『ワンピース』1107話〝あんたを探してたんだ！！〟感想・考察 「普通の人間」で無い「体の構造が異形」で「特別な血筋」マーシャル・D・ティーチ

 

『ワンピース』1107話〝あんたを探してたんだ！！〟の感想・考察です。

 

新巨兵海賊団の乱入や、黒ひげ海賊団や、ティーチに血筋、カリブーの「あの方」判明など盛り上がりが最高潮と同時に新たな謎を提示されて「うおおおおお！」とテンションMAXに盛り上がりますね。

 

巨兵海賊団

1107話

 

ルフィを迎えに来た巨兵海賊団。ドリー＆ブロギーだけでなくオイモとカーシー含めて、伝説のメンバーが揃ってるようです。

 

これはかつてハイディンが言ってた「巨兵海賊団」の復活そのものです。新巨兵海賊団を立ち上げたハイルディンたちは加わっていないけど、このまま麦わら大船団でいいのか。待望の復活なので、ドリー＆ブロギーの下につくのか。

 

新巨兵海賊団
	ハイルディン（船長）
	スタンセン（船大工）
	ゲルズ（船医）
	ロード（航海士）
	ゴールドバーグ（コック）

 

巨兵海賊団員の太陽のマーク

1107話

 

巨兵海賊団の中に肩に気になるタトゥーを入れてる船員がいました。光月家の家紋やバーソロミュー家の教会にあった、同じ九曜マークとはちょい違います。

 

 

この九曜とまったく同一でないものの、エルバフには冬至祭が「太陽」の死と復活、太陽の神が崇められてることが示唆されてました。ニカ（ルフィ）を迎えに来たドリーが「太陽の神よぉ～」と述べてただけに、巨兵海賊団の太陽タトゥーも気になるところです。

 

これがエルバフで崇められてる太陽のマークなのかな。

まあただ単にモブ巨兵のファッションでたまたま太陽っぽいだけかもしれませんが…。

 

ボニーパワーアップ寸前？

そういやお前のへなちょこパンチ見たぞ（1107話）

 

ルフィがサブタイ通り「あんたを探してたんだ！！」の相手ニカだと知ったボニーである。ボニーのパンチをへなちょこパンチと呼び、パンチはこう撃つんだと手本を見せてくれました。

 

これはボニーのパワーアップがほぼ確実ですね。

 

ボニーが食べた（あくまで図鑑上の）「トシトシの実」は、サターン聖がエキスで能力が出るかの実験で赤子のボニーに与えたものでした。そこで含みのある事言ってましたもん。

 

その能力はいかなる未来にも変身できるが、現実を知る度に選べる未来が狭くなっていく能力。「ニカ」を信じたいんだな…（1103話）

 

年齢操作でなく「いかなる未来にも変身できる」能力であり、現実を知ると未来が狭まると。この時のボニーはニカはもういないと思い始めて弱くなってましたからね。

 

ニカがいると知り、ルフィにお手本パンチを見せて貰ったボニーは大幅なパワーアップが確実でしょう。10人目の仲間になるかどうかは知りませんが…。

デボンがサターン聖コピー可能になる

「五老星」が〝下界〟まで直々に出向くなんて聞いた事ない…。お陰で助かった。さて「任務完了」♡（1103話）

 

カタリーナ・デボンがジェイガルシア・サターン聖をタッチした。彼女の「イヌイヌの実幻獣種モデル九尾の狐」は変身能力です。マネマネの実と同じくタッチすることで相手に変身できると思われる。

 

ということは、これでカタリーナ・デボンはサターン聖に変身可能になった。今後、どう繋がっていくかは分かりません。世界政府すら騙すことをやりそう。

 

気になるのは「任務完了」と言ってる点。そもそも論として、五老星が下界に来てるなんて新聞で報道されてない。故にサターン聖にタッチして「任務完了」が引っかかりまくる。

 

黒ひげ海賊団の誰か来てる（1079話）

 

