新作リアルタイムストラテジーゲーム「オペレーション・ブラックアークM」(通称オペプラM)のレビュー記事です。
実際にプレイしてみたところかなり面白いです。おすすめの高いリアルタイム育成戦略シミュレーションとなっております。神ゲーかもしれん。
世界観もキャラクターもグッドでシナリオも重視されてるドラマチックなストラテジーです。
「オペレーション·ブラックアークM」レビュー
箱庭リアタイ戦略ストラテジー
「オペレーション·ブラックアークM」はいわゆる箱庭育成&戦争型リアルタイムストラテジーゲームです。基本システムは【ライキン】【ロドモバ】などの名作ゲームと同じ。基地(ブリッジ・ヘッド)を発展させていき戦力を上げていく。縦持ちです。
世界観が斬新で近未来が舞台。きちんとして設定とシナリオがキモで、主人公はPMC(民間軍事会社)の団長として基地・軍を率いて戦います。
遠くない未来の南極に、突如現れた異界「テセラクト」。それを展開し未知の新技術「ハコ」を持つ新興勢力アルカ社。これらにより世の均衡が乱れ、四大PMC(民間軍事企業)とアルカ社の戦争が幕を開けた。(公式より)
OPの南極に異変が起きたところから、主人公やヒロインの立ち位置、世界の設定や戦う相手などを説明というよりもシナリオでドラマチックに描き出す。メインストーリーは全てフルボイスです。ノベルゲームが裸足で逃げ出すレベルのクオリティ。
ストラテジーゲームとは思えない重厚で作り込まれたストーリーが素晴らしいです。
はじめてみる
見どころ満載のノベル(フルボイス)形式でずっと展開されていくので実際に自由に箱庭育成するまでは他のゲームに比べて長めになっている。具体的に言えば3章までがチュートリアルに該当する。最初はノベルのアドベンチャーゲームかと思ったぐらいボリューム満点。
この手のゲームをやった事がない人でも親切にレクチャーしてくれるので安心です。というか、チュートリアルという意識がないまま物語が進んでいくのがすごい。
はじめに色々と教えてくれるゲルダが途中から攫われていなくなっちゃいますからね。で、途中からコニーリアちゃんが色々と教えてくれます(意味深)。事実上のヒロイン交代ですよ!
重厚なストーリー展開と合わせてゲームの基礎を覚えていきます。
ちなみにダブルヒロイン(そもそも主人公女だけど)のコニーリアちゃんはオートマター少女です。主人公のPMC(民間軍事企業)と敵対しているアルカ社が作成した自動人形。敵であるオートマタ少女を拾う形になり…と物語ははじまる。
SF的にも作り込まれており、シナリオも含み・謎を散りばめながらストーリーが味わえます。
章ごとに物語が進む
物語は章仕立てとなっています。3章までがチュートリアルに該当しているが、そんな認識なくプレイできる。基地(ブリッジヘッド)の強化を学んでいるのであるがすべてドラマの範囲内で必然的にやらなきゃいけない事象なのが新しい。
これはこうですよって教えられる系でなく、シナリオを進めながら必要性に迫って実践していくドラマ型なチュートリアルです。
おそらく最もチュートリアルを細部まで作り込んでいるゲームではなかろうか。というか、チュートリアル終わってもやること同じですからね。自由にあれこれ出来るようになるけどプレイの本質は同じ。だからずっと本番やってる感覚です。
チュートリアルしゅうりょー!お疲れ様ッス!
大丈夫、後で忘れちゃってもお手伝いしますから~
めっちゃ面白いシナリオを見てたらチュートリアルが終わってた。それまでアドベンチャーゲームかと勘違いするぐらいでしたけど、チュートリアル終了(3章途中)からは自由に基地(ブリッジ・ヘッド)を箱庭育成できるようになります。
序盤の攻略方法
好きに基地(ブリッジ・ヘッド)を発展して問題ありませんけど、核としてのメインシナリオを進めていく方向は迷うことなくプレイできます。
画面左下にある(○部分)は次になにをすればいいのか。このミッションを消化すればストーリーが展開されるというものが表示されているます。ここを羅針盤のようにして定めて箱庭発展させていけば間違いないです。
序盤はこの通りにガンガン進めていけばオーケーです。、とはいえ5~6章あたりから、一つの工事に数十分~数時間とかかるようになっていくのでじれったくなるかも。そこで有用なのは時間短縮アイテムです。
とりあえず、ヒロインのゲルダ救出(7章)までは表示されるミッション通りに進めていきましょう。
ゲルダが戻ってきたら痴話喧嘩がはじまりました。
思わずニヨニヨしてしまうぐらいのキャットファイトです。またゲルダは○○○となっている。えぇ!?そもそも、このゲームのメインヒロインはゲルダなのかコニーリアちゃんなのか。パルフェのカトレア・里伽子ぐらい論争生まれそう。
美少女ゲームとしても強い
私、君のことちょっと気になってるみたい…
君のこと好きになるほど強くなれる、そんな気がする…
はい!可愛い!
