高飛車は変わらねェな!!ジャッジ!!
ジャッジがベッジの作戦(空飛んでとんずら)を決行するために、護衛を引き受けた時のシーザー・クラウンの反応である。「何でてめェがおれの行動を決める!?」「高飛車は変わらねぇな!ジャッジ!」と、まるで旧知の仲のようなやり取りをしていました。
へぇー。この可能性はあんまり考慮しませんでした。だって、サンジが結婚すると聞いた時も「ヴィンスモーク」の名前にまったく反応していなかったし。
どうやらジャッジとシーザーは昔の研究仲間だった模様です。2人のやり取りから、あんまり仲は良く無さそうに見えますな(シーザーはベガパンクとも常に対立してたそうですが…)。
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今や海軍科学班のトップに就いているDr.ベガパンクは、シーザーともジャッジとも同じ研究チームに所属してたとは…。これはなかなか興味深いですね。
無法な研究チーム
840話より
ヨンジいわく、父・ジャッジは優秀な科学者だったそうな。なんでも「海外の無法な研究チーム」に所属しており、Dr.ベガパンクと共に兵器の研究をしていたそうです。その時に、ベガパンクが成した偉業こそ生物の「血統因子」の発見です。
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生物の「血統因子」を発見したベガパンクたち「無法な研究チーム」ですが、世界政府に目をつけられてしまうのでした。
「世界政府」はこれを危険視してベガパンクを逮捕…!
研究チームは解散…!いや…政府に買収された。
―だが、父は政府の手から逃れ、一人、この「ジェルマ」で研究を続けた。
「無法な研究チーム」は世界政府に買収されたそうな。ジャッジだけは、政府の手から逃れ、国に帰って研究を続け優秀な兵士の量産化を成功させるのでした。
量産型兵士
今回のシーザーとジャッジのやり取りから予測するに、この時の「無法な研究チーム」時代に同僚だったのでしょう。ベガパンクとシーザーはそのまま政府に買収されて「海軍科学班」所属になったと。ま、シーザーは4年前のパンクハザード爆破事件で賞金首となってしまったけど。
色んな研究や成果を出いている「海軍科学班」はベガパンクとシーザーとジャッジの3人がいた「無法な研究チーム」がそのまま「海軍科学班」になってるのかもしれませんね。
「無法な研究チーム」が政府に買収されたのがいつなのか分かりませんが、ジャッジの長女・レイジュが現在24歳なので、最低でも24年以上前でしょう。気になるのは「無法な研究チーム」をジャッジだけが抜けた事と、そもそもこいつらは何を目的に研究したてのかって事かなぁ。
なぜジャッジだけ買収を受けなかったのか
「血統因子」の発見は神の領域に達する
ま、ジャッジだけが世界政府の買収に応じなかった理由は素直に、かつては悪の代名詞で栄華を極めた「ジェルマ」の復権のためでしょう。その後、ひとりで研究続けて実子を怪物化、量産型兵士を成功させてますし。政府に買収されれば、その研究の足かせになったのではないかと考えたと。
「血統因子」の研究自体は「悪魔の実」をモノに食わせるなど政府にとって都合が良い研究に引き継がれている様子でした。つまり「血統因子」そのものを危険視してたってわけでない。政府の役立つ研究なら「血統因子」を使うのはオーケー。
さらにシーザーは政府に買収された後も勝手に破壊兵器を作りまくってました。ジャッジと同僚を踏まえると20年以上も政府のもとにいたことになるんだなぁ…。研究員にとってスポンサーは絶対必要不可欠である。世界政府って超強力なスポンサーを蹴るジャッジは引っかかる。ま、一国の王子だったので金には困らないのか。
「無法な研究チーム」は何を目指してたのか
科学班から追放だシーザー
お前の奇行は目に余り、もう庇いきれん
ベガパンクとシーザーとジャッジという生まれも志もまったく異なる天才科学者3人が同じ目的で研究してたってのが面白いですね。「無法な研究チーム」は何の目的で集まってたんだろう?