前日の時点で黒ひげ海賊団の船がエッグヘッド周辺にありました。これがデボンだとしても、わざわざ同日にハート海賊団とやり合ってたオーガーが一緒なのも気になるところ。

 

未だに謎のヨークが石化して（意識失って）命令上書きが出来なかったこと。世界政府に消されると知って「こっちにも作戦があるわ！」と含みを持たせてたこと。

 

 

黒ひげ海賊団とも内通して、デボンは最初から潜んでた気もするんだよなぁ。オーガーはデボン回収に来たと。前日からあった黒ひげの船はラフィット（回収してハチノスへ戻る用）かなあって思ったり思わなかったり。

カリブーの「あの人」

まあ、案の定というか消去法でティーチしかいないだろ状態でしたからね。ワノ国でカイドウにもビッグマムにも反応せず、古代兵器を欲しがるならねぇ。

 

ポジション的にバルトクラブと対になる。「麦わら大船団VS黒ひげ海賊団」があったら、カリブーとバルトロメオの対決なんかを期待しちゃう。

ティーチは特別な血筋

「ティーチは特別よ」

「——血筋もな」（1103話）

 

なんだと！？

 

ティーチの血筋は特別らしい。真っ先に思い浮かべるのはロックスの子供ということです。黒ひげの船は「サーベルオブジーベック号」でロックスの本名は「ロックス・D・ジーベック」です。ロックスを受け継いでるのはほぼ確実でしょう。

 

 

だがしかしである！

サターン聖を持って「特別な血筋」というのは含みがある。

 

なぜなら、もうこいつ人を「虫」「虫共（←海軍）」「虫ケラ」と呼びますからね。人外の目線で「お前ら人間は…」って論調で語る。

 

人間で無い「何か」の視点に立ってます。下界の人間は虫。手下の海軍も虫。例え大海賊と血の繋がりがあったも絶対に「特別な血筋」扱いなんてしません。そもそも天竜人すら「聖地の者」と下に見てる節がある。

 

五老星が特別扱いする血筋は天竜人の中でもスペシャル。それこそウタをシャンクスの実娘（フィガーランド家）と勘違いして殺すの躊躇したくらいです。

 

 

大海賊だろうがDだろうが天竜人のハーフだろうが下界の人間など虫以外の何者でもない。これまでのサターン聖の言動で明らかです。そんな五老星を持って「特別な血筋」と言い示すティーチの血統とは…？

五老星と同じ種族？説

「悪魔の実」複数食い

一体何の能力かしら…ムルンフッフッフ♡（1103話）

 

それな！！

 

落ちてた五老星。お陰で助かり任務完了したデボン（長期戦を覚悟してた？）。サターン聖を見て「一体何の能力かしら」と述べてます。動物系を指してるのか超再生を指してるか知らんが、本当にそれ！何の能力なんだよ！

 

 

これまでサターン聖は人外の視点で語るだけでなく、能力がマジでチート複数所持って化物でした。

 

 

これらが「悪魔の実」で得た能力だとしたら、お前何個食ってんだよ！って話じゃん。「悪魔の実」を複数食える…そんな者いるわけ…って、いるんですよ。

 

〝普通の人間〟ならば…絶対に無理だよい。だが、お前らがよく知る様にティーチは少し違う…！体の構造が…〝異形〟なんだよい！（577話）

 

「ヤミヤミの実」能力に加えて「グラグラの実」を食べたティーチに驚く中、マルコは普通の人間では絶対無理だが「体の構造が異形」なので可能と意味深なことを述べてました。

 

ティーチは「普通の人間」でなく「体の構造が異形」！

だから「悪魔の実」複数食い可能！

 

現在進行形で「悪魔の実」狩りしまくる黒ひげ海賊団は、部下に食わせてるのか自分で食ってるのか…。サターン聖の複数チート能力が「悪魔の実」だったなら、ティーチも同じなのでは…？

動物を内包してる肉体

236話

 

