— 山田 (@yamakamu) August 17, 2019
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』見てきました。
アニメ20周年を記念して作られたって触れ込み通り歴代映画ワンピの中でもトップレベルの面白さでした。オールスターのようなメンバーで熱い王道展開。コアファンの興味を引きつける描写の数々。これは傑作や!
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※ネタバレ全開のためご注意。
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
超ヤバイ敵
元ロジャー海賊団「鬼の跡目」と呼ばれるバレット。
『STAMPEDE』は2年前のインペルダウンで黒ひげがLEVE6の囚人を解き放ったことからはじまる。黒ひげですら勧誘することなく手を出しちゃいけないと放置したのがバレットでした。インペルダウン脱出後に「祭り屋」ブエナ・フェスタと組んで海賊万博を開催する。
海賊万博はお宝争奪戦。デルタ島(正確には真ん中の湖に沈む小島…ノックアップストリームで浮上する)にロジャーが残したと言われるお宝が眠っており海賊たちが奪い合う。バレットがそれを利用して海賊からも海軍からも狙われる状況化で世界最強を証明…ロジャーを超えようとする。
とにかくバレットの強さが際立つ。敵幹部が何人か出てきて、サンジやゾロや最悪の世代がそぞれぞれ戦う…なんてものでなくバレットただ一人に絞ったワンイシューバトルに終始していたのがシンプルで逆に良かった。バギーいわくレイリーさんと互角だった強者です。
海賊万博中に最悪の世代同士でやりあいルフィ(VSキッド、VSウルージさん)やゾロ(VS藤虎)やサンジ(VSスモーカー)などの黄金カードを前座にしてテンション上げたうえでのバレット戦の流れが見事に熱量MAXにさせてくれました。
奇跡の共同戦線
561話
バレットは「一人だから最強」を自負しており、ルフィは「仲間がいなきゃ何もできない」って相克する構図にもなっておりました。ぶっちゃけ「寄ってたかって」なんですがそこに意味をもたらし、尚且つ「その場にいる者達を次々に自分の味方につける」ルフィの構図になってました。
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「バレットVS最悪の世代」で惨敗した後に、「バレットVSルフィ&ロー&ハンコック&サボ&スモーカー&クロコダイル&ルッチ(&バギー)」で突破する流れ。弱者ウソップの援護射撃が最後に効いたのが鳥肌もの。
ワンピの場合、強敵複数人出してそれぞれ活躍させるタイマンバトルより、たった一人の強者に立ち向かう構図の方がバトル展開として盛り上がるんだなぁって新たな発見です。ルフィは個人の最強なんて興味無いから。
この海に一人きりのヤツなんているわけがないってルフィの言葉が響いて、バレットがロジャーとのメモリーを思い出す。本当に求めていたのは世界最強って称号なんかでなく、ロジャーとキャキャウフフしてたことがすっげー楽しかったんだって気づき満足気に敗れた様にグッときました。
捻ったストーリー展開とかでなく、単純な強敵バレットを倒すってフルスロットル熱血なお祭り。されどテーマは「ひとり」より「みんな」ってテーマはしっかり軸になってました。個人的に大満足なり。
ロジャーが残したお宝
106話
今作『ONE PIECE STAMPEDE』でフックとなっていたのがロジャーのお宝そのものです。その正体は「ラフテルを指し示すエターナルポース」でした。え?これって場所さえ分かればラフテルへ行けるってことかえ?
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ラフテルに関しては謎が多く、クロッカスいわくグランドラインの終点でログポースを辿れば1本になりたどり着けるって説明していました。が、後に赤石4つが結ぶ地点が示す地点であり、ログの終着点で古代文字とポーネグリフの秘密に気づくと述べてました。
820話
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・クロッカスいわくログの最終地点にラフテルがある
・イヌアラシいわくそこでポーネグリフと古代文字に気づく
・(クロッカスはウソなど言ってないとも)
・赤石4つが結ぶ点にラフテルが浮かび上がる
・ラフテルへのエターナルポースがある ←new
劇場版はパラレルワールドと言ってしまえばそれまでですが、尾田っちが監修しているので公式設定といっていいと思う。今作『ONE PIECE STAMPEDE』を見ると、ラフテルのある場所にさえ行けば普通に上陸できるニュアンスでした。
え?普通に行けちゃうの?私はクロッカスさんの言ってた終点にラフテルがあるけど、なんかで封印か阻まれてて赤石解いてはじめて上陸できるって解釈してたんですが(4つの点で何かがあって終点のラフテル上陸可能になる)。そういうわけではないのかな?