シーザーの回想見ると、20年以上も共に研究し、一方的に(?)嫌ってたベガパンクに世界政府に買収されてからは、かなり庇ってもらってた様子が伺えます。ベガパンクがシーザーのマッドサイエンティストっぷりを擁護してたのが分かる。
うーむ。こいつらマジで何のために一緒に集まって研究してたんや…。ジェルマ王国復権のために武力を追い求めてたジャッジ、いかに大量に人を殺せるかばかり追い求めてたシーザー、そして天才Dr.ベガパンク。んまあ、各自がそれぞれ目的があって、英知を集めて共に研究してたんだろうけど。
ジャッジやシーザーは己の祖国復権や大量破壊兵器(名声?)など何となく分かるけど、改めてベガパンクが謎多すぎ。2年前にベガパンクの祖国に飛ばされたフランキーのエピソードを見る感じ、心優しい子供だった様子と同時に兵器の開発にも熱心だった事が分かる。
ベガパンクは何考えてんの?
ベカパンクとは一体何者なのか?
彼の悩みはいつもそうだが…頭の中の完成図に現実がついて来れない
―それを実体化する為の技術と資金がない
みんなを楽にしてやれないと泣く彼を見て…我々の心は十分に暖まったものだ(592話)
くまにベガパンクの故郷に飛ばされたフランキー。そこで少年時代のベカパンクが極寒の故郷の人々をいかに楽に生活させてあげたいかと考えるも、完成図はあるものの「技術」と「資金」が足りずに実現できなかったというグッとくるエピソードがある。
これだけ聞くと、ベガパンクは心優しい男で、極寒の地に住む人々の生活向上のために研究したけど実現できるためのノウハウや金がなかったと思える。「文化的」な発明をしていた。
祖国を出て「無法な研究チーム」に所属し、武力研究しか興味無いような、まじキチ〇イのジャッジやシーザーと共にしたのも、必要悪と考えてたという想像はできる。清濁併せ呑むと。
がしかし!しかしである!
同時に、少年時代のベガパンクは恐ろしい兵器の設計もしていたのであった。
(「文化的発明」よりも)おれが知りたかったのはむしろこっちの「兵器的」発明だ。コリャすげぇ…。戦艦から人間の細胞の研究まで…(596話)
なんとベガパンクは、故郷の恵まれない極寒の大地に住む人々の生活向上研究と同時に、恐ろしい兵器の研究もしていたのであった。事実、少年時代のベガパンクの研究からフランキーは同様のレーザーを自分のものとしてます。
まだシルエットしか登場していないベガパンク。心優しい天才であると同時に兵器の開発もしていた。「無法な研究チーム」でシーザーとジャッジと共にヤバイ研究に勤しんでいたのは、結局何だったのか。その後、政府に買収され、現在に至っている。
ここまで書いといて現状は分からん!
彼は何を目指しているのか。私気になります!
コメント
「心優しい」マスターなんてのもいたからね…
真実はベガパンクが出てくるまで分かりません。
ベガパンクシーザージャッジ以外にも同僚キャラいそうですね。
Dr.ベガパンクは好奇心が強いだけで
世の中の役に立つかどうかは二の次だったのでは
必要悪とかじゃなくて、スポンサーに切られるより先に研究者を切ったって考えるほうが自然な気がします
少年時代のベガパンクは破壊兵器研究に関してだけは地下の研究室で、他の人の役立つ系は表の研究室と別けてたので善悪というか、良い研究とヤバイ研究を完全に分離してるんですよねぇ。好奇心だけでなく明確に分けている感じ。
ただ頭に浮かんだものを作りたいっていう研究ばか
なんじゃないかなぁ
兵器開発だけ地下なんですよね。ただの好奇心旺盛な天才なら表でどうどうとすればいいのに…。生まれ故郷の人々には隠したかったような節があるんですよねぇ…。
ベガパンクがもし女性の可能性があれば、ルフィのお母さんとかならないかなぁ
ジャッジ婿養子って事はないですかねー
ジェルマの姫ソラと結婚したことで政府の追及を逃れた
ジェルマ帝国再興はもともとソラの親の悲願だった、的な
あのジャッジが持つ、悪のジェルマ復活にかける信念は正当なヴィンスモーク家ゆえのものだと思います。
兵器的な発明は、資金調達のために売っていたのでは?
