『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』120話:あの子とチョコ作り
バレンタイン来たか!!
『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』がラブコメ天王山の一つバレンタイン編に本格的に突入するのであった。というか新キャラの品川杏莉はまだ本格的にヒロインに昇格してないのかな。バレンタインは出番が無さそうな気配。
扉絵を見ると4好でなく3好のような立ち振る舞いです(※4好とは大ラブコメ時代マガジンのメダかわで皇帝のように君臨する4人のヒロインの通称である)。
※マガポケなら基本無料で読めます。


最近のモナちゃん
118話
おんぶに告白(聞こえなかった)とスーパープレイを披露した旭。最近出番少ないとデートから「ガンガン行こうぜ!」の作戦チェンジに切り替えた朋。2人の特大ターンであった。
朋は「最近の私何もしてなくない?」って言ってたけどさ、その台詞はモナちゃんにこそ相応しい!出番こそ用意されてるものの、他ヒロインターンの出汁みたいだったし。何もしてないじゃん。
なんだろうね。
この大本命でありながら蚊帳の外に置かれている感。
このままでは、勝利は確実と言われ運命のいちごパンツだったのに、西野に電光石火の朝チュンを決められた東城の再来になってもおかしくない。座して亡びを待つだけではいけない。
そんなモナちゃんの起死回生の一打こそバレンタイン編(な気がする)。
バレンタインのチョコ作り
バレンタイン!?…の為のお菓子作り!?(119話)
白浜美波(黒髪ロングで見た目は一番可愛い…当社比)に料理教えてと頼まれ家庭科室に行ってみれば、旭がチョコ作りしてたのです。旭は壊滅的な料理センスで、恋のライバルにチョコ作りを教えてあげるモナちゃんなのでした。
新しい!新しいぞ!この展開は…。
かの『ニセコイ』では千棘と小野寺さんが一緒にチョコ作りしましたが、当時はお互いが恋のライバルとは知りませんでしたからね。
お互い恋敵と尻ながら料理教えるとはライバルに塩を送る行為。それをやるなんて新しい!と思ったら『五等分の花嫁』で二乃が三玖ちゃんにチョコ作り教えてたわ(わりと近年だった)。
モナちゃんも本命チョコ上げる
にしてもバレンタイン…そうや来月やわ。いつもは友チョコ配るだけやったけど…今年は私もあげる人おるんや…!(119話)
はい!可愛い!
モナちゃんも今年のバレンタインはメダカに本命チョコを渡すのである。てか明日とか数日先とか来週でもなく来月って大分先だな。こんな長期スパンのバレンタインは新しい。新しいぞ(マジで)。
『らんま1/2』のあかねちゃん、『ニセコイ』の千棘のような壊滅的な料理センスに手伝ってあげることになるモナちゃんです(優しい子や)。
なんのかんのでキャットファイトを交えながら仲良しな様子が微笑ましくもある。『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』の魅力はお互い想い人が同じって知った上でギスギスもせず、修羅場にもならず、正々堂々と戦う上で仲良しなのがすこ。
ライバル兼仲良し
いつもはお子様なくせにさ(120話)
えんもー☆
旭から見たモナちゃん評である。壊滅的な料理センスで教えてくれても、生真面目な旭は「沸騰させない程度」「ゆっくり」「さっくり」って曖昧なワードが理解できずに一語ずつ引っかかって上手くできません。
そこでモナちゃんは体で覚えさせるせるようにレクチャーする方法に切り替えたら、めちゃくちゃスムーズになるのでした。モナちゃんは教師とか人に教える職業に向いてるのかもしれんな。
で、モナちゃんの凄いところを素直に認める旭のモノローグがめっちゃエモい。ギスギスせず、仲良く、それでいて恋のライバルって正々堂々の騎士道みたいなバランスが絶品すぎる。
モナちゃんも正々堂々
~~~っ。お…おいしい…(120話)
えんもー☆
むすっと気に食わないながら自分が教えた旭のチョコを褒めるモナちゃんであった。完成後に敵に塩を送ってることに気付くも素直に褒めるのがいいね。ちょっと怒ってるのもいいね。可愛い。
こういうのがメダかわのミソよねん。最終回直前までフレンズが同じ想い人だったと知ってギスギスしたり、修羅場が起こることもない(それはそれで大好物ですが…)。平成ビンタ合戦リターンの令和ビンタ合戦なんて絶対起きない。誰かが気持ち押し殺して我慢することもない。
ヒロインたちはみんなメダカを好きだと全員が知ってる。それでも敵に塩を送るような状況になっても、足の引っ張り合いなんてすることなく、真正面から戦う(オチで失敗に誘導するのもご愛敬)。
武士道・騎士道のような正々堂々と戦う恋する乙女!