生まれてこの方一度も眠った事がねェんだとよ（966話）

 

ティーチの黒ひげ海賊団の海賊旗は頭が3つあるケルベロス風のものでした。

 

63巻のSBSで描かれた幼少期の七武海が描かれ、ティーチは夜中に眠れず泣いてる姿でした。ギリシア神話におけるケルベロスは頭3つのどれかが常に起きて寝ない。で、おでん様過去編で生まれてから一度も眠った事がないと。

 

 

ティーチ≒ケルベロスである！

 

だがちょっと待って欲しい。仮に「イヌイヌの実 幻獣種ケルベロス」があったとして、それを食ったせいで夜眠れなくなることなんてあるだろうか？絶対無い（きっぱり）。

 

いくら動物系「悪魔の実」に意志があろうとも、変身できる動物のメリット＆デメリットを人間状態でも起きたら、動物系なんて全部地雷じゃないですか。まともに生活できません。さらにティーチは「生まれてこの方一度も眠った事がねぇ」そうな。生まれた時からケルベロス！

 

これらを踏まえると、ティーチは悪魔の実「イヌイヌの実 幻獣種ケルベロス」を食ったわけではない。

 

それなのにケルベロスなんです。生まれた瞬間で半分動物と言っていいでしょう。そんな人間以外の「何か」なんて存在するのか…って、いるかもしれない。

 

あわよくばここで全員刺したかったが…まさか世界のてっぺんに地獄があるとは（1085話）

 

 

五老星である。

 

サターン聖だけでなく五老星全員が何かしらの化物に変身した。たまたま偶然5人が動物系の「悪魔の実」を食べたのだろうか？そうは考えられない。ティーチと同じと推測できる。

 

「普通の人間」でなく「体の構造が異形」

もとから動物系みたいな半分化物

「悪魔の実」複数食い可能

 

つまり、ティーチのサターン聖をもって「特別な種族」とは、五老星と同じ「種族？」「一族？」「血筋？」に連なってると考えると腑に落ちる。

 

詳細不明ながら、人外の視点を持つ五老星のサターン聖は「普通の人間」では絶対無いし、ティーチみたいに「体の構造が異形」だから悪魔の実を複数食えるのではないかと。

 

ティーチは五老星に関係する血統説！

 

これが濃厚っちゃ濃厚だけど、ティーチに本名は「マーシャル・D・ティーチ」です。「ロックス・D・ジーベック」の血縁者と仮定して、やっぱ最大の謎は「D」が付くこと。

 

〝D〟とは…かつて我々が敵対した者達の名だ（1085話）

 

「D」とは約800年前に「ある巨大な王国」に関係してた者達である。それはイム様＆五老星の敵です。近年は抜け殻らしいですけど、それでも「D」はちょっと名前を隠したくなるぐらいのアキレス健の様子。

 

五老星サターン聖の下界人現は全部「虫」扱いの化物視点でティーチを特別の「血筋」と言う。普通の人間でなく体の構造が異形だから「悪魔の実」複数食えるって観点で見るとティーチと五老星は同じ種族？みたいな血筋なのかなぁと。それは半分動物系能力みたいな異形っぽい。

 

仮にティーチが五老星の仲間みたいな血筋でも、マーシャル・D・ティーチ（血縁？ロックス・D・ジーベック含め）は「D」が付くって明らかに相克してる。

 

五老星と同じ種族？先祖？を持っててサターン聖から「特別な血筋」扱いされる。でも、敵対者の「D」の名を持ってる。つまり…どういう事だってばよ！？

 

 

五老星の同種？みたいな半動物（黒ひげは半分ケルベロス）で特別な血筋っぽい。「悪魔の実」複数食える。なのに絶対あり得ない敵対者「D」の名を持つ。かと言って約800年受け継がれてるだろうベビーフェイス「Dの意志」なんて微塵も感じられん。

 

マーシャル・D・ティーチ…君は何者なんだ？