『ワンピース』879話「ビッグ・マム3将星 カタクリ」は、ペドロの挺身で悲しむ一同に叱咤激励をするジンベエの男っぷりが格好良いですな。ルフィが頂上戦争後に自暴自棄になってた時にも叱咤激励してた思い出す。ジンベエの男気が半端ない。
「9人目」のタイトルがつくかは分かりませんが、ゾロ同様「副船長」的なポジションもシックリくるね。麦わらの一味のポジションは「操舵手」になるでしょうけど。
また、ペドロの自爆に関しても「どうせペドロは生きてるでしょ?」と心の中で思いつつ、ペドロの「想い」に胸を熱くする日々です。おかげでキャロットが重要なキャラとなってと思うの。というのも『ワンピース』の醍醐味は「死に際の笑顔」だからです。ペドロは笑顔で自爆したのも括目ポイントなり。
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ロジャーの大海賊時代幕開けの言葉「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをそこに置いてきた!」と発言し、処刑された時、最高の笑顔で逝きました。これこそ『ワンピ』のはじまりでもあります。
笑顔で逝くこと
877話より
ペドロが自爆した時、「さらばだ!!」と言いつつ、「ニコ…」と笑顔だった事はたまりませんね。ロジャーからはじまり、『ワンピース』では何人もの「死に際の笑顔」を見せ読者を感動させてきました。そして、「死に際の笑顔」には意味があるのです。
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ロジャー、ベルメールさん、Dr.ヒルルク、(ペル)、エース、コラソン…「死に際の笑顔」を見せたものはなぜ死を悟って笑ったのでしょうか。助かると思ってた?ノーである!スモーカーの言葉を借りるならば、「あの瞬間、本気で自分の人生がここまでだと悟った。死を受け入れ…覚悟して…笑ったんだ!」(99話)である。
なぜ笑うのか…。
それは、ヒルルクの死に際とロジャーについて語ってレイリーが解答を出しています。
「人はいつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う。不治の病に犯された時…違う。…人に忘れられた時さ!!」
「おれが消えても、おれの夢はかなう」(145話より)
満面の笑顔で自爆したヒルルクですが、自分が死ぬことは無いと言い放つのでした。145話のタイトルは「受け継がれる意志」です。「この世に治せない病気は無い」というヒルルクの信念をチョッパーが受け継いだからこそヒルルクは死んでない。
ロジャーもレイリーに宣言してました。
おれは死なねェぜ…相棒…(606話より)
ヒルルク同様に、ロジャーの意志を受け継ぐ者がいつか現れるからこそ大海賊時代の幕開けを引き起こして笑った逝くのでした。
『ワンピース』において「笑顔で逝く」とは、ほぼイコールで「受け継がれる意志」であります。自分は死なない、例え命が絶たれても、自分の意志を受け継ぐ者がいると。人は忘れられた時こそ死に、自分の夢を受け継ぐものがいれば、死なない。これこそ『ワンピ』の美学でもある。
ペドロの生死は分かりませんが、ペドロの意志は受け継がれるでしょう。
ペドロの夢
世界を夜明けへ
「“世界の夜明け”の日は近い!おれは帰らねばならん!」(850話)
「(麦わらの一味は)世界を“夜明け”へ導く者達だとおれは信じる!あいつらはやがてお前達を超え世界を変える!」(850話)
「数百年間我ら一族と“光月家”が待ち続けた世界を夜明けへと導く者達だ!!」(877話)
「ここでルフィ達を生かし出航させる事がどれ程に意味のある事か、いずれわかる!!」(877話)
「ダンナ達の待つ『世界の夜明け』の礎となれるならおれは本望だ」(878話)
ペドロの夢…というかミンク族の使命は「世界を夜明け」へ導くことなり。ペドロはそれのみに生きてたと言っても過言ではありません。おそらく、天竜人が支配している現在の世界秩序を「夜」と例えて、それを終わらせる事こそ「夜明け」と言っていると思われます。
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ミンク族の悲願は「世界の夜明け」なのである。これは数百年は800年前からはじまった天竜人による世界政府で、これは将来ルフィたちが叶えてくれることでしょう(確信)。
ただ、気になるのは「数百年待ち続けた」「世界を夜明けへ導く者達」という言い方。ペドロ自身はその為なら喜んで死ねる心意気があったが、疑問なのは何で自分で達成しようとしなかったのかでしょうか。
別に「光月家」や「ミンク族」が自分で「世界を夜明け」(≒天竜人支配を終わらせる)へ導いてもいいのに。あくまでも自分達でなく第三者(26年前はロジャー、現在はルフィ)がやってくれると、待ち続けてサポートに回ってる点。
この辺の事情が気になるところですが、ペドロは自分で「世界の夜明け」を叶えるでなく、そのための礎になることこそ本望だったのである。その志はキャロットへ受け継がれているはず。
前を向くキャロットさん
キャロット
前回、一番取り乱してたものの目を背けることなく前を見てるキャロットに胸が熱くなるな。ロジャーとペドロいわく「人には必ず出番がある」そうですからね。キャロットの出番はまさにこれからでしょう…。
思い返せば、キャロットがルフィ達について来た理由は「一度海へ冒険に出てみたかった」(823話)って好奇心のみのフワフワしたものでした。ニセコイの楽さんが千棘を選んだ理由ぐらいフワフワした抽象的な理由だったよね。
そんなキャロットが、明確にやるべき事や果たすべき事などを理解したように見えます。「受け継がれる意志」を久々に見た。さあ、取れ、取るがいい!皺一つ、染み一つつけないままで!それはな、ペドロの…心意気だ!