あー、それなら納得できますねぇ…。
まだシルエットしか登場してないので、早く登場して欲しいです。
心優しいこどもがガンダム好きだったからっておかしいとは思わないけど
まぁ平和主義者(パシフィスタ)なんて名前のサイボーグ兵士作るくらいですからねぇ……ある程度の暴力装置での抑制による平和とかも考えてたのかも。
ジェルマとか個人的にいらなかったなぁ。
不死の軍隊とかシティハンターとかでさんざんやったし。
もっと「海賊vs海賊」が見たい。てかそれ期待してワクワクしてたんだよな連載序盤。
海賊王にはいつなるんだろうか。
シティハンターとか全然土俵の違う作品でやったからってなんなんだとしか
あとジェルマ兵は不死の軍隊じゃないんだがひょっとして読まずに言ってるのかな?
ジェルマのクローン技術は悪魔の実の構造に大きく関わってくるから必要だったと思うけどね
みんなが平等に暮らせる優しい世界を作りたいビッグマムという
前例があるので個人の思う優しさが必ずしも周りへの優しさになるとは限らない
>ジャッジやシーザーと共にしたのも、必要悪と考えてたという想像はできる。清濁併せ呑むと。
あれの開発者ではあっても、名付け親かどうかが分かりませんが
暴君くまのクローン兵に、レーザー兵器を組み込んだサイボーグ軍団に、平和主義者というネーミングをするベガパンク
研究さえできれば何でもいいという科学バカでなければ、武器兵器は作らんという軽い理想主義者でもない、複雑なキャラクターであろうことは想像できますよね
俺もなぜかジャッジは婿養子だと思ってた
妻を死なせてしまったが故にジェルマ復刻が後に引けなくなった的な
シーザーの理解を超えた防護服なんて序の口、
モノに悪魔の実を食わせるとか悪魔の実の力の伝達条件の解明とか、
どうやって確立したんだか分からん程の頭脳。
シュガーのような常識外れの能力なんて、解明しようとするなら
どんな実験されるのか恐ろしい。
ベガパンク、ここまで姿をひた隠すのは何か理由があるのだろうか
名前が出てて姿が出てないキャラで一番長い気がする
ベガパンクの研究は黒ひげに関係してませんかね
悪魔の実を非生物に食わして生きたアイテムにする
複数の悪魔の実を一人が食べると悪魔同士がケンカして爆発して死ぬ
では身体の一部を欠損した者が、悪魔の実を食べたアイテムを人工臓器に変換して装着する事が可能ならば?
臓器の一部であり、かつ独立した生命でもあるならば能力を複数所有する事も可能
ベガパンクの言う「故郷の民を楽にしてやる」にも合致する
ジョジョ5部を読んでそんな事を考えたりして
外に漏れると危険だと判断した研究のみを地下で行ってたのでは?
研究の分野は好奇心の赴くままに手当たり次第って感じで
記事の内容とは逸れますが、シルエットから想像するに、ベガパンクは通り名通りの”世界最大”サイズの頭脳を持ってるのかな。
シルエットからはどう見ても、手足が棒のようで、尖った部分はヒゲで、やたらと頭がでかいやつしか想像できない…。
ドラえもんのナポギストラー博士のような
ウルトラセブンのチブル星人のような
プリンプリン物語のルチ将軍のような
忍たま乱太郎の稗田八方斎…は別に頭脳自慢じゃないな
なんで出て来たか不思議と言うか不自然なキャラがいるんだよなあ、魚人島で出て来たでんちゃん。本名とは思えないしトムさんの弟が本当だとしたら技術とか開発系なのもしっくりくるし。