エターナルポースがあって普通に上陸できるなら、クロッカスさんの終点にラフテルあるってウソ付きになる気がするんですがががが!
劇場版でルフィは冒険を求めているので「ラフテルのエターナルポース」を握りつぶしてしまいました。近道いらんって意思表示でしょう。だから、本当に場所さえ分かれば上陸できるか定かではありません。
ラフテルの綴り「LAUGH TALE」
ラフテル
劇中でラフテルの綴りがはじめて登場しました。
「Laugh Tale」(笑い話)である。英語版ワンピでは「RAFTER」(垂木…屋根)と書かれていたのでビックリですね。
私は無駄話のトルドさん(『進撃の巨人』のコミック裏表紙の意味を世界で最初に発見したすごい人です)と見に行った後に「あーだ」「こーだ」と話してたんですけど、ラフテルの綴りが一番の議題でもありました。笑うって意味なのかよって。
『ONE PIECE STAMPEDE』で重要アイテムだったエターナルポースは真っ赤な偽物で、笑い話ってオチなのかと思いきや、終盤でロジャー海賊団の1人がラフテルのログを取っておりました(バギーについてはそのうち別に考える)。
そのやり取りから察するにマジもんっぽいようにも見えるんだよなぁ(イコールで今作のラフテルを示すエターナルポースかは知らん)。少なくとも、早すぎたんだってラフテルを後にしたロジャーたちの会話はエターナルポースさえあれば上陸できる感じでした。
映画は痛快バトルアクションで最高のエンタメだったけど、ラフテルについては色んな意味で謎が増えてしまったでござるの巻き。場所さえ判明すれば普通に上陸できるの?ズバリ、赤石4つの点がラフテルの場所ってこと?クロッカスさんはウソつきだったのか。私気になります!
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コメント
投稿お疲れ様です!
STAMPEDEの記事待ってました!
前座の戦いもしっかり堪能していらっしゃるとは、
ヤマカムさん流石すぎます!
自分はあと何回か見ないと隅から隅まで楽しめない感じなので、
また見に行こうかと思っていますf^^
本編や今までの映画を見ても、ルフィ一人がボスを倒すという構図がほとんどでしたが、
今回は共同戦線をルフィの一言で決定していたところが印象的でしたね!
我の強い強者達をまとめるところを見ると、
「この海で最も恐るべき力」は頂上戦争の時以上に洗練されているように感じました。
ラフテルのエターナルポースは出た瞬間、マジで鳥肌立ちましたね!
個人的には、「ログがとれるような島なのかよ!」ってなりました。
確かに、映画の描写を見る限り、
エターナルポースがあれば上陸できるニュアンスでしたね。
あと、クロッカスさんが嘘をついているかどうかは、
クロッカスさんはラフテルのエターナルポースの存在を知らなかった、
あるいは、ロジャーが海に捨てたのを見ていた可能性もあるのではないかと思います。
来場者特典の10089巻では、
尾田先生は「バギーがラフテルのエターナルポースを見ていることには絶対しないこと」と書かれていましたので、クロッカスさんも細かい状況によって解釈が変わってきそうですね。
にしても、ホントラフテルに関しては謎が深まりましたね。
自分もすごく気になります!
超長文大変失礼いたしました。
STAMPEDEの記事ありがとうございました!!
ずっと楽しみにしていたので、読めてよかったです><
これからも投稿楽しみにしています!
今回はシンプルに強敵vs知ったメンツという構図が面白かった!が、尾田っち監修ということで盲信して観たものの、どこか尾田っち節が足りなかったかなぁと思って調べたらZやGOLDみたいな総合プロデューサーではなかったんですよねぇ。あくまで監修。
物語を噛みしめる作品ではなく、本当にオールスター祭を楽しむ映画でした
ラフテルのエターナルポースについては流石に監修したアイテムだとは思いますが…w
さすがに耳にタコだと思いますが、クロッカスさんの発言は矛盾してますかね?