ここで決着をつけるか、カイドウ編後になるか分からんが「キャロットVSペロスペロー」が宿命の黄金カードとなった(ように見える)。人には必ず出番がある。ノックス海賊団(夜明け前)はまだ死んでいない!
まとめると…
プリンちゃん
総括すればアクデレのプリンちゃんが可愛かったです。
サンジに対する恋する乙女だけど素直になれずに悪バージョンをついつい出してしまうプリンちゃんの可愛さは控え目に言って最高でした。プリンちゃんがちょっと出るだけで自然と頬が緩むぞい。
ショラタウンまで船で1日かかっる距離だったが、空からだと早いものでもう着きそう。ここからケーキ作りでどれくらい時間かかるかが今後のポイントでしょうか。
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ゼウスを筋斗雲のように乗りこなすビッグマム相手なら船で逃げるの無理ゲーすぎたけど、歩く速度ならなんとかなる可能性も出てきました。果たして間に合うのか、逃げ切れるのか、どう結末を迎えるのか。まだまだ先が読めません。
コメント
クズ野郎の話はもうよしましょうよ…
不意打ちすぎます…
ペドロの行動見る限り、個人的に死ぬ死ぬ詐欺は勘弁してほしいですな。
ペドロの犠牲をキャロットが乗り越えるカタルシスに水を差しかねないので
キャロットが十一人目?
どうしてもアラバスタ編のペルのことがあって生きてるんじゃないの?
って思っちゃうんだよね
おじいちゃん。大好きだったニセコイはもう戻らないんですよ……。
しかしサンジのプリン(悪)への態度が何か冷静ですよね。好意に気づいてんのかな?
サンジの冷静さは、プリンの今後を考えてのことでは?
ビッグマムの食い患いが落ち着いたあとにも、トットランドに居場所があるように。
プロメテウスとゼウスが置いてかれてるの気になる。そっちでも何かしらありそうですね。
あと、意味深な藁人形はなんだったんだと。やっぱりペドロの魂ですかね。
もう一回ペドロアタックすればビッグマムを海に沈めることができるな
何気に海の上を小さい足場で歩いている今の状況ビッグマム最大の危機ですよね
ペロスペローも能力者ですし
サンジのポジティブ思考は
気のない相手の行動は都合いいように変換されるけど
プリンみたいな反応だと反作用で真逆に捉えてそう。その前の展開もあったし。
それはそうと展開を見てると
キャロットはビビ枠、ジンベエは仲間入り、になりそう。
ジンベエは入ってほしいなぁ。
ペロスペロー、最初は三将星でもないし文官タイプかなと思ってたけどなかなか存在感出てきましたね
腐っても長男か
マムにガオン砲ぶっ放せば、これ詰むんじゃね? 実は王手だろ。
ガオン砲ぐらいでマムが倒せるわけないだろ
剣でぶった切って終わり
アラバスタ編のアレがあるからもう誰かどう自爆しても死んだと思えない
そんなことよりカタクリさんですよ…
あれ強すぎでしょ…どうすんのもう…
自分もカタクリのほうが気になるw
カタクリの感想待ち
唐突なニセコイに草を禁じえない
あんだけ好きだったんだもん
簡単に忘れられるような内容じゃないし、そら引きずるよなー
ペドロが伝えた夜明けを導くものたち云々を、光月家に伝える役目がキャロットにはあるのかもしれない
残り寿命わずかだったあのペドロは実際に死んで
マムに奪われた魂の方に関して何かしらストーリーでフォローがあって
死+生のパターン同時に満たす感じのストーリーになるのかもしれない
今のルフィの劣勢は「覚醒」への布石。
懸賞金10億を超えるカタクリは、覚醒してないのかな?
ないと思いけど、カタクリが何かの事情で何真的な位置にきたり、包丁を使ったサンジと対決して調理されたりという展開は楽しそう
仲間的な位置ね
ペドロは爆発で一度なくなったけど、取られてた寿命を返還されて復活とかかな?
モチモチの百裂拳て感じ