フルボイスの立ち絵ノベル形式でもファインプレーを連発する中で、オペプラMの特筆すべきところは美少女ゲームとしても最高な点でしょう。
イラストの可愛さ、お胸の揺れ揺れっぷり、シナリオのニヤリング展開…そして「休憩所」で好感度上げれる機能よ。ただのリアタイストラテジーではありません。本格ギャルゲーもビックリの悶絶イベント満載でヒロインの高感度システムがある。
目で見て、声を聞いて、シナリオもあざとく、好感度機能まである。美少女ゲームとして100点中1000000点です。
リアタイストラテジーとしても名作
リアルタイム制のストラテジーゲームとしての面白さもギュギュッと濃縮されています。基地の箱庭発展に加えて、マップ(フィールド)の戦いや資材収集まで面白ポイントをきっちり抑えられています。
外でバトルしたら病院ならぬ…修理所で修理するまでがワンセットですぞ。顔有りのヒーローだけでなく雑兵の数も重要です。さらに研究も大事。全部が基地(国力)に繋がってる。
ボナーで雑兵を増量させる(兵役所や訓練所的なもの)。資材生産施設で電力と石材を集める。ラボ所で色んな研究をする。ストラテジーゲームの醍醐味が抑えられており、その全てが絶妙。楽しめて欲求するラインなんです。
そもそも、この手の箱庭&戦争リアルタイムストラテジーってジャンルはハズレがありませんからね。箱庭リアタイ系のストラテジーってジャンルは全て面白いといえる。
私がはじめてプレイしたのは【ライキン】でそれはそれはハマったものです。今は色んなスマホゲームをプレイしてて、箱庭育成して戦力上げて戦うって同じ系統のジャンルが色々とあるんだなぁと知ったけど、それでも言える。言い切れる。
「オペプラM」は間違いなく神ゲーであると。
神ゲーっすわ
箱庭の発展にしてもバランス感覚が絶妙の塩梅。一気に工事進めようとしても戦力増加(生産)しようろしても時間も資材も「もっと!もっと!」って欲求が出るぐらいの欲求をもたせてギリギリ叶うぐらいのバランス。
枯渇する資材を集めるために…って、色んなことをするわけですが、そのアレコレの作業がめちゃんこ楽しいと心から思えるシステムとなっています。その術も用意されてる。これは良い箱庭ゲーです。
資材をGETするには施設建てて一定時間経過で収集するかクエストをクリアしてボーナスでもらう。これは一般的なストラテジーゲームの基本ですけど、【オペプラM】のその辺のバランス調整が神がかってて、やめ時を見失う。
街発展が辞められないのはバランスと同時にメインストーリーがスゴイから続き早よ!ってなるゲームプレイするモチベーションを倍々にさせる効果が絶大だから。
ゲルダが戻ってきた時なんか「うおおおおおおおおお!!!」って拳を突き上げて絶叫するぐらいのテンションになっちゃったから。それぐらい良質で読みやすく没入しやすいシナリオなんだ。良き。
恐ろしい時間泥棒でこうすれば資材GETできるな…でプレイして、時間経過の資材収集と相まって無限にプレイし続けられる。
「オペレーション·ブラックアークM」レビューまとめ
そんなこんなで「オペプラM」レビューでした。素直に面白いです。楽しいって思うポイントはいくつもあり、プレイヤーを吸引するのはこれ一つで1本のゲームとしてリリースできるレベルのノベル形式(フルボイス)のメインストーリーでしょう。
続きどうなんだって欲求を生じさせ、そのためには基地(ブリッジ・ヘッド)しなきゃならず、この作業自体が箱庭ゲームとして絶妙なバランスの仕様。さらにラブコメ要素まであって芸術的な塩梅でゲームそのものを100%楽しませてくれる。
「シナリオ力」「テキスト力」「設定力」「箱庭ゲー面白い力」「美少女ゲーム力」が合わさっている。特に正妻戦争勃発は自然と頬がニヤニヤ緩んじゃるってものです。
ストラテジーゲームしてたら、ヒロインたちがキャットファイトしてアルカ社との戦い以上に熱い正妻戦がはじまってた。そうなるとあら不思議!感動イベントと化すのである!オール・ニード・イズ・ラブはここにあった。ストラテジーゲームにあった!