あくまでも「やがて一本の航路に結びつくのだ/そして最後にたどり着く島の名は『ラフテル』」と言っているだけなので
レッドラインから「ログの最終地点」をつなぐ航路が最終的に1通りしかない(他にログポースが反応する島がない)、「ログの最終地点」からはログポースが反応せずその先の島=ラフテルを目指して船を出せない
広大な海で、しかも新世界のめちゃくちゃな海で「次の島へ行けない」条件って島が透明だとか空に浮いてるとか海に沈んでるとか大層なものは必要なく、「ログポースが反応しない」だけで十分だと思うんですよね。逆に永久指針があれば容易にたどり着けるという
封印されてたとしてもロジャー達が解除した後なので問題無いでしょう。
わざわざ帰る時に同じ封印をするわけないし。
まあ映画はパラレルなのでほどほどに楽しむくらいでいいんじゃないかな?
そもそもログポースって位置(方角)を示すだけで、上陸許可証でもなければギミック解除アイテムでもないから、根本的な矛盾はしていないと思う。
クロッカスさんは詳細を知らなかっただけ、の方が筋が通るかなと。
なんでクロッカスさんが嘘つき呼ばわりされてるのこの記事
何度読んでも意味わからん
ロビンとクロコダイルがひさびさに会話してた
ラフテルの綴りが笑い話でビンクスの酒の最後の歌詞にも笑い話があるとかどこぞで聞きましたが……
まさかワンピースってお酒みたいなものだったり?
ロジャー「俺達は早すぎたんだ…」※酒の熟成具合がまだだった (マテヤ
ラフテルは磁気が弱すぎて普通のログポースでは近くにいても示さない(気付かない)だけで、普通の島として存在してるのでないかと思う
ロジャーが死ぬ前に笑ったのとLaugh Taleは関係ないかな?
ラフテルの綴りは意味ありげですね。
クロッカスは、一本の航路になると言っているので、
ログポースを指針とした複数のルートが、ある島(レッドライン際?)に収束→ポーネグリフの謎を知る→レッドポーネグリフを指針にしたラフテル(GLの最終地点)への航路に移行
っていう風にすれば、ラフテルへの一本の航路になり全く嘘はついてないことになりますよね。
ルフィたちはその謎をレッドラインにたどり着く前に知ってしまったってことですね。
ラフテルはエターナルポースを辿れば着いてしまうのか、それとも場所がわかっても意味がなく、入るためのギミック(レッドポーネグリフの解読)があるのか。
個人的には後者を期待しているが。
すまん、クロッカスが嘘つきになる意味が分からん
ラフテル前に絶対ある展開
ナミ「そんなじゃあグランドラインもう一周しないとラフテルにいけないじゃない」
ウソップ「そんなことしてたら黒ひげに先越されちまう」
サンジ「ロビンちゃん本当に方法はないのかい」
ロビン「残念だけどどうすることも出来ないわ」
???「ひとつだけ方法がある」
麦わら一味「レイリー!!」
ドンッ!!
強者大好きルッチが戦いに表立って参加せずサイファーポールとしての隠密に徹していたのだけが個人的には残念でした!
あとおまけ本のバレットの来歴年表に「若い頃のクロコダイルと戦ったが決着つかず」なんて書いてあってまたひとつクロコダイルさんの格が上がっちゃいましたねえ!
ログポースが上を指しているから、上に行けば空島に着く。下を指しているから、下に行けば魚人島に着く。という単純な話ではなく、じゃあどうやって上や下に行くの?っていう問題が今までも浮上してきました。
エターナルポースも同じで、島の方角を指し示すだけなので、エターナルポースがある=それさえあれば簡単にたどり着ける島、とはならないと思います。
だからこそ、覚悟と資格がない者には意味のない代物になるため、ロジャーは海に捨てたのではないでしょうか?
というか島の名前が「ラフテル(笑い話)」って名前は誰が付けたのやら? もしかしてロジャーが名付けたのか?
ロジャーたちが最後の島に到着→人数を選りすぐって入島→ワンピース見っける→それが笑い話のような存在だったor見つけたロジャーが大笑いした→ロジャー、この島をラフテル(笑い話)と命名
ありそうかな? なさそうかな?
パーフェクト
クロッカスさんを嘘つき呼ばわりするな
クロッカスさんはウソツキなんかじゃない
ビンクスの酒の一節に果てなし 当てなし 笑い話 ってのがあったが、ビンクスの酒の歌詞に謎のヒントを仕込んでないかな、尾田っち先生
綴(LAUGHTALE)が先なのか音(ラフテル)が先なのか…
音が先なんじゃないかなー
LAUGHTALEは当て字で別の綴でもOKという解釈
バレットが宝箱を空けた場面とルフィが持っている場面では針が鉛直
ロジャーが持っている場面では水平
…になっていたような気がするー