これ最高にエモすぎるし気持ちよすぎる。わざわざ報告したり、協定とは言わないまでも皆平等だったり。だから誰かが出し抜かれたり、修羅場ったりすることもなく、誰かが自分の気持ちを最後まで隠すって忖度することもない。
気持ち良いぐらいの乙女の真正面のキャットファイトです。例えるなら『キャプテン翼』中学編の全国準決勝の「VSふらの」戦の松山くんみたいなものです。
礼にはおよばないぜ、おれとしたってなるたけベストの体調のお前を倒したいからな(初代『キャプテン翼71話』)
肩を負傷してた翼くんが同点に追い付くオーバーヘッドキック(バイシクルキック)を決めた時、そのまま落下すればより負傷して大会退場って時、松山くんが落下する翼くんをキャッチして助けたのである。
お互いベストコンディションで倒してこそジャスティスって気持ち良すぎるぐらい正々堂々と真正面で戦おうって姿勢でした(※尚、ここで翼を助けなきゃ余裕で勝て敵に塩を送って負けた)。
こういう、対戦を見たような気持ち良さがあるんよ。
結局、ドライブシュートとイーグルショットの打ち合いになったんで、翼を途中で怪我で退場させたら絶対勝てた勝負なのに、あえて正々堂々やりあった故に負けた松山くんのような「ベビーフェイス」の味わいがある。
『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』ヒロインズの心地良さと可愛さはこれに尽きる。みんな正々堂々と馬鹿正直に戦う。だがそれがいい!誰が勝っても負けても「おめでとう!」って後腐れない納得できる気持ち良い勝負が展開されてる。
気持ち良すぎる正々堂々っぷり
旭も旭で、敵に塩を送られてそれを受け入れた上で思ってること直球ど真ん中ストレートに言うのも良いね。裏読みすれば、教えてくれたチョコの味超えて見せろって風にも見える。
あけっぴろげに被る想い人のライバル同士が嫌な策略など一切無い。裏でこすい事もしない。お互いが正々堂々と恋する乙女として戦うし、ベストな状況になるように助け合ったりもする。
誰が勝つか分からない(まあ、パッケージヒロインのモナちゃんだろうけど)。その上でヒロインわんさかラブコメで絶対に起こる結ばれなかったヒロインのファンがブチ切れるような、ヘイトを溜めるような地獄絵図にはならない。なぜなら、丁寧に全員が正々堂々と戦ってるからなり。
これなら、例え「○○のファンが△△に負けた…」となっても、ここまで綺麗に正々堂々戦ったなら仕方ないか…と納得できるぐらいの説得力が全ヒロインで描いてる。これは凄いことだよ!
誰が勝っても納得できないが理解できる!
それぐらい見事に全員が想いを伝えあって正面からキャットファイトする!
永遠の傷を負わないように、もう誰が勝利でも「一生懸命全力で恋したならいいよ!」って説得力を持たせまくってる。改めて令和ラブコメの新機軸なんじゃないかと思う。
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コメント
確かに