみたかった。」
    2度も全力で戦ってるのにその後さらなる成長を続けるキン肉マン。その実力を直接知ることができなかった。ずっと燻ってたものが遂に叶ったっていうのはほんとにぐっと来た。

    委員長と前大王との友情も被せてきたのは反則。泣いてまう
    引退届は本編に伏線として生かされるのか気になってしまう。やはりロビンの存在感は大きいんだなって実感する。

    >・二度とリングに立てない身体のはずが普通に闘ってる
    ネメシス戦でしれっと「しばらく戦えない身体」に修正されてました。

  16. 匿名 より:

    学研の図鑑「超人」の通常版のカバーがロビンなのがちょっと疑問だったんだけど、
    今回の話があったから?

  17. 匿名 より:

    やさぐれ闇落ちが紳士にカムバック。

    これはネメシス戦もっかいちゃんと読めばわかるよ。俺もロビンはバラクーダあたりの酷い奴のイメージあったけど、ネメシス戦の語りで完全にゆるしたわ。むしろ少し感動した。